1月


1週目

1日(火)-----------------------------------------------------------------------------

3:30頃帰って来て、PCをいぢってると、既に新年の挨拶が書き込まれてゐる。さっきまで一緒にゐたパイグも、1年ぶりの日記をアップしてゐる。4:00までなんやかんややってゐたが、まぁ寝ることにした。

結婚してからづっと、女房と二人での穏やかな年越しをして来たのだが、去年ぐらいからまた、若い頃のやうにライヴだのパーティーだのに参加してゐる。やはり、年の始めを音を出して迎える、といふが音楽家のあるべき姿かな?と思ふので。「ゆく年来る年」が見れんかったり、除夜の鐘が聴けんかったりするのはチョイと残念な気はするのだがね。20代の頃はホンマに松の内は毎日がパーティーだったなぁ。家には、寝にすら帰らんかったやうに記憶してゐる。

昼前に起き出してからは、ワシの親族の新年会に顔を出す。親父は親爺連中に混じって酒を呑んでほしさうだが、ワシはイトコやハトコら若い者と遊ぶ。高校生になる姪っ子など、ワシの事をどげな風に捉えてゐるんだらうか?。3時間ぐらいで切り上げて帰宅。毎年恒例の大量カレーが晩飯。おせちは要らぬ。

2日(水)-----------------------------------------------------------------------------

けふは女房方の新年会へ。毎年恒例「大量牡蠣攻撃(笑)」を食らう。義弟が生ビールの樽とサーバーを用意してくれてゐて、これを呑む。ぬーむ缶ビールとは訳が違うな。美味い。普段は呑まない義母や義妹も、流石にこれは呑んでゐる。日本酒などもあり、結構酔っ払って、なんか最後のほうは義弟、義妹、女房と、腹の殴り合いをして遊んでゐたやうな気が・・・・。

年頃を過ぎても、なかなか嫁に行かぬ義妹と、なかなか嫁をもらわぬ義弟。流石に義父も心配してゐるやうである。どちらかと云へば人当たりの下手な義弟が、いつかは現れるであらう、結婚相手の実家に挨拶に行ったりする姿を想像すると、はぁ〜〜頑張れよ、とか要らぬお世話を思ってしまふ。

ウチらのやうに、双方「日帰りで行ける故郷」といふは、良いやうでもあり、悪いやうでもある。人によっては、ホンマに気軽には帰れぬ所まで故郷と離れて住んでゐる訳だ。まぁワシらみたいなめんどくさがり夫婦がさうだったら、多分、それを理由に正月でも帰らんのではないか?と思ふ。

3日(木)-----------------------------------------------------------------------------

初ヲーキングす。まだまだ町は正月モードで、人陰もまばら。そんな中、こんな日のこんな時間(8:30)から、もう制服でどっかに向かってゐる高校生がゐる。年明けからもう塾か?。はぁ〜〜〜〜。まぁ頑張んなさいよ。

これも新春恒例になって来たな、の動物園参りに行く。この広島市安佐動物園は、ものすご標高の高い所にあり、下界とは気温が1〜2度違ってゐる。まぁ、ぶっちゃけ寒い。特に今年は、年末に降った雪がまだばんばんに残ってゐて、動物達も雪の中で震えてゐる。ワシの大好きなハイラックスがごんずい玉のやうになって震えてゐる姿はカワイかった。あと、シフゾウがパンの耳を喰ってる姿を見たり、とか。

ワシらとづっと同じペースで、同じルートを回ってゐるらしひ、クラシックのカメラを持った中学生ぐらいの女の子がゐる。今どき手巻でギチギチとフィルムを回してゐる。カメラを向ける対象もペースも、ちょっと変わってゐる。あのカメラってライカぢゃねぇか?。「不思議ちゃん」と命名す。最近、ウチら夫婦の間で、このテの「不思議ちゃん」の評価が高い。学校の、クラスか学年に一人二人必ずゐるタイプの、ちょいとだけ他人とペェスが違う女の子。

これが、美少女、とまでは行かずとも、ある程度は整った顔だちでなくてはならん。『大人になって化粧をしたらキレイになるかも』とか、『ちっとファッションを工夫してみたら可愛いのに』とか思わせる娘だけが「不思議ちゃん」の称号を得られるのだ。それがさういふ事に興味を持たぬ所が「不思議ちゃん」なのだ。

3時間かけて回って、すっかり身体が冷えきった。帰り道、車を走らせてゐると、前述の「不思議ちゃん」がバス停に座ってゐるが見ゆ。まぁ別に、それだけ。

4日(金)-----------------------------------------------------------------------------

寒くなって来てからづっと、「腰湯」と云ふのをやってゐる。浴槽に臍の高さぐらいまでの湯(入るのに根性が要るくらいの熱さ)を張り、そこに浸かって20〜30分。頭や顔、背中から汗が吹き出す。サウナのやうなものだ。それから冷水のシャワーをカっと浴び、感覚がなくなるまで冷やして、上がる。多分、心臓にはたいへん良くない。

