January


一週目

1日--------------

ゆく年くる年を見た後もだらだら起きてゐたので、午前11:00頃になって起床。けふはなんも予定のない一日やので、女房とゆっくりしてゐる。むか〜〜〜し、やはり元日に家でゴロゴロしてゐたら、小林のカシラから電話があり、小野寺(現東京在住フリーライター。元シンガーソングライター)のところに居るけぇ遊びに来いや、といふので行き、男3人でコンビニのパンを食らった事があるのを思ひ出す。

昼、女房と散歩する。2時間ぐらいひたすら歩く。裏道などに、エげな空き家がたくさん見ゆ。もう引っ越しはこりごりだが、かういうエげな家に移り住む事を想像するのは、仲々に楽しひ。

2日----------------

けふはウチの実家に里帰りする予定の日。午後3:00頃に電車で出発するも、首筋から背中にかけて、づーっと「ぞんぞ」が立ってるやうな状態で、たまらぬ。途中駅から実家に断わりの電話を入れ、帰省を取りやめる。永らく会ってなかった親戚が残念がってくれるが、ワシも残念。特に音楽家になってゐるであらう従兄弟とは、是非会いたかったのだが。

ウチに帰り熱を測ると、微熱ながら上がってゐる。腰湯でぬくまり、ひたすら寝る。

3日------------------

けふは女房の実家に帰る予定の日。きのうのけふでちょっと心配。熱は下がってゐるやうだが、なんとなく身体に力が入らぬ。大事をとってけふの帰省も取りやめ。女房一人に帰ってもらふことにした。日中、ウチに独り。ヒマをもてあまし、古いビデオを引っ張り出して来ては、なんとなく流しながら寝てゐる。

遠山景織子主演の『高校教師』が出てくる。くどい演技、大袈裟な展開。しかし荻野目慶子の精神を病んだ演技が秀逸。遠山景織子、わりと好きなタイプの顔。この頃に比べると最近は結構ガサツ路線になってゐるやうな・・・。しかしまぁこの映画(TVシリーズも)なにが一番ハマってるかって云えば、主題歌に使われた、森田童子の『ぼくたちの失敗』に尽きると思ふ。


2週目

4日----------------------

落ち着く。やうやく「ぞんぞ」も立たなくなったかな?。中途半端な風邪は嫌いだ。それでも大事をとってぢっと家に隠ってゐる。ものの見事に外に出ない一日。ドアすら開けなんだ。

プレゼント用のCDーRを焼く。が、完成品を聴くとクリックノイズが入ってゐる。ヤられた!出力と入力の調整が上手くいかなんだのか、と思ひ、今度は慎重に焼いてみる。ところがこれにもノイズが!。どーゆーこった?。次はいちいち一曲づつ確認しながらダビング。ウム、問題なし。ところがどーだ!完成品にはやはりノイズが!。だうやらファイナライズの過程でクリックノイズが乗ってしまうやうだ。なんでだ?。今までなんの問題もなかったのに?。ショーック!!。

5日-----------------------

アクターズスクールのレッスンがけふから始まる。本来は土曜日だが、今年のスタートはイレギュラーで月曜日からとなった。年始といふことで(?)チャリで行ってみる事にした。距離にしておよそ10キロ。まぁ40分位ありゃあ行けるだらう。さほど必死に漕ぐ事もなく、信号もきちんと守り、だいたい45分で会場に着く。行ったら行ったで生徒達のテンションが高く、こちらの気持ちを引き上げてくれる。

先週、焼いたCD−Rをプレゼントしたダンスのセンセイに、クリックノイズが入ってなかったか?と訊くと「入ってましたよ」とのこと。ガーン、やはり。購入して3年目である。そんなに早く壊れるものなのだらうか?。丁重に詫びを入れ、またまた40分かけて帰宅、帰りの方がしんどい。東京でCDーRを買ってくれた人にメール。もしノイズが入ってゐたのなら、リコールせねばならぬ。

