2月


1日(火)----------------------------------------------------------------------------------

久々にCDを買い取りに出して来た。何枚あったのか数えてはないが、まぁそこそこの金額になり、そのカネでガソリンと灯油を買ひ、晩飯の買い物もす。

これまた久々に「日清焼そば(カップぢゃないやつね)」を買ふ。湯を沸かして麺ほぐして、と、なかなか面倒臭いシロモノだが、肉野菜を加えたりできるのは良い。そしてやはりカップ焼そばとは違う美味さ。ビバ!ジャンクフード。

今年は、音楽に関して思ひつく限りの事を演ってみたい、と思ふ。その中に「太鼓(に類するナニカ)を叩きながら唄う」てのもあって、これはちょいと今真剣に考察中。コルグのWave drumsがもちっと安くなれば、即購入してマスターせんと思へども、いまだ廉価への兆候なし。生ジェムベも欲しい。ヌ〜〜〜〜〜。

2日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

いつも専門学校に行ってる時間・・・昼前の1〜2時間を使って、結構みっちりベースの基礎練習。「ドナ・リー」がなんとなく弾けるやうになってゐる。ジャコのベース譜を読むだけではどーしても弾けるやうにはならなんだのだが、マサミに本物の楽譜(コード譜)をもらった途端、弾けるやうになった。市販のベース教則用・・・屁音記号とタブ譜だけ書いてあるアレが、いかに理解を妨げるかの適例であるな。

午後から息抜きに映画「花のあと」見る。庄内藩(現在の山形県あたり)を舞台にした時代劇。江戸時代の江戸以外の話し、てのが興味深い。・・・・が、役者が大根だなぁ〜。主演は北川景子。この人ってCMぐらいでしか見た事ないので、役者としてどーなのか全然知らんが、時代劇の主役やるには、まだまだ修行が足らん、てかんぢ。そもそも時代劇で映える顔だちではないな。和髪も全然似合ってへんし。

でも、この時代の武家の作法とか、田舎の城下における庶民の生活様式とか、造詣深く描かれてゐて、そこは面白い。原作は時代劇の巨匠、藤沢周平。なるほど。たれか「事件の起きない時代劇」なるものを作ってはくれぬだらうかね?。

3日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

リコズトリオ+某の「夕暮れコンサート」のリハ。いつものごとく中野チカラさんとのツイン・ベースだが、今回珍しくチカラさんが4弦のプレベで演るらしひ。ますますワシのニッチが極端なものになりさうだが、まぁいつものごとく深く考えずに演るわぃ。ハナちゃんとのツインヴォーカルのパートもあるらしく、これは楽しみ。・・・にしても今回、えらいこと曲が難しいな。プログレ・リコズ。

なんか大相撲がまた大変な事になってゐるやうだね。自業自得だけどね。ファンの方が可哀想だ。

しかし、づっと前に某ってぇ元関取(名前忘れた)が、記者倶楽部の会見で八百長を暴露した時はなんの騒ぎにもならなんだのに。この差はなに?。

4日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

CDのネット通販にて、先方の指定通りに金額を振り込んだにも関わらず、壱週間経っていまだ原ブツ届かず。これは「通販」を掲げる者としてどうかね?。自分はさういふ事の無きやうにせねばね。

何故か知らんが此所数日「ポートワイン」なるものが飲みたくなり。

ポルトガルで製造される「酒精強化ワイン」の事をさう云ふ。アルコール度が高く甘い、といふ事ぐらいしか知らん。酒屋に行き、いつもの箱ワインを買ひついでに見てみるが、どれがポートワインなのか分からぬ。でフと見ると昔懐かし「赤玉ワイン」があったので、買った。昔はワインと云へばこれの事だったな、と思ひつつ。

けふは郊外の大型ゴミ処理施設まで、うさぎの温室と、それに附随する暖房機器、運搬用の籠、などを捨てに行った。ワシらは「イグアナを飼ってゐた」と云ふよりは、「うさぎといふ個性」と15年暮らした。だから次のイグアナを飼う事は、もうないだらう。思ひ出と引き替えに部屋が片付いて行く。もうすぐ四十九日だ。