これをやってるお陰かどーかは知らんが、今年は寝てゐてもあんまり身体が冷えない。ワシはもともと「変温動物」と云はれる程に冷え性の人間で、冬場など、朝起きる頃には身体(とくに手足)がカチカチに冷えてゐる。このせいでよくひどい痙攣を起こしたりする。この冬は、これがないのだ。これはありがたい。まぁかういふモノって多分にプラシーボなんで、何が効いてんのか、真偽の程は分からんけどね。

新作ソロ「ゆほびか」のレコーディングに使う(であらう)楽器類をチョイスし、調整す。まだアルバムのコンセプトを決めるまでには至らぬが、割と即興ぽく作ってみたいな、といふ気はしてゐる。例えば(例えばよ)、カリンバ、フレットレスギター、ジェムベ、カホン、セロ、などを適当に弾いたのをコラーヂュのやうに重ね、その上でベースを弾き、即興で唄を作る、とか。さういふの。あぁ、自分で書いてて、これいい考えだな、と今思った。「ゆほびか」ていふ意味にも、なんとなく合うし。

ちなみに「ゆほびか」とは「ゆおびか」と読み、まぁなんてーか、ユルい、とか、ゆったりしてる、とか、さういふ意味。これホンマは、しーなさんとやるユニットに付けたかった名前なんだけど、同じ名前の健康雑誌や老人ホームがあるらしく、強固に却下されたのです。

・ゆおびか 1.豊かに広々としていること。ゆったりとして穏やかな様子。 2.深遠で奥深いこと。奥床(おくゆか)しく上品である。3.心が広くて大きい。寛容である。 


2週目

5日(土)--------------------------------------------------------------------

しーなとシュウ2008年初リハ。今年はこのデュオでツアーに出たり、3月までは所謂「ホストバンド」としてイベントに出る事も多くなるねぇ。ビっと気合い入れとかなきゃねぇ。しーなさんが取ってるリズムと、ワシのそれが違う。違うなら違うで、良い形に作用すればオモロい事になりさうな気もす。少なくともワシは恐ろしく弾きにくいのだが、まぁ、このままやってみるか。さぁ、これがウチらの「売り」となるか「欠点」となるか、果たして・・・・?。

その後、PICOの新年会をやってるのに参加す。ツンちゃん所縁の老若男女がいっぱい。店の壁には、ツンちゃんが17年前に在籍したバンドのコンサートVが映されてゐる。大所帯で、音楽性ファッション性ともに、当時は最先端だったのだらうが、今見ると結構イタい。流行ってるものは廃れればダサくなるのだ。その中で、格好も演ってる事も、今とほとんど変わらんツンちゃん。流石である。

やはり、と云ふか当然、セッションとなる。ジェムベ、ギター、ベース、ピアノ、バラフォン、と、これでちゃんとした事やったら凄いぞ、みたいな編成。ア、途中でディジュリドゥも入ったな・・・。ギターの人が『マイナー・ペンタは暗い』といふ事を云はれたので、『それは違うと思ふ』と応えて、結構、場が凍る。

6日(日)--------------------------------------------------------------------

昨日はアレで明日から仕事始めのアレなので、けふは終日家にゐる事にす。

もう20年使い込んで、スウィッチ・キーの接触がヤバくなってゐるDR-550(リズムマシン/レッスン用)を、いよいよ新しい物に換える事にす。といふのも、既に製産中止になってゐるこの機種を、「もう要らんから」とタダで譲ってくれた人がゐるのだ。有り難く頂戴す。旧式の機械なので、データのセーヴがなんとカセットテープによるインターフェイス!。しかもそれを、愛用20年目でやっと使ってみるワシ!。

説明書(奇跡的に捨てずにゐた)を読み、手順通りやってみる。旧機械からテープに『ピー』と『ガー』と『ピロピロ』といふノイズが録音される(セーヴ)。このノイズを新機械に流す(ロード)。するとアラ不思議!。データが全部移植されました。すごいすごい。フロッピィもZIPもMOもCDもDVDも光もなかった時代のハイテク機能。ほんのひと昔前はPCとの同機録音だって、このテープインターフェイスを使ってたんだよなぁ。はぁ〜〜あ。

7日(月)-----------------------------------------------------------------------------

専門学校仕事始め。上記のやうに準備は万全だったが、生徒は来なんだ。

映画「エイリアンVSプレデター2」を見に行く。まさか「2」が出るとは・・・。まぁ、ね、といふ内容。AvPの1では、プレデターが「ちょっと良いヤツ」になる場面なんかもあったが、今回は人間の存在なぞ気にもかけぬ徹底的に冷徹なファイターとして描かれてゐる。最後らへんで、やっぱりマスクと装備を脱ぎ捨て、生身の肉体で闘おうとするあたり、外しませんね。しかし、このエイリアンとプレデターの関係、しばらく続きさうな気がする。てゆーか、幾らでも話が作れさうぢゃんか。

