週変わりのシュウ

風とともに現れぬ

5月17日(金)椎名まさ子&タイムトラベラーズ:広島某所

近年珍しくイベントの仕事として、そのためにバンドを組む、といふ事態となった(5月8日の日誌参照)。それの本番。

大きなスポンサーが動き、多くの人員が動く現場であり、なんと近年珍しくタクシーチケットなども出る。まァ要するにワシらは、大規模なパーティーの秘密のゲスト、といふニッチなのだ。ので、みな待ち合わせてタクシーで会場に乗り付ける贅沢。まるでスタァになったやうな気分だ。
広い楽屋にはアメニティも充実してをり、ヴォーカリストのしーなさんに至っては個別に部屋が用意されてゐる。よくいふ「バンド内格差」といふやつやね(笑)。
準備中の会場には「何人駆り出したのか?」と思ふやうな人数のスタッフがゐて、それぞれプロな動きを見せてくれてゐる。映像やライティングを交えた進行もこまか〜いチェックが何度も入り、ワシらも演奏以外に「でハケ」の練習まであったりして、ん〜〜〜〜、スタァになったやうだ、と・・。

でまぁ用意周到に準備されたシナリオに則し、暗転した会場に映像が流れ、目潰しライトが点灯した中で、しーなさんが拳を上げて立ってゐて、演奏スタート!といふ、まるでスタァになったやうな

手練れのミュージシャン達による演奏は云ふまでもなく確実で、しかしまぁ場が場だけに(パーティー会場)少しはガヤがあったりするのだらうな、とか思ってゐたがさにあらず!。ホンマにコンサートのやうに満場のお客さんは完全にステージに集中し、一曲一曲に盛大な拍手と歓声が上がる。へ〜!まるでスタァの

いやまァ演奏も(ワシは)よぅ盛り上がって楽しかった。例によってかういふ場面ではワチャワチャよぅ動くワシなのだが、けふはシックなメンバーの中で一人だけチンピラ風のファッション、てのもあり、リード歌もあったりして、まぁよぅ暴れた。けっこうくたびれるぐらい弾き倒し、歌いまくった。スタァはしーなさんなのだが・・・。

当然打ち上げもよぅ盛り上がり、飲みも飲んだり、何杯飲んだのか?。帰りは家が同方向のメンバーと、なぜか歩いて帰ったやうなのだが、ほぼ記憶がない。

5月18日(土)高田エージ&呼ばれてないナーズ:広島大町 大松

ゆんべは何処をどう帰ったのか、どこで誰と別れたのか、記憶がほとんどない。財布の中に¥12しか残ってないところを見ると、おそらく自販機ごとに水を買ってガブ飲みしながら歩いたのだらう。街灯や標識の写真を撮ってゐるので、ははぁあそこを歩いたのか、といふ推理には役立つ。
げに重度の二日酔いなり・・。

旅のアニキ、高田エージさん来たる。
「ゲスト」として二枚看板でしーシュが迎えた去年と違い、今回ワシらには声かからず。ならば、しーシュとパーカスのてっちゃん小川哲弘)のトリオで押しかけてって「呼ばれてないなーズ」でサポートせん、とす。
その旨エージさんに伝えると『呼んでないけど待ってるよ!』と返事。

エージさんの前にはトリオで前座(笑)。
しーシュは名乗らず『呼ばれてないなーズ』としてしーシュのカヴァーを演る、といふ・・・。客席からは「ややこしいわ!」との笑いも。

もぅこの3人でエージさんをサポートするのも慣れたもの。呼ばれてないとは云へ、きっちりとエージさんのグルーヴに合わせ、完璧なバックを構築。いいね、やっぱり。しーなさんも重度の二日酔いのやうだが、頑張ってゐる。