2週目

5日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

椎名まさ子とフライデーのリハ。明日、ちょいとした営業に入るので、それも兼ねたリハ。クリエイティヴなユニット「しーシュ」と、よろず音楽提供デュオ「椎名まさ子&フライデー」、を上手く使い分けて両立できるやうになれば良いな。

リハの後、アステールプラザに専門学校の作品展(卒業記念ライヴのやうなもの)を見に行く。2年生は流石の出来。この学年はワシの生徒はもとより、他の科の生徒達も、近年稀に見る真面目で向学心のある世代だった。変拍子バリバリのインストも披露。素晴らしいぞおまへたち。

それにひきかえ1年生!なんぢゃあれは?。完全に高校生(中学生か?)の文化祭の延長。自分らだけが楽しんでゐる。楽しんでる、てゆーか遊んでやがる。ちゃんとした事が演れてゐるのは2〜3人だった。これは良くない。教育し直さなイカンなぁ。

その後、カミンに行き、トラムペットの河村貴之くんが加入してゐるSyncAといふユニットを見る。「β」といふ、ベースとギターのハイブリッド楽器を駆使するWASABI氏と河村くん、にドラムのトリオ。テクの応酬を聴かせる、といふ音楽ではなく、むしろ空間を演出するタイプのジャズ。これが仲々素晴らしい。客として初めて見た河村くんのペット(電化してゐる)もイイ。う〜む・・・。なんかイイなぁ。

さらにその後、生徒達の打ち上げに参加。けふ見たライヴの感想など。かういふ場でただ莫迦騒ぎをして盛り上がってるヤツらを見ると、けふのライヴのクゥオリティも知れるといふもの。ワシは一部真面目な生徒やパイグらと「人生に壱冊は自分の「本」を持つべきだ」のやうな事を語ってゐた。

6日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

椎名まさ子&フライデーで仕事。ブライダルのイベントで状況に応じた音楽を提供。式の進行や司会の調子に合わせて変幻自在にBGMを操るワシら(笑)。営業仕事と侮るなかれ。これはこれでこの二人にしか出来ぬ芸当だと思ふ。主催者にも好評。良い仕事だった。

その後、今後かういふ仕事が増えるだらう展望の元に、しーなさんにワシの「衣装」を見立ててもらふ。ワシは、梶山シュウといふパーソナルとしてはそれなりにオサレだと思ってゐるが、逆に所謂TPOに合はせた服装のセンスがない事ぐらいは知ってゐる。ので、完全にしーなさんにお任せ。

村上春樹「雑文集」購入。久しぶりの新本。そして久しぶりの「物語」でない村上春樹。ちーさい文字でぎっしり435頁。読みごたえはありさう。ただ最近眠いので、読んでるとすぐ寝てしまふのが・・・。

7日(月)----------------------------------------------------------------------------------

プログレ・リコズ(笑)を予習す。やはりジャズ屋さんの考えるハーモニィ、といふはワシのやうにモーダルな音楽人からすれば「難解」と思はざるを得ぬな。音楽をなにか「深く理解したい」と考へたとき、皆がジャズに走るのも分かる気がす。

最近ワシがなんとなく分かった事なんだが、ジャズって要するに「変奏」の音楽なのな。違うかな?。

映画「アウトレイジ」鑑賞。現代ヤクザの「内部抗争」のお話。キャッチコピーの『全員悪人』に偽りなし。もともとヤクザなんてそんなもんなんだらうけど、仁侠も義侠ももはやクソくらえ。まさに「仁義なき」戦いの世界(笑)。全編に渡ってひたすら暴力、姦計、恫喝、報復、銃撃・・・の嵐。映画やドラマで見る分には、かういふ話しって文句なしにオモロいですな。身近にあるのはごめんだけど。

小日向文世とか、日頃さういふ役どころを演んない俳優も「悪人」を演じてゐて、これはオモロかっただらうな、と思ふ。素人舞台で一度経験あるんだけど、悪役って面白いんよな。

