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12月になったなぁ。
友人ダンサー高橋さいこに案内をもらったので、観に行く。『あぁ、さいこからインフォが来てる』といふのと『ア、この時間なら行けるな』といふのだけで、ナニを演るのかよく知らずに行ったら、ちょいと前衛的な芝居だった。さいこは相変わらず力強くしなやかなダンスで、芝居に彩りを添える。なかなかオモロかったよ。ストーリィのあるコンテンポラリィ・ダンスみたい。
何人かの知り合いに会って『シュウさんがお芝居を見に来るなんて珍しいですね』などと云はれる。まぁ「芝居とは知らずに来た」とは云へぬし、それでもオモロかったのだから良いや。
2日（金）-----------------------------------------------------------------------------------
スタインバーガー・シナプスが届き、早速レッスンとしーシュのリハで使ってみる。
う〜む、悪くない、てゆーかかなりイイ。異様な形のわりに驚くほどバランスが良い。けふ初めて弾くのに全くストレスを感じずに弾ける。これはすごい買い物かもよ。ただ、今はまだラウンド弦が張ってあって、音の鋭さは良いにしても、ワシ的には無駄なサスティンがあって、ちょいと工夫が要る。
まぁ普通の弦が張れるタイプのやつなので、日頃使ってるフラット弦を張れば、そこは解決する、ハズ。んん、こりゃ良いや。早速12月のツアーはこれで行かう。
たいへん未来的なシェイプなので、ワシが持ったらどーかな？と思ったが、しーなさん曰く『なんかの民族楽器に見える』との事で、それもまぁOK。ますます「あの人が弾いてる楽器はなに？」と云はれるやうになるべし。なんつー名前つけやうかな？。
3日（土）-----------------------------------------------------------------------------------
小山彰太＆スガダイロー、といふジャズの巨匠ふたりによるデュオを、何故かワシが迎え撃つ＠TAO。主催はバァCARAVANのママであり、サックス奏者の宇野ゆりか。こんなもろジャズのライヴのゲストに、なんでワシなのか？を訊ねた所、ゆりか自身がジャンルを超えてワシの音楽を気に入ってくれてゐて、なをかつ化学反応的なオモロさ、を求めて、とのこと。
やれやれ。御期待に添えますかどーか・・・。
して会場入りしてアイサツとかして、まぁビミョ〜な雰囲気。まづワシがソロで前座を演り、小山＆スガデュオ、アンコールでセッション、と云ふ事になった。ゆりかはもうセッション曲を決めてゐて、譜面も用意してる。小山さん『ぢゃあトリオでなに演るかはキミが決めてね』と云ひ残し、さっさとホテルに引き上げてしまった（苦笑）。で〜〜〜〜〜！！どーしやう・・・。
まぁこんなコトで焦ってても仕方ない。ゆりかの曲が結構フリーに展開しさうなので、ワシはなかば二人に挑戦するつもりで、その場でバラード曲をひとつ書き上げた。
して、本番。まづは前座として、ソロ弾き語り。
ぃや〜〜〜〜久しぶりにあんなに緊張しましたっ。緊張の度合いで云へば、あの東京の「地下室の会」のライヴぐらい。正直、壱曲めなぞ指が震えてたね（笑）。しかしまぁ同時に強く思ってたのが、色んな場所で、かういふコトをくぐり抜けて来て、今のワシがある、といふ事。バンドがポシャって独りになっても演って行こう、と思った時から、これから逃げてちゃ、ナンも始まらなかったんだな、と。
お客さんにも結構いいかんぢでウケたのは勿論嬉しいけど、小山さんスガさん両名が、始まる前とでは全然違う表情で迎えてくれたのも嬉しかったな。どうやらワシは「認めて」もらへたやうだ。
その両名のライヴは、もう圧巻！の一言。これが現役ジャズの最先端レベルの演奏か・・・。ワシはジャズはよぅ分からんけど、分からんなりに分かる、と云ふスゴさ。レベルの高い演奏、といふはさういふ事なのだな、と改めて思ふ。
で、セッション。この一期一会に捧げる（笑）バラード「峠」。ワシは敢えてベースを持たず、唄（スキャット）のみで演ってみた。これまた流石としか云ひやうのない咀嚼力で、ワシの急ごしらえの曲を素晴らしい次元に引き上げてくれる二人！。まるで何度もリハをしたかのやうな展開。あの一瞬だけは、ワシらは完全な「トリオ」だったと思ふ。すごい拍手が起こった。いやぁ〜〜〜〜音楽やってて良かった、と思へる瞬間。
終わってみると、良いライヴだった。ゲストに呼んでくれたゆりかに感謝。「梶山シュウ」といふいきもの、を考えた夜であった。
4日（日）-----------------------------------------------------------------------------------
精神的激務の後の休日は嬉しい。
壱日のんびり。女房と散歩がてらの買い物。DVD。読書。すこーしだけベースの練習。
5日（月）-----------------------------------------------------------------------------------
事故った。
てゆーか、轢かれた。車に。
久々に天気が良かったので、「よし、けふは『歩くデー』にしやう」と、専門学校まで歩いて行く。ひとコマ授業を終え、紙屋町まで歩き、そこで新春ツアーのバスチケットを買い、ツイデに昼飯も喰ひ、さらに歩いてウチまで帰る予定だった。
