週変わりのシュウ

それでも僕はやってない

6月13日(土)しーシュプチ遠征:高宮のログーーーーー

ぢつに!
3月19日以来 ほぼ3ヶ月ぶりの「人前」ライヴ!。しーシュこの時期恒例の安芸高田市は高宮参りである。例年「居酒屋椎修」としての料理付きライヴで訪れてゐた高宮ログだが、今回は流石に料理はなし。お客さんも25人限定でのプライヴェート・ライヴに近いかんぢで・・・。まぁ、かうしてここに来れるだけで嬉しい事だが・・・。

いつものやうに料理に気をとられる事もないので、焦る事なくリハにも没頭。けふは珍しくベースを二本使いにして、カラスゔぃを子を曲によって持ち替え。それくらいゆったりまったり演らんか、といふ事でね。
実際、久しぶりの人前ライヴではあったが、特に気負う事も力む事もなく、とても自然に歌と演奏に没頭でき、いいライヴとなったやうだ。嬉しい。

25人限定とは云へ、ホンマにしーシュが聴きたい、といふ思ひで集まってくれた人ばかりで、「待ってました〜!」といふかんぢで迎えられ、本当に感謝しかない。高宮の皆さん、本当にありがとう。

あんまりおおっぴらにせん方が良いのだが、打ち上げも会場で・・・。ほとんど全部のお客さんが残り、持ち込みの地酒や、地元名産の高級肉が回り、会話も尽きず、気がつけば1時過ぎ。

そらエェんだが、今シーズンはしーなさんの天敵である「蛾」が大量発生して(雪が降らなんだせいで毛虫が死ななんださうな)ゐるらしく、灯りに集まったそやつらが其処此処にびっしりと張り付いてをり、こは確かに気持ちの良い眺めではないねぇ〜〜〜。

6月14日(日)ーーーーーーーーー

いつもの宿を取ってもらってゐたのだが、相当に酔っ払ってゐたらしく、電気も点けたままで寝こけてしまった。いつ寝たかの記憶もあんまりない。そもそもここまでどーやって帰って来たのか?。
まぁいいか・・・。

時折雨の降る曇天。けふのしーなさんは、海田町の方で本番仕事らしく、帰りの足でその現場まで送ってゆく。会場へ消えてゆくしーなさんを見ながら『現実なる日々が戻って来たか』といふ気がひとしを。さう。社会が少しづつ、また回り始めた。

家に帰るともぅ眠いのなんの。雨模様でやや肌寒い日であったが、台所に車中泊用のマットを持ち込み、午後いっぱい寝込む。傍を女房が行き過ぎたりしても、全然起きんかったさうだ。

6月15日(月)ーーーーーーーーー

オールマン・ブラザースの・・・、といふより、全てのロックにおけるライヴ・アルバムの中でも、「傑作」の名をほしいままにする名盤『ライヴ・アット・フィルモア・イースト』の完全版、といふのを聴く。『これを聴いたら既知盤は単なるダイジェストに思へるだらう』といふ売り言葉に誇張はないかんぢ。それほどまでに凄まじいライヴ・アルバムであった。

オールマン・ブラザースは一般的には「サザン・ロック」に分類され、ブルーズを基調にした泥臭いシムプルなグルーヴとサウンドを旨としてゐる、とされる。確かにその通りなのだが、一方かなり斬新な面も多々あり、ウィッピング・ポストの変拍子グルーヴや、エリザベス・リードの追憶のドラマティックな展開など、プログレ・バンドか?と思ふほどに、彼らが単なるブルーズ・フォロワーではない事を示してゐる。

ベースのベリー・オークリィは、オールマン兄弟、ディッキー・ベッツといった強力フロントマンの陰に隠れてゐた上に、夭折してしまった為、詳しい情報がほとんど入らんのだが、なんとも個性的なベースを弾いてゐる。

