4月

春のツアー


2週目(帰ってからの日々)

5日(土)--------------------------------------------------------------------

ツアー記から

6日(日)--------------------------------------------------------------------

夜行バスの旅にしては眠れたのかな?。明け方、隣の席にゐた5歳くらいの女の子が、寝惚けて椅子から落ちて泣いてゐたのが可哀想で、しかし可愛かった。8:00頃広島に着いた。ごろごろと荷物を引きずって家まで帰る。考えてみれば日曜日の朝。静かだ。東京では散ってゐた桜が、こちらではちょうど満開。まだ寒い。今年の春はホンマに気紛れな陽気やな。

昼まで寝て、しーなさんらがやってゐる花見に参加す。疲れてゐるが、まぁかういふ形で友に帰国報告をするも良いだらう、と思った。参加者はしーなさん一家、久保さん、ツンちゃん、ユミプ、カシラ一家、みゆきさん、など。満開の桜の下で気分良く飲み喰ひ。旅の仕上げにはこの上ない贅沢。

7日(月)-----------------------------------------------------------------------------

昨日は女房が酔っ払ってしまったが、ワシも結構飲み過ぎたみたい。ちょいと頭が重い。旅の後始末などして、終日のんびりする。ツアー明け恒例の温泉にも行く。

旅をしてゐる間に「ブッダ・マシーン」なる秘密兵器が届いてゐる(今月の巻頭写真参照)。これは、スウィッチを入れると電池が切れるまで永久になんか変な音を発し続ける、と云ふ、用途不明な楽器のやうな機械。タンブーラ・マシンの代わりに使えんかな?と思って、まぁ1コ¥3000位のもんだし、で買った。

箱を開けてみるとグリコのおまけかいな、と思ふほどのチープこの上ない造り。電池を入れて(入りにくい!)スウィッチを入れると、『ビょ〜〜〜ンンンガヂョ〜〜〜〜〜ンンングウワァァ〜〜ンンンんん』と、まぁある意味アンビエント、と云へぬでもない音が・・・。全部で9種類の違うパタンが入ってゐる。2台目を(2台買った!)同時に鳴らすとさらに・・・・、なるほど「ブッダ・マシン」かよ。これに合わせてベースをプイプイ。ははは、これCDに入れやう。

8日(火)-----------------------------------------------------------------------------

しーなとシュウのリハ。ツアー中は、広島での活動の事はほとんど頭にないので、曲を思い出すのに苦労す。新曲など、自分でコードアレンヂしておきながら『こんなんあったっけ?』などと云ふ始末。将来的にはこのユニットではベースセロをメイン楽器にして、スラップなどが必要な曲だけ普通のベースを使ふが良からう、と思ひ、さういやヘッドレスのトラベルベースを持ってゐたな、と思ひ出す。壊れてっから直さんといかんな。

リハ後、中野チカラさんが来て3人で雑談。考えるまでもなく、チカラさんは売れっ子ベーシストゆえに、ワシなんぞより遥かに多くの場所を巡り演奏して来てゐる訳で、かういふ人の前で『旅は云々』なぞと講釈を垂れるのは滑稽だなぁ、と思ってしまった。

9日(水)-----------------------------------------------------------------------------

独り、レコーディングのプランを練る。これまで録った作品はいづれも、ライヴで演ってる曲を録音してゆく、といふパタンだったが、今回は録音の為に新作を作る、といふ事にも挑戦す。小説で云ふと「書き下ろし」だな。メキシコからアメリカに向かふバスの中で書いた曲も、一応候補にしてある。しかしけふ、録らうと思ってゐる曲が全部Emキィである事に気付いた。これはちとマズいのではないか?。

レッスンの帰りによく寄る24時間営業のスーパーが、レヂ袋廃止運動を始めたらしひ。それ自体は大変良い事だが、事前に知らんかったワシは、豆腐と餃子とめんつゆとキャベツを抱えて、駐車場まで歩くハメとなってしまった。

10日(木)-----------------------------------------------------------------------------

2008年春のツアー記を、ようやく書き上げた。かうして振り返ってみると、やはり今回も良い旅だった、と思ふ。

まだ行った事のない『東京よりも北』に行きたい、と強く思ふ。それも出来るなら寝台特急「北斗星」とかで行きたいものだ。さう思って色々調べてみたら、なんとまぁ料金が高けぇのなんの。新幹線より高くて、最低でも2万円はかかるみたい。まぁ、「北斗星」の豪華さをホテル代込み、と考えりゃそんなもんかな。『微妙な鉄っちゃん』としては乗っておきたいものだねぇ。う〜〜〜む。

