週変わりのシュウ

誰かが私の骨を掘り返すのだ

12月1日(日)ーーーーー

しーシュ・にちようリハ。
この頃のリハは音を出してる時より、活動指針の会議をしてゐる時間の方が長い傾向にある。以前は、FMラヂヲの収録の帰り道をこの「会議」に充ててゐたのだが、まぁそんな事より、この頃リハと本番以外でしーなさんと会う事も滅多になくなってゐる。「飲み仲間」だったのにねぇ。

まぁそれぞれの日々がなんか忙しすぎる、といふ事だ。なんで還暦近くにもなってこんなに忙しい日々を送らねばならんのか?。不思議な社会だ。

12月2日(月)ーーーーー

今月21日に行われる「カメレオン・コンサート」の朝リハ。
・・・なのだが、私は何か勘違いをしてゐてバイトを入れてしまってゐた。幸い「早出」ではない日なので、バイトの制服でリハに勤しみ、ギリになってタッチダウン!といふ技を駆使(幸いリハ現場とバイト先が近かった)。

しかしフタを開けてみれば、ポカをやらかしたのは私だけでなく、私を除くメンバー7人中2人がリハ会場を間違える、といふオチがつき、なんだかネ、の世界(笑)。9時から10時45分までリハをやり、11時からバイトに従事。けふも火のやうな忙しさで仕事をこなし、15時にフィニッシュ。一旦帰宅し、またレッスンへ。

長い壱日であった。

12月3日(火)ーーーーー

年内納品を目指してゐるが、なかなかビミョ〜なしーシュの新作。色々な人の協力で、なんとか納品できるか?!みたいなかんぢで奔走。私も慣れぬアレコレを色々進め、『(そんだけ長くPC使いながら圧縮の方法も知らんのか?』とか云はれながら(笑)。

デヂタル世界になってから、まぁ色々と便利なのは間違いない。かつてはこの作業の数だけ「専門」の人がゐた訳だし、その手間を考へれば楽な時代ではある。だが、その、本来必要だったはずの人たちまで、この世界から弾き出されてしまうのは、何かが間違ってゐる気がする。

ところで、久しぶりにこんなに脳を使ったせいか、風邪っぽくなってきた。

12月4日(水)ーーーーー

バイトへ。
ちょいとなかなかビミョ〜にハラの立つ出来事があり、このまま続くやうでは、この仕事場も考えねばならない、といふ局面に差し掛かるかも・・といふかんぢ。私は「気に入らない環境」を変えたり、馴染んだりするのではなく、だいたいの場合「そこから去る」ので

今回そうなったら、ちょいと残念だな。

12月5日(木)ーーーーー

風邪顕著化。
喉の痛みと咳。いつもの季節性のやつだらうな。といふ事でかかりつけの呼吸器科へ。2時間待ち。さらに薬局で1時間待ち。みなさん体調が悪いみたいだねぇ。午前中が全部ツブれた。

レッスンの間に車を停めておく場所が減ってきてゐる。極限まで安い所を確保できてゐたのだが、最近ここが多くに知られてしまったやうで、すでに「満車」の場合が多い。けふは初めて停めるパーキングを使った。¥500ぐらいで済むもの、と思ってゐたら¥800も取られてショック!。くそ〜。外食して帰ろうと思ってたんだが、諦めて家でパンを喰ふ。

12月6日(金)ーーーーー

しーシュのリハだが、声が出ない。
うち続く咳のせいで、日に日に声が掠れてきてゐる。ギリギリのところで踏ん張るしかない。歌う時はまだイイんだが、喋る時の方がダメージを喰らう。バイトでのオーダーの復唱、レッスン時の生徒との話、などの方が喉にコタえる。