8日(火)----------------------------------------------------------------------------------

周りのヒトが皆なんとなく調子悪い。それでなくても、友人知人生徒の中に、なんか「調子の悪いヒト」が増えた気がす。自分だけはカラ元気を張ってゐやう、と思ふ。

が、ワシもこないだからしきりに目眩がす。こは多分「例のヤツ」なのであんまり気にせぬやうにするが、ツラいっちゃツラい。が、幸いな事にしばらくぢっとしてゐたら収まる程度、で済んでゐる。最近は薬局にも「めまいに効く」といふメディスンが売られてゐるが、医者で処方される鎮暈剤ですらさほど効くやうに思へぬのに、こんなんが効くのかね?といふ気がす。そもそも目眩の仕組みすら、あまり分かってないって話だしよ・・・。

しかし「めまい」って響き的にはすごくシャレてて良い言葉だね。

9日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

名前を聞いた事もないやうなタレントの覚醒剤所持にまつわる話ごときを、えらくメディアが取り上げるなぁ、と思ってゐたら、やはりその陰に「原発事故(東海村原発ウラン飛沫被爆)」のニュウスあり!。これを闇に葬り、タレントをスケープゴートに差し出す日本マスコミの腐敗ここに極まれり!。それで社会主義国のことをよくとやかく云へるもんだ。恥を知れ貴様ら。「報道」を名乗る資格なし。

10日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

1990年の白竜湖ジャズフェスティバルに行った時、ナベサダや山下洋輔、渡辺香津美を差し置いてもっとも印象に残ったAdi(アーディ)といふバンドがある。

金子飛鳥、渡辺等、佐藤正治、塩谷哲といふ今となっては凄い面子。当時全員30ちょいくらいの人達だった訳だが、「エスニック・ジャズ・ロック」ってかんぢで、滅茶苦茶オモロかった。タンクトップ姿でくるくる踊り回りながらヴィヲロンを削り弾く金子飛鳥に一目惚れした夏だった。一緒に行ったカシラも『これオモロいなぁ』と感心してゐたのを憶えてゐる。

これが後にダイヂェストでTV放送され、当然録画した。あそこで見て、かうやってそれをTVで見返して、やっぱり上手いなぁと思ふ訳だから、この人らが如何にホンマに上手いか、だな・・・と思った。その録画が久々に見たくなって捜したが、ヴィデヲテープが見当たらぬ。どーやら引っ越しの際に処分してしまった模様。あ”ぁ〜残念。たれか持ってないかなぁ・・・。

ノリノリで聴いてたワシらが被写体としてオモロかったのか、3回ぐらい映ってたんだけどね(笑)。

11日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

世間的には祝日のやうだが、週休四日制に入ってゐる身としては、なにも変わらぬ。

台所でベースを弾いてゐたところ、突然声が出したくなってスタヂヲへ行く。最近のワシのヴォイスの捉え方が昔と変わって、単に「歌」を唄ってるだけのやうな気がして・・・。もともとの謳い文句であった「フレットレスベースを弾き、声を出すヒト」といふのはさういふのではなく、もっと根源的な「ヴォイス」に着眼した意味だったのだ。ダイレクトに意味が伝わる歌詞も大切だが、意味を持たないが力のある声、といふを忘るるは良くない。

スタヂヲに篭り、アクースティックベースを弾きながら小壱時間、普段唄ってる曲をあえて歌詞なしで唄ったり、即興に合わせて声を出したりしてみる。これは練習でもヴォイトレでもないな(笑)。強いて云ふなら、かういふ事を演るライヴをたまにはせんといかんな。


3週目

12日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

椎名まさ子&フライデー@オリエンタルホテル・ニューヨークカフェ。

なんぢゃそりゃ?てかんぢのアレだが、まぁ椎名さんがいつもソロで演ってるラウンヂ演奏にワシが加担す、といふもの。こないだのブライダル仕事とはまた違ったかんぢで、かういふラウンヂ演奏はホンマに久しぶり。駆け出しの頃には、キャバレーやホテル、スキー場のラウンヂやクルーズ船とかで結構かういふ仕事の数をこなしたが、その頃はちゃんと弾くだけでイッパイイッパイだったな。

