10月


1週目

1日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

大阪の特異なアカペラ・デュオ「ばきりノす」主催による『しゅっしゅっしゅ ばったばた』といふイベントにソロで出演。ばきりノすはラス&ガキといふ女性二人。ダブルシューのツアーで大阪に行った時、対バンとして出会った。その時以来の邂逅。二人ともたいへん可愛らしい娘さんだが、音楽は仲々エキセントリック。

しかしイベントの主旨が結構微妙で(苦笑)、主催が大阪のばきりノすで、出演は東京から割と大人数のグループがふた組、福山から夫婦デュオ。地元広島からは、ヲルガン座店主ゴトウイズミ、とワシ、といふ布陣。ばきり〜とイズミちゃん以外はどんな音楽性なのかも分からず、どーいふスタンスで演れば良いのかイマイチ掴めずに本番。

果たして、ふたを開けてみると東京からのふた組は、エレクトロニクス・ラップ(楽しい系)チームと、サイケデリック・テクノ(ダーク系)のバンドだった(笑)。双方とも仲々オモロい。よく作るよなぁ、こんなの、と思ひながら見る。ワシは参番手に登場。まぁいつものソロのやうに・・・。久しぶりのソロ@ヲルガン座、なので、イズミちゃんの「サーカス:梶山シュウヴァージョン」を演った。イズミちゃんにはなかなか好評。30分5曲、結構ウケて終了。まぁけふの出演者の中では、いちばん歳も多いし、演り慣れたやうに演れたかな、てかんぢかな。

ばきり〜の二人が、『次は是非ソロでも大阪に呼びたい』と云ってくれたので嬉しい。

長旅の疲れなのか、最近の若いコらはかうなのか、打ち上げもなく、その場で解散。みんなあっさりと宿に帰って行った(笑)。

さういやけふ、リハを終えて本番までの空き時間に、平和公園を散歩してゐた処、セッションで遊んでゐるメンダーとザキ君に遭遇。全く時を同じくしてカワちゃんとnoriちゃんもそこを通りがかり、凄い偶然だね、と皆で笑った。セッションのやうなものが始まる。ワシはただ見物しただけだったが、なんか異様に楽しかった。

いいなぁコイツら。なんてーのか、ちゃんと「分かれて」立ってゐる、と云ふ気がす。それでゐて仲が良い、といふ・・・。「独立と仲間たち」といふ空城のしう"ぁの言葉を思ひ出す。

うむ。

2日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

F楽器店秋のコンサート(要するに生徒の発表会)のリハで壱日スタヂヲに缶詰め。

夜、カシラ-------三代目春駒の弐作目アルバム「P・S」を聴く。ライヴとアルバムは全く別モノ、とする姿勢は今回も変わらず。前回は激しい打ち込みビート&ハードエッジなギター、といふサウンド・コンセプトだったが、今作は全編ピアノによる伴奏。時折セロなどが入る。P・S、とは「ピアノ・ソング」なんぢゃげな。ピアノは勿論、椎名まさ子。

ギターの弾き語りを聴き慣れ過ぎてゐるせいもあるだらうが、さすがに歌声に窮屈なかんぢがせぬでもない。しかし此所数年のバラード名作を揃えたラインナップは聴き応え充分。子供らによるコーラスもなかなか効果的。良いアルバムを作ったもんだ。

が、ミックスが雑なのが気になるな。歌もピアノもなんでこんなに歪んでゐるのか?。ウチのオーディオがおかしいのか、と思ったが、波形を見ると全部オーヴァーロードしてゐる。これ知っててGOサイン出したのかな?。

3日(月)-----------------------------------------------------------------------------------

夕方、リコズの10thアニバーサリィ記念アルバムのレコーディングのため、studio「風楼」へ。

リコの曲は、メロディはシムプルでポップなのに、コード進行がやたらひねってあり、アドリヴを取るのが仲々至難の業、なのである(ワシには)。良い曲だけにテキトーに済ませたくない。ので、ワシにしてはたいへん珍しく、テイク8まで録ってしまった。もう壱曲ベースで参加のドラムン・ベース風曲は、スクェア・プッシャーのやうに16ビート弾きで壱発オッケー。んで、残りの曲はヴォイスでの参加。こちらは心と身体と声帯が感ずるままに(笑)演って、全部ワンテイクOK。

結局、5曲を2時間チョイで録り終えた。リコ曰く、このストイックさと思ひ切りの良さ、の両極端なバランスこそが、ワシなのださうだ。

4日(火)-----------------------------------------------------------------------------------

五十嵐貴久著「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」読了。シラけた。なんぢゃ?このクライマックスは。

