週変わりのシュウ
3月23日〜31日
ベランダに座って若い頃のことを考える老人

3月23日(日)ーーーーー
昼しーシュのリハ。ツアーに向けたあれこれを。
夜は市内・銀山ベースで「ワクワク、ドキドキ、音遊び」といふイベントを演ってゐて、呉のヤマナカーニャが出るといふので、ナイショで見に行く。年始のしーシュ「夜市」に飛び入りで出演してくれた彼ら。おそらく世界唯一の「しーシュ・トリビュート・ユニット」である(笑)。フイに訪れた私に、死ぬほど驚いてゐた。
他の出演者はGTO(ソロ)、Ku-leo(デュオ)。行ってみると全員が知り合いだった、といふね・・。けふはいづれもベースを弾きながら歌う、といふのを主眼に置いたライヴださうな。当然、全員が私の存在にプレッシャーを感じてゐたやうで、まぁ狭い会場ならではの要らん圧をかけたみたいで申し訳ない(余談ながらまた全員が私と同い年であった/笑)。
トップのGTOはソロ。
まだ買ったばかり、といふループマシンの使い方が微笑ましいが、逆に単旋律のベースラインのみで歌う方が潔くてよかった。のでさう伝える。
二番手のKu-leo は男女デュオ。
爽やかな混声ハーモニィが心地よい。途中でしーなさんが来店した時の、ベース&歌の「ろっきー」の絵に描いたやうなテンパり具合もご愛嬌。
それぞれ情熱いっぱいのパフォームを堪能させていただいたが、やはり三番手ヤナマカーニャの存在感の揺るぎなさよ!。『梶山シュウに成りたい』世界唯一の男と公言するベース&歌のシンちゃんと、その妻のゆぅこりん。使う楽器はベースだけでしーシュをカバーするのである。
その情熱たるや!!。
自分が作った曲をあんだけ一生懸命コピーしてくれて、パフォームする彼らの姿には、本当に感謝とリスペクトしか持ち得ない。ありがとうねぇ、本当に。
この「ワクワク〜」といふタイトルでのイベントは、もぅ59回めなんださう。次回のベース弾き語り回への参加を求められる。以前、やはりベース弾き語りに主眼を置いたイベントに誘われた時は、若干そのコンセプト(けふは普段歌わぬベーシストが歌うぞ!といふ)に自分が合わぬ気がしたので辞退したが、けふのやうな趣旨ならば、参加は全然オッケー。
楽しみにしてゐるし、せっかく出るんなら他の出演者の印象が全部消し飛ぶやうな事を演って見せやうと思ふ(笑)。
3月24日(月)ーーーーー
やや不調の様相があった腰が、昨日のライヴ中に座ってゐた硬い椅子のせいでか一気に悪化。軽めのギックリ腰状態に。これはたまらん。おまけに花粉症のせいで喉もヤラれはじめ、声を出すのもしんどいかんぢに。ツアーも近いといふのに!。
3月25日(火)ーーーーー
歯医者の定期検診を予約してゐたが、この腰で「あの椅子」に座るのはヤバいと思い、キャンセルさせてもらう。かういふ時、ただ横になってゐたんでは悪化するといふのを経験上知ってゐるので、、日中はなるべく「歩く」といふ行為をしてみる。
実際、歩いてゐると楽になるのだが、レッスンとかで座るとまた振り出しに。たまらんな、これは。
声の枯れはピークに達し、一言の会話でも相手に気づかれるレベルに。こんな身体でツアーできるんかいな?。
3月26日(水)ーーーーー
コルセットを二重に巻いてバイトに従事。幸い、あまり忙しくない日だったこともあり、5時間勤務だったのを4時間で早退させてもらった。
声が出んので、夜に壱本入ってゐたヴォイトレのレッスンはキャンセルさせてもらい、ベースのレッスンのみやる。どうあっても明日からツアーなので、旅を始めるしかない。これがメヂャ〜の大物ならば『声の不調によりこのツアーは延期となりました。チケットの払い戻しは・・・』なんぞのインフォが入るのだらうな。
3月27日(木)出発ーーーー
ツアー始まる。
このツアーのために携帯用のネブライザ(吸入器)も購入。
けふのところは名古屋610ほ〜る(宿泊先にしてライヴ会場)、に行けば良いだけなので、お互い身体を労わりあいながら(しーなさんも絶不調)、車を東へ走らせる。
3月28日(金)名古屋610ほ〜る・ホームコンサートーーーー
610ほ〜る、とはよーするに、名古屋の夫婦デュオ TAKTのカズさん&マリィさんのご自宅であり、グランド・ピヤノまで置ける広い応接室を使って、の自宅コンサート、がけふの催し。
せっかくなので我らしーシュは、「居酒屋椎修」のノウハウを活かし、軽いおつまみを提供。ちょっとしたディナーショーの様相でライヴを展開。
何度かブログにも書いてゐるが、TAKTのお二人が4人のお孫さんたちにそれぞれ贈った4つの曲をしーシュがプロデュースし、こたびそれがいよいよ完成に近づいた、といふ事もあって、さらに深まった親交の証、みたいな形でけふのライヴが実現した。近所の方やら犬の散歩仲間(笑)やら駆けつけ、会場は満席。料理も好評で、本当にアットホーム(まさに at home)な良き時間となった。
