3月

3日(火)帰広----------------------------------------------------------------

羽田空港から、広島へ。

ちょいと天候がぐづついており、やや危ぶまれたものの、予定よりチョイ押しで帰ってきた広島は、冷たい雨。しーなさんを家まで送り、一旦家に帰って洗濯物を洗濯機にブチ込んだら、すぐレッスンへ。その後はまたしーなさんと合流し、FMの収録へ。さすがにけふは収録後の企画会議はやらず。

っかし〜な〜、こんなに帰広早々動き回らねばならんほど、日頃働いてないハズなんだがなぁ(笑)。

4日(水)-------------------------------------------------------------------

夕方からのレッスンのみなので、半日静養・・・と思ってゐたが、確定申告に取りかかり、ツイデに譜面書いたり、机業務いろいろ。

この旅で出会った色んなミュージシャン達を思ふ。まぁ昼間、他の仕事を持ってるのもゐるだらうけど、みんなどんな暮らしをしてるンだらう?と。東京のミュージシャンはプロアマ問わず、打ち上げでダラダラ長居せず、終電の時間で帰る人が多い。ワシはそれがたいへん好ましいと思ってゐる。まぁ家の近くで呑んでるのかもしれんが(笑)。

そして、自分が東京で暮らしてゐたらどーだっただらうか?とか、つらつら考へるのだ。

5日(木)-------------------------------------------------------------------

3月に入って、いよいよ新体制の「ジモ・ミュージック」が動き始めた。

まづワシの「仕事」は、とりあへずジモに「居る」こと。昼過ぎからジモに詰め、レッスンがあらうがなからうが、「待つ」。自分の教場に使ふ部屋を自分なりにアレンジしたりして過ごす。20代中盤に戻ったかのやうな・・・。あの頃もここで電話番しながら、来たるべき事象をひたすら待ち続けたものだ。

その時、その事象は、ちゃんと「来た」のか?。そしてまた「来る」のか?。年齢だけは、あの頃の倍に差し掛からうとしてゐる。

6日(金)-------------------------------------------------------------------

飲食店広報協力音楽隊「サシミ組」ライヴ。

いわゆる、姫石ミミ、椎名まさ子、石井聡至、にワシの4人で懐メロポップスを演るユニットだが、けふの会場、とんかつ専門店「キッチン千」は、前回某企業の忘年会のゲストとして入り、音の良さに驚き、ぢゃあ今度はお店と提携して「ライヴ」を、といふ事で始まった。これまでも寿司屋とか、さういふ処を主に演って来たので、ぢゃあいっそこのユニットはその路線で行かん、と。

お店とメンバー、双方の協力に寄る集客で、なんと50人越えのお客さんが集まった。その方々に、まづとんかつを含むディナーとお酒を楽しんでもらひ、その後ライヴが付いて来る、と云ふ、まぁディナーショウだ。ミミとしーなさんにワシ、といふ3人のヴォーカルをフィーチャー出来るので、楽曲のバリエーションも広い。バンド側には演奏と持ち込みの代償としてギャラと賄い、お店側には場所と料理の提供の代償に集客と広報、といふ双方損のナイ運営のできる、理想的なライヴの形だと思ふ。

機材全て持ち込みで演るユニットなので、実際の演奏以外の手間がなかなかたいへんなのだが、やりがいのある仕事だ。けふはちょいと演奏が荒い気がしたが、もっと演奏も唄もしっかりとアンサンブルを固め、どーいふ局面にも対応出来るやうにすれば、これはこれで「居酒屋椎修」とはまた違った『音楽と食の新しいコラボの形』として提唱出来る。

提携協力店募集!。サシミ組、いかがですかぁ〜?。


2週目

7日(土)------------------------------------------------------------------

休み。天気も悪く、ちょうど良いので引き蘢る。

縦ベースの練習を1時間ばかり。前からさう思ってゐたが、真面目に練習してみて改めて思ふ、やはり横ベース(電気ベース)とは、全く種別の違う楽器だなぁ、て事。むしろこれを同軸に捉える感覚がオカシイのだ。テューバやハープシコードを演るやうなものだ。まぁ、後半生にかけてぢっくり取り組んで行くか。あと、それとは別に電気ベースの練習も、ちゃんとやって行かねばならん、と。