こないだの「レイジ」と云ひ、づっと前に読んだ「ムボガ」と云ひ、なんでラストを無理なハッピーエンドにするのか?。やはり主人公が元の鞘に納まるラストは、それだけで物語を殺してしまふのだ。さうしてみると、短編だが夢枕獏の「猫弾きのオルオラネ」はやはり傑作。いまだあれを超える(ポップな)音楽小説は読んでないな。

夜、しーシュ+noriのリハ。ノリちゃんのベリーダンスとは、ソロで共演済み。本場エジプト仕込みの、艶かしく美しい腰使いに、オトコなら誰でもクギヅケであらう。しかも、ノリちゃんの方から『シュウさん(振付けで)触りませんか?』とのお達し。

い・・・いいの?・・・てかんぢで何回も練習して

5日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

こないだ仏陀のくり(ba,Vo)と話した時、彼女が「ダシダ」の事を云ってたな。意外にも御近所に住んでゐて、利用するスーパーが同じだったりして、そこに置いてある、と聞いたので捜してみた。

あった。ダシダ。

韓国の調味料。粉末スープか?。調べてみると「ダシダ」といふ名は商標ではなく、「牛肉ダシダ」や「魚介ダシダ」のやうに冠詞が変わるらしひ。韓国のコンソメ、と云へば良いのだらうか?。キノコと春雨で仕上げてみると、こくのある肉の出汁で、やや辛味のあるスープ。これはイケる。だが塩分高さうだねぇ・・。

しーシュ+noriリハ弐回目。のりチャンは、イメージをしっかり掴んだらあとは即興ぽく、といふ流れがイケる娘なので、昨日やった事を確認すればもうオッケー。あとは当日ヨロシク、みたいなかんぢ。トリオでのリハはあっさり終わり、その後はしーシュのデュオリハ。

6日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

のりチャンのリハは昨日でオッケー、て事だったので、でもまぁスタヂヲは予約してゐたから、けふはしーシュ@昭和歌謡(10/26)のリハにす。昼の間にYoutubeなどで色々と検索。コピーして譜面を作っておいた。まぁオリエンタルホテルでの営業では、既に昭和歌謡もいくつか演ってゐるので、それを営業ぽくなく演奏する、と云ふかんぢで。

アレンジの意見が合わず、しーシュを組んで初めて「口論」のやうな事になる。まぁ、長く演ってりゃこんな事もある。音楽的なケンカは、しても良いと思ふ。良き音楽を求めるが故の衝突は、ミュージシャンとして避けては通れないもの。お互いに憎くて云ひ合ってゐる訳ぢゃなし・・・。

国内の某超人気バンドなんざ、仲が良過ぎて、楽屋ホテル移動手段ぜんぶ別々、て云ふのもゐるらしひよ。それって楽しいのかね?。

7日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

曲を作る時、なんとなくだが、「演る宛て」のやうなものは考えるものだ。例えば『これはソロ用』とか『しーシュで演ると良い』とか、または舞台やダンスの為に『依頼されて』とか・・・。

が、まぁ、音楽家、てのはさういふモンでもなからう、と。絵描きが売る為だけに絵を描く訳でもない、てのと同じやうに、作曲家がまったく自分の為だけに作る曲、てぇのも、在って良いのだらうな、と思ひ、「うさぎの午後」といふ曲を作った。勿論、あの、うさぎの事だ。

まぁどこかで演るかもしれんけどね。

きみのあくび 音もなく 日射し浴びて
黒い瞳に 映り込む 秋の窓辺に

もしかしたら 心が通いあったやうな
そんな風が吹いてる 緑の肌

時を刻む 水の音 なんだかいぃね            うさぎの午後

最近、夢に出て来たり、箪笥の奥から脱皮した背鰭が見つかったり、と、なにかさういふ「サイン」のやうなものがあるのだらう。

もうすぐ一周忌か・・・。


2週目

8日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

大事の前の休息。つってもここん処仕事ないんでよぅ休んでゐるが・・・。

ハラのたるみがマジで気になり始めた。いつぞやからか皆に痩せた痩せた太れ太れと云はれて、喰ってゐたらこの有り様。いかん。このままではしーシュ解散、となってしまふ(我々にはどちらかが太って見苦しくなったら解散、といふ不文律がある)。ので、本気で食事制限を始める。まぁ制限、とも云へぬやうな制限なのだが・・・。

まづは、夏の間に拡がってしまった胃袋をちーさくする事から。

9日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

F楽器店秋の大発表会本番。機材搬入、生徒の世話、代弾、講師演奏、と忙しい。生徒達は良く頑張っており、レベルはなかなか高い。ワシの生徒で最高齢(68)の紳士がけふで退会。半泣きになりながらヰスキィを贈って下さった。長らく通って頂き、ありがとうざいました。

