週変わりのシュウ

春旅の記録1

4月19日(金)しーシュ春旅2019:出発

 

全10日間にわたる、久々の長旅が始まる。しかもまたまた車旅。初日に過去最遠の地、静岡は焼津まで往くロングツアーだ。

ただ、広島〜焼津間を走破してすぐライヴ、と云ふのでは、如何に旅慣れたワシらでもなかなかツラいだらう。ので、けふはその「中継点」として大阪まで走り、そこで一泊して明日残りの道を走るプランを立てた。

大阪で一泊、と云へば関目「我らの家」である。幸いにもこのツアーの最終日がここなので、その広報と挨拶を兼ねた往訪は理にも叶ってゐるハズだ。

アレコレ準備して広島を出たのが16時ごろ。あまり休憩を入れずに走ったら21時ちょい過ぎには関目に着いた。この約350Kmの道程にもだいぶ慣れた気がするな。

金曜夜の「我らの家」はオープンマイク開催中。けふも常連のみなさん次々とステージに上がり、腕自慢のど自慢を披露してゐる。まさに「我らの家」の様相。

店主ゴンスケさんに『来るからには歌えよ』と云はれたが、ワシらはハナからそのつもりで。ささやかながら「宿代」として数曲演らせて頂いた。

その後、お客さん数名と酒席を持ったのだが、流石に長距離運転にくたびれたやうで、食欲も酒欲も元気も出ないワシであった。

 

4月20日(土)春旅2019二日目(初日)@焼津 むずりや

ワシはどっちかてーと眠りが浅い方なのだが、「我らの家」に泊めてもらうと、いつもだいたい大変よく眠れる。けふも朝までぐっすり。昨日の疲労もだいぶ払拭できたかんぢ。

けふはさらに走るぞ。

店主ゴンスケさんに『ぢゃ、週末 待っとるで〜』と送り出され、昼前には出発。一路焼津へ。大好きな伊勢湾岸道路を快晴のもとに走り抜け、いつもは目的地である京都や名古屋も過ぎ、豊橋も浜松も過ぎ、広島から約630Km。快調に走り抜け、ついに焼津は「むずりや」に到着。

車の音を聞きつけて、女将のきよっぺママと、けふのライヴの仕掛け人であるテツさんがニコヤカに出て来る。『ここらで広島ナンバーの車 見た事なんかないぞ』と笑う。

しーシュ@「むずりや」はこれで3回目。初回は関目のMiyoGonと一緒、2回目は地元のR&B系ユニットと対バンだった。けふはテツさん率いる「むずりや低音倶楽部」といふユニットが対バンを努めてくれる。これがテツさんの他にオクちゃんといふベーシスト二人による・・・よぅするにベースデュオなのだ。

事前に『シュウも入れよ』と云ってもらってゐたので、そのつもりではゐた。きっとバトル系のバリバリにソロだらけのユニットなんだらうな、と思ってゐたが、これが予想に反してパンキッシュな歌もの!(笑)。この発想は、昔ワシが率いてゐた「中野 木元 そして梶山」と同じコンセプトだ。最高である。

ワシは「低音倶楽部」部員3号、として参加。ベーシックなテツさん、エフェクティヴなオクちゃん、にフレットレスのうにゃうにゃ感を加え、一緒にコーラスも。けふで「広島支部長」と認められたらしく(笑)、今後はこの倶楽部活動の活性化に尽力せん。

しーシュの本番は、ここ数回のライヴの傾向にもれずたいへんユルく。お客さんは残念ながら多くはなかったのだが、そのぶん一人一人がしっかり聴き入ってくれ、曲の最後の余韻まで楽しむやうな拍手が嬉しい。

出席者全員が打ち上げに残る。

焼津特有の海の幸に舌鼓。ギターも回って来て、当然エキストラ・ライヴ。音楽好きな人の集う、気持ちの良い「初日」であった。

てつさん、きよっぺママ、ありがとう。