さういや、エイリアン、て、アメリカぢゃシリーズ物になってゐて、所謂RPGみたいなもんになってるんださうだよ。なんか段々マニア向けになって来た感があるな。

8日(火)-----------------------------------------------------------------------------

エコロジィの観点から、せめて専門学校は電車通勤にしてみやう、と思ひ、さうする。楽器と教材持って結構歩く事になるが、これもまぁ良し。2時限目の始まりと、3時限目の終わりに、ジャストタイミングな電車があるのも良い。帰りの電車では、近絶滅種である超ミニスカのコギャルが見れた。うん。電車通勤、悪くない。

電車、と云へば高校時代のこんなエピソード。

当時、毎朝の電車通学で、同じ車両に乗り合わせるだけで名前も学年も知らない女子高生がゐた。ある日、ワシが某駅構内で雨を避けてゐたところ、何処からともなくズブ濡れの猫がやって来て、何故かワシの膝に乗って動かなくなった。「どーしたものか」と思ひつつも、猫は好きなのでそのままにして、ワシもぢっとしてゐた。そこにその毎朝会う娘が通りがかり、ワシと猫を見て笑った。

以降、なんとなく顔を合わせれば会釈するやうになったが、童貞の、超ウブな少年だったシュウ君は、結局名前も訊く事も出来ず、卒業してしまった、といふ話し。かなり可愛い娘だったんだがねぇ。まぁ、まだ「純情」とか「男気」のやうなモノが生きてゐた時代の話しである。

9日(水)-----------------------------------------------------------------------------

銀行に活動資金用の口座を作りに行く。窓口のおねぇさんが『自由業、と書かれてますが具体的には何のお仕事を?』と訊くので、『え〜と音楽家なぞやっておりまして』と応えたら、『私もバンドやってるンです』と云ふ。銀行員で、バンドマン、ですか。良いですね。帰り際、記念品のタヲルをもらひ『頑張って下さいね』と送り出されてしまった。う〜〜む。まぁありがたい、ね。

とある仕事の為に、『専門分野における実績と賞歴などを年表にして出してほしい』のやうな事を云はれる。ンなもんないさぁ。自慢ぢゃないがワシの人生、「賞」はおろか、なにかに「合格」した事すら無いねぇ。

10日(木)-----------------------------------------------------------------------------

朝、ヲーキングとその後の風呂を終え、イグアナをベランダに出しついでに窓を開け、川を見ながら珈琲を飲み飲みアコベを弾く、といふのが気に入ってゐる。割と至福の時間。フと曲のアイディアなぞ浮かんで来たりす。このアパァト、この眺めが気に入ってここに決めたのに、あんまり活用してないな。いちをうベランダで寛げるやうに、とテーブルと椅子も用意してるのだが、使わぬまま埃をかぶってゐる。

デカいえへくたーケースを持ち歩くのがめんどくさい、といふ事もあり、ループマシンを使わずに演れる曲を増やす傾向にあるが、そろそろ30〜40分くらいのライヴなら出来さうなかんぢに貯まって来た。どっかチョイ出のイベントとかで試してみたいな、と、さう思ってゐたら、昼過ぎにMACの新年会ライヴへの出演依頼の電話があった。やってみるかね?。

今年は1月半ばに決まってゐたライヴが立続けにキャンセルとなった為、大穴が開いてしまってゐる。出遅れた感あり。かうなる事が分かってゐたら、もっと早めに自主企画を立ててゐたのにや。音楽家を甘く見てやがるイベンターが多いのには、困ったもんだ。

11日(金)-----------------------------------------------------------------------------

専門学校にて、駐車場の都合で、来学期から自動車での通勤が出来なくなる、と云ふ報せ。ありゃりゃ、さうですか。まぁこれを機に、完全なエコ通勤に切り替えて行くかね。あぁ、チャリ通にする、といふ手もあるなぁ。ぢつは最近、水泳やヂョギングといった心肺機能を高める運動をしてないせいか、即興ヴォイスの最中に息切れをしてしまふ事があるのだ。チャリンコ通勤で強い肺を取り戻さうかね?。

でもしかしこの決定って、講師によってはえらい困った事になる人もゐるんぢゃないかな?。遠くから来てる人や、掛け持ちでやってる人とか・・・。ワシも仕事の組み立て方によっては、不便な事になりさう。

2月にライヴを手伝う事になってゐるセクシーな唄姫TOAちゃんの資料音源と譜面をチェックす。『おぉ!?』と思ふやうなエスニックな曲ばかり。ワシをメンバーに選んでくれたのは、かういふ事なのか?。いいねぇ。ヴォイスでも絡ませてもらえんかなぁ。

夜、Bass Ninjaこと今沢カゲロウ君の広島ライヴを見に行く。相変わらず、嫌味な程の超絶技巧と爆笑トークの落差が楽しい。相変わらず精力的にツアーをこなしてゐる姿は、ホンマに天晴れだ。3月に大阪で一緒に演れるのも、また楽しみ。