作品にも参加してくれたチェリストの柴竹ユリちゃんもゲストに迎え、しーなさんとの古典曲デュオや昭和歌謡などもあり、初めてかういふライヴを見た方にも満足してもらえたのではないか?。
個人的に残念だったのは私の裏声が全く出なくなってゐたので、準備してゐた『さくら(独唱)』が演れなんだこと、ぐらいかな?。とは云へ普通に歌うぶんには、シワガレ声なれど歌える程度には回復。油断はできぬが。
3月29日(土)美濃市 風のいえ2デイズ初日ーーーー
宿もお世話になったカズさん&マリィさんに別れを告げ、岐阜県は美濃市へ。
昨日まで春の陽気だったが、けふは寒の戻り!?。えらいこと寒い!!。「3月はまだ寒いから!」といふのは分かるが、にしても冷えすぎぬか?これは・・。
春の恒例となった、美濃市は「風のいえ」でのしーシュ。
今回は造形作家のなおみぃさん作品展とのコラボ、といふことで、会場には色んな造形物が・・。
音作りの過程で、いつもより大幅に演奏場所を移動し、グランドピヤノ越しに私としーなさんが向かい合う形で、のステージとなったのだが、その際私の背後に『四神(ししん/方位の神:玄武、白虎、朱雀、青龍)』のオブジェが配置される形となり、これがスゴくよかった、と。
完全に向かい合うフォームになったので、リハのやうでコンタクトは取りやすかった。これが功を奏し、パフォームもいいかんぢに。いつもの風のいえ に比ぶれば集客は少なかったが、それでも満場の客席にはいつもこの地で遊びに来てくれる顔がチラホラ。嬉しい。旧友ゴスカルも新潟から遠路はるばる訪ねてきてくれてゐた。
声は七部通りには回復。しかしまだ裏声は出ないので、新曲「遠景(ファルセットのサビが聴かせどころ)」が、当主フミさんに披露できなんだのは残念。
新潟から車で来た旧友ゴスカルは車中泊して明日帰る、といふ事だったが、この寒空の中それはあまりにも・・、といふ事で一緒に 風のいえに泊まり、明日も見ていくことになった。
3月30日(日)美濃市 風のいえ2デイズ二日目ーーーー
昨日と同会場での二日目は、しーなとシュウではなく「しーなvsシュウ」。
当主フミさんの「それぞれのソロが見たい」といふ要望で実現した企画。
出発前に体調的に絶不調だった我らは、お互いに『この日ソロなんて出来るんかいな?』といふ思ひすら持ってゐたが、そこは腐ってもしーシュ(?)。やれる技全部を使って演りまっせ。出演はしーなソロ(2曲は私も参加)→なおみぃの作品トーク→私のソロ(3曲でしーな参加)といふ順番で。
喉の具合によってはこの日のソロは全曲インストか即興で・・とまで考へてゐたが、私より不調な喉を、キィの変更やアレンジで見事に乗り切った相方に刺激を受けた。ので、回復の傾向も見える喉を、まぁ最悪ここで終わってもイイや、ぐらいの気持ちに切り替え、正攻法で弾き語りを。
ギター弾き語りからベース弾き語り。ループ機材の解説交えての弾き語りから、最後はまたギター。アンコールでは改めてしーシュで登場し、といふなかなか美しい流れとなった。
終わってみれば、お互い音楽家魂を削り合う、まさにVS(バーサス)といふタイトルに相応しい、よきステージだったと思ふ。終演後にお客様から「ハスキーですごくいい声!」と云はれたりしたが、いつもはハチミツのやうな甘い声で・・と誤魔化しておく(笑)。
3月31日(月)ーーーーー
遠征を終え、広島へ向かう。
ライヴ前の空いてる時間にフミさんとも話したのだが、コロナ以降、「ツアー」といふほど長期にわたる遠征過程が組めなくなって来た。地方に行けば行くほど「ライヴは週末に」といふ要望を申し出られるところが多くなり、ようはお客さんみんな ウィークデイにライヴを聴きにいく(心の)余裕がなくなって来てゐるのだ。
週のなか日をライヴで埋めやうとすれば、地元のアマチュア音楽家の力を借りる事になり、会場には出演者たちだけが集まる、といふ傾向になり、結局は彼らにも精神的経済的時間的な負担をかけてしまう。実際、そんな負担をかけて回るのがイヤなのでツアーをやめてしまった、といふ友人もゐる。
まぁ上手くやってる人はやってるし、もっと上手いやり方もあるんだらうが、もとより「名が売れて」ゐればそんな苦労はない。「しーシュが来る」といふ事だけで会場を満員にできないのは、本当に心苦しい。それでも「待っている」と言ってくれる人が居る限りは、しーシュ困難の旅を続けていこうと思ふ。
みなさん、ありがとう。
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