DVDでナニか(映画)を観たのだが、忘れちった(3/11記述)。まぁそれくらい印象に残らぬ、つまらぬ映画だった、と。あれ?なに観たんだっけな〜?。

8日(日)------------------------------------------------------------------

住宅展示会場「こころ」といふ処で、しーシュの昼ライヴ。ここはよくイベントをやってる場所で、ソロで何度か出た事がある。晴れてゐるとたいへん気持ち良いのだ。数日前から新聞に広告が掲載され、デカデカとワシらの写真が載ってゐた。今回は、機材総持ち込みで演るしーシュ。

新聞広告の甲斐もあってか、会場は満員。ワシらを見に来た、といふ人もゐるが、半数近くは『ナニか演ってるので』見に来た方々。まぁ日射しサンサンで平和な新興住宅地の昼ライヴで『ジェラシィ』も無からう、と、けふは無難な選曲で攻める。もっと若い世代の人が来るもんだと思ってゐたが、年齢層は結構高めだった。

まぁ、良かったのではなからうか?。気に入ってもらへた事を祈るしかない。

夜は広島FM Garage songsの次期決起集会、といふ名目の宴会。このまま長寿番組になったらオモロいだらうね、と意見が飛び交う。一部文化人にはたいへん好評な番組らしく、さういふ人からは、「是非続いてほしい」と云はれてゐるやうだ。ますます頑張って良い番組にしやう!と。

9日(月)------------------------------------------------------------------

雨。二日酔い。

決起集会の日本酒もキイたが、その後の二次会で呑んだブラック・ルシアン(ヲトカとリキュール)がイカンかったのだ。あそこではやはりジン・トニックとかさういふ軽いのにしておくべきだった。

昼からSHU'sのリハ。ここに来てコーラスがバッチリ決まりはじめ、良い。パーカスのエノちゃんが良く頑張ってゐる。今回はオリジナルはやらず、全曲わりと地味めのカヴァーだが、いつものやうにユルくふあっと演りたいものだ。

その後は、スタヂヲの「番」を夕方まで。帰りはなんかそんな気になって、家まで歩いて帰った。

10日(火)----------------------------------------------------------------

雪が降っとるぞ!。寒気団襲来、との事で、けふあすと荒れるさうな。ストーヴの灯油を使い切ってなかったのが幸いしたな。

こないだタマタマYoutubeで見た、細野晴臣矢野顕子のデュオ(ベース&唄とピヤノ&唄)がとても良い。シムプルで地味な演奏だが、二人のリズムのシンクロ感が素晴らしく、しーシュもかくあらねばね、みたいな・・。矢野さんの唄が苦手なンで、総合評価は・・・だけど。

改めて細野さんの仕事を見直してみる。YMO時代、はっぴぃえんど時代、セッション、ソロ・・・、多岐に渡る才能を持つ人で、ベースもたいへん上手いが、ベースなんぞにこだわってない姿勢が良い。坂本龍一とデュオで演ってる音源(アクースティック編成で『ライディーン』なぞ演ってる)などもあり、これなどは白眉のセッションだ。これ、この春にDVDになって出るさうなんで、買おうかな・・・。

しかしまぁ、YMOって、正直なにが良くてあそこまで流行ったんだらう?。当時も個人的にはなにも「来なかった」んだが、今聴いても、あれほど華のない音楽もさうさう無いやうな気がする。あの時代はあれがクールでスタイリッシュだったンだらうなぁ。ん"〜〜〜〜〜〜〜。

11日(水)-------------------------------------------------------------------

今の処、月イチのWADAバンドのリハ。1回のリハで、だいたい2曲づつくらい、レパートリィが増えてってゐる。もぅ結構な量になるな。夏頃にライヴを演らうか、といふ話にもなって来てゐるが・・・。

このバンドは朝リハなので、リハ終了後だいたい皆で昼飯を喰ふ。次回のリハを決めたり、ライヴへの展開を話したりもするが、基本的にはタアイない食事会であり、楽しい。おぢさんおばさんとは云へ、男女それぞれ3人づつ、てのがミソなんだらうねぇ。男ばっかりの6人で昼飯喰っても・・・。

フと見渡せば、づいぶん楽器の数が増えてゐる。アクースティック・ベースが2本、カラス、ドゥナ、ヴァネッサ、縦ベ、正体不明のヘッドレス、にギターが2本。他所に預けてゐるのがあと3本(白子、ヴァイオリン・グレコ、黒べぇ)。なんとベースだけで10本も持ってンのか?ワシは・・。