3週目

12日(土)--------------------------------------------------------------------

しーなとシュウのリハにバスで行ってみる。これもチャリで通うやうにすれば良いのかもしれんね。しかし、ワシは人生のなんかの節目には、このやうにチャリだの徒歩だので出勤、あるいは通学などに切り替えて来た。が、結局はバイクだの車だの、に帰ってしまってゐる。現代人(ワシか?)といふは、これほどまでに「便利」といふものに弱いのだ。ワシなんかは、本来歩く事が全然苦にならん人間なのだ。歩くのが好きなのだ。だから歩けば良いのだ。なのに何故?。

3時間、新曲やライヴの構成など、真面目にリハをやって、夜は久しぶりにデュオ飲み。四川料理を喰ひながら、今後の活動プランなど話す。話す事はあるもので、二人で紹興酒を1本カラにした。しかし、まだ早い時間だったので、電車で帰る。悪くない。今後、しーシュリハも電車通勤にしやうか?。

13日(日)--------------------------------------------------------------------

久しぶりに女房と買い物。日曜日のスーパーには『さぁ!鍋を喰へ!!』と云わんばかりに、鍋の具材や出し汁などが大売り出ししてある。んで、ワシらも鍋にする事にす。なん周年記念かなんかで全商品5割り引き中らしく、「冬眠でもするのか?」と云ひたくなるやうな大買い物をしてゐる家族などもゐる。ウチらは豆乳鍋の材料を、常識の範囲内で。

夜はぱかぱかシュウ号のリハ。前回のリハ時に比べて、けふはだいぶ動きが出て来た。こないだよりグルーヴも出る。即興が多く、同じやうな展開になるのが危険だが、今回はこの路線で行く事にす。ひとつだけあったポップチューンもラインナップから外し、4曲で30分、といふ枠組みを作り、潔くMCも一切ナシで演ることにした。ただひたすらに「怪しい集団」として演る。あ、ディジュを吹く、といふ手もあるなぁ。

14日(月)-----------------------------------------------------------------------------

ヂョギングしてゐてあんまり人が居らんので不安になってしまったが、どうやら世間は祝日、らしい。のんびりと巨大書店に行きブラブラす。西島大介のイラストに目を惹かれ、森博嗣の「少し変わった子あります」といふ新書を買う。D、といふ太ったローカルのタレントがロケをやってゐた。こっちを見てたけど、顔見知りだったっけ?。

CD「ブルー・アーク」を聴き、何年ぶりかのど真ん中ストライク、のフェイバリットとなったアシタ・ハミディ&バザールの他の音源がなんとか入手できぬものかと色々。オフィシァルサイトにはCDオーダーのページが用意されてゐるのだが、ドイツ語かなんかで書かれてゐて、分からん。本人のアドレスに、英語の翻訳ソフトを使って書いたメールを送ってみる。まぁ上手くいきゃめっけもん、失敗しても『変な日本人から来た変なメール』で済む。人生はトライしてみんとね。

15日(火)-----------------------------------------------------------------------------

先日NHKにて「アイヌの魂をラップに乗せて」といふドキュメンタリィをやってゐた。現代に生きるアイヌの若者達が、民族としての自分達のアイデンティティを探して云々、と云ふまぁ割とありがちながら真面目な設定。今風の若者の、しかし真摯な生き方が胸を打つ。熱い想ひをヒップホップのリズムに乗せて熱く語る。ヒップホップにしちゃ全然グルーヴしてないし、ラップで思いっきり噛んでゐたりしたが、まぁ素人だから・・・・。

でもなぁ・・・と、出自で差別を受けた事のないワシなどは思ふ。今の、地球に、生きてゐる、それぞれの、単一の、個、といふのではいけないのかね?。

4〜5日前ぐらいから、ウチのアパァトの隣の敷地で、ビルの解体作業が行われてゐる。重機を使ってどっかんどっかんやってゐる。隣の敷地、とは云へ、時折、窓ガラスが震える程のかなり強い揺れが伝わって来る。この程度の作業で、この揺れ。1991年3月14日の広島新交通システム橋桁落下事故の事を想像すると、その音量や衝撃がいかほどのものであったか?。をフと考えた。

16日(水)-----------------------------------------------------------------------------

なかなかべっぴんの女性が、芥川賞を受賞した、とかでTVに写ってゐた。川上未映子さん、といふ人。なんか聞いた事のある名前やな、と思ってゐたらやっぱり。この人、シンガーソングライターなのださう。しかもかなり「こちら側」に近い所で活動されてゐる模様。作品を読んでないのでなんとも云へんが、この川上さんはじめ、町田康、菊池成孔、吉田アミ・・・・。個性的な音楽性に文才を持ち合わせた人が目立って来たね。しかしべっぴんやなぁ。良いなぁ、川上さん。