6日-----------------------

けふは休み。女房が出勤した後、仕事の周辺備品を揃えるため、買い物へ。せっかく久々に車に乗るのだから、あえて遠くのホームセンターまで行く。以前から欲しかったホワイトボード(月間スケヂュールが書き込めるやつ)をどーしやうか迷うが、結局買わず。昼にかかったので、そこら辺で目についたラーメン屋にでも入らう、と思ってゐたが、天気が好いのでコンビニで簡易食品を買い、河原で喰う。同じやうに河原に車を停めて休憩してゐるサラリーマンもゐるが、彼等は車中から出やうとしない。こんなに天気の好い日の、こんな良い場所に来て、なにが悲しくて車の中にゐるのだらうか。

夜は久々に料理に没頭。ピーマンの肉詰めを作る。スパイスを効かせ、妻にも仲々好評。

7日--------------------

けふも休み。昨日に引き続きよい天気。日記用のノートを買うために市内までチャリで行く。30分くらい。

馴染みのK楽器店にえらいこと安いドイツのベースアンプが入荷されてゐることを聞いてゐたので、ツイデに行ってみる。K楽器店、高校時代から世話になってゐるが、ここ数年楽器への触手が動かず、全くと云っていいほど顔を出してなかった。試奏用に一本だけあったフレットレスを借りて、早速音を出してみる。ウ〜ム、仲々ヨイ。結構な出力がありながら、わりとコンパクト。それでゐて安定したハコ鳴り。なにより120ワット(50×40×30センチくらい)でなんと4萬円を切るコストパフォーマンスに驚いた!。即決、買約してしまふ。

夜はまたまた料理。けふは白身魚のスゥプ〜キムチ鍋風。サー、明日から本格的に仕事開始だ。

8日-----------------------

9:00起床。いつものやうに軽い体操の後、ベースを小一時間練習。TVとかでは初夢がどーのこーのとやってゐるが、今年に入って未だに夢を見ておらぬ。

レッスン。ジモミュージックのスタヂオが、きれいに模様替えされてゐる。正月休み返上でやったといふ。きれいに使わんとね。3:30から9:00までレッスン。その後オルカ団の初練習の予定だったが、スタヂオの予約をし忘れてをり、部屋が空いてない。ワシのミス、すまぬ。

9日------------------------

am10:30専門学校初授業。考えてみれば2年生はこの春で卒業だ。授業自体もこの1月中で打ち切りである。早いモンだ。生徒に『センセイはもっと生徒に自分のライヴの宣伝をしてください』と云われる。すまん。

たぁ云ってもねぇ、情報は自分で見つけなさいよ。好きな事にくらいは能動的になってほしいものよ。


3週目

10日----------------------

ゆんべ1:00頃に布団に入ったのだが何故か全然眠れず、4:00頃あきらめて起き出し、仕事する。眠いのだが眠れない。タマにかういう事がある。さういうものだと思って、ちょうどコピーせねばならぬ何曲かがあったので、やる。やってるうちに夜が明ける。その後も眠らず。

チャリで仕事に行き、帰りがけに元弟子バリホ主催の「ポーク・ミーツ・ライヴ」にゆく。まちゃあきがバリホの兄貴とモーターヘッドのカヴァーを演ってゐるといふので期待したのだが、音がデカ過ぎて最初っから最後まで『ガー』としか聴こえなんだ。どれが何の音なのかさっぱり分からん。

酷な言い方だが、やはりワシはもう「ライヴハウス」でのライヴには、限界を感じて仕方がない。身近な人からチケットを手売りしてゆく、といふスタイルでは、どうしても内輪だけのパーティーに向かってしまう。さうでなくするには、出演するバンドがあまりにも同傾向すぎるのだ。しかし、このライヴに近々オルカで出るべきだ、といふ意気込みが湧くのも事実である。

11日-----------------------

けふは深安郡は神辺町「ハイダウェイ」へのFar east loungeプチツアー。小林のカシラと二人で車を運転してゆく。とはいえ運転はカシラに任せっきり。高速道路を使わずにだいたい3時間の旅。10年ぐらい前も、かうやって二人で車であっちこっち行ったもんだ。