けふジュンゾーさんとも話したんだが、リッケンとかEBとか楽器として魅力のあるものは、持ってゐたい気はするけど、使う場がないだらうねぇ〜、といふ話し。ワシはいちをう、ソロ=ヴァネッサ、しーシュ=カラス、営業=ドゥナ、ぱんぱか=アコベか今後縦ベ、カシラとのナニか=白子、とゆんるりと決めてはゐる。・・が、結局なんかめんどくさくなって、『けふもカラスでいいや』とかやってしまふ。まぁ そんなモンでしょ?。

12日(木)-------------------------------------------------------------------

スタヂヲに「待機」のちレッスン。待機の間、問い合わせの電話ナシ。ん〜〜〜〜〜〜・・・。

けふはそのままチャリでオリエンタル・ホテルへ。トイレで着替えて、マンスリー営業の「吟」。貸し切りが入ってゐたので、いつもは3ステージのところ2ステージのみ。新曲いくつか増設して。最近、喋り声のデカいお客さんが増えたなぁ、ここ。以前は名実共にシックでオサレなラウンヂ、て感じだったが、「居酒屋行けや」と思ふやうなタイプのお客さんが多くなった気がする。

女房が昨日の夜から、相撲観戦の為に大阪へ行ってゐる。ので、独身の夜。ものっすごい寒い中をチャリでよぅよぅ帰り、ストーヴ点けて、湯を沸かして、ホっとしたらもぅ1時前。この孤独を長く味あわぬ手はないので、午前1時に喰ふには危険な代物だが、『かつをのタタキwith大蒜スリ下ろし』で晩酌す。は〜熱燗がおいしぃで。

13日(金)-------------------------------------------------------------------

独身の朝。掃除&洗濯。朝チャーハン作り、半分を朝飯、半分を昼飯に。昼まで縦ベーの練習。

独身の昼。ジモに行き、夕方までスタヂヲ番。電話ナシ。合間にギターとピヤノと電気ベースの練習。

独身の夜。昨日の残りの「かつをのタタキ&大蒜スリ下ろし」と「ウスターソースdeミートボール」とサラダを自分の為だけに作り、晩酌。

晩酌しながら、DVD「ストーンズから消えた男」観賞。まぁあの当時の世情で、20代でデヴーし、世界的にメヂャーになったバンド、てのは、おそらくワシらには想像も付かぬ世界だらう。金も地位も名声も女も酒も薬も好き放題に出来た代わりに、払った代償は少なくはない。・・にしてみるとストーンズが、ブライアン以外のメンバーを欠く事なく(ビル・ワイマンは脱退したが)、今もロックの最前線にゐる、てのぁ、ホンマに凄い事なのだ、と思ふ。


3週目

14日(土)------------------------------------------------------------------

月イチ企画・・・にするつもりだったが、何故か年イチ企画となってしまった「かじやまつり」。

サブタイトルが、「孤高の奇才・梶山シュウと絡む人々の祭典」といふ事で、まぁブチ上げたもんだ(笑)。いつも元弟子を中心としたベーシストの出演者が多く、ワシはこの企画ではベースは弾かずギターと唄に専念す。けふも木元パイグ沢也川村ZAVZA泰幸、岡山から朝井裕二、といふ元弟子が勢ぞろい。それぞれ全然違ったベース弾きで、これらがワシとどう絡むか。をワシが楽しむ、といふ(笑)。

トップはザヴザ。東京から帰って来た足で駆け付けたといふけふは、トレードマークである6弦ベースは弾かず、全編チャップマン・スティックでのインストでエントリィ。なかなかどぅして堂に入った演奏で、まぁまだ若いし、こらぁこれから先が楽しみかな、といふ気はす。壱曲ほどワシとデュオって唄う。

岡山からのゆぅじは、云はずとしれた「だいふく」のおとーさん。だいふくで参加する予定だったが、事情により叶わず、唄の石田あかりとゆぅじの二人で広島へやって来た。あかりチャンは広島で唄うのは初めてなんださうな。安定した歌唱力で会場を圧倒。これから壱年弱、活動休止してしまふらしいだいふくだが、復活の暁には是非また一緒に演りたいものだね。