アキバ系の、なんぢゃら、といふ少女のグループの某が、『(ミニスカで)脚を見たらセクハラ』と発言して問題になってゐる(らしひ)。その発言に抗議するものと、擁護するもの、による所謂ブログ炎上、てやつ。ンで、お決まりの、本人による謝罪。まぁ例によって愚かで考えなしのコドモがちやほやされていい気になって、の末での発言なのだらうが。まぁさういふ発言に過剰に反応して非難したり訂正を求めたり、てのもなんかなぁ・・・。結局、『割れ鍋にとじ蓋』的な阿呆同士のなじり合い、は醜いですよ。

まぁ、ね。その某、といふ歌手もだね、自分が(ミニスカで)脚を見せてゐるから注目されてゐる、と云ふ事を分かるべきだね。例えば、巨乳以外に売り物がないタレントが「巨乳封印」とか云って、その後消えて行くパタンがほとんどだってぇ事とかね。

ね。

17日(木)-----------------------------------------------------------------------------

某所から演奏依頼を受け、その交渉が上手く進まずにイライラす。お互いの生活パタンが違うから、スムースに行かんのだな。例えば、向こうが仕事を始める頃は、ワシはまだ寝てゐて、ワシが交渉に入る頃には、向こうは仕事を終えて家に帰ってゐる。まぁなんにせよ、久々にこんなにファクスを使ってゐる。よ。

レッスンの空き時間(最近これが多くて困るが)に、しーなさんに依託された新曲をアレンヂす。「シュウの里子制度」と云って、作ったは良いがなんかイマイチ、みたいな曲を預かって完成品にする、といふ作業。ぢつは割と好きなんですね。今回もファースト・インプレッションでポポポっと出来たが、譜面を書いてゐるうちにもひとつ別のアイディアも浮かんで来て、ほぉお、てかんぢ。まぁ一応両方とも譜面にして、リハに持ってってみるか。

音屋のきむらあやこから、アルバムを録音しませう、といふメールが来る。ん〜〜〜〜〜。お気付きの方も居るかもしれんが、当初スケヂュールに書いてゐた「レコーディング」といふ予定を消してゐる。年始に思ってた程ヒマでなかった、と云ふのも理由なのだが、なんかあと一歩モティベーションが上がらんのだよね。テーマが見えん、と云ふか・・・。まぁ細かい事考えンでとりあへず録ってみても良いんだけどね。

18日(金)-----------------------------------------------------------------------------

朝、TVを灯けたら川上未映子さんが出てゐた。おほぅ!これはラッキィDVDに録画して・・・、と思ったその瞬間、『けふは芥川賞を受賞された川上未映子さんの特集をお送りしました』、・・・って終わったんかいっ!!?。ショーック!!。

電車通勤に切り替えて2週目の金曜日だが、けふは駅に行くといつもよりえらい人が多い。「?」と思ったら、なんかダイヤが乱れてゐるんださう。なるほど、かういふ問題が生じる怖れもあるのだね、JRは。まぁけふの処は、ほどなく電車が来て事なきを得たのだが、今後は分からんね。それを除けば、朝の駅周辺の整然&雑然とした雰囲気とか、大層えぇかんぢで心ナゴむ。「社会に関わってゐる」といふ気がす。

レッスンの空き時間に、昨日アレンヂした新曲を2パタン清書す。なかなか良いのが出来たんではないかな?。その間、マサミ、パイグとメールのやり取りがあり、今年初のSoe'sのライヴが決まった。こっちも曲作らなきゃなぁ。帰りの電車は、ひとつ先の駅まで乗り、晩飯の買い物をして帰る。夜は安芸楽団のリハの日程確認やら、教育委員会からの出演に際する確認など。


4週目

19日(土)--------------------------------------------------------------------

週例しーシュのリハ。新曲「梅雨の仙人掌(サボテン、て読むんだって。へ〜〜〜〜っ!)」アレンヂッド・バイ・ワシ、を演る。まぁまぁ、かな?。ボサのやうでエスニック、といふ、狙ったやうなかんぢになった、のかね?。

しかしまぁ、としーなさんと話す。このテのエスニック調であったり、変拍子だったり、ヘンなメロディが入ったり、抽象的な歌詞だったり、ていふ音楽は、オモロイ、と思えん人には全然オモロないんだらうね。ワシが普通のジャズや、へたれロックをオモロない、と思ふやうに・・・。まぁしょうがないやね。色んな嗜好があって世の中は成り立つのだ。

けふはしーなさん、ケツカッチンにて夕方にはリハ終了。そのまま電車で帰り、久々に週末の夜、ウチにゐる。平和な冬の夜だ。

20日(日)--------------------------------------------------------------------

朝のTVにて、芥川賞の川上未映子さん(の音楽)を槍玉に上げて、不良上がりのロックンローラーで、バラエティなどに出演してマイホーム・パパへの転身を計り、どうやら最近それが上手く行きつつあるヒトが『かういふ何を伝えたいのか分からん歌詞は分からん』のやうな事を云ってゐた。なるほど。しかし、あなたは「伝えたい事」が随分沢山あるんですねぇ。全部で13章でしたっけ・・・?。もちっと簡潔に行かんのですかね?。