して、本番はまぁ云ふまでもなく、いつもの高田エージの世界。どんなに暗〜い顔した人も最後には狂宴の中に巻き込むパワーは、相変わらずスゴい。何度も思ふが、この人にしかできないステージだ。似たやうな事を演ってゐる人は見かけるが、この境地に立ててゐる人はいない。無論しーシュには絶対真似できない芸当だ。
だからワシらは、徹底的に地味に堅実に的確にエージさんを支える。一緒に盛り上がりながらも、エージさんを跳ばせる働きに尽力する。
そしてまたしーシュ&てっちゃんの評価も上がるのだ。

二日酔いを引きずりながらも、けふも良いライヴだった。

ちょいと残念なのは、打ち上げの席で特定の人間が主役(エージさん)を独占してしまふことだ。エージさんと話がしたくて残ってゐるファンの方もゐるのに、エージさんを捕まえて話し相手にして離さない、といふ局面が生まれてしまったのは良いライヴに水を差すやうで残念。
特にけふは遠方からわざわざ広島に来てくれた人もゐて、申し訳なかったな、と思ふ。自分も気をつけねばね。

5月19日(日)高田エージ&呼ばれてないなーズ:芸北オークガーデン「サティ庵」

エージさん2デイズめ。
けふは芸北である。温泉保養施設「芸北オークガーデン」内、正式には管理棟、とされてゐる建物をライヴスポットに改良した、通称「サティ庵」にて、二度目のエージさん。ここ芸北にはワシらがエージさんを「連れて来た」といふ感があり、なかなか感慨深い。

けふももちろん「ないなーズ」でサポート。だがけふはしーなさんが午前中遠隔地で他の仕事に入ってをり、その現場が終わり次第、自力で車飛ばして駆けつける、といふ。万が一間に合わなんだらワシとてっちゃんのふたり『邪魔ものブラザーズ』でサポートすることに・・・。
リハは実際ワシとてっちゃんのみでサポートし、これはこれでシンプルで男臭くて良いな、と。ワシは内心しーなさんが一人でここに辿り着けるのか?が気になってゐた(市内中心部から車で約1時間半。けっこうな山の中にオークガーデンは存在する)

予想よりだいぶ早くにしーなさん無事到着。
エージさんもスタッフも一安心して、けふもないなーズで前座を。けふはお客で来てゐたHoneysの歌姫マユさんをステージに上げ、一曲参加してもらった。けふはしーシュではなく「ないなーズ」なので、その二人目のシンガーとして(笑)。

けふのエージさんはひときわ良かった。
ないなーズのサポートも昨日を上回る充実の演奏で、エージさんがライヴ中何度も「スゴいね!」「イイね!」を連呼。いやホンマに手前味噌抜きでけふのサポートはまた素晴らしかった。
これ、例えばエージさんのホームグランドである横浜のサムズアップとかで演っても、全然遜色ないと思ふ。てゆーかこの編成でデカい箱でも演れたらなぁ、との思ひ。お客さんからもその意見多数。良かったなぁ〜。

打ち上げも、昨日の轍を踏むことはなく、みな共通の話題で盛り上がり、エージさんも好きなことの話を楽しさうに語り、また皆もそれに応える、といふ理想的な打ち上げ。かうでなきゃ、ね。

いや〜、今回も素晴らしい二日間に同行させて頂きました。
エージさん、ありがとうございました。これからも良い旅を。

5月20日(月)

山の目覚め。
ゆんべもよぅ飲んだが、目覚めは割とすっきり。
半数のスタッフは夜半に帰ってゐたが、残って泊まった面子でもそもそと朝食を喰ひ、てんでに下界へ。

金、土、日と連続で濃いライヴをやり、充実して帰ったが、肉体的疲労は隠せぬやうで、生徒に『センセイ、疲れてます?』と訊かれてしまった。
明日からツアーだといふのに、今夜から明日にかけて、天気は日本全国大荒れの予想、といふ知らせ。

まァ だからと云ってどーしやうもないけどね・・。