立秋(8月8日をピークに前後15日)
Independent Fellow's Live 無事終了しました。
東京から来てくれたBARAKAのみなさん。ポークスカッシュ、仏陀、特に、今回受け皿になってあれこれ企画してくれたGressiveのシヴァとシバちゃん、ありがとう。おつかれさまでした。久しぶりに朝まで呑んでましたねぇ。
ワシが心臓発作で倒れたり、マミが身体を悪くして臥せってたりで、オルカにとっては4ケ月ぶりのライヴでした。
ワシはでらしねツアーやソロであれこれライヴはやってましたが、やっぱり自分のバンドはいいねぇ。
特に思うのが、マミとかをりの素晴しい成長ぶりですな。以前のワシには、何とかこの2人を引っ張って行かねば!といふいらん気負いのやうなものがあり、それがまぁオルカ団といふものだったんだけど、今年始めのレコ発ツアーを終えて、なんとこの2人の逞しくなったことよ!!。もうワシには心配する物はない。ステージでは思う存分暴れる事ができる。完全に信頼出来る素晴しい仲間です。
これからもよろしくぅ!バリバリに行くぜぇ!さぁ!ワシにアンペグとフレットレスを!。
8月9日
今年はマミさん、かをりさん、両名とも辞退されまして、ワシひとりです。まぁそれも寂しいので、生徒や知人の女性ミュージシャン4〜5人を集めて『梶山シュウ&スーパーガールフレンズ』といふユニットを作りました。
なんで女性ミュージシャンなのかって・・・?。
そらあんた、その方が楽しいからに決まってるでショーが。
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曲作りのスランプからはどーにか脱却できたやうですが、今度はまとめる時間がない。先日のツアーでは、東京へ向かう新幹線の中で一曲仕上げて、早速演ったんですが、さすがにこなれが足らんかった。
ワシは曲先行型の作り手で、大体が詩はあとから書きます。同時にできる時もあるんですが、それでも細かい所は書き直しますな。いろいろ意見はございませうが、ワシは詩先行で書いちゃうと、あんまりにも叙情が強過ぎて、なんかエグい気がするんですな。それに言葉はすでにある種のメロディを持っておるものでして、それに捕われるとなんかみんな同じやうな曲になっちゃう危険があるんですね。
まぁ言葉にメロディをうまく当てはめれない言い訳なんすけどね。
勿論、曲を作る時だって、なんもイメージのない所から作るわけぢゃございません。ワシはタイトルから思いつく事が多いひとで、例えば『Dance for Serbia』といふ曲を作らう!といふところから作りはじめるんですよ。ジャズロックを演ってた頃からさうでした。ワシにとって曲名ってのは、「最小単位の歌詞」なんですな。
てぇ事は詩先行型なのかな?。
ワシの身近にゐるひとで『コ・・・これは凄い』といふ詩人は、空城のシヴァでせうな。
こやつの詩は凄い。言葉の使い方、語彙、ウィット、着眼、どれをとっても素晴しい。彼とは一度ならず恊作をしたことがあるんですが、詩先行が苦手なワシですら、彼の詩にはぽぽっと曲を付けることが出来たんですよ。それくらい詩そのものが力を持ってゐる。
ただ、「分かりにくい」って意見があるのは仕方ないでせうね。いまは日本語を喋れない&理解出来ない人が多いから。あんな愚例や微ー頭みたいな意味もなく放課後の教室に残って黒板に下らない事を書いたりしてる女子中学生の交換日記みたいなのが、平気で「詩にぐっとくるよね」なんて云われちゃう訳だから。
逆に山下達郎のやうに「詩は二の次、三の次」みたいに割り切っちゃえばそれでいいんすけどね。
ワシが今唄いたいのは、凄くパーソナルなもの。ワシの詩は「社会派」ってよく云われるんですが、でも「戦争反対!」とか「アメリカは空爆をやめろ!」とか「テロのない世の中を」とか「平和を!」なんてのを唄う気は、全然ないです。それに「がんばろう〜キミの勇気が〜」みたいなのも大嫌い。ワシはワシが知ってる以上の事を云う気もないし、それを人に問いかけるつもりもない。「どう思う?」ってのも要らんお世話。気付いた人だけ考えてくれればそれでいい。気付かなきゃそれもまたよし。所詮は「ただの唄」なんだし、「ただの唄」として聴けない唄なんて、うさん臭くて嫌です。
スヌーピーの中に、かういうエピソォドがありました。ライナスにせがまれたルーシーが、投げやりに本を読んでやるシーンの事。
『ひとりの男がいました。彼は生きて、そして死にました・・・・おわり』
これってものすごいシュールで、唄そのものだと思いません?。
8月14日