まぁこの時代にいいライヴを残してゐるバンドのほとんどが、『絶対に必死こいた練習なんぞしてなさ』さうに思へることがスゴいな、と思ふのだ。

6月16日(火)しーシュプチ遠征:宇部市Big Hip 華麗シュウnightーーーー

近々に2本「人前」ライヴが入るのが嬉しい。
けふはしーなさんの故郷、山口県は宇部市に遠征。この時期恒例のBig Hip人気マンスリー「華麗衆ナイト」に、今年はしーシュで参加するのだ。

しーなさんは昨日のうちに宇部入りし(まぁ里帰りね)、ワシはひとり、久しぶりに在来線を使ってトコトコと行く4時間の旅。乗り鉄シュウ久々の「鉄分補給」だ。よく晴れてゐて田舎の山あいを行く山陽本線の車窓も美しい。

宇部駅でしーなさんと合流。会場のBig Hipに入る。ここも勿論づっと「閉店」してゐたさうで、けふは自粛要請解除後 初のライヴとなるさうな。そこに参加できる事を、また幸せに思ふ。呼んでくれた、主催の小田よぅねんに感謝。

いつもの華麗衆ナイトは、4〜5組の出演者がゐるのだが、けふはウチらと、よぅねん率いるHyper Dunkの二組のみ。ワシらにたっぷり時間を取ってくれ、ワンマンのやうに2ステージに分け、全部で14曲。しっかり演らせて頂いた。

よぅねんは絶対に大手のチェーン店を使わず、必ず知り合いや友人の店で打ち上げをする。それが彼なりの支援であり、協力なのだ。けふも音楽業界の先輩がやってゐる、といふ店に連れてってくれ、わやわやと語り合い、また2時近くまで・・。

6月17日(水)ーーーーーーーーー

ゆんべは帰りのタクシーの中でよぅねんもワシも寝こけてしまふくらいくたびれてゐたが、けふは小田家名物 双子の男の子の早朝攻撃で早うから目が醒める。だいぶ飲んだが二日酔いでもNASAさうだ。

伐採業をやってゐるよぅねんの仕事道具をメンテしながら、この数ヶ月をあれこれ語り、こいつとの縁のおかげで、今や出身者のしーなさんより、この宇部に馴染めてゐる自分を感じ、また感謝もひとしを、なのであった。
男気溢れる無骨な弟分、いつもありがとうな。

さて、今回はしーなさんの車で広島を目指す。途中、何箇所か停まって「今期分のPR写真」をいくつか撮影。ツアー車「ぐっち」はミッション車のためワシしか運転できぬのだが、けふはしーなさんの車で移動なので、運転を交代できるんが良い。半分くらい走ったところでしーなさんに交代してもらったところ、その後数秒で昏睡してしまったやうで、気がつけばウチの前。

良き遠征であった。

6月18日(木)ーーーーーーーーー

つべたい雨。

こないだ通販で香港から買った青いシャーツの、仕立てがデタラメなことよ。ボタンと穴の位置がズレてゐる、といふ致命的な。まぁしかし、それくらいならワシでも直せるぜ、とけふはお裁縫をば・・。
ワシはソゥイング・メシンを使えぬので、かういふのはいつも手縫いだ。ちくちくと針と糸を操るのは時間潰しになって良いが、針に糸を通すのが、ホンマに難しい年齢になって来たなぁ、と・・・。

このシャーツ、久しぶりに「欲しい!」と思ったもので、頑張って海外通販などやり、まぁ届いてみると色は写真とだいぶ違ったんだが、仕立てはさておき、まぁ買ってよかったと思ふ。
・・が、ワシがさう思ふほどには周りの皆はさうも思ってないやうで、それどころか結構不評だったりす。同じくこないだ買った「オヤジハット」も、自分が気に入ってるほどには周囲の評価は高くなく、少しく落ち込む。

夜はこれまた久々にぱんぱかトリオのリハ。
いま、カワちゃんに変拍子を歌わせる計画を、密かに進め始めてゐる。へへへ。

6月19日(金)ーーーーーーーーー

久々に「書くことのない」壱日。
バイトに行き、帰り、楽器弾き、料理作り、といふ。
まぁ、そんな日もあらぁな。