したら、専門学校を出て5分ぐらい。青信号の横断歩道を歩いてゐたら急に「ドン！」と来た。フと見ると足が宙に浮いてゐる。「あれ？」と思った矢先、地面が近付いて来て、「バン！」とケツから着地した。痛いっ！。凄まじいケツの痛みっ！。
見上げると白いワンボックスカーが停まってゐる。其処で初めて「あぁ、これに撥ねられたんだな」と思った。まぁとにかくすごい痛みで、まっ先に思ったのが『腰、ヤラれてないか？』といふもの。しかしワシが知る限りの「神経をヤラれた」痛みではなく、よぅく知ってる「打撲の痛み」である事に、まづは安堵。
救急車が来て担架に載せられ、隊員さんが色々訊いて来る事にも淀みなく応えられる。目眩も、寒気も、吐き気もない。よし、頭も打ってない。
指→動く。手首→曲がる。よし、手も大丈夫。
で、救急病院に搬送され、応急処置。その頃には痛みを堪えながらも自力で担架から処置台にも移れ、車椅子にも移動できた。レントゲンの結果、腰の骨にも異常ナシ。嗚呼とりあへずはそれほど酷い事故ではなかったやうだ。
加害者の男性とも面談。完全な自分の不注意である事を認め（まぁそらそーだ）、連絡先も交換。点滴だけ射ってもらひ、迎えに来てくれた女房とタクシーで帰った。
いやはやまぁナンとも、こんな事もあるモンなのだねぇ、と強く思ふ。
まぁこたびワシには、まったくなんの落ち度もなく、見通しの良い道路で青信号の横断歩道を普通に歩いてゐただけだ。まさに晴天の霹靂、といふヤツで、こればっかりは運が悪かった、としか云ひようがないな。乗用車にヤラれてゐたら、下から跳ね上げられてアタマから落ち、もっと痛い事になってたかもしれんが、ワンボックスカーだったのは、まぁ運が良かった方なのか？。
やれやれ。
6日（火）-----------------------------------------------------------------------------------
昨日はアレでも気が張ってゐてアレだったが、けふは色んな所が痛い。
しかし昨日も思ったやうに、「神経」をヤラれた痛みは今のところ感じず、筋肉やらが酷く痛む。特に首が・・・。激しい運動や激しいライヴをした後のかんぢに近い。まぁ「強度の打ち身」といふヤツですな。
医者に行って再度レントゲンを。やはり首の骨にも異常はナシ。「まぁムチウチですね」と先生。まぁさうでせうね・・・。
それでもまぁ今週一杯は様子見を、と、全ての仕事先に連絡。取り合へず水曜日までのレッスンを全部キャンセルしてもらふ。
首が痛いので、寝てゐるより椅子に座ってる方が楽なので、色々デスクワークはしておく。食欲もあるし、まぁ大丈夫だらう。
7日（水）-----------------------------------------------------------------------------------
つぃったーなどで公開したので、各地の色んな人からお見舞い連絡が届く。ありがとうざいますね、皆さん。
けふは現場検証の為にケーサツへ。まぁ事故の直後に「現場」の確認は出来てゐるらしひし、相手側とワシの概況説明にも齟齬はなささうなので、その確認、だな。これでこのゴタゴタが「事故」として法律の上で動き始める、のだ。
27歳の時バイクで事故ったが、あん時はこちらにも落ち度があり、保証のアレやコレやで結構モメて、心身共に疲弊した経験がある。あぁいふ風にならなければ良いが、と思ふ。特に大きな事を求める訳ではないので、どうか真実に沿って、粛々と賠償が進んでほしいと思ふ。かういふ事になると、鼻息荒く「賠償金取れるだけ取れよ」みたいな事を云ふヒトも多いが、そんな事は止めやう。なるやうにしかならんのだ。
にしてもケーサツ署って建物からして陰鬱だなぁ。何もしてないのに悪人になったやうな気さえするよ（笑）。
8日（木）-----------------------------------------------------------------------------------
大事を取って今週のレッスンはすべて休みにしてもらったが、本日から新入会の生徒だけは、と思ひ、レッスンに行く。手はまだ少し腫れてゐるのだが、楽器の演奏には特に支障なし。むしろなんやかんや弾いてると元気が出る。せめて精神的にオチてしまふ事は避けたいね。気持ちがアガってれば怪我の治りは早い、と身を持って知ってゐる。
ので、しーシュのリハも演る。どうあっても明後日からのツアーには行かぬ訳にはいかぬのだ。アゲて参ろう。
にしても、このタイミングでこのコンパクトな新ベースを買ってゐた、といふはまさに「僥倖」といふ他はない。旅先での立ち回りが、だいぶ楽なのではないかな？。
9日（金）-----------------------------------------------------------------------------------
毎日通院してゐるのだが、けふは担当医が居らず、代行の医師がなんかやたらと横柄な人間だった。ので、こちらも少々「非紳士的」な態度を取ってしまふ。好きで怪我した訳でもなく、なんであぁいふ物言いをされねばならぬのか？。