2:00に出発して5:00前には予約してあるホテルに着く。チェックインだけ済ませて、そのまま会場入り。けふのホストといふか女性だからホステスか?、さう云うとゴヘイがあるが、まぁブッキングをしてくれたのは、以前ちょっとしたイベントで共演した平野ゆりさんと、その相棒ハっちゃんこと和田八美さんのふたり。ハっちゃんとワシは職場の同僚でもある。

このハイダウェイといふハコ。以前、春秋楽団といふバンドで出演させてもらったが、お世辞にも交通の便が良いとは言えぬ、まぁハッキリ云って相当に辺鄙なところにあるお店なのに、集まるお客さんは少なくはない。しかもじっくり聴いてくれる系のお客さんが多い店なのだ。

けふもそんなかんぢで、仲々よくウケた。パ−カスのツンちゃんの居ない二人編成だったが、初めての試みとしてル−プを使ってリズムを流したりしてみた。ワシのソロコーナーも好評。ゆりチャンとハっちゃんにも参加してもらったりして、お客さんもすごく和やかに盛り上がってくれて、ぢつにハッピィな気分になれたライヴだった。ありがとう!神辺ハイダウェイ。

最高だったのは、4歳くらいの女の子が踊りだして、これが可愛くて結構サマになってんの!。ちゃんとバラードはバラードみたいに踊るし、多分バレェかなんかやってる娘なんだらうけどね。ナゴみました。

am1:00頃、ホテルに帰る。荷物を置いた後、近所のコンビニに夜食を買いに行く。店の前に、ちょっとでもしゃがめば確実にパンツが見えてしまふであらう超々ミニのおなごが二人ゐて、明らかに「漁られる」のを待ってゐる。近くで見てみるとど−見ても中学生のやうな顔をしてゐる。コンビニ店員の茶髪のガキが鼻の下伸ばして相手をしてゐる。好きに交配しとれ、と思った。

12日-------------------------

部屋でビールをぐびぐび呑ってゐるうちに眠ってしまったらしく、ほとんど素っ裸で9:00に目が醒めた。何度かカシラが起こしに来たらしいが、ぜーんぜん気付かなんだ。

けふも高速を使わずに、ポレポレ(スワヒリ語でゆっくりの意味)で帰る。それでも正午過ぎには我が家に着き、ギャラを分配して解散。良いツアーだった。週末に予約して録りためたビデオを見ながら終日のんびり。やべ!コピーせんとイカン曲があった!。

13日--------------------------

火曜日はしんどい日なのだ。朝から専門学校の授業。pm2:30に終わり、先日購入予約したベースアンプをK楽器店に取りに行く。吉野屋で牛丼を喰い、そのままレッスン会場に入る。早速アンプのチェック。ホホー仲々・・・。実戦で使う日が楽しみだ。これならワシの車に積み込んで何処にでも行って、何処ででもソロができるぞ。

pm9:00までレッスン。その後市内にトンボ返りしてオルカ団のリハ。ヌー、今のメンバーはみんな実戦経験が足りないなぁ。

11:30リハ終了。年末から預けっぱなしにしてあったPAアンプをMACに取りに行く。ゆりさん(MACのママ。神辺のゆりちゃんとは別人)と合わせて、ちょうど年末のライヴでオペレーターをやってくれたWさんやBさんがゐたので、お礼を述べておく。am1:00頃、ようやく帰宅。ビール&パスタ。

14日---------------------------

アマゾンからEjigayehu "GIGI" shibabaw(なんて読むんだろ?)のCDが届く。T.B.S.(タブラ・ビート・サイエンス)ですげぇスピリチュアルな歌声を聴かせてゐたエチオピアの女性シンガー。T.B.S.でも演ってゐた曲が入ってゐるが、歌詞とメロディ以外は全く別物と言えるほど違うのだ!。それでも同じ曲だと分かるってのぁすごい!。このくらいの柔軟性といふか、対応性といふか、ある意味強引に演りきってしまふ力量がなければ、やっぱり『ハイブリッド』なんてできね〜んだらうな。今のオルカで目指そうとしてるモノが、一気に遥か彼方に遠ざかってしまった感あり。いつまでも『勉強してる』姿勢ぢゃダメなんだ。