今となっては、スタンダードやヒットソングに於いて、メインを張ること無く、まぁベースやギターやパーカスのニッチにゐたりするのは、なかなか楽しい。相方がしーなさんでもあるし、ストレスなく弾ける。かういふ流れの場のお客さんにしては、割とちゃんと聴いてくれてる、ってかんぢだし。

しーなさんも、いつもソロで演ってる事から考へればづいぶん楽だったやうで、「また手伝って」と依頼。それは是非。しかしまぁ飯喰ふ暇もほとんど無く、一晩に4ステージってのは、ライヴとはまた違ったスタミナが要りますな。

13日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

リコズトリオ「夕暮れコンサート」@JUKE。

リコの「師匠」にあたるジャズピアニスト国府弘子さんをゲストに迎へ、リコズ・ファミリー一同に介してのライヴ。サックスのこじ、唄のhanaちゃん、といったレギュラー・ゲストに加え、下関の女子高生サックス奏者宮崎華子ちゃんも参戦。ワシと会うのはほぼ壱年ぶり。えらいこと綺麗な娘さんになってゐて驚く。「少女、三日会わずば刮目して見よ」だな。

国府さんの参加につひては、シークレット〜としてワシらには箝口令が敷かれてゐたが、音楽仲間からくちコミで拡がり、あっと云ふ間にソールドアウト。日本を代表する女性ジャズピアニストの1人、流石です。

いつものリコズにワシが入るツインベース編成は最近珍しくないが、今回はヴォイシストとして参加する、けっこう難儀な曲もあり、キアイが入る。なにせ国府さんの日頃のパートナーは”兄貴”八尋洋一、と、たっぴーこと岩瀬立飛。ベースもヴォイスも『目にもの見せん』と頑張った。

結果として、ちょいとまぁ演り過ぎちったかな、といふ気がせぬでもないが、なかなか好評にて良しとしやう。かういふ時にモノオジしない(元々しないけど)、て云ふのも八尋アニキから学んだのだ。リコ以下「師匠:国府弘子」を迎え、さすがに堅くなってゐたやうだから、ワシがアレくらい暴れて、ライヴとしては丁度良かったのではないかな、と。

国府さん、ワシが尊敬するヴェテラン各位と同じく、「拓かれた」オーラ満載の素晴らしい方であった。かういふヴェテランになりたい、と強く思ふ。

打ち上げも楽しく飲み喰ひしたが、ハイボールで久々に結構酔っ払っちまって、途中からあんま憶えてない。シンガーソングライターの海月ひかりチャンと一緒に写真を撮ってゐる。河野せいじ(リコのダンナ)がワシを尊敬してくれてゐる、といふ話を聴いたやうな・・・。

14日(月)----------------------------------------------------------------------------------

二日酔い、と云ふほど酷くはないが、気分爽快!でもない朝。指もぶんぶんに腫れてゐる。ヌ〜〜〜〜。けふはまぁ週休の月曜なのでのんびり譜面書いたりするのみ。女房が大量にカレーを作ってくれてゐるので、買い物に行く必要もなし。

夜、昨年末の大舞台「Tip hotel 2」のDVD完成試写会に行く。あれ以来初めてあのメンバーが(全員ではないけど)集まった。やぁやぁ元気にしてた?とか云ひながら、そこら辺に寝っ転がってお酒やつまみを嗜みつつ、メイキングVも含めて楽しく鑑賞。かうして見ても、しみぢみ良い舞台だったのだな、と認識。

音楽は・・・・やはりゲネに比ぶればえらくテンポが上がってしまってゐたが、それでも満足の出来。やはりしっかり時間をかけただけの事は出来たな。今回は完全裏方だったシンセの倉田かをりチャンの働きも見事。またそれに合わせて動く「役者」坂田光平の演技も天晴!(多くの人がホンマに弾いてると思ったやうだ)