11日(金)-----------------------------------------------------------------------------

異常がなかったので書くが、ちょっとした事があって脳神経外科に行ってCTスキャンを撮って来た。ワシは過去に、憶えてゐる限り2度ほど、頭部にかなり強い衝撃を受けた事が在り、首のヘルニアも目眩もどうやら起因はその辺らしい、と思ふのだが、今回も特に異常はなし。綺麗な、どちらかとゆーと「美味さうな」脳だった。

オモロイのが、ワシの頭蓋骨は、その底部がかなり急な勾配を持ってゐる造りらしく、云はばワシの脳みそは頭蓋のなかで左から右へ「傾いて」在る、やうなのだ。これは例えば直感型性格とか、情緒のナニカに影響があるのかどーなのか思ったので医師に訊いてみたが、「ない」と。「よぅそんな処に気付いたねアンタ」と云はれてしまった。


3週目

12日(土)--------------------------------------------------------------------

朝パスタを作る。メキシコで、ジャンラのベーシスト中来田さんと、ペペロンティーノのレシピについて語り合ったのだが、これはカクテルで云ふマティーニのやうなものなのだらう。好きなヒトの数だけレシピがあるに違いない。中来田さんはアンチョビを使ふらしひが、ワシはイカの塩辛を使ふ。けふはキャベツとニラで仕上げてみた。しかし何故ミュージシャンにはパスタ好きが多いのか?。

夕方から週例しーシュのリハ。けふはなんか耳の調子が悪くて、ピッチが取れぬ。いつもの曲なのにチューニングが下がってゐるやうに聴こえる。弾き馴れぬベースセロを使ってゐるからだ、と思ふことにしやう。

13日(日)--------------------------------------------------------------------

壱日家にゐて、次のソロアルバムに参加してくれるミュージシャンに渡す、プリプロ、とまでは行かぬが、まぁデモ音源のやうなもの、を作る作業。アイディアの段階ではオモロいのに、実際音にしてみるとたいしたことにならん、なんて事も良くあるので注意が必要。実際、みんなそこら辺がどこら辺まで分かった上で作ってンだらうか?。

参考の為にYou tubeなんかを色々調べてたら、こんなん出て来た。これは参るね。どう見ても子供ぢゃねーか。。もとよりインド音楽のアーティストに勝負云々を挑む気などサラサラ無いが、こんな子供がこれだけ見事なラーガを演奏(しかもエレキギターとキーボードで・・・)する国の人間に、ポップスが馴染んでたかだか50年やそこらの国の民がかなうハズぁねぇやな。

かういふのって、日本のキックボクサーが、武者修行つってタイに行って、向こうの5歳ぐらいのガキがリングに上がって闘ってるのを見てショック、みたいなかんぢ。

14日(月)-----------------------------------------------------------------------------

けふから新学期が始まった専門学校を昼で上がり、映画を見に行く。壱部で話題になってゐる「クローバーフィールド」。

映像酔いするヒトが出たりするらしく、チケを買う時も店員に『気分が悪くなるかも』みたいな事を云はれた。ハンディ・カメラで撮った映像、って設定だから、確かに終始ぐらぐら画面は揺れてゐたが、まぁ大丈夫だった。内容は『さう来たか』といふかんぢの。「ガッカリした」てな評判も聞いてゐたが、まぁ面白いんぢゃないの?。良く出来てる映画だと思ふ。この監督って「ゴジラ」が好きだったンだらうなぁ。

夕方、古い友人(女性)から電話。ワシの結婚式以来だから、なんと13年ぶりに声を聞く。子供(次男)が音楽に目覚めて云々といふ話し。上の息子はもう21歳ぢゃげな。近々同窓会でもしやうや、と話す。

15日(火)-----------------------------------------------------------------------------

お江戸で二人の舞踊家と共演して以来、益々「踊り」と云ふモノに興味と可能性を感じてゐる。自分の肉体をコントロールする、といふ意味では、ダンスに勝る芸術はない、と思ふ。もしも人類が物質文明を捨てざるを得ない時が時が来たら、芸術として残されるのは唄と踊りだけだ。あの場で、ベース演奏だけでなく「声」で対応した自分も、今後の指針となる、かも。