今回、難易度の高かった講師演奏は、一部で崩壊。プロとして看板を掲げてはイケナイ者がゐるらしひ。やれやれである。

打ち上げでは、一部でなにか変な盛り上がりをしてゐたらしひ。ワシが知らぬところで。ワシは賛助出演のパイグとづっと喋ってゐた。

終わり頃になって、珍しくパイグが『カラオケに行きませう』と云ひだし、この男のさういふ処を初めて観るのが楽しくて、つい夜中の2時からカラオケに流れる。もうひとりVerry rollのDrえのチャンも同行。歌ったは良いが酒の飲み過ぎで声、出ぇへん。途中から眠くなって寝てしまってゐた。その間、パイグとえのチャンは椅子の上で踊り狂ひながら唄ってゐた。

5時頃よぅやく解散。駐車場に停めた車の中で寝袋で就寝。45歳。無茶し過ぎか。

10日(月)-----------------------------------------------------------------------------------

7時頃起きて一旦帰宅。風呂に入って昼まで寝る。

けふは石間秀機師匠を迎えるライヴ。昨日のあのかんぢだと声ヤバさうだけど大丈夫か?。ワシの個人的バロメータとして、起き抜けにファルセット(裏声)が出れば大丈夫、てのがあって、なんとか出る。よし。

会場のJUKEに入る。ワシらがリハをしてゐる時に師匠到着。握手&ハグ。時にジョークを交わして長年の友達のやうに接してゐるが、このお方は日本のロックの夜明けから生きて来た人なのだ。ついこないだまでは「神」のやうに思ってゐた大ヴェテランなのである。初めて広島でのライヴをオーガナイズさせてもらった時は、プレッシャーで胃がヤラれてしまったワシであった。

その師匠を迎えてのライヴもけふで3回目。

師のシターラはますます冴え渡り、VJ成沢ヒデトモさんの繰り出すサイケな映像と呼応して、さらに深い世界へ行かんとしてゐるかのやうだ。その「風景」に対するワシらはベリーダンスのnoriちゃんをフィーチャーしての・・・。あとでVを見て知ったが、この日のワシらの演奏はたいへん良い出来だったやうだ。そはやはりnoriちゃんの踊りにインスパイアされた部分が大きかったに違いない。心配した声の調子も、全く問題なし。最後の全員即興セッションも素晴らしかった。

良いイベントだった。

打ち上げでは石間さんにしーな&のりチャン、成沢さんにワシ&主催のMさん、のふた手に分かれ(自然とさうなった)、ワシらは結構碎けた阿呆な話で盛り上がってゐたが、石間組は人生の指針にも関わる素晴らしい啓示に満ち満ちてゐた、とあとから聞いた。

師匠、ますますお元気で。

またお会いしませう。

11日(火)-----------------------------------------------------------------------------------

二日間に渡るハードでデカい仕事の後は休みたい処だが、さうも行かず。専門学校でふたコマ授業。あ"ぁ・・・ホンマに疲れてゐるな・・・といふかんぢの駄目センセイであった。

夜のレッスンは休み。その代わり「うつせみ商会」のリハ。こたび初めて「機械」を導入してみる。機械つってもたかだかリズムマシンなのだが、そんなモノでもしーシュにとっては超新時代!。劇の内容が「ニューヨーク云々」なので、まぁNYと云へば・・・てかんぢのクールなビートを打ち込み、それに合わせての生演奏。なんとラップまであるよ。

リハ終わり、食事に誘ってもらったが、けふはもうアカン。眠いのと疲れがピーク。一刻も早く寝ねば・・・。ぬるめの風呂に入り、ちょいと頭が痛かったので、睡眠薬も兼ねて頭痛薬を服んですぐ寝た。爆睡。

12日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

寝覚めすっきり。体力も快復。いつもどーりのヂョギング&ストレッチ。ふム・・・まぁまぁだな。

日中は譜面や音源の整理。発表会が終わり、要らなくなった資料を処分。机周りを新しい仕事様にシフト。11月が割とヒマなので、なんか音録ってみやうかな、とか思ってゐる。未発表の曲とか・・・。まぁ新曲も作りたいし。

DVD「パンドラム」観賞。宇宙閉鎖空間ホラーもの?。仲々エグいシーンもあったが、オモロかったな。寝てゐる間に900年以上の時が流れてる、って・・・・、実際あったとしたらどーなんでせうか?。やたら戦闘力のあるヒロインをAntje Trauweといふ美女が熱演。戦闘服越しにも主張するおぱいがスゴいが、色っぽいシーンは全然ナシ。