うーむ、思ひ出すなぁ。夏頃から企画が走り出して、台本合わせやなんやらとツアーが重なる中で、曲作り、台詞回し、バンドだけのリハ・・・。メインテーマとなるハッピーな曲がなかなか出来ない、と悩んだりして・・。秋が来て冬になって、舞台が出来上がって行くのと平行して、うさぎの容態がどんどん悪くなってって・・・。

うん・・・・良い仕事ができてたんだな。良かった。

あらためて驚いたのが、パーカスの宮本香緒里ちゃんの舞台映え!。技術もさる事ながらその存在感が素晴らしい。元々カワイイ娘だし、彼女をメンバーに選んだ理由てのもそこが大きいんだけど、ワシの想像を上回るオーラを発信してゐて、その点もバッチリな人選だった、と思ふ。もっと彼女をフィーチャーしても良かったなぁ。

15日(火)----------------------------------------------------------------------------------

映像文化ライブラリから、こないだの「Sound and Silent」の観客アンケートの集計が届いた。おおむね好意的な意見がほとんどで、それは嬉しい。が、「サイレント映画はキツい」「古い映画は字幕が見づらい」と云った意見が。・・・・あの〜・・・古いサイレント映画を見ませう、っていふ企画なんですよ、これ・・・。

世は不可解に満ちてゐるな。

でもオモロい仕事だった。機会があれば(与えられれば)また演ってみたい。

16日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

長らく入手困難だった、北欧の多国籍ユニットAsita hamidi's Bazzarのライヴ盤を、iTune'sでゲットできた。本人らのサイトに直接訊ねたりしても「スイス銀行に振り込んでくれ」ぢゃげな事を云ふので、なかば諦めてゐたのだが・・・。便利な世の中である。

このユニット、ハープを弾き語る唄(♀)とパーカスと、ギターのやうなベース、に、なんともうひとり「声」といふパートがゐる編成。この「声」を担当するのが、知る人ぞ知る現代のディメトリオ、ブルーノ・アムスタッド(どーだ全然分からんだらう)、この男の存在がこのユニットを単なる「現代無国籍風バンド」から一線を画してゐる。これがありとあらゆる「声の技法」でエキゾチックな女性ヴォーカルに絡むのだ。

スタヂヲ盤がどストライクで素晴らしかったので、是非ライヴが聴いてみたかった訳だが、これがさらにストライク!。ほとんどギターにしか聴こえないベース(バックのコード感はほぼこの人ひとりで出してゐる)も、フレームドラムひとつでソロができる(別ユニットにて)パーカスも凄い。

やはり素晴らしいバンドだ。あまりに素晴らしいので、仕事に行く途中、同じくファンのしーなさんに焼き増ししたやつを持ってってあげた。

17日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

色々なことに、そろそろなにかアクションを起こしていかんとイカンな、と思ひつつ。

ひとまづは3月13日の「梶山シュウ日曜市」の構想を練る。シタール、口琴、アサラト、箏、電気ベース・・・。まぁこれが一緒に音を出すだけで、変なことは出来るたぁ思ふのだが・・・・。できれば新曲を作りたいな。

雨が降ってゐたので久々にバスで仕事に行き、中心街を歩いた。かういふ喧噪に身を置くのも、たまには良い。

18日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

朝、練習してゐると、曲のモティーフがぽんぽんっと出て来る。今月は割とライヴが少ないので、仕事机回りにライヴ機材一式をセットして、電源入れたらすぐライヴと同じことが出来るやうにしてある。ので、それを録音しては譜面に書き起こしておく。けふだけで2つの新曲のモティーフと、2つの旧曲の新アレンジのアイディアが浮かぶ。ん”〜〜〜〜〜。歌詞がねェ・・・。

クリエイティヴな作業をすると、脳が糖分を欲する。ので、ヴァレンタインで大量にもらったチョコを喰ふ。が、それだけだと背脂に変化してしまふので、いつもの買い物コースをヲーキングで往き、燃焼させる。リュックを担いで20分歩き、スーパーでリュックをパンパンにし、さらに電器屋まで15分。CDーRを買って家までは10分。あら?計40分強。朝のヲーキングより少ないやンけ。ちなみに朝は約壱時間歩く。