ワシはゆぅじ&あかりと壱曲、ゲストでしーなさんに参加してもらった「月の舟のワルツ」ではピヤノを弾き、最後はSHU's3として・・・。ギターは相変わらずイマイチ上手く操り切れぬが、良いライヴが出来るやうになって来たトリオである。ハモが洗練されて来たのが良い。終演後、『年イチと云はず、もっと演ってほしい』と云ってもらへ、まぁなんとか良いイベントが出来たのかな、と。

ザヴザのスティックを興味津々でいぢるゆぅじや、しーなさんと戯れるえのチャンとか、さういふ光景を見ると、うむ、良かったのだ、と思ふ。またやろう。

15日(日)------------------------------------------------------------------

しーシュのリハ。

昨日ライヴでしーなさんに逢ったのが、ぢつはほぼ壱週間ぶりで、これを通常の仕事に置き換えた場合、零細企業のビジネスパートナーが壱週間顔を合わせてない、と云ふは「長期休暇」に匹敵する。その間、それぞれが進めてゐた案件多々あり、リハもだが、まづそちらをせんと、と。ネットなど使い、びしびしと決めて行く。

リハも、4月アタマから始まる「レコ発ツアー」を視野に入れたシビアな練習。その後、明日の居酒屋椎修の買い出し。

16日(月)------------------------------------------------------------------

居酒屋椎修:弥生の月。

3月の営業はこれで5回目、となる。いま考へると、「3時のあんた」を製作した年にこれを始めたのだな。初回営業日に、ゲスト・ミュージシャンの山田さとしが来てくれて・・・。なーんか色んな事柄が「コーイン矢のごとし」で、溜息が出てしまふねぇ。フライングキッズに掛けてあるスナップ写真に写る、しーシュの二人の若ぶりなことよ。しかしこれが数十年前、とかではなく、ツイ3〜4年前なんよなぁ・・。は〜〜〜〜・・・・。

やるせなさを感じつつ、開店。けふはホンマにまったりのんびりで、最初の壱時間はお客ゼロ。此所数回ライヴ開始30分前にどがっと来客、といふパタンだったが、けふはそれもなし。結局、過去最少人数での居酒屋となった。まぁこんな事もある。飲食業の宿命だ。

けふのライヴお題は「桜」だった。『ファルセットが美しい』といふふれこみで売れた某人の唄を唄った訳だが、チョロいもんだ(笑)。こんくらいワシにも歌えるわぃ、などと云ふとカドが立つのでやめとこう。

17日(火)----------------------------------------------------------------

リッキー・リー・ジョーンズがマメに来日してゐるさうで、一度見ておきたいな、と云ふ気がづッとある。

ワシが持ってるDVDのライヴでは、本人のギターと唄に、上手いンか下手なンか分からんベースとパーカスを従えて、のトリオだったが、一昨年の来日はギターとセロを従えたトリオ、去年のはなんとセロとのデュオ、だったやうだ。これぁまた見てみたいねぇ。

やはりベースの領域にも立ち入れる持続音楽器、といふ強さでセロに勝てる楽器はないなぁ、と思ふ。これが5弦6弦のセロならもぅ無敵だらう。それを思へばやはりワシは、東京で縦ベーではなく、5弦のセロかナニか入手して来るべきであったか?。

しかしそれを云ふとしーなさん『マトモに弾けぬセロほど、悲惨な楽器はない』と一蹴。確かにネ。

18日(水)-------------------------------------------------------------------

どーしたのか左手指が痛く、ベースの練習もままならぬ。左手そのものが、肩の下辺りからなんとなく腫れぼったいかんぢもある。昨日、縦ベーと横ベーとピヤノを練習したので、それの弊害かな?。ちょいと壱日に練習を詰め込み過ぎたか・・?。

てほど練習しとる訳でもないんだが、まぁけふは練習せん事にして、デスクワークに専念。ツアーに持って行く用の「小鉢(オンデマンド)」を増刷したり、ウェブ用のフライヤを作ったり。

19日(木)-------------------------------------------------------------------

昨日の謎の指の痛みは、結局一日中痛かったのだが、夜、晩飯を拵えんとしてナニカした拍子にフと治った。ん?・・・。

生徒に「色々教えてもらいたい」といふタイプの人が増えた。ベースを習いにきてはゐるのだが、ある日フと『けふはちょいとギターを教えてもらいたいんですが・・』などと云ふ。たいへん良いことだと思ふ。ワシはさういふ音楽教室をやりたい。梶山シュウといふ人間を介して、音楽の楽しみ方とその方法論を知って行く、といふニッチに立てれば、これこそがワシの思ふ理想の「レッスン」なのだ。