あぁしてみると、9年前に複雑骨折で担ぎ込まれたK病院は、医師も看護士もその他医療スタッフも全て、たいへん感じ良く、スキルも高い病院であったな。設備は確かにボロだったけど、対人的に不安になる要素は一切無かった、と記憶してゐる。同じ救急病院でも、あぁいふ所ばかりでもないのだねぇ。
その足で、高尾六平「六平舞台」を観に行く。六平さんは昨年末、一緒にTIP HOTEL2の公演に携わった仲間だが、舞台役者、声優としてのキャリアはワシらには計り知れぬ深さ。広島の「その路」の礎を築いて来た、まさに「広島の顔」ならぬ「広島の声」と云へるお人である。
その六平さんが「ナビゲーター」として司会、芝居、朗読、などを繰り広げ、その合間に太鼓の演奏や唄なぞが入るエンターテイメント舞台。去年の今頃はみんなしてTiphotelの追い込みに入って、大変だったが楽しかったなぁ、と思ひながら観賞。お人柄の出た、優しい暖かい舞台だった。
さぁ、明日からはプチ遠征だ。痛いだのナンだの云ってられん。
10日（土）-----------------------------------------------------------------------------------
痛み連れて（笑）プチツアー始まる。
けふは名古屋のホームりとるびれっじ。昼移動でいちばん安い方法、長距離バス+JR方式で。しーなさんと合流し、まづは京都へ。このバス、出発が7：00とやたらと早いのがアレだが、乗ってさえゐれば、寝てても京都に着くので・・。あ、寝る時は首のコルセットを忘れずに。
昼過ぎ、京都に着。青春18切符を買い、JRの在来線に乗り換え。米原→大垣と乗り継ぎ、名古屋には16：00過ぎに着。いつもソロで動いてる通りのパタン。しーなさんにとっては、こんなに長い時間かけて移動するのは初めての体験ださう。楽しんでゐるやうなので・・・。
さて、けふのライヴ、てゆーかこのツアーは、愛すべきアニキ達、男友達（高田エージ＆中山剛）とけふ明日2日続けて対バン。やぁやぁ、と挨拶。おふたりも、またりとるびれっじのマスター谷口幸至朗さん、女将のヒロミちゃんも、今年は何度も会ってゐるので、あんまり「遠くに来た」といふかんぢがせぬ。終始和やかな雰囲気でリハが進む。良いねぇ、旅は確実に次のつながりを生んでゐるんだねぇ。
本番はしーシュから。けふは、広島のカワちゃんや宮崎のHouちゃんがやってるやうな、MCからメロディに乗せて唄につなげる、といふのを実験的に演ってみた。まだこなれが要るが、まづまづ上手い事いったかな？。まぁウチは「シャープな唄」と「グダグダなMC」のギャップも、割と「売り」の部分でもあるので。新旧取り混ぜたラインナップで8曲。前出なのにアンコールまで頂き、シメて9曲を演奏して、男友達に後ろを託す。
これがまた素晴らしく和やかに引き込む唄の数々。爆笑MCも冴え、ワシらもお客さんと一緒になって大笑い。本当に楽しいライヴだ。
後半は男友達+しーシュで。もとよりかういふセッション大好きなワシらである。上手く表現できぬが「観客の立場で演奏を楽しむ」、ってかんぢなのかな？・・・。ノリノリのしーなさん（立ち上がって弾いてた）のパフォーマンスも大ウケで、アンコールの最後まで一緒に演奏。素晴らしく暖かいライヴは終了した。いやー楽しい。
打ち上げもそのままお店で。地元名古屋は勿論、三重、浜松から来て下さった方もゐて、感謝感激のしーシュ。明日もあるので控えめにワインを嗜みながら・・・のつもりで
11日（日）-----------------------------------------------------------------------------------
ゆんべはヒロミちゃん宅にお世話になった。
夏に泊めてもらった時は、夜通し猫の襲撃に遭い（笑）ほぼ一睡も出来なんだが、今回は大丈夫。猫は増えてゐたが・・・。
けふは三重県は松阪M'AXAの忘年会ライブ「正しいロックンロールの調べ」。しーシュが！（笑）。M'AXAの店長でもある剛さんに気に入ってもらへ、2回めの出演。全国から旅するミュージシャン、バンド仲間が駆け付けての、一大ライヴパーティーだ。昨日に引き続き高田エージさんや夏ぶりのHAGE富安さん、ウシャコダ、りぶさん、ムーニーさん・・・、再会を喜びつつ、思へばここで・・・、3年前に幸至朗さんに連れられてM'AXAで演ったから、の縁で、今も繋がってゐる旅の仲間達。不思議だなぁ、と思ふ。嬉しいなぁ
けふはしーシュとしても演るが、なんつっても名古屋の老舗バンド、りとるびれっじの幸至朗さん率いるWet Backのメンバーとしても出演。今回、パーカスのTacoBowさんがドラムスに回り、原点回帰のロックサウンドのWet Back。ワシ自身、久々にドラム入りのロックバンドで演るなぁ。これもまた楽しい。しーなさんは仲々しんどさうだったが（デカい音に慣れてないので）・・・。
他にも、急遽誘われてHAGE富安さんとのデュオも壱曲。けふはそんなかんぢに、それぞれの旅の点がここに繋がって少しづつ形を変えて、といふ・・。おのおの確固たる「個」であるが故にできるライヴパーティーなのだ。しーシュだけの演奏は、流石にこの中では異質ななんぢだが、それを気にせずに演れるやうになった、のが、ここ1〜2年の進化、かな？。
このイベントは、総じて男臭いもので、けふのしーなさんは完全な「紅一点」。まぁ当然の事ながら大人気、である。飲んだくれセクハラおやぢも多いので（笑）、けふはしーシュ、ではあるが執事フライデーとしてもしっかりボディガード役を果たす。