映画「東京島」観賞。ん〜〜悪くはないが、まだ原作んがオモロいなぁ。無人島に何年もゐる、にしては登場人物全員キレイすぎる。もっとギトギトになるハズだぜ。主演の木村多江にしても全然清楚だし...。でも随所に流れる音楽が良いな、と思ったら大友 良英。やはりナ。

・・・にしても、日本映画で原作より映画が面白かった、って「コンセント」ぐらいだらうか?。ア、あれも音楽は大友さんだったな。


4週目

19日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

「しーなとシュウ」としては壱ヶ月くらいぶりのリハ。最近、割と良いペェスで曲が作れるのだが、完成度も上げて行かねばならぬ。そこには時間がかかっても仕方ない。それより、ここん処左手の小指側がづっと腫れてゐるのが気になる。動きも悪いし・・・。

ヂブリのアニメ「千と千尋の神隠し」にて声優をなさった(あの映画マトモに見てないから誰役なのか分からん)玉井夕海、といふ人が箏&唄のかりんとデュオを演ってるVを見る。これがなかなかオモロい。これ少し前までレギュラーユニットだったんださうな。いいなぁ。今度久々に演る、箏のトモちゃんとのデュオで参考にならんか、と思ってたがこれ25弦箏なんだって。そら無理だな。

20日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

女房と長い散歩に出てみる。JRで西広島まで出て、そこから宮島線路沿いに歩く。高須〜古江。高校生の頃、チャリで学校まで往くのに使ってゐた裏道だ。閑静な住宅街。日曜日の昼下がり。聞こえるのは時折走る電車の音くらい。とても静かだ。家々は皆、かなりデカい。フイに道祖神とかが在ってオモロい。

古江〜草津。この辺りは原爆の直接被害を免れた地域らしく、古い建物が現役で残ってゐたりして、たいへん風情がある。ちょいと路地に入ればタイムスリップしたやうな錯覚も覚える。だが、例えば尾道のやうに、若い世代がこれらの古民家を有効に使って云々・・・といふ処には至ってなささうだ。そは「家」がまだ現役だから、か。草、といふぐらいで元は漁港の町。「かまぼこ」や「練り揚げ物」を売る店は多く在れど、流石に日曜日はどこも店休。残念。

草津の巨大モールで蕎麦とビールを食し、帰りは電車で。2時間以上は歩いたなぁ。途中でバテるかな?と思ってゐた女房も、最後まで元気で歩いた。良い散歩だった。

21日(月)----------------------------------------------------------------------------------

午前中から昼過ぎにかけて、曲作りに勤しむ。なんとか骨格が出来上がったかんぢ。メインが3/4拍子で、時折9/8が入るえらくプログレな曲になってしもた。その後、スタヂヲに入ってソロの練習を2時間ほど。指の腫れが引かずソロが弾きにくい。家の練習でプレベを使ってゐるからだらうか。

数年前、カラーズといふバンドで一緒にツアーしたギタリスト、田川ヒロアキから久々にメールがある。ちょいちょいギター雑誌などで名前を見かけるので知ってたが、東京で、ジャパニーズ・ロック界の重鎮達と精力的に活動を続けてゐるやうだ。来月ワシが前座を務める菅沼さん(Dr)と今一緒にレコーディングをしてゐるらしひ。「すわ再共演か!?」って話しでもなかったけど(苦笑)、まぁ憶えてくれてるだけで嬉しいや。

22日(火)----------------------------------------------------------------------------------

Tip hotel 2で準主役を務めた俳優、吉本武史のひとり芝居@JUKE を見に往く。ピアノの生演奏とのデュオ、と聞いて興味を惹かれたが、これがなかなかオモロかった。生演奏、とはいっても完全なクラシックの演奏家(吉本くんの友人で同業者(医師)ださう)で、即興的要素は全然ないのだが、それでも達者な生演奏と芝居のコラボはスリリングで楽しかった。