さう思って朝のロードワークに舞踊(っぽい)動きを取り入れてみたら、久々に筋肉痛になった。

『アンタのやうに外人さんに受けるヒトはやったら良いよ』と云はれ、マイスペェスなるものに登録して約2ヶ月。今の処大した反応はない。まぁこれは無理なき話。ワシが外人さんに受けるのは、あくまでもパフォーマンスの部分で、なので。どーせなのでマイスペェスには、ライヴ音源とか、未発表のテイクなんぞを載せる事にした。昔のオルカのライヴとかも載せたりするかも、なので、好きなヒトは期待しててね。

16日(水)-----------------------------------------------------------------------------

尼存からSWARA SANAといふバンドのCDが届いた。こ・れ・が・素晴らしい。パーカッション、グンデル、口琴、ホーミィ、電気ベース、といふ編成で、オルティンドーのゲストまで加わり、これが全員日本人(笑)。しかし、それぞれの演奏技術は相当なもので、それでも現代日本青年的なユルさがあり、確かにこれはキャッチコピー通り、東京でしか生まれない音楽、だな。気持ち良いのなんの。いや〜訳の分からんヤツらはまだまだいっぱいゐるなぁ。全部友達になりたいなぁ。

考えてみりゃ、ウクレレ、ジェムベ、ピアニカ、ベース、のFar east loungeもそんなモンか。さういやFar east〜でも、昔はワシ主導で『完全即興タイム』とか演ってたな。BBSの書き込みに、お客さんから「アレは何だったのでしょう?」とか書かれたり(笑)。また演りたいな。Far eastも今はライヴ自体が少ないからねぇ。

17日(木)-----------------------------------------------------------------------------

けふはレッスンの空き時間が大量にあったな、と思ひ、ここん処、家にゐる時はづっと掛りっきりだったデモ音源の唄入れをやらう、と思ふ。重い機材を抱えてバスに乗ってスタヂヲへ行く。唄を入れるには絶望的に鼻が詰まってゐるのだが、まぁデモやから・・・。割と良いテイクが録れて、仮ミックスダウン。参加してくれるミュージシャンに渡す分のMDを作った。

が、データをセーヴし忘れて電源を落としてしまひ、あッ!と気付いた時には既に遅し。けふ録った分の唄が全部消えてしまった。ショーック!!。これがあるからデヂタルは怖い、てゆーかちゃんとセーヴせぇよ、てなかんぢだ。まぁデータは、渡す用のMDに落とした後だったのがせめてもの救い。

18日(金)-----------------------------------------------------------------------------

今季初の専門学校連続3コマ授業。久々なのでやはり疲れた。昨日はなんでかあんまり良く眠れなんだし。

その後別口レッスンを一人だけやって、ツアー後初のSoe'sリハへ。けふのリハでは曲の解体が進み、もはや原形をとどめない程になった。それでゐて、ちゃんと曲になってゐる。すげぇオモロい。かうなると初期の頃の、ジャズの名残りがあるナンバーがもどかしく思へる。けふのかんぢがライヴで出来たら素晴らしいだらうな。

トモちゃん(木原朋子/箏。Soe'sゲスト)には、アルバムにも参加してもらふ予定。昨日作ったデモと譜面を渡す。箏の事なぞ良く分からんままに譜面を書いたが、大丈夫です、との事で一安心。


4週目

19日(土)--------------------------------------------------------------------

庄原市は「すけあくろう」にてしーシュ+スウィング・リヴァーのライヴ。車2台を連ねて庄原へGO。

すけあくろうのマスター多賀さんが、テーさんの古い友人と云ふ縁でけふのイベントが実現。ワシは他人や自分のバンドで何度か出演してゐるが、しーなさんは初めて。ぐねぐね続く山道のサイドに突然現れる!みたいなこのお店、相変わらずえぇかんぢである。見事なくらい周囲には何もない。愛想の良い2匹の犬がお出迎え。賄いカレーも相変わらず美味い。リハやら演ってるうちにあっと云ふ間に日没。ライヴがスタート。

テーさん&ナオエのウェルカム演奏に引き続き、しーシュで前座。ワシらはいつにもましてユルく演奏。落ち着いたお客さんの雰囲気とも相まって、かなり良いまったり感漂ふライヴが出来た。ベースアンプが古くて、ビリビリ云ってたのがアレだったが。終演後、庄原市でのイベントへの出演オファーがある。良いね。