素晴らしい事に、全11組が出演する大イベントなのに、完璧にオンタイムの進行。見事な時間配分で最後まで駆け抜け、ラストは出演者全員がステージに上がり（せ・・狭い）大合唱のフィナーレ。打ち上げが22時から始められる、と云ふ快挙。2〜3時間押しは当たり前、のヒッピー系イベントではあり得ない事だねぇ。プロ意識の高さ、の為せる業。素晴らしい。
打ち上げも楽しく、色んな人達と語り合った。オモロイ事に、ほぼけふの面子そのまま、来年1月8日の名古屋ボトムライン「唄うたい」に出演する。『ぢゃあ来月！』と云ひながら帰って行く仲間達。それでゐて三重県のヒトがほとんど居ない、と云ふ・・・。ホンマにオモロイねぇ。
いや〜今年最後のツアーの〆を飾るにふさはしい夜だった。
12日（月）-----------------------------------------------------------------------------------
またまたヒロミちゃん宅にお世話になった。
けふはびれっじ定休日なので、幸至朗さんヒロミちゃんにはゆっくり休んで頂きたい。ので我らは早めに退散。計画通り18切符を使ひ、全編在来線で帰る旅に出発。しーなさんに「乗り鉄の旅」の面白さを知ってもらふ為の帰り道でもある。予定では21時少し前に広島駅に着き、「線路ってホンマに続いてたでしょう？」と訳の分からぬ自慢をする、といふのがワシの計画だった。
が
米原までの乗り換えは順調だった。ところが予定より壱本早いのに乗った所から、計画に歪みが生じはじめる。まづ、自分が乗ってゐる電車がナニかが分からぬのだ。これはPC検索をあてにし過ぎて、時刻表を携帯せなんだワシのミス。乗り換え案内アナウンスの不親切さも相乗効果となり、疑惑を感じはじめたのが15時くらい。いつもワシが名古屋から帰るパタンでは、この時間頃には姫路に居ないとオカシイのだ。
そして17時にようやく姫路に着いた頃には、このままだとけふ中に帰れぬかも、といふ危惧。完璧なミス・ダイヤである。ものすごく悔しいが岡山から新幹線に乗る。しーなさんはそれでも充分楽しい、と云ってくれたが、「乗り鉄」フライデーとしては完全な失敗コーディネートであった。執事としては罰金もの。
けふの教訓ふたつ。『時刻表は絶対要る』と、『とりあへず新快速には乗るべし』。
まぁそんな騒動の末、なんとか22時前には広島に着。旅帰りはいつもさうするやうに、近所の居酒屋で女房と打ち上げ。最後の「乗りミス」さえなければ完璧な〆ツアーだったのになぁ・・・。
ア、怪我の痛みは、旅の間に出たり引いたり場所を変えたりしたが、演奏や移動に支障が出るほどには至らなんだ。とりあへず一安心。
13日（火）-----------------------------------------------------------------------------------
ツアー明けの専門学校。事故で休んでたので、2週間ぶりだ。
まぁ、心配してくれるヒトが大多数なのだが、中には「ん？」と思ふやうな事を云ふヒトもゐて、人間って日頃はなにを思ったり、思はれてたりするか分からんもんだなぁ、と思ふ。なんだかねぇ・・・。もっと大怪我すればよかった、とでも？。
ツアー帰りスグではあるが、しーシュ歳末バーゲン（？）の為のあれこれリハ。ツアー後すぐのリハ、といふのも悪くない。ちゃんと「動いて」ゐる、といふ気がす。ごちゃごちゃ云はれても動き続けるしかない。
14日（水）-----------------------------------------------------------------------------------
ニューウェポン「カラス（仮名）」が使い勝手良く、このままでは「本妻」ヴァネッサが嫉妬してはイカンので、自宅練習ではヴァネッサを弾きしごく。これはこれで他に代えられぬ我が愛機。カラスはあくまでもツアー用、お手軽本番用、といふことで。
午後からリハビリ。首の痛みが取れぬが、治療が進展してゐるやうにも思へぬ。セカンド・オピニオンを検討すべきか？。
その後スタヂヲ入りして、ソロ弾き語りのリハ。90分たっぷり唄い込む。ギターもだいぶマシになって来た・・・かな？。
夜は通常にレッスン。ベースからアコギに転向した生徒が、ワシのと同じ（の現代版）オヴェーションを買って来た。ワシがオヴェーションを買ったのは17歳。2年間バイトしてローンを払った。今に至るまで目立った故障なく、バリバリに現役で使える名機だ。とにかくタフで良い楽器だ。
良い買い物したな。一生モノだぜ。
15日（木）-----------------------------------------------------------------------------------
治療中の整形外科と併行して、整体治療も受けはじめる事にす。「交通事故 ムチウチ 広島市」で検索したら、隣町の駅近い整骨院がヒットしたので、其処へ。整体術を受けるのは初めての事で、ちょいとビビるワシ。しかし丁寧な問診＆触診、初回と云ふ事で弱めの施術、ヲーターベッドによるマッサージ、となかなか良い。電車を乗り継いで行かなアカンのがアレだが、まぁ「乗り鉄」にはそれもまた楽し。