琴奏者の木原朋子ちゃんと2回めのリハをす。お互いに前回やったリハの内容をきれ〜に忘れてゐる(笑)。次のSoe'sのライヴにゲスト参加してみちゃどうか?といふ話で進めてみる。デュオのライヴは、それを踏まえてからでも遅くないだらうし。な訳で、変拍子講座となる。ジャズやロックの人に比べると、まだクラシックの人は変拍子に拒絶反応がないので助かる。

びちゃびちゃした雨が降ってゐて、標高の高い所にはすでに雪化粧が始まってゐる。こら寒ぅなるでぇ〜。

21日(月)-----------------------------------------------------------------------------

専門学校のあと、シネコンに映画を見に行く 。月曜日は「メンズ・デイ」といふのがあって、男は割り引きになるのだ。プロモを見てちょっと興味を惹かれた「シルク」を見る事にす。日本、カナダ、イタリアの共同製作らしひ。儚くて哀しいストーリィなのだが、なんか意外なほどサラッと描かれてゐて、嫌みがない。映像も美しい。共同製作だけあって、このテのジャポネスク映画にありがちな『おいそれは何処の国や?』といふのも(あんまり)なかった。一応、時代考証も合ってゐる・・・やうだ。良く出来てゐる映画だと思ふ。

芦名星が台詞一切なし(役名もない)で、強力なジャポネスク・エロティシズムを好演。年齢不詳(ホンマは23歳)。この人、趣味は「筋トレ」って(笑)。

しかし、嫁を置いて世界の果てまで行ってしまふ男、といふ設定に、少なからず耳が痛む。ね。

22日(火)-----------------------------------------------------------------------------

寒い。専門学校。昨日、年が明けて初めて顔を見せた生徒が、けふはまた来ない、といふ・・・。もう2〜3回で授業も全部終わりなんですがねぇ・・・。同業の士と良く話すのだが、あんまり生徒が休みがちだと、自分の力量と云ふか魅力の無さを問われてゐるやうな気がして来て、結構ツラいよね、と。

真面目に来ない事を叱って、ホンマに来なくなる生徒と、逆に発奮して真面目になる生徒の2タイプあり、昨今後者のタイプはあんまり見かけなくなった。現在、東京でスタヂオミュージシャンとして頑張ってゐる川島弘光などは、休みがちだった時「来るならちゃんと来て真面目にやれ。休みがちになるくらいならもう来んでよろしい」と云った所、一気に真面目になり、内弟子、とも云ふべき関係にまでなった。

かと思へば「練習する時間がない、などと言い訳すな」と云っただけで辞めるのもゐる。某大手教室では、マニュアルに『さういふ事は云わないやうにしませう』とまで書いてある。まぁ皆さん忙しいのは分かるんだが、ワシはかつて、働きながらベース習いに来て、女房子供養いながら司法試験にパスした人を知ってるからねぇ。まぁワシも年を取ったで、最近は生徒にはあんまりキツい事は云わなくなったけど・・・。

23日(水)-----------------------------------------------------------------------------

レッスンのあと、御贔屓音楽酒場MACの新年会ライヴに行く。21:00に会場に着くと、既に満員。けふの処は一応Far east loungeでの出演となってゐたが、マックさんが「ちょいと間が空くけぇお前ソロでなんかやってくれ」と云はれた。ので、ソロで2曲、しーなさんツンちゃんと3人で2曲演る。ワシは外人さんにウケ、しーなさんは女性にウケる。ふぅむ。

その後カシラが来てFar east loungeで4曲。最近なにやら凄くエェFar eastだが、けふも素晴らしいライヴとなった。相変わらず練習はおろか打ち合わせもせんバンドなのだが、グルーヴが半端ではなくなって来た。けふも客が踊る躍る!!。もっとライヴやろーや、カシラよ。

意外な出演者としてゴトウイズミさんがゐた。アコーディオンを手にステージに現れた瞬間、場の空気をねぢ曲げてしまふ。凄い。勿論イズミさんのアコーディオンの腕前は確実なものだが、場を惹き付ける力はそんなテクニックや言葉ではないのだな。参りました!。是非一度御一緒させて頂きたーい。

打ち上げは近くの中華料理。色々頼んで皆でシェアす。チャーハンがえらい美味だった。中華は必要以上にハラが膨れるのが欠点。吐きさうになったが我慢して寝る。

24日(木)-----------------------------------------------------------------------------

昼過ぎ、うどんを喰ってゐたら電話。聞き覚えのない声で『梶山シュウさんのお宅でせうか?』「あ、はい」『あのー私佐藤研二と申します』「はぁ」サトウケンジ・・・はてどっかで聞いた事がある名前・・・・『あのー、ベースの・・・・・』「あッ!!!