続いてワシはスウィング・リヴァーに参加して後座。ゲストのマックさんや岩本さん交えての、お馴染みのナンバーで盛り上がって大団円。良いライヴだった。良いイベントだった。帰り、トイレ休憩に立ち寄ったコンビニでマックさんが倒れる、といふハプニングがあった。貧血、らしひ。大丈夫かいな。

ワシらは途中で分かれ、ラーメンで打ち上げして帰った。テーさんらはマックさん岩本さんを家まで送り、さらに下路を通って下関、北九州まで帰ったらしく、テーさんが家に着いたのは、翌日の朝8:00だったとか。御苦労様です。

20日(日)--------------------------------------------------------------------

ワシらしーシュは引き続きライヴ。毎年恒例、五日市さくら祭り。今までギターの弾き語りで3回、ベースソロで1回、ベース弾き語りで2回(一昨年、雨で流れた)出演してゐる。今年で7回めのさくら祭りだ。

年によって他にもバンドが出たり、全然出なかったりするが、今年は地元のブルースバンドと、あの「仏陀」が出てゐた。純白のウェディングドレスを着た可愛い娘3人が、ヘッドバンキングしながら『あの娘殺してみせてよ〜』なんて唄うんだから、客は集まるわな。野外ステージの前はすごい集客で、かなりウケてゐる。演奏も格段に上手になってゐるしね。いや〜良いぢゃないの仏陀。でも、ウェディングドレスでうんこ座りして煙草吸うのはおやめ(笑)。

ワシらは、仏陀の後発、てのを意識してちょいと選曲をミスったかんぢ。さすがにあのパフォーマンスの後ぢゃ、ウチは地味だったかな?。まぁさういふモノさ。それでも終演後、焼そばなんぞを喰ってゐると、通りすがりのおばちゃんが『あなたら面白かったわよ』とか云ふてくれたりした。ありがとうね、おばちゃん。

ころ合いを見て退却。頼まれもせんのに、しーなさんにワシが少年時代に遊んだ廿日市の山や海やを案内して廻る。壱日良い天気で、紫外線も強く、日焼けしたはずだが、メキシコ焼けがまだ残ってゐるので、よう分からん。

21日(月)-----------------------------------------------------------------------------

専門学校のあと、バスに乗り換へてスタヂヲに行き、プリプロを録る。あれもこれも、と欲を出したからだらうか、演ってるうちになんかどれもオモロない気がして来た。テンションが下がって来て、グダグダのまま終了。なんかわざわざバスに乗って行った意味が、あんまりなかったな。

家に帰ってポケっとしてたら、Razzのリュウくんから電話。博多から「宇宙人おーちゃん」が来てるから一緒に飲まんか、と云ふはなし。そら嬉しいな、と電車で市内にとんぼ返り。久しぶりのKobaでししゃものフライなんぞを喰ひつつ話に盛り上がる。

おーちゃんは、此所数日ワシがどっぷりハマってゐる、例のSUARA SANAのメンバーとも懇意で、事の運びによっては、おーちゃんを通じてSuara sanaとワシの共演も実現出来るかもしれん。ウォー!。近年、好きだったヒト、演りたかったヒト、次々に共演の夢が叶ってゐる。また叶ったら良いな。もう、日本中の、いや世界中の変なヤツらと友達になって、その繋がりを辿って行きさえすればツアーになる、みたいな事になれば、もうWhat a wonderful world よ。

22日(火)-----------------------------------------------------------------------------

新作アルバムの内容を熟考す。ゲスト参加にばかり気を取られてはイカン、と気付く。曲によっては独り粛々と演った方が良い曲もある。さういふ基本的な事を見失うと、ただの自己満足になってしまふ。其処に気付いて良かった。

光市母子殺害事件の判決が「死刑」と出る。結局また一人の人間が命を失う訳だから『良かった』とは云へぬが・・・。死刑制度の是非は重い問題だから、軽々しく意見を述べる事は避けたい。しかしそろそろ日本も「禁固200年」とか「終身刑」といふ制度を作らねばならぬのではないか?。罪人を税金で養ひ続ける疑問、てのも確かにあるだらう。だが、クソ役人に無駄に使われるも同じ税金。まだ囚人を死ぬまで養い続ける方が、意義はある、と思ふ。

23日(水)-----------------------------------------------------------------------------