レッスンを少しだけやった後、ラヂヲ放送用のレコーディング。しーなさんが絡んでゐるが「しーシュ」ではなく、椎名まさ子に、なにわのてつ+ワシ、といふトリオでの演奏。てっちゃんには来年制作予定のしーシュの3rdで弾いてもらふ予定なので、そのヒナ型としての。思惑通り良いかんぢである。2テイクづつ4曲を録り、あとはプロデューサーにお任せする。
完成した音源の受け渡しが、テープでもCDでもなく「USB」であることに、ジンルイは遠くへ来たモンだ、といふ思ひが・・・。
その後場所を変え、来年アタマの「しーシュ＆Hobo King」ジョイントライヴのミーティング。なんとなくまぁそれぞれの「決意表明」を確認した、と云ふかんぢの。改めてしーシュの二人って、ホンマに「ユルい」スタンスで演ってるのだな、とも。
16日（金）-----------------------------------------------------------------------------------
けふはギター弾き語りソロワンマン企画「SINGS」＠フライングキッズ。
日中、専門学校だったのだが、なんとまー寒い。とても寒い壱日。会場入りする頃には雪までチラついて来よった。こんな中、お客さん来てくれるんかいな。
けふは
国境を越えて／闇夜の国から／ひまわり／アトリエ／プラットホーム／あの娘と海と八月／蜃気楼／花の都ぺシャワール／僕だけのメリークリスマス／ペンギンカフェで逢いませう／何処へ行くのだらう／夜明けの海ごっこ／かがり火／サグラダファミリア／北へ／きみのうた／アリランの唄が聞こえるか／この素晴らしき世界／嘘。シメて19曲！。なかなかよぅ演りましたな。
19曲中、ギター13曲、ピアノ4曲、ベース2曲、の弾き分け。まーこんなもんかな？。秋口に演った時と比べても、ギターがだいぶマシになってきた。次はピアノの割合も増やしたいな。お客さんは少なかったけど、しっかり聞き入ってくれる人達だった。来年は月イチぐらいでSINGS演って行こうかな、とか思ふ。
17日（土）-----------------------------------------------------------------------------------
午前中、整体。電車に揺られてトコトコ行くのが思ひの他楽しい。週弐くらいでのんびり通うかね？。
けふは従兄弟の命日。墓参りをして、実家に寄り仏壇に手を合わせる。日頃ワシはかういふ事をせぬタイプの人間なのだが、同い年(享年45）で、結局、人生に本当に意味のある事を見つけられずに逝ってしまった彼の人生は、やはりワシにとって特別な思ひを抱かせる。叔父さん叔母さんと少し話もす。やはりなんつっても親不孝なヤツだったな。
夜は椎名まさ子＆フライデー＠オリエンタルホテル。年末に近い週末、と云ふ事でカフェは満員。隣で弾いてるピアノの音が聴こえぬくらい騒がしいが、その中で色々実験的な「遊び」を取り入れつつ、3ステージ。結構ウケてゐた。リクエストも来た。
けふもカラスを使った。しーなさんはえらくカラスの音をお気に入りで、たいへん唄いやすく弾きやすい、と。確かにヴァネッサのじゃじゃ馬感と比ぶれば、ポップなサウンドだ。まぁ上手いこと使い分けて行きませう。
オリエンタルホテル周辺の広島平和大通りは、この時期「どりみねーしょん」といふ電飾のイベント会場になる。これが恐ろしく品位に欠けるシロモノで、色も形もホンマに思ひ付きででっち上げたやうな・・・。例えば葉臼店墓巣や留美也得の電飾のやうな統一感もテーマもなく、ただ派手に、といふ意図しか感じられぬ。年々エスカレートするそれは、まさにラヴホテルの看板が町中に現れたかのやうな品のなさ。なにが「平和大通り」か？。
18日（日）-----------------------------------------------------------------------------------
けふはしーなさんのツテで、某美容院のクリスマスパーティにてゲスト演奏。しーシュのやうなフライデーのやうな・・ちょいと中間的なニッチ。あまり出しゃばらずにしーなさんをサポートする、と云ふかんぢの演奏。
個人的にはわりとかういふ所で演奏するのって好きだな。
けふは、今までで一番コンパクトな持ち込み機材で演ってみる。今後ますます場所を選ばずにライヴ出来るやうにしたい、といふのがあって、その実験も含めて。ので設営やオペも自分らでやる。観客は従業員と常連のお客さん。ホンマにプライヴェートなパーティといふかんぢ。かういふ、あまり大義名分のないパーティって、ぢつに良いと思ふ。ただ集まって楽しみたいからパーティがあり、音楽が要れば演奏する、といふ。本来、我々の仕事はさういふものなのだ。
けふはまぁ「よろず音楽提供デュオ」としても面目躍如たる働き。自分らの唄は勿論、イントロ当てクイズの生演奏、までお手伝い。お客さんと一緒にクイズにも参加し、一緒に楽しんだパーティだった。またかういふ機会頂けたら嬉しいなぁ。ワシ自身は、美容院には用がないけどね（笑）。
ものっすごい寒い壱日だったので、打ち上げでは熱燗を。ものッすごい寒いが、何故かさういふ気分になって、帰りはウチまで歩いた。
19日（月）-----------------------------------------------------------------------------------