12月7日(土)薬研堀夜市 第46回「しわすはすすむ」ーーーー

声の調子は割と最悪だが、今年最後の夜市だ。
はるばる東京から、朋友楽師 芳晴(よしはる)をゲストに迎える夜市。けふと明日で広島2デイズツアーを組ませてもらった。朝イチの新幹線で来た、といふ芳晴と、再会の挨拶もそこそこにリハ。けふのライヴでは、芳晴には主に「二胡奏者」として混じってもらう。しーシュのオリジナルと、彼のオリジナルをそれぞれザっと復習。

3人で会場入りし、セッティング&リハしてたらすぐ開演時間。この間にも、私の喉はどんどん涸れてゆき、大丈夫かな?と思ひながら、しかしいつぞやの時も歌う時は大丈夫だったし、みたいなことを思ひながら、いざ本番。

実際、かなり掠れながらも、歌はむしろいつもより丁寧に歌えるかんぢではあった。だが合間のMCで咳き込むこと甚だしく、申し訳ないがMCはほぼしーなさんに任せてしまう。

そして芳晴を交えたゲストコーナー。芳晴の歌もたっぷりフィーチャーしながら、さらにしーシュのえせニック・オリジナルも彼の二胡の響きで雰囲気倍増!。「砂に泣き」や「くちなわは語った」は当然として、メキシコで作ってきた「Dance」ですら、二胡が入るとえせニック風味に!!(笑)。

芳晴オリジナルの美しいバラードや軽快な2ビートもよく盛り上がり、46回目、2024年さいごの夜市、盛況にて終了。みなさん、ありがとう!。

あとで配信の映像見ると、最後らへんの私は『よくこの声で歌えたな』といふほどヒドいカスカス声で、いや〜お聞き苦しいものを提供してしまった。申し訳ないス。

12月8日(日)ーーーーー

ゆんべは諸事情につき「単身の夜」であったが、まーぁ一晩中咳が続くのには参った。
痛めてゐたところに、あんだけ歌い込んだダメージが、投薬の効果をも上回ってしまったのだらう。ちょいとウトウトしてはげほげほで目覚め、トータル30分も眠れなんだのではないか?。

6時くらいにはもぅ寝るのを諦めて起き出し、ニョ〜ボのいない家をきっちりケア。これを怠るは老紳士の道を踏み外すこととなる。独り身の時こそ、キチっとすべし・・・。

だが、けふはもはや喋り声もカスカスの状態。けふのイベントはしーなさんと芳晴がメインで、私は基本裏方。とは云へ、要所で歌う予定にはなってゐた。咳も続くし、そんなニンゲンがのこのこ出て行っても無惨なだけだらう。残念だがけふはもぅ完全な裏方として働かせてもらうことにして、そのやうにする。

実際ライヴが始まってしまえば、さうして良かった、といふかんぢ。ふたりの音楽力だけで充分、会場は満たされてゐた。昨日よりさらに歌い込む芳晴も、しーなさん日頃の本領発揮のシャンソン・ナンバーも素晴らしく、会場全体がフェミニンなムードに包まれ、いいかんぢ。

一番後ろで見守るやうにしてゐたが、最後ではふたりが呼んでくれ、まぁ歌えないので生音のギターで参加。この日のお客さんは、まぁほとんど「しーシュが何で私が誰か」も知ってる人たちだったので、ここで初めて参加した私をも暖かく迎えてくれ、まぁ会場にゐた意味はあった。

はるばる東京から来てくれた芳晴に感謝。そもそもは今年の5月、東京は久我山のイベントで久しぶりに会った芳晴の歌に感動した我らが、ぜひ広島に呼ぼう!といふ事で実現した今回の2デイズ。その呼びかけに充分に応えてくれた芳晴であった。本当にありがとう。

今夜の新幹線で帰る芳晴を新幹線搭乗口まで送り、私は私の路線で帰宅。もはやゾンビのやうな声しか出せず、睡眠不足による肉体疲労も甚だしく、帰宅してゐたニョ〜ボに「即寝宣言」をして、晩飯も食わずに布団(寝袋)にIN。まぁ咳が続くんで熟睡はできんのだが・・・