この映画と同じく「冷凍睡眠」を重要アイテムとしたSFにレイ・オルドリッジの短編傑作「the Cold cage」がある。これは未来社会において重犯罪を犯した者たちを、帰り道のない宇宙船に乗せ、冷凍睡眠で眠り続ける千年の間、凄惨な悪夢を見させ続ける、と云ふ途方もない話。語り手は「看守」といふ設定だが、読み解くうち、ぢつは彼もまた「受刑者」である、といふ事実が見えて来る、と云ふ・・・。

13日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

休み。けふは休みにした訳ではなく、生徒の都合が一様にして合わず、結果としてレッスンが無くなってしまった、といふもの。まぁ仕方ないので曲を作ったりす。

久しぶりに楽器屋に足を運んでみた。特にナニカ興味を惹かれるやうなモノも無く。ワシはホンマに機材に関心が無い音楽家なのだな、と思ふ。店員が寄って来たので『ウクレレのベースはあるか?』と訊ねると怪訝な顔をした。あるンですよこれが・・・。

楽譜のコーナーで立ち読みをしてゐると、隣に大学生風の兄ちゃんがふたりやって来て、なにやら蘊蓄を語りはじめたのだが、その内容がけっこう嘘が混じってゐてあ〜ぁと思ふ。まぁ若者はこんなもんだらうな。うむ。

14日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

浜松のうなみかんフェスタで知り合った旅のロケンローラー夢野カブさんのライヴを見に行く。

ただ「カブさんが来る」といふ話だけ聞いて会場のシェルター69に行ってみると、カブさんはデュオの出演になってゐて、なんとその相棒は、博多の朋友、旅のギター弾きTAKEであった。タケとは2009年夏に九州は久留米のライヴハウスで合って以来。けふ来てるなんて全然知らなんだ。思ひがけない再会が嬉しい。おりょりょ久しぶり!とか云ひながら。カブさんとも旅で知り合った訳だし、ホンマに旅と云ふは人生を拡大する、のだねぇ。

そのふたりのデュオは、まぁ圧巻!の世界。かういふ編成におけるタケのポテンシャルの高さはよく知ってゐるつもりだが、カブさんの唄がまた凄くて、お互いの相乗効果で伍割増、てなかんぢ。アコギ弐本による完全なロックステージだった。結構な曲数を演ってくれたハズだが、誇張なしにあっと云ふ間に終わった、てかんぢ。素晴らしいライヴだった。

聞けばタケは、今年ツアーだけで250本とか云ふ世界らしく、当然家にはほとんど帰って無いらしひ。ひぇ〜〜〜〜!ワシなんざまだまだヒヨっこやなぁ。まぁ「根を張る暮らし」をしてるうちは到底できないハナシではあるが、それをうらやましく思ふ自分も、確かにゐる。今やってるのも、どうせ不安定な仕事なんなら・・・と思はないでもないなぁ。

けふ授業中に生徒とも話した事なんだけど、所謂「ヴェテラン」と呼ばれるやうになっても、ものすごく暖かく開放的なオーラを持つ人と、仲良くなるまでは近寄り難い雰囲気を纏う人、の弐種類あって、当然ワシは前者の部類として語られたいな、と。

カブさんもタケも、ワシが旅で知り合って仲良くなった人は、みなそのタイプだ。


3週目

15日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

ウチの近所にある「長束神社」で秋の大祭が営まれ、神楽が来る、といふので女房と観に行く。それほど広い境内ではないが、露天も出てゐてイイかんぢ。賑やかだけど騒々しくない人ごみ。白熱灯の灯り。やはり祭は日本の原風景だねぇ。

演ずるは豊平の「琴庄神楽団」。笛のおねーさんが上手いので有名な神楽団である。けふも見事な音色で聞き惚れる。ワシが大好きな演目「滝夜叉姫」も見れて満足。一瞬で面を付け替え、衣装まで早変わりする業は、まさに名人芸である。素晴らしい!。

19時から始まって22時半まで。堪能しました。やはり神楽はえぇですな。

16日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

昨日「しーシュ専属カメラマン(笑)」チョッケンさんから連絡があり、急遽しーシュの写真撮影会が決定した。3人のオフが奇跡的に重なった、てのと、見事な晴天、て事でチョッケンさん盛り上がってゐる。楽器を持って来なさい、といふしーなさんのお達しで、久々にzo-3ベース「あをぞう」を出す。これが結果的に、しーなさんの赤いピアニカ「小町」、と、あをぞうの青、が見事なコントラストになってナイスな結果に。

ススキの生えてゐる川辺、といふチョッケンさんのリクエストに答え、ワシが日頃ヂョギングしてゐる河川敷に案内す。これも見事に狙い通り。ワシらが適当に楽器弾いて遊んでゐる姿を、チョッケンさんがレンズ変えアングル変えビシバシ撮ってくれる。かなり良い写真が撮れた様子。天気も最高で、これでビールでも買って来て飲めれば、ピクニクとしても成立するやうなかんぢ。