ゆんべは料金打止め式の駐車場ににっちを置いて帰った。専門学校に行くツイデに引き取りに行く。22時から翌朝10時まで停めて￥700。安い所を選んだとは云へ、タクシーで行き来するより断然おトクなのだな。ん"〜〜〜〜・・・。
本格的な寒波到来につき、今年初の灯油を買う。ストーヴの上に薬缶を置き、常時湯が沸いてゐる、といふは良い。
20日（火）-----------------------------------------------------------------------------------
専門学校、今年最後の授業。欠席者が多く、割とグダグダな授業になっちまった。
けふは忙しい。授業を終えた足でしーなさんを拾い、スタヂヲ入り。年末の残り業務の為のリハ。演奏もさる事ながら、残り弐本のしーシュライヴでは「料理人」も兼ねねばならんので、それの打ち合せも。来年、「ある企画」を発動させるので、そのヒナ型としてのプランも綿密に。
ワシは移動して個人レッスン。
その後ラヂヲの収録に。またしーなさんを拾い、同じ出演者のなにわのてっちゃんと合流。オンエアの内容につひてのミーティング。そいから広島FMのスタヂヲに入り、テーマに沿ってトークを30分ぐらい録る。てっちゃんの軽妙なトークに巻き込まれ、終始和やかに賑やかに録音が進んだ。こないだ録ったライヴレコーディングの出来も良く、これは大晦日午前9：00からの広島FM「サタデーアクースティックラウンヂ」は、是非聴いて頂きたいですね。楽しいよ。
その後、しーなさんのナレーション録りを少々見学。ディレクターの指示通りに声音を使い分け、原稿を読み上げ、粛々とミッションをコンプリートしてゆく姿は、しーシュのしーなさんではなく、プロフェッショナルの「椎名まさ子」だった。流石ですねぇ。かういふヒトとデュオを演ってるのだな、と改めて認識。
近年珍しく、朝から出ずっぱりの壱日だった。疲れたけど充実感は大きい。しかし、36歳で大怪我をするまでのワシは、かういふスケヂュールをほぼ毎日こなしてゐたな、とも思ひ出す。忙しい日々を生きてゐたもんだ。
21日（水）-----------------------------------------------------------------------------------
久しぶりに寝れなんだ。起きて作曲でもしやうかな、と思ひもしたが、仕事部屋があまりに寒いので挫ける。結局5：00までイゴイゴしてゐた。朧夢を見ては8：00に起きる。日中、特に眠さは感じぬが、レッスン中突然へ音記号が読めなくなったりしたので、やはり脳の中でナニかが起きてゐるのだらう。
タマにかういふ日がある。まぁ仕方ないやね。
22日（木）-----------------------------------------------------------------------------------
久々にピーター・ブレグヴァド・トリオが聴きたくなってCD棚を漁るが、ない。どーも売っちまったやうだ。ワシは何にせよコレクター趣味はあんまりないので、聴かなくなったCDは、割とすぐ売ってしまふ。が、なんかその基準が自分でも曖昧で、『なんでコレ残してアレ売ったかね？』といふのが、結構ある。ブレグヴァド・トリオもその中のひとつのやうだ。
しゃーないので、iTunesで買い直す、といふ無駄。
夜は、滝本一行監督の自主制作映画『記憶の中の恋人』を観に行く。一行さんは昨年の今頃、Tip hotel 2の撮影スタッフとしてお世話になった人。初期のリハから本番まで、半年に渡って我々に張り付き、見事なメイキングを作ってくれた。その後しーなさんのイメージフィルムや、Hoboみゆきサンのビデヲクリップを録ったり、と精力的に活動しておられる。その一行さんの、初の劇映画作品。
本人も舞台挨拶で語っておられたやうに、まぁ正直云って「映画」として観るにはキツい部分は多々あったが、年末の平日の夜、狭くない会場をほぼ満員にするほどの人が駆け付け、それだけの規模の上映会を成し遂げた、一行さんのその熱意の部分に、大きな拍手を贈りたい。次回作も是非観たいと思ふ。
所々に挿まれた、なんでもない「広島の風景」がたいへん美しい。かうやって見ると、ホンマにこの街は悪くない佇まいをしてゐるね。
23日（金）-----------------------------------------------------------------------------------
しーシュ、クリスマス・デイライヴ＠フライングキッズ。
昼の2時からやるライヴである。会場入りは12時。サウンドチェックやリハは勿論だが、お客さんに軽いツマミを出すので、その準備の為も・・・。ワシはレヴァーと鴨のパテを挟んだひと口サイズのサンドヰッチを担当。しーなさんはカナッペを。およそ20人分のそれらを作り、盛り付け、リハを終えるまでを1時間半で収める。職人しーシュ！。しかし、なんの職人か？！（笑）
開演時間にはお客さんも揃い、定刻にライヴスタート。けふはしーなさんをメインに据えたかんぢで、オリジナル＆カヴァー取り混ぜ、休憩なしの90分。壱曲めの演奏中にワシの着物の帯がほどけ、あわや！といふかんぢであったが（笑）、まぁなんとか・・。しーなさんの帯がほどけたら喜ぶ人も居らうが、ワシのでは、ネ・・・。
