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11月1日(水)----------------------------------------------------------------------------------------------
ジャズの研修、といふモノに行く。研修して憶える、やうなモノではないといふ気はするが、まぁ其処は仕事として。確かに「アドリヴを弾く」といふ処までのジャズ、てのは、ちゃんと教える媒体って今の処、無いね。だからといって、このテキストなりを履修したからと云って、それはジャズのコツを掴んだ、だけの事。ジャズのナニが分かったか?て問われると、ナニも分かる事はない、としか言えぬ。「教える」ことと、なにかを「分かる」ことはこんなに違うのだ、と思ふ。むづかしいね。
さて、明日から東京だ。泊まるところ決めてないけど、まぁどーにかなるやろ?。
2日(木)----------------------------------------------------------------------------------------------------
さて、お江戸への出張、自身4度目の出演となる「地下室の会」ライヴへの参加である。けふは自分が出演する訳ではないのだが、友人バンドである大阪のFaithが出演する日でもあるし、純粋な観客として参加する為に前入りする事にしたのだ。
お昼ジャスト広島発の新幹線で東京に向かう。もう慣れた道のり。旅用に買った文庫本「ユリイカ」を読んだり、ちょっと寝たりしながら夕刻前には品川駅に着。下北沢に行き、ワシは何故かこの町で必ず迷うので、先に会場の場所を確認しておく。確認後、下北沢に1軒だけある、といふカプセルホテルを探して歩く。我ながらこの奇妙な勘を大したものだと思ふが、大体この辺かな?といふかんぢであっさりと見つかった。早速予約をす。よぅしこれで宿の心配はなくなった。ので、腹ごしらへ。沖縄そばを喰ふ。
会場に行くとリハの真っ最中で、Faithの泉さん、千夏ちゃん、その相方のKくんもゐて、再会の挨拶。考えてみたら今年は大阪のこのお二人と3回も会ってるんだね。けふは「アクースティックナイト」と云ふ事で、出演者も客層もやはりアダルティなかんぢ。勿論、出演者はみな日本の第一線で活躍する人達ばかりなので、その内容が素晴らしくないはずはない。
ワシも好きだったRIOといふバンドの元ベーシストスティング宮本さん率いるThe フェイクメーカー。泉さんのFaith。ビートルズの完カヴァB-Bloods。生でこんなの初めて見たぞ、のリアルラグタイムバンド岸本一遥&fafb。そして重鎮レイニー加藤さんのトリオ座レイニーズ。これだけの面子を¥2500で見れるライヴなんざ、そう無いと思ふ。とくにB-Bloods。ワシはビートルズのカヴァー(コピー)を演る人達には常々懐疑的で批判的なのだが、これには唸らざるを得ない。これはカヴァーとかコピーの域を遥かに超えた、既に芸術の域。なんかワシの周りにゐて、ビートルズについて知ったやうな事を語ってる人達にコレを見せて、「キミら全員土下座せぇ!」と云ってやりたい気がした。それほどのモノである。
いやぁ堪能した。Faithの演奏中、結構後ろの方で騒がしかった観客が段々静まって来て、遂にはその世界に引き込まれて行く様を「観客」として見たのも感動的だった。
けふの処は打ち上げには参加せず、早めにホテルに引き揚げた。
3日(金)---------------------------------------------------------------------------------------------------
『是より先カプセルルーム お静かに願います』と書かれたドアが、人の出入りのたびに、他の何よりもデカい音を立てて閉まる、といふホテル。カプセルの常で客入りが落ち着く午前3:00頃までそのかんぢが続き、そのたんびに目を覚ます羽目となった。早めにホテルに帰った意味があんまり無い。朝、カプセルから出ると、隣のカプセルから泉さんが出て来られた。寄寓にも、どうやらお隣だったらしい。
ちょいと寝不足なのと、会場入りまで是と云ってする事のないワシは、延長料金を払ってそのままホテルに居座る。休憩室で昼過ぎまでごろごろして風呂入ったりす。近所の公園に行くと、ホームレスのおっさんらが寝てゐる場所があったので、ワシも宿無し、とその近くに座ってパンを喰ひながらしばらく読書に耽る。
さぁけふはワシも本番。会場入りして他の出演者に混じって独りリハする。まぁリハっつっても、ワシの場合、唄とベースがちゃんと出てるか、が確認出来たらもうしまい。BARAKAをはじめ、顔見知りの人も居るのだが、他は皆バンドでの出演なので、ソロのワシはたいへん孤独だ。まぁこれに馴れなきゃソロなんて演ってられんが。
ワシと同じくサブステージに出るミキコアラマータのベース、道上いづみちゃんが「シュウさん良かったら御一緒に」と誘ってくれたので、本番前のメシは孤独に喰わずに済んだ。このミキコアラマータ、個人的にすげぇ好きなかんぢのバンド。これをはじめ、けふの出演者はなんかつわもの揃いなんである。