川土手を走ってゐる車が、興味津々で徐行して行くのがオモロい。明らかにナニカの撮影をしてゐる事は分かるだらうが、若者がならいざ知らず、中年男女3人が嬉々として唄ったり踊ったりしてる、てのはさぞや奇妙な光景だっただらうねぇ(笑)。

昼過ぎには終わったが、楽しい日曜日だった。

17日(月)-----------------------------------------------------------------------------------

朝、起き抜けに1時間のヂョギング。キャベツを挟んだパンを喰って専門学校へ。昼に上がり、巨大モールのスポーツ用品店に寄る。3年使ったヂョギングシューズを新調。なんとかセール、とかでだいぶ安く買えた。帰りの足で買い物。家に帰り、きんぴらごぼう、ポテトサラダ、マカロニサラダ、の3品を作る。女房の帰りを待って鶏胸肉のソテーも作る。米は喰はず、赤ワインをロックで3杯。本読んでゐるうちに眠くなり、0時には就寝。

これが46歳最初の壱日。またひとつ歳をとった。

18日(火)-----------------------------------------------------------------------------------

東京のIngenue(アンジャニュウ)といふユニットのCDを入手。電気ベースと唄だけのユニット。しかもえへくともループも使わない、堂々とした4弦ベースのみによる伴奏だ。なかなかオモロい。

この編成のユニットは、意外にも結構あるのだが、ワシが色々知ってる中ではもっとも「この演り方」に特化したユニットのやうに思ふ。恐らく、作る段階からすでにベース壱本による伴奏、を前提にしてゐるのだらう。饒舌でゐて、無駄がない。しかも4弦(さらに云へば恐らくフェンダープレベ20F)でここまで演ってゐる。見事なベースだ。かういふの聴くと、なんかやっぱり勇気が湧く、てゆーか。

唄(♀)も悪くないが、個人的にはもぅ少しバリエーションが欲しい気はした。

19日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

いつもライヴに足を運んでくれるファンの方(ベーシスト)が、出演したライヴにおいて、奥様と共にワシの唄を何曲か演奏してくれたのださうだ。Youtubeにアップされた動画を拝見したが、ループも使って見事に再現してくれてゐる。かういふのって、滅茶苦茶うれしい。

今、生徒にもひとりワシのカヴァーを演ってくれてゐるのがゐるが、ワシが何より目指したい場所は、其処なのだ。唄が、音楽が、ワシから離れ、旅をする。のだ。

例えばワシが死んだ後、とか、もっと年老いた後頃・・・・2050年頃の某所の某ライヴカフェにて。「夜の駱駝」をピアノで弾き語る女性あり。対バンの青年が問う。『誰の曲ですか?』。女性は答える『う〜ンあんまり良く知らないんだけど、梶山シュウって、むかし広島の方でベースの弾き語り演ってた人の唄らしいよ。アタシも人づてに聴いたんだけど』『へぇ〜俺もカヴァーしていいスかね?』『いーんぢゃないの?』

妄想は膨らむ・・・・。

20日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

ジョニ・ミッチェルの「ドンファンのじゃじゃ馬娘」といふCDを入手。ベースは勿論ジャコ。相変わらずぶにゅぶにゅと奔放に弾きまくってゐるが、それでも一連のジョニとの仕事の中では大人しい方、なのかな?。

にしてもこれ最近になって気付いたのだが、なんとまぁギラギラした音だったのだね、この人のベースって・・・。フレットレスでこれを演った、てのがまぁ革新的だったんだらうけど・・・、う〜〜〜む、残念ながら今のワシが好きな音ではないねぇ。

どうなんだらう?今ジャコが生きてたら、もっと違うサウンド出してただらうか?。

21日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

雨模様。専門学校3コマ。全然練習してやがらんので、久しぶりに机を蹴り飛ばして怒った。

その後しーシュのリハ。明日のライヴの為の突貫工事のやうなリハだが、まぁ確認の為の・・・。結構疲れた。年末までのリハの日程をざっと決める。年内もう壱本名古屋〜松阪までの遠征があるし、年の瀬のスペシァルライヴもやる。まだまだしーシュ忙しい。

リハ後、春駒のカシラに頼まれて「撮影」に行く。なんでもカシラがやってる雑誌で、「朗読会」の紹介をするらしく、ライヴハウスで演ってる「ライヴ」としての朗読、といふ「かんぢ」を写真に撮りたい、との事らしひ。「かんぢ」とは云へ、まぁポーズだけ、ってぇのもアレだし、軽めではあるがいちをう「朗読ライヴ」のやうに演って撮影してもらふ。お題は十八番の「芥川龍之介:蜘蛛の糸」。