昼ライヴにふさはしく、ほんわかした良いライヴだったと思ふ。料理もまァ全部「出て」一安心。ぢつは来年から、不定期ではあるが、ここフライングキッズで、しーシュの「模擬店」のやうな事-------しーなさんがチーママでワシがバーテン、演奏あり、料理あり、酒あり、といふ、まぁ気楽なバァのやうなものを------やらせてもらふ事にしてゐて、けふのはそのヒナ型のやうな・・・。ちゃんと決まったらまた宣伝しますので。
良いライヴだった。打ち上げは専門学校の卒業生がやってる店で、こぢんまりと。刺身とポン酒。結構呑んで語ったあとでも、時間はまだ22時！。デイライヴの利点だね。ここん所の定番通り、けふも歩いて帰る。良い運動だ。
けふはイグアナ「うさぎ」の命日でもあった。去年の今頃は涙にくれてゐたな。今年のライヴはあと壱本。若手と一緒のファミリぃ忘年会＠PICO、で全てのライヴを終える。
もうヒト踏ん張り、だね。
24日（土）-----------------------------------------------------------------------------------
朝、インフルエンザの予防ワクチン接種に行く。その後電車乗り継いで整体にも。クリスマスイヴに医者をハシゴする。なんか変なかんぢ。
夜はチキンを焼く。例年は大きな七面鳥を壱羽準備してゐたが、今年はひな鳥を人数分、にした。心置きなく「一対一」でいのちを頂くのだ。玉葱、セロリ、大蒜、ご飯をバターで炒め、それをしをこせうした鶏のケツに詰め込み、オヴンで約壱時間。見事に焼き上がった鶏を、ナイフとフォークと手づかみでバラしながら、夢中で食らふ。関節をこそぎ、アバラを分解し、首の骨もしゃぶる。詰め込んだ焼き米も、鶏の脂を吸って美味。
見事に骨だけになったモノを、さらに圧力鍋で煮出し、スゥプを作る。煮崩れた骨を砕き、布巾で絞り、ひとにぎりのカスになるまで、いのちを頂く。
メリークリスマス
25日（日）-----------------------------------------------------------------------------------
夜の間に雪が降ったやうで、外はうっすら雪化粧。ホワイトクリスマス、だったのだね。
朝飯に、昨日作ったスープストックでミネストローネを作る。その後、女房と歩いて年末の買い物。蛍光灯とか電池とか、その辺。すっごい寒い。
26日（月）-----------------------------------------------------------------------------------
しーシュのリハを午前中に入れてゐたが、都合によりナシとなった。個人練習と整体に半日を費やす。
DVD「トライアングル」てのを観る。これがたいへんオモロかった。シチュエーション・ホラー・・・ってんですか？。閉鎖された空間で惨劇が次々に連鎖してゆく、といふ。で、それらしひ謎解きもなく、最後まで全く救いの無いまま終わる、と云ふ、ホラーといふよりはサスペンスの王道！。過剰なスプラッタはなく、映像も美しい。思わず「弐度観」してしまった。壱回めは字幕で、弐回めは吹替えで・・・。
ヒロイン（主人公）が「美形」よりはちょっと「個性的」でGood。終始、ワシの大好きなデニムのホットパンツ姿、てのも高評価（笑）。
ただ、乗用車がトラックと正面衝突するシーンがあって、それが車載カメラでの映像。その瞬間「うわ！」と身が竦んだ。自分が撥ね飛ばされた時の恐怖が蘇る。今回の事故は、記憶が鮮明に残ってゐるだけに・・・。アー、完全に「車恐怖症」になってゐる。
27日（火）-----------------------------------------------------------------------------------
しーシュの新作に参加してもらふゲストの為に、曲ごとのプリプロを作っておこう、と思ふ。ので、独りスタヂヲ入り。しーなさんは年末まで激忙のやうなので、ヒマなワシだけでできる事を演っておこう、と。
それ用にアレンジを済ませた譜面を元に、ギターとベース、各種声を録り、2時間ぐらいでまぁデモ程度のモノは完成。「データセーヴ」のスウィッチを入れた瞬間『ぎちぎち』と音がして、壊れやがった。しかもZipのデータを道連れに・・・。何曲分か入ってゐた楽曲データも、御丁寧に初期化しやがってゐる。やられた。これで弐度めだ。前の時も弐曲分のデータを闇に葬られたのだが、あん時はZipのせいだと思ってゐた。
今度こそ本体が悪い事が分かった。今度こそ捨てる。
前にも書いたが、このZipドライヴのMTR、考えてみたらホンマにケチのつき通しだったな。これからどーしやう・・・。4ch以上の録音機材はやはり要るモンだしなぁ。思ひ切ってパソコンの録音システムを勉強するか、また新しいMTR買うか・・・。
28日（水）-----------------------------------------------------------------------------------
新しいMTRを物色。8chくらいのヤツが、まぁだいたい￥40,000ら辺。安くなったモンだな。
テープMTRを初購入した頃は、オモチャを手にした餓鬼のやうに壱日中音で遊んでゐたものだ。使いやすいのを入手すれば、またあの時のやうな感覚を思ひ出せるかもしれん。作曲のスランプからも脱却できるかも・・・・。投資といふことで、ここらで思ひきって新しいの買いますかねぇ・・・。でもまだもぅちょいと様子を見る吝嗇なワシ。