まづ3人のパワフルな女性ヴォーカルをフィーチャーしたGospel all stars 。なんか呪術的なにほひも感じさせるミキコアラマータ。意表をついてインストばかりで攻めて来たBARAKA。関西音楽シーン出身の猛者を集めたSpace of V.S.P 。セクシィでファンキーでジャズィな坂本竜太さんのトリオ。そして圧巻!脱帽!!のジャズロック松原正樹4Rockambos。(この後者二つのユニットの演奏は特に凄かった。またしてもよく分からんが、みんな土下座せぇ!と思ってしまった。凄い。ホンマに凄い)このつはものどもの中にあって、ワシがソロで演る。これはなんだらうね?。
さすがに緊張は隠せぬワシ。まぁこのライヴに出演するベーシストは皆口を揃えて、他のどのライヴより緊張する、と云ふ。ワシだけではないのだ。
てな訳でワシは、BARAKAのすぐ後のサブステージに出演。紹介もナニも無く、口上もナシでいきなり「月の路」をはじめた。「こきりこ節」「夜の駱駝」「らのえてぃあ」と最近の20分勝負パターン。すごい拍手。ホンマかいな?と思うほど。地元の広島で、あれほど客を呼べない自分が、このシビアな場所で完全に受け入れてもらってゐる歓びと、誇り、を強く感じる。ありがとう。ありがとう。
一緒に出演したミュージシャン、特に地下室〜の会長であり、日本の音楽シーンの黎明から現在までを築き上げて来た重鎮中の重鎮、富倉安生さんやレイニー加藤さんからもたいへんな賛辞を戴く。他人から認められる事に慣れてないワシはまたしても、ホンマかいな?と思ってしまふ。
でも、ウケた事ももちろん嬉しいが、なにより、この、採算を全く度外視した、それでもベーシスト、ミュージシャンとしての最高のモノを演らんとする、この会の、このライヴに、自分も組み込まれてゐる、といふ事が、ホンマに嬉しいし、何より誇りに思ふ。来て良かった。みなさん、ホンマにありがとう。
打ち上げに参加して、なんか色んな人と夢中になって喋ってゐるうちに、いつの間にか食い物がほとんど残ってない状態だった。カラアゲを2切れと小鉢に乗ったラーメン、を喰っただけの打ち上げ。しかし気分は上空3000フィート。
4日(土)-------------------------------------------------------------------------------------------------------
昨日と同じカプセルに宿泊。ライヴイベント自体はけふまで続くのだが、ワシはけふの夕方には広島で仕事せないかんので、帰る。昨日、あの場で戴いた力と誇りを胸に、帰途に着く。予約した新幹線の待ち時間が結構あったので、渋谷駅の通路に座り込んでミニスカや女子高生やミニスカやへそチラやミニスカ、を眺めてゐたら宗教団体の勧誘に遭った。あいにく私は旅人でして・・・と断る。しかしこのテの人達の瞳は、必要以上に澄んでキラキラしてゐるな。
帰りの車内でちょうど「ユリイカ」を読み終えた。再生の物語。感動の話である。涙腺が緩んぢまったぃ。
広島に着いてタクシーに乗り換え、アクターズスクールへ。子供らを相手にレッスン。『おいお前ら、昨日ワシがお前らが漠然と憧れる「東京」で物凄いウケた事、知らんだらうが?お前らがじゃれついてゐるこのセンセイは、ゆんべ東京で凄い事演ってきたんやで、へへへへ』と思ひながらレッスンす(笑)。
その後椎名さんとリハ。そろそろ年末も近いので、彼女恒例のディナーショウの準備にもかからねばならぬ、といふリハ。
あそこで貰ったパワーを、この広島で、どのやうに使って行くか、が問われる。決して東京だけが凄いのではない。それは分かる。しかし、あれを知らぬ人が、あそこでやらない人がいくら大言壮語を吐いても、今のワシには戯言にしか聞こえん。
来年、春のツアーに向けて、闘志が沸き上がって来てゐる・・・・・・・。
5日(日)------------------------------------------------------------------------------------------------
朝食のパン一枚が腹に太い。ワシはツアー中はほとんどマトモなメシを喰わぬので、また胃が小さくなってゐるな。料理するのが好きだし、色々と知ってたりするので、友達とかからはグルメとか食い道楽とか思はれてゐるやうだが、ぢつはワシはあんまり食い物には興味がないらしい。『色んな処行って美味しいもん喰ってンでしょ?』とか云はれる事もあるが、実際は旅に出て一番重宝するのがカロリーメイト、っていふぐらいだ。
けふは安佐南区民会館にスーパー神楽を見に行く。お祭りの一貫なので、物凄い人だかり。最終の中央線新宿駅みたいなみちみちの超満員。まぁなんとか人の肩や頭越しに見れた。「滝夜叉姫」といふ演題で、悪霊に取り付かれた姫が悪さをするのを誰がしかエラい人がこらしめに行く、といふもの。お札のやうなモノで顔をすっと隠す一瞬で姫の顔が白塗り→般若→怨霊→般若→白塗り、と変わって行くのが凄い。どうやってんだ?。普通の神楽は台詞の時は鳴りモノが消えるものだが、マイクを使う事が前提のスーパー神楽では、鳴りモノをバックに台詞を詠い揚げる、といふのがあり、これがなんともドライヴ感があってかっこいい。