するとお店の方から『これオモロいね』と云はれ、ホンマに朗読ライヴ演ったら?といふハナシとなる。

ござしきなげせんライヴの会、が無くなってから、さういふ、ちょっとした面白い試み、みたいなものを実際に演ってみる、といふ機会が減った。もっと自分らから演りゃあ良いんだよな。ワシもなんやかや云ひながら、しばらく自分企画のライヴを演ってないもんね。ヒトに請われるばかりでなく、自分からしっかりと動いて行かなきゃ、ね。

なかなか楽しい撮影だった。


4週目

22日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

しーシュプチ旅。安芸高田市は安芸吉田町ヤング・インへの出演。2年前までFar east loungeで演ってた場所だ。今回はしーシュでワンマン。お客さん、来てくれるんかな?。愛車にっちを転がして、壱時間チョイのドライヴだ。

無機質な建物に、巨大な円柱が刺さってゐる、といふ変わった建造物が吉田町文化創造センター「ヤング・イン」。初めて来た時と比ぶると、その円柱もだいぶくすんで来たな、といふ印象。予定時間より早く会場入りし、スタッフの方々に挨拶したら、少し町を散策す。ほぼ全ての店が閉まってゐて、人がだーれもゐない。お客さん、来てくれるンかなぁ?。

果たしてフタを開けてみると、なかなかどうして立派な客入りで、ひとまづ安堵。考へてみたらしーシュでワンマン、てのはたいへん久しぶりで、まぁそれでも困らないくらいにレパートリィは幅が拡がってゐて、カヴァーなど取り入れながら、いつものやうにユルく演りました。ウチらの事を知らずに来てくれた人も多かったやうで、皆さんじっくり聴き込んで下さった。「ぎやまん」人気高し。

演目:月の路/梅雨の仙人掌/苔の記憶/爪研ぎうた/紫の狐/刻つむぐ舟/眠るとかげ/よぅそろ/イヨマンテの夜/異邦人/京都慕情/バス・ストップ/しゃばだバ/ひつぢは意外と気が荒い/歳をとった鰐/ぎやまん/ツアー。シメて17曲。

個人的にたいへん驚いたのは、なんと中学時代の同級生(♀)が来てくれてゐて、しかも最初はワシとは知らずにゐたらしく、顔を観て唄を聴いて「ん?」と思ったのださうだ。30年ぶりの再会、である。一方的にちょいと好きな娘だったのだ。今や社長婦人で、もう吉田町に来て20年以上になると云ふ。へぇ〜。いや〜嬉しいなぁ。こんな形で再会できるとは!。人生は不思議だ。

たいへん良いイベントだった。招聘して下さったスタッフの皆様に感謝。

出演者スタッフお客さんも交えて居酒屋で打ち上げ。気持ち良く呑み喰ひし、さらにもう壱軒、まさに「隠れ家」のやうなお店にも連れてってもらふ。たいへん楽しい宴であったが、いいかげん飲み過ぎて

23日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

ホテル泊。

強烈な朝日に目を覚ますと、入り口にGパンが脱ぎ捨ててあり、着て寝やうと思ってゐたトレーナはテーブルの上。濡れたバスタヲルが布団の中にあり、水のペットボトルが4本カラになって枕元に転がってゐた。歯ブラシが出てゐるので、歯は磨いたらしひ。う〜む。

ゲロゲロではないが、とにかくけだるい&眠い。チェックアウト寸前までごろごろ寝てゐる。迎えに来たしーなさんは対照的に元気ハツラツ。確か同じくらい呑んだハズなのだが・・・。運転をお任せして助手席で寝てゐたい所なれども、にっちはミッション車なのでしーなさん運転できず。オートマ限定解除免許を取ってもらへますか?と陳情す。

さて、帰りの足をぐるっと伸ばし、今度は熊野町まで行く。アフリカン仲間のモミジ君が、『シュウさん気に入るンちゃいますか?』と紹介してくれたBala Deeと云ふユニットのライヴを観に。アフリカ、フランス、日本の多国籍チーム(音楽的バックボーンはさらに多岐に渡ってゐる様子)で、音楽もそれを反影した見事なハイブリッド・ジャズ。これがまた山あいの、こぢんまりとした、野外ステージの、晴天の下、といふシチュエーションと相まって、たいへん素晴らしいライヴだった。おかげでだいぶ元気になった。

いかにもワシが反応しさうなフレーズや展開が来るたびに、前列にゐるモミジがいちいち振り向いて「どや顔」をするのが楽しかった(笑)。いやホンマ良いものを紹介してくれてありがとう。