思わず部屋ん中で立ち上がってしまった。なんと、あの、佐藤研二さん、である。もとマルコシアズ・ヴァンプの、現エレクトリック・ノマドの、なによりあの、ギブソンEBをぶりぶりに弾きこなす超絶ベーシストの、地下室の会の創設メンバーの一人でもある、あの、佐藤研二さん、その人なのであった。

光栄にも広島での共演のお誘いだったのだが、なんとそれがちょうどワシのメキシコ行きとカブる時期!。オーマイガッ!。良いニュースといふは往々にして重なるものだが、カブらんでもえぇぢゃんかよ、トホホ。しかしいづれ時を改めて、といふ事を云って頂き、その時には是非、と強く思ふ。あ〜〜〜、しかし勿体ねぇなぁ!。

でも此所数年、酒井泰三さん、石間秀機さん、と、長年ファンだった人との共演が続いてゐる。これでもしいつか佐藤さんと共演出来たら、もう・・・ね。同時代に生きてゐるミュージシャン同士として、あってもおかしくはない話なのだが、やっぱりねぇ・・・・。う〜〜む感慨深い。なんかやっぱり、願って、望んで、待ってゐたら、そのやうに事は動くものなのかなぁ?。

ぢゃあ、ねぇ、上原ひろみ、とか一緒に演れませんかね?。あとね、椎名林檎、とか・・・。

25日(金)-----------------------------------------------------------------------------

寝しな、少し調子悪かったので、明日はヲーキングをやめてゆっくりしやう、と思ってゐた。目覚めて枕元の時計を見ると11時だった。

11時!

専門学校は10時半からなのである。で、けふはその日なのである。バーン!てな感じで家を飛び出して、車を飛ばして行ったが、まぁどっちみちもう大遅刻よね。やれやれ。だが生徒が来なかったので・・・・。いや〜いかんなぁ。普段あんなに寝こんぢまうことなんてほとんど無いのにや。やっぱ調子悪かったンだらうか?。なんにせよ、お前この頃ダレとるぞシュウよ。

夜は一時期オルカ団のメンバーでもあったミキと、5年前やってた「ももくり」といふユニットの復活(?)リハ。ここんところ日誌に登場する整備士の元唄うたい、てのは彼女の事なのだ。で、まぁ年末に久しぶりに再会した事で、またちょっとでも唄ってみたくなった、みたいな事で本日に至る。

あの時期以降、カラオケすらあんまりしない、と云ふミキだが、ワシもあえてそこは手を抜かず自分が唄う時のかんぢで弾く。ミキ、想像以上に声が出ない自分にショックを受けてゐる。そりゃさうだらう。でも、久々に聴くとやっぱ良い声してんなぁ・・・。この声に似合う曲を、ちゃんと書き残したかったよなぁ。5年前にやってた曲、やる予定だった曲、などを引っぱり出しては唄ってみる、みたいなリハ。ワシも久々にこんなにギターを弾いたよ。

ワシも無駄に歳を重ねた訳ではないので、『また一緒に演らう』とは、もう云わん。だが、また唄いたくなったら、いつでもおいで、と。


5週目

26日(土)--------------------------------------------------------------------

明日は女房の誕生日。しかしワシは自らの企画したライヴの為、明日は壱日拘束される事になる。ので、前倒しにしてもらって、けふ、祝う。まづ、湯煮句呂へ行って、好きなものを買ってやる。ワシもついでに自分用のステージ衣装(にもなるTシャーツ)を壱枚買う。

そいからワシはしーシュのリハへ行く。しーなさんは明日明後日のライヴで、「ピアノを弾かん」といふ課題を自分に課してゐるらしく、唄や小物に専念。かういふ展開になるとワシも5弦や6弦への浮気心がチラリズムしてしまふ。いや、そげな余裕はありまへんぜ。

夕方で切り上げて帰宅。お気に入り居酒屋「ちゃぶ家」へ。終始良いペェスで喰ひ、飲んだ。出会ってからいつの間にか20年近くが経とうとしてゐる。静かに驚いてゐる。

27日(日)--------------------------------------------------------------------

沖縄より友来たる。コウサカワタルin 広島2デイズの初日だ。去年の夏に初めて出会い、こんなに早く再会と共演が実現するとは思ひもよらなんだ。なんとも縁は不思議なものである。一応、ワシとしーなさんが首謀者、といふ形になってゐるが、けふはFar east lounge に協力をお願いして対バンを演る。昨年の沖縄ツアーで会ってゐるので、カシラは面識済み。

さて、ライヴであるが、先発のFar east〜。此所数年、とても良いライヴを演って来た我々だが、けふは久しぶりに歯車がかみ合わなんだライヴとなった。特に誰かが失敗した訳でもないのに、全員の演り辛さが伝わって来るやうな・・・。まぁこのバンドはリハも打ち合わせもせんから、かういふ展開になるとホンマに辛いね。

後発のワタル君はレキント・ギター(1/2サイズのアクースティック・ガット)とサロード(インドの弦楽器)を使い、なんともユルい即興を紡ぐ。波の音を聴いてるやうな、捕らえ所のない、しかし飽きない音が続く。うぅむ、考えさせられるねぇ。これに比ぶればワシの即興は、全然エゴむき出しやな。やっぱまだまだテクニックの呪縛から抜け切れてないわ。青いのぅワシ。