神楽は素晴らしかったが、団塊世代らしい阿呆なおやぢとモメて喧嘩をしてしまった。女房の前で喧嘩をした事は反省。だがあのおやぢに対してワシがとった言動については、いささかの反省も後悔もない。もっと徹底的にやってやるべきだった、とすら思ってゐる。
6日(月)------------------------------------------------------------------------------------------------
Soe'sのリハの日だが、瞳ちゃんから連絡があり、体調を崩してしまったので休ませてほしい旨。ワシもちょいと風邪気味だったのでちょうど良かった。葛根湯、といふのがエエらしいと話に聞き、それの薬を買いに行く。服んで横になってゐたが夕方には熱が出て来た。
カープの黒田が残留を表明。仲々男前な決断である。
7日(火)-------------------------------------------------------------------------------------------------
くしゃみ、鼻水、咳が凄い。仕事は休めんので仕方ない。専門学校。一旦家に帰って少し休み、またレッスンへ。熱は下がってゐるが、ひっきりなしにくしゃみが出る。昨日と比べて良くなったかんぢが全然しない。葛根湯がワシには効かぬのだな、と判断。仕方ないのでパブロンを買う。さういや昔から漢方には身体が合わんのだ。
北海道で竜巻きが発生し、甚大な被害が出たやうだ。
8日(水)--------------------------------------------------------------------------------------------------
昼前まで寝てゐたが、あんまり良くなってないな。うーむ。しかし爆裂に悪いか、と云はれたら、さうでもない。ちゃんと喋れるし仕事も出来る。やれやれ。けふはレッスンの始まりが遅いので、夕方までゆっくりしてゐた。夜は女房とスタミナ系ラーメンを喰ふ。
土取利行著「縄文の音」にて。土取氏は、自分が演奏する「縄文鼓」ですら、いまだ考古学的確証はないモノ、として書を進めてゐる(これはまぁ公正な態度だ)。中でも、古代楽器の中でワシが一番興味のあった「石笛=いはぶえ」が、考古学的には非常に曖昧なモノである、と云ふ事が書いてあり、ありゃりゃ。まぁ確かに穴の開いた石なんか、探せば結構あるだらうしな。ヌーム、縄文に「唄」があったのかどうか。
9日(木)-------------------------------------------------------------------------------------------------
久々のクラブイベント出演。ただ、今はクラブイベント、といふと風営法云々の訳わからんお上の屁理屈でダメらしく、あくまで「ライヴパーティー」ださうな。行きつけの店KOBAのBOMくん主催のJamming part5、といふイベント。伝説のベーシスト、山内テツさんと彼のバンドを広島に招き、ライヴす、といふもの。広島から迎え打つはサイケなEyescreamとthe Spinsにワシ。風邪ひいてるし、ワシだけソロだし、どーなるんかいな、といふかんぢ。実際、リハしておこうにも、どんなライヴになるか分からんので、用意のしようがない(笑)。まぁ、なるやうになるわい。
会場の4・14(よんじゅうよん、と読む)に行き、軽くリハ。PAにも『なに演るか決めてないので適宜お願いします』と云うておく。定刻より30分過ぎてライヴがスタート。ある特殊な事情により、メインのテツさんがはじめに演る。Bs×2、とDrによるほとんどフリーの演奏。決してクラブ系の若者がノるタイプの音楽ではない。でも、なんか前の方では異様に盛り上がってゐる。この辺の若者は対応力がある、てのかなんなのか・・・・。
で、次にワシ。結局このテのイベントに出た時の演り方(即興アジアン+サイケ系)で行く。煙草の煙りが凄いのと出演時間がpm11:30から、ての、あとやっぱり体調が悪いってので、正直云ってちょっとツラかった。声もかなりキツかったかな?。なんとか頑張ったがやっぱり30分が限界だった。あんなんで良かったのかな?。でもまぁ結構ウケたのでほっとす。
でも正直なところ、自分でも、これ系のイベントに出た時の自分、てのはやっぱり「浮いてる」気がするのは否めない。明日は今年最後の遠征、長門市への遠出が待ってゐる。ので、先に帰る。たぁ云っても、既に時刻はam2:30!。
10日(金)-------------------------------------------------------------------------------------------------