15日----------------------------

2/10に演る事になってゐる、ワシ企画のライヴの出演者を集めて会議。スティックのラムジー、MIDIドラムスの上野友敬、コンテンポラリーダンスの関本麻須美。ワシの知り合い、といふ事以外はなんの接点もないメンバーが一同に会する。まさに『友達の友達は〜』の世界。それぞれにソロをやってもらひ、そこにワシが共通項として絡んでみんなを繋げてゆく、といふ企画。どんなモノが出来上がるのだらうか?。

ミーティングを終え、そのままダンスの麻須美ちゃんと打ち合わせ。結局麻須美ちゃんとはギターで演ることにした。「歌詞を知りたい」といふ。ダンサーにそのやうな事を云われたのは初めて。言葉を大切に出来ないミュージシャンが増えた昨今、詩の価値は、もしかしたらかういう人達の間に伝承されてゆくのかもしれない。この麻須美ちゃん、可愛かった頃の宮沢りえにチョイ似のべっぴんさんである。男性諸兄、2/10は来た方がよいよ。

ウチに帰り着いたら、何故かバイクのトランクが開かなくなってゐる。途中でナニカが引っ掛かってゐる様子。明日の仕事に要るものが入ってゐるので焦る。ドライバーやなんかで何度か試みるも結局開かない。諦めて明日の朝イチでバイク屋に持ってゆくことにする。

16日--------------------------

8:00にバイク屋さんに行く。『開かないので云々〜』と云ってる間に、店長がいともあっさり開けよった。アレ???。まぁ金もかからなんだし良かった良かった、と、専門学校に行くとえらい駐車場ががらんとしてゐる。ある種の予感を抱きつつ職員室に行くと、『けふは休みですよ、センセイ』と云われる。アレアレ????。

個人練習をした後、昨年末に2日間行われた椎名まさ子デナーショーの打ち上げ&新年会が、佐伯&椎名邸で行われる。おそらく午前様になるだらう事を想定してチャリで行く。カニ&おでん+黒糖焼酎。でかいカニが次々と茹で揚げられ、夢中で食す。たらふく喰い&飲み、眠いのと酔ったので、途中からワケ分からんやうになるが、今回は記憶はしっかりキープ。なんやらピアノ弾きだしたりしてダニー・ハサウェイの唄真似(十八番)などやってゐるワシ。佐伯優&椎名まさ子夫妻、心づくしの料理ともてなしをありがとう。しかし優よ、キミは音楽家もいいが、シェフのほうが向いてゐるのではないか?。

am3:00頃に解散。みぞれのやうな雨が降る中、キ−ボ−ド奏者の倉田さん夫妻の御好意に甘え、チャリを積んで自宅近くまで送っていただく。ありがとうございました。


4週目

17日-----------------------

明らかに二日酔いである。まぁ何人かで、とはいえ黒糖焼酎一升をカラにしたのだから、仕方がない。珍しく昼まで寝てゐた。しかしさすがに質の良い焼酎だけあってダメージは最低限に押さえられてゐる。

痛むアタマを抱えて2/10企画用の音源を作る。撮影した写真をPCに取り込んでポスターとチラシを作る。カメラマン(ワシぢゃ)の腕が悪くて、あんまり良い写真が撮れてない。ワシもえらいモコモコしたスェタ−を着てゐて野暮ったい。まぁしょーがないか。

18日-----------------------

けふは教鞭をとってゐる広島コンピューター専門学校アーティストコースのコンサート(作品展といふ事になってゐる)があった。広島アステールプラザ。チャリで行くが、道すがら天気が悪くなり、ヤな雰囲気。案の定、終わる頃には結構な雨が降ってゐる。

コンサートは、まぁお世辞にも素晴らしいものとは言えなんだが、プロではないのだから内輪で楽しむのもアリか。2年の女子など感極まって泣きさうになりながら演ってゐる。珍しく打ち上げにも参加。2年生と呑むのもおそらくこれで最後。2年なぞあっといふ間である。立派なろくでなしになるんだぜ、おまへら。