今年最後のレッスン。すでに他のセンセイは休みに入ってゐるやうで、教室は世界の果てのやうに静か。楽器店としてもけふが仕事納め。年末最後の残務処理をしてゐる店員さんに、「良いお年を」と挨拶して帰る。ひとつひとつ事が片付いて行く。年末だな。
29日（木）-----------------------------------------------------------------------------------
さて、今年最後のライヴ。しーなとシュウ：ファミリぃ忘年会＠PICO。
縁りのある若いユニットらをゲストに招き、まぁ一緒に演奏しーの、飲み喰ひしーの、といふ企画。例によってワシらお手製の料理を出して、お客さんをもてなす。むしろ自分らの演奏よりそっちに力を入れてるかんぢ。早いうちからしーなさんと合流して、あれこれ買い出し。買い物にかけてのワシの吝嗇アンテナは感度抜群で、安くて良い素材を揃える事には自信がある。買い物カゴ一杯の野菜その他の買い出しが、￥1500。どーだ！。
正午ちょい過ぎには会場のPICOに入り、調理開始。今年のワシはミネストローネ（トマトとパスタのスープ）を担当。店主ツンちゃんはおでん、ゲスト「ブレーメンの音楽隊」のハナちゃんは寿司、しーなさんはブルスケッタを準備してくれた。ちょいと作り過ぎかな、と云ふ気がせぬでもない。まぁ、剰れば持ち帰って正月用、だ。
珍しく開場前から行列の出来るPICO。やはり若手ユニットの集客力は強く、あっと云ふ間にPICOはヒトが溢れ、カウンターは大忙しとなる。けふのワシらは「ホスト」としてステージ上に『常駐』し、他の出演者の演奏にちょこちょこ混じって行く、といふスタイルを取った。ので、厨房、カウンターは申し訳ないがお任せ。ステージの隅に結回を張り、其処から動かぬしーシュ。
カワちゃん、カッポレ、Far east lounge、メンダー（飛び入り）、ゴンゴマンとバラ子さん、ブレーメンの音楽隊、みな力強い音楽で会を盛り上げてくれた。最後にしーシュで〆。今年最後の演奏が終わった。良いライヴだった。PICOはぎちぎちの満員。料理も好評で、お客さんはたいそう満足してくれたやうで。
ワシらとは友達だけど、それぞれはほぼ接点のない若手のユニットを引き合わせ、そのファンの人達にも有意義な交易となったやうで、さうしてみると「広島音楽業界の異端児」的ニッチにゐるワシらも、まぁ、それなりに良い事をしてるのかな？とも思ふ。
しかしまー、料理の作りはじめから会場設営、全部の出演者に参加して、といふ壱日を過ごした訳で、流石に、と云ふかまぁ当然、たいへん疲れました。おまけに『作り過ぎた？』と思った料理は足りなくなる程の売れ行き（無料だが）。結局、ワシらが終演後に喰ふモノは何も残ってなかった、といふ・・・。ハラへってハラへって・・・。まぁ、嬉しい悲鳴、だけどね。
でも、お陰で良い〆に出来た。出演者のみんな、満場のお客さん、ありがとう。
そして相棒のしーなさんにも、ありがとう＆お疲れさま。今年もいっぱい貴女を引っ張り回しましたな。来年もよろしくです。
30日（金）-----------------------------------------------------------------------------------
休みに入った。のんびりとベースの練習。ホンマはこののんびり感の中で、ギター弾いたりピアノ弾いたり唄ったり、が出来れば良いのだがナー。住宅事情が・・・。
友人がCosa NosutraのCDを貸してくれた。久々である。相変わらずKANAMEさんのベースがブィブィ云ってゐてかっこいい。甘い女性Voをフィーチャーした普通にファンキーなポップス、なのだが、イヤでもベースが耳に入って来るサウンド。かういふの聴かなくなったなぁ、と思ふ。
しかし、このアルバムに限った事ではないが、最近のCDって収録曲数が多過ぎるやうに思ふのだが、どぅよ？。壱枚のアルバムに15曲、てのぁ・・・。ワシが思ふにアルバムなんて7〜8曲、通して聴いて40〜50分で充分な気がするんだがねェ・・・。曲の長さにもよるけど、昔のLPなんてそんなモンぢゃなかった？。
31日（土）-----------------------------------------------------------------------------------
朝、こないだ収録したラヂヲの放送を聴く。「梅雨の仙人掌」「しゃばだバ」「おかえり」「時は過ぎて行く」が流れた。トークのコーナーでは、しーなさん、てっちゃん、とワシが、思ひの他グダグダに喋ってゐた（笑）。こんなんが壱年の〆放送で、番組的にはよかったのだらうか？。
大掃除の仕上げ。今年は、ワシが事故で臥せってゐる間に、女房がちょこちょこやってくれてゐたので、大体片付いてゐる。ちょいと体力を要する外窓などを掃除。若い頃なら窓枠にブラ下がってやっただらうが、阿呆な無理をしてまた怪我をしてはただの莫迦なので、常識の範囲内で。仕事部屋がだいぶ明るくなった。
夜は高校時代の友人らと年の瀬呑み。帰りは例によって歩く。壱時間くらい歩いてゐる間に『今何処にゐるか？』といふメールが3ツぐらい入る。皆、遊び（セッション）相手を捜してゐるらしひ。早よぅ云ひなさい、さういふコトは。今年は家にゐる事に決めたのだ。
てな訳で、良いお年を。