不思議な事に体調が良くなってゐる。あんな状況であんだけ無理やり声を絞り出した翌日だのに、気を使ってぢっとしてた日の翌日より、調子良い。う〜む、やはりワシにとってライヴをやる、てのは明らかに好転作用をもたらすやうだ。
専門学校をやったあと、長門へ向けて出発。2号線ルートで行くが、周南市〜防府市で帰宅ラッシュの渋滞に捕まる。予定より1時間遅くpm8:00過ぎてから長門に到着。国民文化祭の出演者である旨を伝えると、ホテルのあるじが「御苦労様です」と云うてくれた。しかしチェックインすると、もう外出する気もなくなってゐた。コンビニで買っておいたサンドヰッチをつまみにビールを呑んで、さっさと寝る。なんか外は雷雨になってゐる。
11日(土)-------------------------------------------------------------------------------------------------
1年前から色々な形で関わって来た、長門市は油谷のイベントの総決算、棚田フェスティバルin国民文化祭の、いよいよ総仕上げとなるイベント。久しぶりのZEKUによるライヴである。本来は棚田に拵えた特設ステージで行われるはずだったが、天候悪化の為、海に面した廃校の体育館を使ったメインステージとなる。結果的にこの方が寒くなくてよかった。
地元の文化保存会の踊りや地元中学生による朗読、和太鼓アンサンブル、子供ミュージカルや合唱団、やらの郷土色の強い出し物のラストにZEKUが演奏す。今回ZEKUは音楽総指揮、としてイベントのテーマソングの生演奏なども兼ねてゐる。しかし予算の都合上リハに参加しなかったワシは、完全なぶっつけ本番。大丈夫かいな。
全体があまりにスムースに進行したせいで、後半になって時間が余りまくった。ので、主催者からZEKUに「長めに演れ」と指令が下った。観客の大半はお年寄りで『こきりこ節を演ってはどうか?』といふ案が出た。ので、ソロをもらひ、演った。やはりウケるねぇ。御老体が『もみ手』をしながらの手拍子(笑)。嬉しいね。
大ラスは子供ミュージカルの団員、棚田踊り婦人会、和太鼓チームとの全体コラボレーションによる「棚田音頭」で幕。1年以上に渡るこの町との好ましい付き合いも、これでひとまずの区切りとなった。感慨ひとしをである。これで終わりにしてもらひたくない旨を主催者に伝える。まぁ確かに遠いけど、誘って頂ければいつでも来ますよ、油谷。こんなに美しい西日本の風景とつながりが持てる事が嬉しいのだ。
流れ解散。遠距離バンドでもあるZEKUはそれぞれの地へ帰って行くのである。「また一緒に演ろうね」と言葉をかわし、ワシも広島へ。先週は1,000キロ東の東京から、けふは本州西日本の果てにゐて、広島へ向かってゐる。なんともまぁ・・・・ワシは立派な旅人になれてゐるのだらうか?
奇しくも先日、ワシの誕生日に女房が贈ってくれたターコイズには『旅人の無事を祈る』といふ意味があるさうな。うむ。良い仕事をした後は、無事生きて家に帰る。これは人生の基本だ。けふも生きて我が家に帰る。
12日(日)------------------------------------------------------------------------------------------------
休憩の日。長門に行ってる間に『DVDセット世界の秘境1〜8巻』が届いてゐたので、それを見る。ちょいと音楽がショボい気がするが、感情の入らないナレーションや、選りすぐりの映像は見事。これ全部実際に見に行く旅をしてみたいなぁ。無理だけど。
履修不足やいぢめの責任を問われた学校関係者の自殺が相次いでゐる。死にゃ済むと思ってゐるのだらう。「追い詰められたら死ねばいい」といふ見本を見せてゐる。そんなヤツらに「道理」を教えられる子供らが、思春期のつまづきで簡単に死を選んでしまふのは当たり前だ。ぐしゃぐしゃになってでも生きんかい、莫迦どもが。
13日(月)-------------------------------------------------------------------------------------------------
風邪が治らんなぁ。巷では「溶連菌」といふのが流行ってるらしひ。主に子供が媒体となって流行る風邪のやうだ。ワシのは違うと思ふのだが。
椎名さんとリハ。年末のディナーショウに向けての準備。此所数年、二人でづっとオリジナルやらを演って来て、それにもう慣れた今、スタンダードものなぞ演るとイマイチその「入り方」が分からん。ハッキリ云ってオモロない。これならまだオリジナル演った方がえぇんぢゃないか?とも思ふが、まぁこれは椎名さんの企画だから・・・。
棚田祭りの実行委員から電話。『とても良い仕事をしてもらった』とのこと。国民文化祭in山口自体はまだまだ続いてゐて、ワシの好きなYaeさんなども来るらしい。しかし数年前、広島でもこの国民文化祭があったハズなのだが、いっっっそ、少しも、全く、何処からも、何からも、誰からも、全っっっ然、なにひとつオファーが無かったな。こは如何なる事也や?!。
14日(火)---------------------------------------------------------------------------------------------------