ところで、打ち上げに使った某居酒屋S。焼酎の水割りセットを頼んだはエエが、これがどう見ても(呑んでも)焼酎ではないやうな・・・。ごくごく控えめに云って理科の実験で使うエチルアルコールのやうな味(経験済み)。その前に頼んだジントニックに、ジンの味が全くしなかったのでヤな予感はしたのだが。さすがのワシも途中で嫌になってまたビールにする。

19日-----------------------

頭が痛い。やはり昨日のアレは、相当に粗悪な類いのアルコール飲料だったやうだな。

古本屋が出張買い取りに来てくれた。ここ2〜3年さすがに本の重みで床が抜けさうなのでお願いしたのだ。古いマンガや文庫本を中心に全部で204冊。これでも¥3000ちょっと。まぁ捨てるよりはエエか。

20日------------------------

火曜日は例によって忙しい一日。専門学校の授業を終え、夕方のレッスンまでに開く中途半端な時間の使い方が、キィとなる。けふはあんまり金が無かったのと、先日ホルモンカレーを大量に造り置きしてある事から、一旦ウチに帰って昼飯にする。コーヒー一杯飲む暇もなく、五日市へ。ここで9:00までレッスン。

MIからメール。インフルエンザに罹ってしまい、けふのオルカ団のリハに来れない、とのこと。最後のリハだったのだが。こないだはこないだでかをりが腸炎起こすし、ワシは怪我ばっかりするし、なんと虚弱体質なバンドなのだ。

明後日からJIVEで2デイズなので、先日購入したマイアンプを使ってみるべく、先に持ち込んでおく。JIVEでは2年前までワシがヘルパーとして在籍してゐたラテンバンド「サイデイラ」がライヴを演ってたらしく、久々にメンバーに会った。

21日---------------------------

通販で「タブラ・ビート・サイエンス」のDVDを購入したのが届く。完全な海外仕様なんで、ウチで見れるかどーかが心配だったのだが、MACにディスクを差し込むと、ちゃんと映像がでてきて、まづはホっとする。続いて感動の嵐!!。生きて動くスルタン・カーンやザキール・フセイン、ラズウェルにGIGI(分からんヒトはすいませんね)。すげぇ!すげぇ!!。MACの画像に見入りながら、一人でひゃあひゃあ騒いでゐる。ア、レッスン行かなきゃ。

22日--------------------------------

けふはFar east loungeのライヴにて、レッスンは休み。会場入りも6:30でオッケー。ただ、ものすごく寒い。なんでも異常低温注意報なるものが出てゐるやうで、確かにヒーターを点けてゐる部屋の温度が、20℃から上がらない。帰り道が凍結しても困るし、けふの場合メインで唄う必要もないし、酒でも飲みながらダルくやりたいので、電車で行く事にした。この寒いのに女子高生はミニスカにナマ脚で頑張ってゐる。もっと頑張ってくれぃ。

ライヴは最近のFar east〜の常で、イイかんぢにリラックスして演れる。ソロコーナーも一曲。対バンも気心知れた仲間なので、とても和やかな雰囲気。演奏前、中とビールを結構ばんばか呑んでゐる。明日もライヴ(同会場)なので、機材も置いて帰れるし、ヤーけふはホンマに楽だな、と思ってゐたが、演奏中ハタと気付いた。明日は金曜日!朝から専門学校ぢゃねーか。

すでにかなり呑んでゐたし、毒喰わば皿まで、といふことでメンバーと軽い打ち上げに。久しぶりにウヰスキーを呑む。帰宅はam3:00。

23日---------------------------------

やはり洋酒は残る。二日酔い、までは行かぬが、結構身体がダルい。けダルいのを奮い立てて授業に行く。ハラも減ってるし、アー、やっぱあんなに呑むンぢゃなかった。なんとか授業をこなし、2:30に一旦帰宅。機材を車に乗せて再出発。

けふはもともとワシのソロライヴといふことで会場を抑えてもらってゐたのだが、年末の会合で急遽オルカでの参加が決定した。それでも1stステージは独りで演る。直前までどのやうな構成にするか悩んでゐたが、結局、楽器は最低限のサポートのみに使い、「声」をメいっぱい使ったパフォーマンスをすることにした。