さて元気になったワシは、もう壱軒ハシゴしてライヴ観戦。ヲルガン座にて朋友バンドりぶさんの応援に。

かういふハコで、しかも完全にいち観客として、彼らの音楽を聴くのは初めて。ワイン傾けながらぢっくり腰を据えて観戦す。さうしてみるとやはりその音楽性の高さが良く分かる。ハッピーだけどちょっと切なくて、楽しいけどなんか泣けて来る、と云ふ彼らの本質を再認識。いや〜やっぱすげぇわ、りぶさん!。ヲルガン座は大盛り上がり。本当に素晴らしいライヴだった。

このバンドをメヂャーで扱えない、て所がすでに、この国の音楽産業の行き詰まりを如実に物語ってゐる、といふ痛快。

なんと彼らは今夜テント泊まりなんださう。ヒェ〜〜!!まさに真の旅人たちっ。

24日(月)-----------------------------------------------------------------------------------

しーシュの昭和歌謡リハ。ループやらピッチシフタやら色々使ふ。

昨日見たBala DeeのギタリストYann Pittard は、メンバーの中ではいちばん目立たなかったが、ぢつは電化で色々演ってゐて、割とサウンドの彩り全てを造り出してゐた。モミジ曰く『シュウさんみたいな事演ってましたねぇ』。確かにああいふニッチは好きだな。

このニッチでワシを使ってくれる人は、しーなさんを除くと、広島ではりこだけだ。りこ曰くワシは、「梶山シュウといふ個体」ひとつでシンセ、なのださう(笑)。ありがたいこって。

25日(火)-----------------------------------------------------------------------------------

DVD「モンスターズ/地球外生命体」観賞。

タイトルから想像したモンスター・パニック映画ではなく、恋愛ロードムーヴィーだった。いや、確かにモンスター(チャチぃが)出て来るし、最後、てゆーか最初のタネ明かせば悲劇で、そこだけ取り上げれば、多くの映画評で酷評を受けてゐる通り、なのだらうが、ワシは「恋愛映画」としていたく気に入ってしまった。珍しく弐回続けて見て、まぁだからぢつは悲劇、てのに気付いたんだけど・・・。

着の身着のまま、での脱出行、といふ設定なので、ヒロインが最初から最後まで同じ服装。ホットパンツから伸びる健康的なフトモモと、ショートの似合うブロンドがイカす女優である。ホイットニー・エイブル?。全然知らん人だな。

夜は「うつせみ商会」のリハ。

26日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

しーシュ歌謡ショー。

今までも椎名&フライデーの営業やらで、昭和歌謡は色々演って来たが、けふは堂々銘打っての昭和歌謡オンリー・しーシュワンマン。またまたお客さん来てくれるんかなぁ、の世界(苦笑)。

結論として、大入り満員、とは行かなんだが、まぁそこそこの動員はあり、我々も楽しんで演奏した、と云ふかんぢ。ワシはこの日にかけて、その曲が流行った頃の時代背景とかエピソードなどを調べ、MCネタに使った。狙いが当たった、と思ふのは、壱曲終わるごとにお客さんからも色々と蘊蓄が語られ、ワシら含めて会場全員がそれに耳を傾ける、と云ふ場面が何度かあったこと。演り手聴き手の境なしに、唄を楽しむ「場」が生まれてゐた。

行った事はないのだが、「唄声喫茶」ってこんなかんぢだったのかもね。

演目:闇夜の国から(井上陽水)/異邦人(久保田早紀)/オリビアを聴きながら(尾崎亜美)/バス・ストップ(平浩二)/恋の奴隷(奥村チヨ)/サムライ(沢田研二)/京都慕情(渚ゆう子)/イヨマンテの夜(伊藤久男)/かもめはかもめ(研ナオコ)/時には娼婦のように(黒沢年男)/思秋期(岩崎宏美)/UFO(ピンクレディ)/人形の家(弘田三枝子)/グッドナイトベイビー(キングトーンズ)/居酒屋(五木ひろし/木の実ナナ)/星影の小径(ちあきなおみ)。シメて16曲!。

たいへん楽しく、有意義なライヴだったと思ふ。かういふ事をオチャラケでなく、真面目に演れるのもしーシュの「売り」なのだらう、とも思ふし、なによりお客さんのあの「食い付き」を見ると、これはまたやるべきだ、との思ひを強く感ず。リクエストも沢山あった。