ラストでしーシュ&ワタル君で完全即興を壱発。ワタル君の弓弾きサロードにワシのフレットレス、しーなさんのヴォイスとピアニカが絡み、どんどん広がる。ナイスな出来。お客さんの受けも入りも上々。ひとまづ初日、成功としておこう。PICOで軽く打ち上げ。

28日(月)-----------------------------------------------------------------------------

2デイズライヴの二日目なのだが、けふはまづ授業をせんければならん。専門学校へ行き、ひとコマのみレッスン。しーなさんに学校まで迎えに来てもらひ、けふの会場ギャルリ青鞜(せいとう)へ。機材は昨日のライヴ後に運び込んでゐたので、いきなりサウンドチェックからやれる嬉しさ。なんか雪、降って来てンですけど・・・。

青鞜は、まぁ、珈琲が飲める画廊である。ワシは常々、いつか画廊でライヴを演りたい、と考えてゐて、けふ、それが叶う。しーシュを演るやうになって、さういふ夢が割と叶ってゐる。悔しいがやはりこれはしーなさんの力なのだらう。ワシ独りでそれが実現出来たかどうか・・・・。

けふのお客さんは、所謂「椎名筋」の上品なマダ〜ムが9割。昨日発売になったばかりのしーなさんのソロアルバムが、飛ぶやうに売れてゐる。へいマダム!貴女のバッグの下敷きになってゐるのはワシの「きねつき」ぢゃないか?!。

けふのワシらはしーシュピアノなしヴァージョンで。ベースとループでアンサンブルを組み立て、ピアニカやアコーディオンで色を添える。しーなさん、けふは即興が調子良いぢゃないの?。ワタル君のソロも、3人での即興も良い反応を得られ、お客さんも大入り満員で、どうやら2デイズとも成功に終わったライヴ。

けふはその後スタヂヲに入り、3人で即興を録ってみる事にす。3人で向かい合う形に座り、出音をそのまんま拾うやうに、マイクを2本だけ立てる。しーなさんは各種鍵盤、ワタル君はサロード、ワシはベース弾いたりジェムベ叩いたり。適当にパターンを換えながら4テイク。これがまた、想像した以上に良い録音となり、このまま音源にせんか?といふ話にもなる。良いねぇ、こんな形で音楽が作られて行くなんて、まさに理想なんぢゃないか?。即興に関してはホンマに今回、考えさせられる事が多かったねぇ。

とりあへず、お疲れ様でしたワタル君。

後でよく考えたら、けふはワシが唄う曲は演んなくても良かったのかもね。ライヴは蓋を開けてみんと分からんわ。でも、かういふ「ピアノレスしーシュ」は今後も機会を見つけてはやって行きたいね。

29日(火)-----------------------------------------------------------------------------

早朝、ウチに泊まったワタル君を、空港行きのリムジンバス乗り場まで送って行く。まだ明け切らない空の下、またの再会を誓いあった。出て行くバスに手を振って、ワシはその後、専門学校でふたコマ。夜のレッスンは休みにして、温泉に入ってこの二日間の疲れを抜く。

遠方の友が帰った後の、なんか寂しいやうな、嬉しいやうな、切ないかんぢ。ワシも、旅先で見送ってくれる人に、そんな風に感じてもらへたら嬉しい、と思ふ。

30日(水)-----------------------------------------------------------------------------

けふは週末に行われる企画ライヴのリハ。なかにし隆(Pf)岩本貢(Gu)久保田雅文(Per)久保ようへい(Per)Rie(Vo)前田斗亜(Vo)、といふ凄い面子。これで演るのがアラブ系、と来たらそらもう、ね。ワシにしては劇的に音を減らして、シブく弾きます。トアちゃんの唄がこれまたえぇんだな。こらぁオモロいライヴになりさう。楽しみだ。

だいぶ前に買って、1回ぐらい聴いたきりだったクォン・ヴーのアルバムを、何の気なしにかけたら、あれ?悪くない。なんで聴かんかったんだらう?。なんとも地味なベーシストやな、と思ってたツトム・タケイシも、ヘッドフォンで良く聴けば、相当アグレッシヴな事を演ってる。ふむ、オモロいやないの。

31日(木)-----------------------------------------------------------------------------

けふはぱかぱかシュウ号のリハ。その前にフと立ち寄ったラーメン屋が、「替え玉サービスデイ」とやらをやってゐて、ついつい替え玉をしてしまふ。ぐーふ。

ぱかぱかとのリハはだいぶ「やり方」が分かって来たかんぢ。ベースはナベちゃんに任せて、ワシは低音の、フレットレスの、ギター、といふ位置付けで弾く事にす。けふはディジュリドゥを使ってみた。まだ循環呼吸が上手くつながらんが、ハマると大層オモロい。しかし、唄って、ディジュ吹いて、てのを演ると、信じられんぐらい疲れる。こらぁしっかり走り込んで肺、鍛えとかな・・・・。


翌月へ