普段はベースで演ってゐる曲をヴォイスで演ったりもした。マイクをえへくたーに繋ぎ、ディレイで飛ばしたり、ピッチを変えたり、と相当マニアックな事をやったが、意外にもかなりウケた。30分も演れれば・・・と思ってゐたが、終わってみると1時間以上演ってゐた。8割以上が即興だったが、これでまたかなり自信につながったライヴであった。

後半はオルカ団。今回はこちらも楽器のソロよりヴォイスの度合いを深めた。リラックスした中にも(リハ不足の)緊張感が漂い、前回に引き続き良いパフォーマンス。お客さんも沢山入ってくれた。

かをりを家まで送ってゆき、けふ同じくライヴだったGressiveの打ち上げに合流。車なので、酒は一滴も呑まず。昨日に引き続きam3:00に帰宅。さすがにくたびれた。土曜日はレッスンはひとコマだけやのでゆっくりしやう。


最終週

24日------------------------

2デイズのライヴを終え、ようやくフツーの土曜日。けふはアクターズスクールのレッスン以外はコレと云った用事もないので、のんびり。すでに妻は仕事に出てゐたが、フと思い立ち、掃除&片付け。資源ゴミ置き場のやうになってゐたMAC周りを中心に、要らぬものを捨て、整理し、掃除機をかける。その後、フロに入り、自分も洗う。ついでに頭を刈る。ボーズにしやうとバリカンを駆ってゐたが、ちっとばかり失敗してしまひ、面倒なのでスキンヘッドにする。3年ぶりくらいか・・・。さ・・・さむい!アタマが!!。

25日--------------------------

毎年行われてゐる、某楽器メーカー専属インストラクターの全体研修に、5年ぶりくらいに出席する。日頃あんまり会う事のない、他所の地域のインストラクター達とあらかじめ決められた曲でセッションをして、技術の向上と交流を目的としたもの(らしい)。

待ち時間の方が長く、ちょいと退屈したが、自分の出番が来たらそこはそれ、楽しくハジけて弾いた。が、他のみんなはあんまり楽しさうではない。何故だらう?。好きで演ってるのとは違う事とは言え、自分の演ってることをシリアスに楽しめないヒトが、生徒たちにナニカを伝えてゆく事は難しいと思ふのだが。

若手を中心とした打ち上げにも参加。ワシよりひと世代下のヤツらが、すでにスタッフとして働くやうになってゐる。おまけに参加メンバーの中ではワシが一番年上。へー!!。

26日-----------------------------

焼酎のロックを何杯呑んだのだらうか?。最近「タクシーで帰る」と決めて呑むと、つい度が過ぎてしまふ事が多いやうだ。後輩のギタリストTに送ってもらったやうだが、他は記憶が曖昧。天井がぐーるぐる回ってゐる。おまけにどーやらゆんべのあの泥酔状態で頭を剃ったらしく、あっちこっちに傷が出来てゐて、バスタヲルや枕も血だらけ。『毎日剃らんと立派なスキンヘッダーにはなれない』といふ意識があったからだらうが、いつか死ぬぞ、これでは。

二日酔い、といふよりは、まだ呑んでるかのやうなゲロゲロ状態ではあるが、アクターズスクールの企画会議があり、これを休むと顰蹙を買ってしまふので、ムチ打ってゆく。吐き気を堪えつつ2時間頑張った。自分をほめてやらう。

買ったばかりだといふのに、先日のライヴ中に見事に壊れてしまったアンプを交換に行き、ついでにコンビニでタヲルを買い、近所のスーパー銭湯に行く。露天風呂に入り、ぷかぷか浮いてゐるとようやく酔いが抜けて落ち着いてくるのが分かる。ハー、やれやれ。

27日-----------------------------

朝から電話が良く鳴る。携帯電話の何が便利なものか、不自由になるだけではないか。そんなこんなで忙しい日の上に、なんやかやとダンドリをせねばならぬ事が多く、レッスンが終了する頃に、けふが妻の誕生日であることを思い出す。つまり、それまですっかり忘れてしまってゐたのだ。