勿論、それに見合うだけの事を、常日頃から自分も磨いておかねばならぬ、と云ふ意味でも、理想なのである。

20日(金)-------------------------------------------------------------------

フと思ひ立ち、「カンヅメ」をす。

まぁジモで電話番をする合間に、といふ程度だが、ここん処ナニやら作曲に時間を割けておらず、曲の断片のやうなモノばかり貯まってゐる。それを結実させる作業。珈琲とドーナツ壱個準備してスタヂヲに篭り、いぢいぢと曲を仕上げる。二つほど完成形に近付けたが、歌詞が・・・。まぁ13時から18時までで、どーにか仕事をしたやうな気にはなった。

リハで音出してみんと、分からんけどね。

その後、しーシュのファンの御夫婦に食事会へ招待して頂く。日頃立ち入れぬやうな個室のゴーヂャスな空間で、和食のフルコースに舌鼓。その後河岸を換え、オサレなショットバァへ。季節柄か、広島流川〜薬研掘はすごい人出。かつて西日本随一と云はれた歓楽街の風情が蘇ったかのやうなにぎわいだった。この猥雑感!。不況のあおりを受け、此所数年空っ風が吹くやうなかんぢの広島繁華街だったが、ん〜〜〜やはり此所はこれぐらい「ヤバい」かんぢがないとねぇ。


3週目

21日(土)-------------------------------------------------------------------

20回めの結婚記念日を迎えた。

20年前と同じく、広島市立安佐動物園に行く。13時から16時半の閉園まで、ゆっくりのんびり、ヒヒやフラミンゴやキリンやシマウマやハイラックスやヤマアラシやダチョウやゾウやサイやイグアナやワニやカメやインコやオウムやヒツジやヤギやテンヂクネズミやラクダやバクやレッサーパンダやシフゾウやチンパンヂーやキョンやイノシシやカモシカやタンチョウやライヲンやトラやヒョウやクマやらを見る。

あの時此所に来たワシは、まだ29歳だったのだ。何もかも変わったやうであり、何ひとつ変わっておらぬやうであり・・・。

22日(日)------------------------------------------------------------------

良く寝た、といふ気がする。

休みの日は朝から晩まで、文字通り「寝る」、といふ人がゐる。皮肉な意味でなく、そんなに眠れる人が羨ましい。ワシなどは、体調が悪い時ですら、づっと寝てゐる事が出来ない人間で、かういふタイプはなかなか疲れが抜けない。時間的に長い訳ではなくても(起床はいつも通り7:00くらい)、けふくらい「よぅ寝たな」と思ふ目覚めは、ナニカがリセットされたアカシなので、悪くない。

時間をかけて「縦ベー」の練習をす。この楽器に関しては、練習の半分以上をアルコ=弓に費やす。ピチカートだけならばフレットレス電気ベースで演れば良いのであって、縦に弾くからには・・・。いづれはテナー調弦にして、そのやうなニッチの楽器、として使えるやうにしたい。55歳くらいまでには・・・(笑)。

23日(月)------------------------------------------------------------------

2年前の年末に衝動買いした、ゴダンのフルアクースティック・ギター。弾き心地も見た目もたいへんに気に入ってるんだが、これが調弦が合わんで苦労してゐる。

元々このテの、ブリッヂが動くタイプのギターは調弦が難しいと云ふ事なのだが、悪い事にそれを知らず、入手してすぐかなり適当にいぢってしまった。しかもその後どのやうに調整してもジャストに出来ず、これはもしや欠陥品なのか?といふ思ひさえしてゐる。

これは、ちゃんとしたリペアマンが診たら治せるものなのかねぇ?。一度フルアコ使いのギタリストに訊いてみたが、そやつは『フルアコはそんなもんだ』と云ひやがった。ホンマかいな?。ウェス・モンゴメリィやケニー・バレルが、そんなピッチの怪しいギターを弾いてた、とも思へぬのだが・・・。

ちょっとづつ、旅の仕度なども。

春のツアー  4月へ