先週、生徒と『最近は水曜日のたんびに雨が降るな』と話したのだが、けふも雨。そしてけふはSoe'sライヴ。けふは珍しくノン・エフェクトで演る事にす。ベースだけ担いでバスに乗る。よ〜く考えてみたら、ワシは前回のSoe's以来、丸々2ヶ月、広島で(さくら祭りは除く)ライヴを演ってなかったやうである。良くない事ですな。

強い雨の中でも、ぼちぼちお客さんは集まってくれた。「けふは全体を長いスパンで捉へて」といふマサミの提案で、ゆったりとした即興が多い。箏のトモちゃんも2回めの参加で、だいぶコツを掴んだか。マサミに誘われて『良く分からずに来た』といふ中年のジャズ好きの集団が、最初あっけに取られ、最後には「素晴らしいグループだ」と云ふてくだすった。ワシらもまぁ満足。だいぶ良いかんぢになって来たので、そろそろ「外」に打って出るかね?といふ話を交わす。

終電のホームに知人がゐた。ベンチに座り、立ち上がり、歩き回り、また座り、をくりかへしながらづーっとケータイで話をしてゐる。時に笑い、時に大声で。なんか結構恥ずい光景なんスけど・・・。結局、10分後に出た終電には乗らなかった模様。別に大きなお世話だけど、なにしてンのお前?。

24日(木)-----------------------------------------------------------------------------

邪素落苦が独占禁止法かなんかの疑いでガサを食らってゐるらしひ。個人的には「ざまぁみろ!」といふ気しかせぬ。潰れてしまへ!。

膝に青タンが出来てゐた。触ってみると痛い。ナニカで打ってゐる。これ程の青タンが出来る程、強くナニカで打ったのなら、なんか感想もあらうに、まるで憶えがない。「痛い」と思った記憶すらない。近々、それほど前後不覚なほど酒を飲んだ事もないし、基本的にはアンチ・ドラッグだし、忘れる要因は無ささうなのに。んん?。なんですか?これは。

25日(金)-----------------------------------------------------------------------------

専門学校。授業の準備中にメロディが浮かんで来て、良い具合に生徒が来なかったので、90分かけて1曲作った。ポップなコード進行にアラブ風メロディを載せたかんぢ。「あやかし」に似てなくもなくてちょいと気になるが。まぁ似てる曲、なんてのを気にしてたらストーンズなんか全部同じ曲だしなぁ。自分の曲に似てる分はえぇか・・・。歌詞を書き上げたところでお昼休み、となる。良い午前の使い方。

午後の授業を終え、ど〜〜も此所数日鼻づまりが酷くて適わぬので、耳鼻科に行く。ネブライザと云ふのをやってスッキリ。買い物に行き、かつをのタタキと白ワインを買って帰ったら、なんと鍵がない!!。やられた!。さういや朝のヲーキング終わりに鍵をウェアのポケットから出した記憶がない!。In lock だ。前の家でもタマにやっちまって、でもそこは2Fの窓によじ登って入れたりしたのだ。今の家は5階建て。流石のワシも無理です。大家さんに云ふて合鍵を貸してもらふ。やれやれ。


5週目

26日(土)--------------------------------------------------------------------

週例しーシュのリハ。夏に東京からゲンタさんが来て、一緒に演る事になってゐる。ゲンタさん『もうCDに入ってる曲はバッチリ』と云ふが、最近ワシらはもうCDに入ってる曲はあんまり演ってない。さういふもんでせうな。アルバムはやはり一過性のものだ。常に進む、べし。

そいから廿日市に直行し、明日が本番の、安芸楽団のリハ。新曲あり。忙しくて音源を聴いておくヒマが無かったのだが、まぁなんとかなった。このバンドでのワシのテーマ、と云ふかポリシーは、これだけカチっと(サイズまで)決められて流れて行く楽曲に、いかにフリーな要素を加える事が出来るか?である。折田さんに『シュウくんえぇ加減にしてや』と云はれるまでは、それにチャレンジす。

27日(日)--------------------------------------------------------------------

その安芸楽団、本番。Far east loungeではお馴染みの千田わっしょい祭である。こんなユルい(悪い意味ではなく)野外イベントに、生真面目な(悪い意味ではなく)安芸楽団がどういふパフォーマンスをするのか、自分が参加してゐながら興味深かったのだ。しかも1時間づつ2ステージ演るらしひ・・・。

結果から云ふと1部も2部も大変ウケてゐた。終演後、おぢさんの集団がやって来て『あんたはオモロい』とビールを奢ってくれた。じょんがらベースを気に入ってくれたらしひ。バンドの出来も、過酷な条件下としては仲々のものだった。だいぶ良いバンドになって来たのではないか?。