妻はそのやうな事でいちいち文句を云うやうな女性ではないが、オットとしてのディグニティといふものもある。これは由々しき事態である!。車を走らせ、この時間でも開いてゐるやうなこぢゃれたモノを売ってゐる店を捜すもナシ。もちっと遅うまで開けとりやがれ!!。

やむなく酒屋に寄り、普段あまり呑まんやうなワインを購入。妻の帰りを待ってからメシを喰いに行く。正直に忘れてゐた事を詫び、デナーを楽しんだ。ちょいと自分がテンパっただけで伴侶の祝日を忘れてしまうとは・・・。つくづくダメな男である。

28日------------------------------

仕事帰りに近場のスーパー銭湯に行く。外気温が低すぎて、露天風呂なぞ隣のヒトの顔も見えぬぐらい靄ってゐる。

その露天風呂に、4〜5人の高校生らしき餓鬼どもがゐて、これがワシが同席(同湯?)してゐる間じゅうづ〜〜〜〜〜〜っと『何組の誰某はチチがデカい』とか『何部の某娘はシリがエエ』とか『何処其処の誰がしは同学年の何人とヤったか』とか『何々校の誰某を狙ってゐる』とか、そーゆーハナシ。

あんまりうるせーので何か言ってやらうか、とも思ったが、まぁワシも高校生時分はこんなんだったらうし、餓鬼相手とは言え、いくら何でも全裸で4人相手ぢゃ勝ち目もないしで、黙っておく。聴く気で聞いてみれば結構笑えるやうなハナシで、盗み聞きで思わず笑ってしまった。

29日--------------------------------

レッスン前、世話になってゐる楽器店マーマレードバケィションに寄る。先日、ワーミーペダルのアダプター(専用機)の修理を依頼しに寄った時、『これは治せぬ』『いや、治せ』とか問答してるのを、たまたま店内に居合わせた青年が『ボク、余ってるのがありますからあげますよ』と云ってくれたのである。預けられてゐたそれをナガイ店長から受け取る。見ず知らずのこんな男にありがとう。

レッスンを終え、スティック奏者のラムジィと2/10のリハーサル。どの曲でどんな事をやってほしいとか、さういうのの打ち合わせ。

30日----------------------------------

東京のくどうげんたサンから電話。3月後半、ちょっとした用事がてら広島に立ち寄れさうなので、ライヴでもどーか?といふ相談。実現出来れば素晴らしい。できれば川島にも帰って来させて、さんましら広島凱旋!!みたいなことも演れるか?。ただ3月はワシは脚の抜釘手術を控えてゐるので、それの日程次第。早急に病院と連絡をとって3月のスケヂュールを出しておかねば。

夕方、コンテンポラリーダンスの関本麻須美嬢と2/10のリハーサル。ワシの音楽を聴いてダンサーが踊ってくれた、といふ事は過去にもあったが、プロのダンサーとキチンと共演するのはほぼ初めての試み。演ってみるとこれが非常に面白い。

なかでも驚きだったのは、即興部分で、彼女の踊りからインスパイアされてメロディが沸き上がってきたことだった。映像や絵画のやうに、ある種確立されたイメージが提示されれば、そこからインスパイアされるのは、案外たやすい。しかしダンスのやうに刹那的(動的)なものから、さういうイメェジが得られるとは、思いもせなんだ。これは新たな発見だった。

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追記:

先日、この日誌サイトのファンであるといふ御仁から、今年に入ってからの日誌が少々読みにくひ、といふクレェムがあり(例)、週ごとの区分けを入れてみたりしました。一週間は土曜日の朝から金曜日の夜中までで、上から順番に並んでおります。

例:このやうに重なってしまふので
参週目 上から15日〜21日
弐週目 上から8日〜14日
初回更新 上から1日〜7日
31日---------------------------

小林のカシラ宅の「馬刺会」に招かれる。毎年恒例のこの宴、小林家ゆかりの友人知人を招いて貴重な馬刺を振舞ってゐただく、といふもの。今年で弐回目。前回は車で行ったので、酒が一滴も飲めず悔しい思ひをした。ので、今回はバスにて。途中から妻も参加。新鮮な馬刺と心づくしの料理を腹一杯頂いた。多謝!。


翌月