お題は太宰治の「駆け込み訴え」。ワシはこれ未読。キリストを裏切るに至るまでのユダの心情、を綴るモノローグなのだが、ほぼ「朗読劇」に近く、しかもひとり芝居、て事は吉本くんのみが延々と台詞を語る、つまり吉本は物語ひとつを丸暗記してゐる、といふ事で、これは凄い。Tip hotelの時も、彼の台詞の記憶力には驚かされたが、役者って凄いね。それでゐて「歌詞」はなかなか憶えられんかったりするのがまたオモロいんだけど・・・。

壱時間に渡る熱演。たいへんオモロかった。終演後、吉本くんとミミが企画中の興味深い舞台への参加を打診され、二つ返事で引き受ける。まだまだ役者達との絡みも続きさうである。望むところ。

ニュージーランドが地震被害で大変な事になってゐる。NZと云へばロゥミステルのアサミちゃんが留学中だが、幸いにもけふ無事の知らせが届いた。ひとまづ安心。

23日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

午前中は例の新曲を完成させる。拍子、構成共にややこしく、譜面にするのがたいへん面倒臭い。

夜は、Far east lounge ワンマン@JUKE。二日続けのJUKEだな。今回、新調したプレベ「白子」を全面的に使ってみた。えへくたーもナシ。久しぶりの「パッシヴ・ベース、シールド直アンプ刺し」で挑んだ。結果として、あまり良くなかった(苦笑)。プレイはさておき、『(音が)太い割にヌケない』といふプレベのヰークポイントが出てしまった感強し。大音量のロックバンドの中ならば、「音圧」といふニッチで勝負出来るのだらうが、このテのユニットには任がキツかったなぁ。

あと、やはり此所数日の手指の不調は、どーもこのベースを弾き過ぐる事に端を発するやうだ。けふなどライヴ終了後は、蚊に刺されたやうに指が腫れてゐた。ん”ん”〜〜〜〜〜〜・・・。やはりワシには「ヴァネッサ」しか無いのだらうか?。

Far eastにしてはたいへん珍しく、終演後に居酒屋にて打ち上げ&反省会。色々と意見を闘わせる。それぞれに考えがあらう。ひとつの物事を良い結果に導く努力や検案も確かに必要だ。が、我らを取り巻く課題の数はあまりに多い。粛々と進むほかは無い、のだ。

24日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

けふはヴァネッサで練習。しばらく「白子」を封印してみやう。これで指の腫れが引けば、原因は特定出来る。

レッスン会場の前で、古い音楽仲間であったA(♀)にばったり遭遇す。最後に会ってから10年ぶりぐらいぢゃないか?。元々はワシらが演奏してゐたハコにお客さんとして来たのが最初。なんかいつの間にか飲み仲間になり、気付いたら唄も唄ってて・・・・、まだみんな20代だった。自他共に認める「波乱万丈娘」だったが、今は結婚して、本人曰く「真面目な主婦」をしてゐるらしひ。唄う機会もほとんど無いのださうな。まぁ元気さうで・・・。

「シュウさん、変わんないねぇ」と。そは褒め言葉なのかね?。

その後、箏のトモちゃんこと木原朋子嬢が訪ねて来る。ワシの「れくいえむ」といふ曲に箏をフィーチャーする打ち合わせ。こちらはバリバリに現役で活躍中。確か海外ツアーにも行ったんだっけ?。一緒に演るのは2009年の4月以来だ。相変わらず可愛い娘だが、流石に大人っぽくなったなぁ。まぁ大人だけど・・・。

25日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

250年ぐらい前に、一度対バンした事のあるジャズギター弾きだった、森川栄太郎といふ男が転身してラーメン屋を開いてゐる、と、こないだ(本人から)報せが入った。ので、背脂は気になるがまぁ行ってみやう、と。車で20分ぐらい。大洲らーめん もりかわ。なんと!そこはさらに100年ぐらい前に友達がバイトしてたリストランテの跡地ではないか!。縁といふは人と人だけではないのだな。