12月に決まってゐたBobby'sのライヴが流れた。今年は後半になってポシャる企画が多い。ワシにとってのライヴは貴重な「収入源」でもあるので、年末にかけてライヴのキャンセルが相次ぐのはたいへんよろしくない。ウーム、なんかどっかで演るかねぇ・・・。
長らく人に貸してゐたロシア新文学の傑作「ペンギンの憂鬱」が帰って来たので再読。売れないモノ書きヴィクトルとペンギンのミーシャの、奇妙な同居生活を軸に物語が進む噺なのだが、とてもオモロい。一気に半分ぐらいまで読んでしまった。
数週間前に恋人が出て行ったばかりだった。ヴィクトルは孤独だったが、ペンギンのミーシャがそこへさらに孤独を持ち込んだので、今では孤独がふたつ補いあって、友情というより互いを頼りあう感じになっている。 〜中略〜 ドアが開き、戸口でミーシャが立ち止まった。しばらく立っていたが、主人に近づいてきて、膝に自分の身体を押しつけ、そのままじっと動かなくなった。愛しくなって撫でてやる。この部分がとてもイイ。
フとウチのイグアナ「うさぎ」を見る。このヒトの我が家でのニッチも似たやうなもんだ。あまり他人と遊ばない孤独な夫婦と、生まれ故郷から遥かに離れた極東の地で、自分以外の同族と、(多分)一生逢う事のないイグアナ。
15日(水)-------------------------------------------------------------------------------------------------------
本棚を整理す。過去から溜め込んで来た大量のカセットテープを、いよいよ処分する方向で考えやう。『いつか聴くかも』で置いておくには、我が家はあまりに狭い。新しい棚を買って来て、移し変えたり整理したり、の作業。パット・メセニーと書かれたビデヲが出て来た。ので、休憩がてらそれをかけた処、見入ってしまって整理断念。メセニーグループのいつのライヴなんだらうか?。二人のヴォーカリストを配したラインナップで、ぬ〜〜む、聴かせよるねぇ。
立ち読みしたジャズライフにも興味深い記事。何処ぞかのカフェやハウスでない処で、ロバート・グラスパー(pf)がライヴを開き、そのゲストがリオネル・ルエケ(Gu)と、なんとミシェル・ンデゲオチェロ(Bs)。これらがトリオとして、でなく、ひとりづづグラスパーと絡んでゆく、といふライヴだったらしい。そら見たかったなぁ。どんなだったンだらう?。
しかし、写真を見ると、グラスパーはマトモな格好してるが、ミシェルおばさん、なんと上下ジャージである(笑)。ワシもステージ衣装に関しては全くこだわってないので人の事ぁ云へんが、流石にジャージでステージに立った事はないなぁ。あ、もしかしたらこのヒト、普段着はめちゃオサレだったりしてね。で、ジャージがステージ衣装、とか。
16日(木)----------------------------------------------------------------------------------------------------
ライヴのキャンセルが相次ぎ、このまま年末にかけて仕事だけで終わっちゃうのもなんかオモロないなぁ、さういや最近、県外で演る事ばっかりで、地元で自分の企画てのを演ってなかったなぁ、『輪』、『艶』、『吟』、『管』、と仲々オモロい企画ライヴをやってたンだよな、ん、やっぱりさういふのもやってかなきゃね、、、、
と思ったので、12/23のジモカフェを押さえた。今年のソロ演り納めだ。さらに、来年は月イチで企画ライヴを敢行す、といふノルマを自分に課す。
夜はKOBAにひとりメシを喰ひに行く。店主BOMくんは昨日、生まれて初めての「ソロライヴ」を演ってきたらしひ。本職のキーボードだけでなく、ギターやヴォイス、ディジュリドゥやジェムベも使ったパフォーマンスを演ったとか。芸達者な彼の事、オモロいライヴだったろうな。ワシも最近、あまりに「ベース弾き語り」のスタイルを固めてしまった感があるので、そろそろ別な事を演ってみるかねぇ。なんか企画モノが楽しみになってきた。ぞ。
17日(金)-----------------------------------------------------------------------------------------------------
Panic-TVといふゑぶTVで、こないだの風邪ひきライヴの模様がオンエアされてゐる。「キャメル」の後半、エンディングまでが、割と綺麗な映像と音で見る事が出来る。ヌ〜〜〜ム、ここら辺すでに10分近く演った後の部分だから、声がへろへろやなぁ。ウケてはゐたけど、あんまり誉められる出来ではなかったやうだね。やっぱり。
パリコレ、かミラコレ、か、まぁその辺のなにか世界の最先端のアレでは、今年はミニが流行るさうな。90年代後半の、女子高生総ミニスカ、といふ輝かしい季節は過ぎてしまったやうだが、もうしばらくは楽しめる時代が続きさうである。しかしミニも良いが、現在の「ローライズGパン」の流行はワシにとって僥倖、とも云へるもので、これはなんとしてでも廃れてもらひたくない。ね。