皆が揃えてゐる衣装に合わせんかったり、好き勝手に弾いたり、やりたい放題に輪を乱してゐるかんぢのワシ。音楽的にも得意な事を演ってゐる訳ではないが、かういふ処で貢献出来るカタチといふのもあるだらう。いつ「あんたクビ」と云はれてもオカシくないとも思ふが、それまでは出来る事で力を尽くしたい、と思ふ。

28日(月)-----------------------------------------------------------------------------

専門学校。生徒らは昨日なんかイベントがあったらしく、恐らくはその打ち上げの結果だらうが、来ない。その時間を利用して今夜のリハに必要な曲を、3ツほどコピーす。これのお陰で昼からの時間が空いたので、駅周辺をぶらぶら歩き、昼飯を喰ったりして、帰る。帰りのJRに恐ろしくセクシーなOLがゐて、そのミニのタイトスカートがすげ

夜、GW中にある知人の結婚式での演奏用リハをPICOで。式の余興として新郎が唄うバックをしーなさん、ツンちゃん、にワシ、で務める。新郎が唄う流行りの唄を、全く知らないワシである。「誰の唄ですか?」と訊ね、「誰某だ」と答えられてもそれが誰だが分からん、と云ふ・・・・。

最近、PICOは益々特殊化が進んだやうで、若者が次々と訪れて、タイコを出して叩いては、勝手に酒を飲んで金を置いてまた出かけて行く。「呑み屋」と云ふよりは、なんか「集会所」の様相を呈して来てゐる。オモロい店だ。

29日(火)-----------------------------------------------------------------------------

吉和への遠征。まぁドライヴをしたやうなものだった。ログハウスのカレー屋で海老カレーなんぞ喰ったりもした。

キミは樹齢なん年や?と云ふやうな古巨木を見つけたりす。樹齢、と云へば、これまで世界最高齢の樹、とされてゐた北アメリカの「メッセラ(樹齢5700歳)」よりさらに長寿の樹が、最近になってスウェーデンで発見された、といふニュゥスを見た。その樹齢、なんと9550歳!!。

帰り、パーキングで休憩してゐると、えぇかんぢの老夫婦(と犬一匹)が、えぇかんぢの車に乗ってやって来てワシの「にっち」の隣に停まった。しばし後に出発しやうとした所、そのクラシックな車はスネてしまったらしく、エンヂンがかからぬ。かなり長い間ガシュンガシュンやってゐたが、どーもダメな様子。『押しませうか?』と云ふと『お願いします』との事で、ささやかなボランティア。下り坂まで運び、無事エンヂン復活。手を振ってお別れす。お気を付けて。

30日(水)-----------------------------------------------------------------------------

MACのマックさんから電話。ゴトウイズミさんが最近始めた「ヲルガン座」といふ店に、NY帰りのギタリストが来てゐるからセッションに来い、との事。仕事終わりに駆け付けてみると、なんと15年前に一緒に演った事があるフトシ・モリオカであった。かなり早い時期からアメリカに渡ってギタリストをやってゐる男である。同い年。今はサンフランシスコに住んでゐるらしひ。今回は何年ぶりか、の一時帰国、らしひ。

再会を喜びつつセッション。15年前はロック系のギタリストだったが、最近はアフリカ音楽やケルト音楽にハマってゐると云ふ。パーカスのツンちゃんも交えて、それ系のインストを演る。元々上手いヤツだったが、さらに良くなってゐる。洗練された、といふより、削ぎ落とされた、といふかんぢ。まぁフトシも、ワシが普通のR&Bのベーシストだった頃しか知らん訳で、その後民族音楽に走ったり、なんて思っても見ぬだらう。さういふ意味ではぢつに感慨深いセッションだった。

更に驚いたのは、20年以上前に一緒にバンドをやってゐて、その後全く消息が分からなんだ唄うたいのYちゃんとの再会。最初全然分からんかったのだが、二人同時に気付いて思わず「うをぉぉぉお!!」と叫ぶ。フトシとは最近の知り合いらしく、なんとも意外な所で意外な縁が繋がってゐて、ホンマに吃驚。鳥肌立っちまった。彼女は今、得意だった英語で仕事をしてゐて、音楽は全然やってないさうだ。

昭和レトロ風な「ヲルガン座」で、昭和の仲間と再会す。なんとも奇妙で幸せな夜でござった。


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