ラーメンは魚介ベース。美味い。濃厚だが後味があっさりなのは魚介出汁のせいか。ここん処豚骨ベースばかりがもてはやされるが、これはなかなか良い。けふは「さんま出汁」のを喰ったが、鮪出汁、てのもあった。結構繁昌してゐるやうで、ワシが退席する時には『お昼の部売り切れ』の看板が出てゐた。ふぅん、たいしたもんだ。美味かったし、また来やう。ちょいと遠いがナ。

だいぶ温くなって来たので、パソコン部屋のホットカーペットを撤去す。これもしばらく使ってなかったのだが、うさぎが骨折して温室に入れなくなったから引っ張り出して来たんだったな。家にあるものの、ひとつひとつにヤツの思ひ出が染み付いてゐる。うぅむこれはペットロス症候群なのだらうか?(笑)。


26日(土)-----------------------------------------------------------------------------------

しーシュ昼リハ。ある曲でさる問題が浮上し、新曲が保留処分となる。もしもの場合はボツか大幅な作り直しを要する事になる。あ”りゃぁ〜〜〜。しかしフと我に返った時、こは作曲家としては致命的な問題なのかも、と思ひ当たる。要するに、歌い手の個性を上手く活かせずしてなにが作曲家か、といふ事。青年のやうに悩む。

夜、親父の84歳の誕生日をイタリアン(!)で祝う。宮島口の名店Polipo。窓から桟橋を望むロケーションも最高だが、なにせ料理が美味い。ほうれん草のピザなど絶品だった。パスタも素晴らしい。美食家の藤井政美が推すだけの事はある。女房親父ワシの3人でワインのデカンタ2本空けた。久しぶりに会う姪っ子に、アメリカはサンディエゴで入ったサブウェイのエピソードなど話して笑いを取る。

会の始まりが18時、と早かった為、JRで帰宅してもまだ21時。若い頃なら「もう壱軒行くか?」て処なのだらうが・・・まァ、ね。

27日(日)-----------------------------------------------------------------------------------

昨日思ひ当たった作曲家としての悩みが、意外に尾を引いてゐる。

昼過ぎ、バラフォンのふじたよーこちゃんとデュオの練習。よーこちゃん、アフリカから帰って来たばっかり。モティーフは3曲ぶんしかないが、それを延々繰り返す。気付いたら2時間があっちゅー間に過ぎてゐた。もう壱回だけリハやって、本番は3月5日だ。まぁユルく演りませう。

バスを乗り継いで横川はアップル・ジャムへ。海月ひかりチャンのレコ発ライヴを見に行く。打ち上げの席かなんかで、ちょこっとだけ聴かせてもらったのが仲々良かったので、ライヴとなればどんなかな?と思ひつつ、最前列で聴く。

これがすごい。予想以上に素晴らしかった。迫力のある唄声。独特のメロディ。不思議な謡回し。さらに、ちゃんと唄の世界に彼女自身が「活きて」ゐる。この世代がやってしまいがちな、「等身大」といふ意味のない幻想、がない。これは仲々たいした唄うたいである。是非このままこの路を突き進んでほしひ、と強く思ふ。てゆーか、いつか一緒に演れたら良いなぁ。

けふはギターを弾き語る男の子とのコラボだったのだが、これがあんまり必然性を感じないのが残念。ハッキリ云ってコラボどころか、サポートにすらなってなかったな。ひかりチャンの唄だけ、ぢっくり聴きたかったな。

28日(月)----------------------------------------------------------------------------------

午前中、遂に出始めた花粉症の治療に医者へ。初めてヂェネリック、といふやつを使ふ。

悩んでても仕方ないので、曲を作る。何処で演る、といふ宛てもなくインストが出来た。その後スタヂヲに篭り、MTRを使ってアレンジ。唄も入れて、まぁ簡単なデモ・トラックが完成。勿論、全部手弾きです。これがパソコンで出来れば良いのだが、ねェ。しかし、「担当楽器は?」と問はれ、冗談ででも「マウスです」と答えるやうな音楽家(実際に何人か出会った事がある)には、あまりなりたくはないね。


3月へ