18日(土)------------------------------------------------------------------------------------------------
冷たい雨。寒くて目が覚めたりす。椎名さんと演るデュオのアレンジを考える。ついでに歌詞も書く。『少しだけの勇気で赦し(ゆるし)あうこと』といふフレーズに、自分で感動して涙が出さうになった。作曲をする時もさうだが、譜面に向かって音を想像してゆく段階が、一番楽しい。こないだ『シュウさんの中で譜面はどういふ位置付けか?』と問はれた。ワシにとって譜面は、単なる「記録」であり、伝達の「手段」でしかない。必要無いなら無いで、別によろしい。の割に結構こまごました精密な譜面を書くので、人からはめんどくさがられてゐるやうだ。
鉄板焼の店で、椎名さんに「音楽を演るとは」を語る。
19日(日)-------------------------------------------------------------------------------------------------
携帯電話(プリペイドである)が、もうだいぶヘタって来てゐるので、あんまり面白くないが、新しいのを買いに行く。ワシはまぁ別になんでも良かったのだが、女房の欲しい機種が仲々見つからず、一日かけて広島中のショップを巡る旅となった。それにしても、なんとまぁ策略を色々とめぐらせて、高い契約料を取らうとするものよ(経緯は女房のサイト『布団草子』に詳しく)。
最初に行ったショップの店員が、太った猫に似てゐて仲々可愛かった。
20日(月)-------------------------------------------------------------------------------------------------
台所を整理してゐたら結構立派な「せいろ」が出て来た。結婚してすぐの頃、ナニカの中華料理のセットを購入したのに付いて来たやつ。おぉこんなのあったなぁ、と思ひ、今晩のメシは『蒸し料理』にチャレンヂすることにす。軽く下味をつけたササミとシャケの切り身を、茸や野菜と一緒に10分蒸す。たいへん上品な味わひの、ヘルティーな晩飯となった。
昨夜録画した『デイ・アフター・トゥモロゥ』を見る。地球温暖化で氷河期が来る、といふ、一瞬矛盾したやうな噺だが、科学的裏づけを知って納得。で、昨今の異常気象は言わずもがな、クラゲの大発生やサンマの大量票着、野生動物の人的被害など、もしかして既に「始まって」ゐるのでは?。いや、始まってゐる、どころか、既に引き返せるポイントは過ぎてしまってゐるのでは?。
地球は45億年の歴史の中では、冷えてゐる時代の方が圧倒的に多い。現代の地球は長〜い氷河期の中の、小氷河、と呼ばれる時期の、温暖期、に過ぎない、てゆーのは、意外に知られてない。現代はホンマに「かりそめの時代」なんだねぇ。こんなかりそめの夢の中で、正義がどうの戦争がどうの核がどうの、とやってる訳だ。なにが「万物の霊長」かよ。
21日(火)--------------------------------------------------------------------------------------------------
多剤耐性緑膿ウィルス、といふのをニュゥスで見る。『抗生物質に抗体を持ったウィルス』といふ事で、要するに「ワクチンによって鍛えられ、生き残った無敵のウィルス」て訳。なんでもこれを発症すると普通の風邪でも死んじゃうんだって。まぁ云ってみれば免疫不全症候群って事だからね。
ペニシリンが発明された時、人類は「これで病気はなくなる」と思ったらしい。しかしウィルスはその後も形を変え続け、かつて撲滅したはずのウィルスまでもが、さらに強力になって復活してゐる。まぁ風邪薬ですら、服用し続けてゐると効かなくなる訳だから、ウィルスも必死で相手を研究してるって事だな。
それを見て思い出したのが、ポール・ディ・フィリポの「系統発生」といふ短編小説。宇宙からの侵略者に対して、人類が遺伝子操作によってウィルスとなって、侵略者の体内で生き続ける、といふものすごいサイエンスフィクション。衝撃の内容だが、作品中で、物質文明を捨てざるを得なかった人類が、最後の芸術として「歌」を持ち続けててゐる、といふくだりが良い。
熾烈を極める生物戦争のさなかで、しかし毎日が陰惨だった訳ではない。物質を持たない新人類に唯一残された芸術が歌であり、彼等はそれを極限まで高めていた。定旋律や合唱曲、マドリガルやコラール。それらは宿主の体内を未知なる共鳴で満たした。またこれは新人類の魂の武装のなかで最高の武器であった。うぅむ、すごい。このイマジネーション、どうよ!!。
22日(水)--------------------------------------------------------------------------------------------------