うむ。また演らう。

あと、思ったのは、自分らの事ながら、ウチってホンマに唄の上手いユニットなのだなぁ、と(笑)。

27日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

なんかフイにリッケンバッカーが欲しい気がして来た。

思へば初めて電気ベースと云ふ楽器を意識した時、ウチの近所の楽器屋に唯一置いてあったのがリッケン(のコピーモデル、多分)だったのだ。ただ憧れて眺めるだけだった。子供ながら、それが気安く触れてはならないモノ、と云ふ事は分かった。ただただその楽器の前に立ち、ぼぅっと見て、見続けてゐた。

調べてみたら、わずかながらフレットレスのモデルも存在したやうである(現行モデルではナシ)。宝くじが当たったら買おう。宝くじ買ってないけど・・・。

28日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

椎名まさ子&執事フライデー@オリエンタルホテル。定着して来た月イチ営業だが、本番前には近所の中華料理屋「平和園」で腹ごしらへをする。例によっていつも同じものを喰ふのだが、それは「納豆焼飯」といふヤツで、これがたいへんおいしぃ。月イチでやって来て、いつも同じ服(ワシは)で、同じものしか注文せぬこの中年男女を、お店の人はどう見てゐるのだらうかね?。

この頃、狙い通り胃袋が縮んで来たやうで、すぐハラ一杯になるのだが、やはり3ステージ終える頃には、また空腹を感じる。けふはフリュートの進藤センセイと、カメラのチョッケンさんご夫妻が見に来てくれてゐた。やはり知り合いが見に来てくれると、気分がノりますな。ありがとうざいました。

29日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

専門学校の作品展(まぁ文化祭だな)を観に行く。生徒が「らのえてぃあ」を演ってゐる。前観た時より唄は上手くなってゐるが、ベースはえらい事ミスを連発してゐやがった。まぁ頑張るが良い。そのうちワシなど追い抜け。

オフクロの喜寿(77歳)を祝う会食が、家族で営まれる事になってゐたが、直前になって親父がメニエール症候群(めまい)でダウン。あえなくキャンセルとなってしまった。ので、女房と見舞いに行って来る。幸いけふぐらいから好転はしてゐるやうで一安心。たぁ云っても、親父ももう84なのだから、これから劇的に健康になる、などと云ふ事はあるまい。めまいの苦しさは知ってるだけに、あれがあの歳で襲って来たら、そらぁしんどからう、と思ふ。

両親とも、堅実に生きて来たおかげで、しっかりと年金は貰えてゐる。こんな息子を持っても、不自由はない老後を暮らせてゐるのが救いだ。ワシは恐らくこれほど穏やかな老後は過ごせまい。それはワシの人生のツケだ。莞爾と笑って受け入れやう。

30日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

雨の休日。譜面仕事をひとつやり、あとはDVD「シド&ナンシー」。かの「パンクの権化」シド・ヴィシャスの後半人生を描いたラヴ・ストーリィ。シド役を御贔屓ゲイリー・オールドマンが熱演。後のエキセントリックな演技に比ぶれば、ここではまだ好青年に見えさえする。カワイイ。映画自体が「シド寄り」で描かれてゐるので、どっちかってーとナンシーが悪役ふう。

その、ナンシー役のクロエ・ウェブ。これほどブサイクな女優がハリウッドにゐるのか?と思はしむるブスさ(笑)。実在したナンシー・スパンゲンも不美人ではあったが、これほどではなかったらう。大したモンだ。ヒステリックで自己中心的な演技も見事。

セックス・ピストルズといふバンドが、ぢつはいかにアメリカで成功しなかったか-----------大英帝国で生まれたパンクといふ「音楽」のムーブメントが、自由の大国の前にはほとんど意味を成さなかった、といふ事実も描かれてゐて、興味深い。かくしてパンクの「ファッション」だけが今も世界中に残ってゐる、といふ訳だ。

31日(月)-----------------------------------------------------------------------------------

フリュートの進藤センセイに、mp3レコーダーを譲っていただいた。

ので、早速それを持って「フィールド・レコーディング」に行ってみる。季節的にも丁度良い。愛車にっちで2時間かけ、吉和町はもみの木森林公園まで行く。中国山脈が一望できる展望台がある。そこに陣取り、「あをぞう」を使って録音開始。途中、人が来たりしてちょいとアレだったが、ブッダマシンとか鳴らしながら弾いてると、みんな居なくなった。

なにせまだ使い方に慣れてないので、どんなかんぢで録れたのか分からず、ちょっと期待しながら帰って聴いてみた。したら『ブゥオォォォゥウゥゥ・・・・』といふ風の音しか入っておらず・・・いや、録れてはゐたが、鼻を啜る音やら遠くの車のエンヂン音やら、そんなんばっかり入ってゐて、全く使い物にならん。残念でした、の結果だった。

しかしまぁ、演ってみるとオモロい事も分かった。ので、次回はしーシュで録ってみやう。寒くなる前に。


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