明日からちょいと旅行に行くので、その間に読む本を探して本屋をうろつく。が、なんかピンと来るのが見つからず、結局持ってるやつのなかから選ぶことにした。カメラの電池を買い、冬のフォーマル服をクリーニングに出す。此所数日たいへん体調がよろしく無いので、こんなんで旅行かよ、といふ気もするが、旅行、と云っても半分ぐらい湯治を兼ねた旅行なので、まぁ体調悪くてもイイか。
23日(木)---------------------------------------------------------------------------------------------------
湯治を兼ねた旅行、に出発。勿論、女房も同行。これを我々夫婦の06年慰安旅行、とす。
向かふは大分県由布市湯布院町湯平温泉郷。2年前に訪れて、たいへん気に入った小さな温泉町である。天候は、広島を出る時はまだ強めの曇天、といふかんぢだったが、山口県に入ったくらいから降り始め、最終的には最悪、と云って良いほどの雨となる。新幹線→特急→ローカル線、と乗り継いで行く間にもどんどん雨脚が強くなってゐるやうな・・・。
湯平駅から温泉郷までの道のりを、1時間ぐらいかけてテレテレ歩いて行くのが結構楽しみだったのだが、まぁこれは仕方ないね、とタクシーを呼び、旅館「右丸」へ。けふの処は外湯に行くとか云ふ話でもなく、まぁ内湯に入る。お湯の温度は丁度良いかんぢ。晩飯までにふた風呂、晩飯後にひと風呂。旅行、とは云へ半分は湯治な訳で、酒も程々に控え、早めに就寝。他の泊まり客がうるさい。
24日(金)----------------------------------------------------------------------------------------------------
旅行、とは云へ、半分は湯治な訳で、湯治であるからには1泊ではどうにもならん。ので、二日目。本格的な湯治の日。けふは曇ってゐるが雨は降ってない。起き抜けにひと風呂。朝食後にまたひと風呂。ここ湯平温泉郷はおもにナトリウム泉で、入湯用と飲用の温泉がある。飲用の源泉は、なんかうっっす〜〜い昆布出汁のやうなかんぢ。これを湯治の合間にぐびぐび飲む。
少し町を散歩し(この町の石畳がすげぇ良いのである。猫多し)、湯治。昼飯は旅館では出ぬので、そこら辺の食堂で山菜そばを食す。前回来た時はシーズンオフの平日だった為、ほとんど全部の店が休業してゐて割と困ったのだが、けふは結構オモロげな店が開いてゐる。
昼飯の後、女房は昼寝。ワシはその間、4回に分けて外湯と内湯を行ったり来たり。身体が冷えたら入って、温まったら出る、を繰り返す。浴衣姿のスキンヘッドが小さな温泉町をうろうろ。結局この日は合計で7回、湯治す。
夜、週末だけオープンする、町に1軒だけあるバァに行く。マスターと話をしてゐて、フと壁の写真に目をやると、なんと東京で共演したベリーダンサーイシスアツミさんの姿が。さういやこのヒトって大分の出身だったなぁ。「お知り合いですか?」とマスター。「いやぁ男性が酒飲むのも忘れて釘付けでしたよぉ」そらそうでしょうよ。
その後更にひと風呂。左手親指の腱鞘炎による痛みが、けふだけで大分軽減。けふも他の泊まり客がうるさい。こんな鄙びた温泉町に来てキャラキャラはしゃぐな莫迦が。
25日(土)-----------------------------------------------------------------------------------------------------
けふはもう引き払わねばならんので、最後の内湯。朝食前と後に一回づつ。チェックアウトの時、他の泊まり客が皆、10代後半か20代前半の若造のカップルだったことが判明。どぅりで騒がしかった訳だ。お前ら金持ちやなぁ。てゆーか騒ぐな阿呆が。
喫茶店で茶をのみ、最後に外湯に入る。ワシは広い湯舟を独占だったが、女湯には地元のおばちゃんがゐて、女房は色々と話が出来たやうだ。
駅まで5キロの道を歩く。湯平駅には温泉郷に向かうらしい人が2〜3組ゐて、歩いて来たワシらを見て、自分達も歩いて行こうとしてゐたが、ありゃ多分10分ぐらいで挫けるぞ。なにせ行きはづぅ〜〜っと登りで、途中は道しるべもなんにもないのだ。しかし、訊かれりゃ『やめといた方がいい』と云ふが、自分らが行こうとするのを要らぬ忠告をする筋合いではない。まぁ、自分の道は自分で捜してもらおう、と云ふ事で放っておいた。あの人達が無事温泉郷に着きますやうに。
来た時と全同じルートを逆に辿り、夕刻に我が家に着。イグアナが居間で糞をたれて居やがったが、まぁそれ以外は何ごともなく。
26日(日)------------------------------------------------------------------------------------------------
湯治、といふ名目で休む為に旅行に行ったのに、けふは旅行の翌日と云ふ事で休んでゐる。おまけに今週は5週めにあたり、火、水のレッスンも休み。我ながらこんなふざけた人生を送ってゐて良いのだらうか、といふ気がせんでもない。
ヤヴェス・カーボネとドミニク・ディピァッツァ、それにマイケル・マンリング、といふ知る人ぞ知る凄腕だが、知らん人は誰も知らんベーシスト3人のコラボCDを買った。それぞれの個性が強い曲を持ち寄りあってゐて、このテの『技見せ的企画アルバム』にしてはオモロい。まぁ皆さん、よう指がこんなに速く動きますねぇ。にしても、このヤヴェスといふ人(フランス人)、9弦ベースぢゃげな。そんなに弦あって何すんの?と云ふかんぢ。
27日(月)--------------------------------------------------------------------------------------------------
ヲーキング復活。その後、銀行→郵便局→クリーニング屋→写真屋、のハシゴ。午後からはAスクールの企画会議。例によって発言せず。途中「梶山センセイ、何かありませんか?」と訊かれたが、「別にないです」と云ふ。久々にトダミチに会った。友達のアメリカ人が空手を習いたがってゐる、といふ話。ワシに「どっか良い道場知らんか」と訊くので、「そんな事はカシラ(三代目春駒)に相談しなさい」と云ふ。
歌を唄う、と云ふ事に無頓着な人が、歌手に割と多い。ワシが一時期「歌」を完全に否定したのも、さういふのを感じたからだ。その時は、これが唄なら、そんなものはワシの人生に無くても結構、と思った。実際この時期、唄ものは一切聴かなんだし、演らなんだ。さうやって何年かの間、歌から遠ざかった事で、今は逆に「歌」がよく見えるやうになった、と思ふ。
ワシのベースを聴いて、『唄もののバックは絶対に無理やね』とか阿呆な事を云ふヒトも居るが、『唄を生かすベース』とか云うてルートしか弾かん(弾けん)やうなヒトらの、100倍は、ワシは唄を聴いておるよ。
28日(火)--------------------------------------------------------------------------------------------------
専門学校。学校の備品であるCDプレーヤーがしばらく前から壊れてゐて、出汚出悪に修理に出してゐたらしいが、ようやく帰って来たそれは、直ってないどころか、なにかをいぢった形跡すらない。これで修理費を取ったんなら、それは詐欺として訴える事も出来ると思ふのだが。個人の持ち物でないのでワシがどうのこうのすべきではないが、これはイカンでしょう、大手電気機器販売店としちゃあよ。
ウチのイグアナ「うさぎ」の様子がおかしい。普段は昼を過ぎると自分の寝床に帰ってぢっとしてゐるのだが、けふはナニカにイラついてゐるやうにいつまでも部屋中を歩き回り、座布団や戸棚の下に顔を突っ込んだりしてゐる。手を出すと噛まれさうになった。ナニカに興奮してゐる。数年に一度かういふ事がある。前は迂闊に手を出してガップリ噛まれてしまった。ので、けふはそっとしておく。
29日(水)--------------------------------------------------------------------------------------------------
けふもレッスンはなし。音楽家としてなさねばならぬ事をなす為、スタヂオに入ってひとりリハ。普段の練習ではヴォーカルは生で演ってしまふ事が多いが、けふはマイクをセットし、ベースもステレヲに振り、モニターも用意して、まるで本番を演るやうに90分、完全に通しで演ってみた。なをかつそれを録音す。後で聴いて見ると唄が結構小っちゃかってよく聴こえん。ワシらみたいに「流れ」の活動をしてゐる音楽家は、自分にも客席にもパーフェクトに聞こえるセッティング、といふのは仲々実現できるものではないね。
アマゾンに注文した「オルケストラ・ド・コントラバス」のDVDが届いたので早速見る。ところが!!。これがやられた!。これはDVDはDVDでもDVDオーディオ、とかいふメディアらしく、なんでも?CDぢゃあ?再現できぬやうな?クゥオリティの高さで?音が再生できる?、とかいふ?結局なんや?それ、CDぢゃんか!?、といふシロモノ。
なんでこんな訳の分からん事するんだらう。DVDプレーヤーでしか「聴けぬ」のだから、まぁDVDよな。でも動画が見れる訳でもないならCDぢゃんかよ。1曲だけ動画が入っちゃおるが、こんなんエンハンストCDで充分ぢゃねぇか。詐欺とまでは云わんが、詐欺に遭ったやうな気分。ちくせう〜。
30日(木)---------------------------------------------------------------------------------------------------
久しぶりにカリンバを出して練習してみる。来年は色々と訳の分からん事を演ってみやうと思ってゐるので、カリンバだけのライヴてのも演ってみるかねぇ。
街を歩いてゐて某Sさんに会った。大御所のこの人にも「あれ?いつ帰って来たン?」と云はれる。う〜む、ここでもワシは広島に居らんことになってゐるやうだな。何処でさういふ事になっちゃったんだらうね?。暗に『お前なんか出てけ』って事なのかね?。