週変わりのシュウ

我は痛みの王

10月10日(土)ーーーーーーーーー

ゆんべは、やや強めの寒気を感じたので、ありゃ、と思ったらやはり少し熱が出てゐた。ヤバイと思ったが、まぁ微熱の範囲内なので、引き続き消炎剤を飲み、タヲルでぐるぐる巻きになって導眠剤飲んで寝た。
夜中、暑さに何度も目が覚めたが、起きると熱は下がってゐた。ヌ〜、いま身体が戦ってゐるのか・・。

その後は熱がぶり返すこともなく、夕方からしーシュのリハに。
けふはその後に、今月いっぱいで閉店することになったトコナツ屋にご挨拶に伺う。ライヴでは何度もお世話になったが、日頃常連だったか?と云へばそんなことはなく、無粋なれど せめてご挨拶だけでも・・・と考へてゐたら、「まぁまぁ、飲んで行きなさい」と席を空けて(常連さんの予約で満員、と聞いてゐた)くださり、ご相伴に預かった。

聞けばマスターの新多さんご夫妻は引退するが、店のシステムも内装も、店名さえも、そのままそっくり引き継いでくれる人が見つかったさうで、あぁそれは本当によかった、と・・。「しーシュのお二人にはお世話になりまして」と仰るが、お世話になったのはこちらの方。まだまだ元気で、引退後も夫婦仲良くお過ごしいただきたい、と切に願うのであった。お疲れ様でした。

10月11日(日)ーーーーーーーーー

ゆんべは身体のビミョ〜な不調もあってか、さほどの量飲んでないのに、結構酔っ払ってゐた。ぬ〜〜〜、歳をとって来たなぁ、といふ印象。歯茎がむくんでゐて、なんやなに食ってもぢんわり痛くて面白くない。ぬ〜〜〜。

けふは唄の生徒が参加してゐるアマチュア写真サークルの展示会を見に行く。わりと毎回見に行ってゐるな、と思ひつつ・・・。けふが最終日らしく「けふは打ち上げで盛り上がるのか?」と問ふと、すでに毎日打ち上げしてゐる、とのこと・・(笑)。良きかな。

そのあと、ついについにiPadなるものを買って帰った。

10月12日(月)ーーーーーーーーー

本来、昨日はイベントが入るハズで、多分泊まりになるだらうから、といふかんぢでバイトを入れてなかったのだが、イベントがなかったので・・・。

歯茎が腫れ、歯磨きのたんびに出血し、ついには口唇ヘルペスのやうなかんぢにまでなってゐるので皮膚科に行く。まぁ口唇ヘルペス(単純ヘルペス)でしょう、とのことで薬と心得をもらってきた。このところの体調不良もこの辺が原因か、と思ふがセンセイ曰く「体調不良だからヘルペスが出る」とのことで、ありゃ。

10月13日(火)ーーーーーーーーー

火曜日にバイト入れるのは初めてだが、入れる。
夕方からやや遠方(五日市)でレッスンがあるので、その前にバイト入れたらどんなかんぢか、を確認するため。

結果、まぁあんまり忙しくない日だった事もあり、バイト〜遠方レッスン、も時間設定さえキチンとすればこなせる事を立証。ただまぁ、くたびれるね。

したら別口からバイトの話が。
新しい宅配サーヴィスのデモンストレーターとして、宅配員のカッコして街なかをチャリで疾走するだけでギャラ発生、といふ割とおぃしぃっちゃおぃしぃバイトだったが、まぁもぅバイトしてるんでね・・・。

てゆーか、ワシはアルバイターか?(笑)。

10月14日(水)ーーーーーーーーー

ソルティ・ベアーズのレコーディング3回目。

こないだ入れたギターがあまりにヘッポコな気がして、弾きなれたフルアコで再挑戦。全然えぇかんぢになり、最初っからこのギターで録れば良かった、と。やっぱワシはソリッド・ギターがダメなんかねぇ・・?。

けふのその後はもぅかをりちゃんの唄録りを見守るかんぢの・・。バック陣とは云へ、単なる企画モノや仕事て訳ではなく、いちをう「バンド名義」で録るからには各々コダワリがあるのがオモロい。良きアルバムにならんことを・・・。

例によって朝の8時から始まって夕方17時まで。ワシはその後レッスン二つ。ラストがぱんぱかトリオのリハだった。へろへろにくたびれてゐたので、リハ前だったが顰蹙覚悟で「にんにく多量ラーメン」を摂取して行く。
そのお陰と、カワのじのヤル気に鼓舞され、良いリハができた。

終わってみると零時。は〜〜〜、長き壱日であった。

10月15日(木)ーーーーーーーーー

著名な作曲家である、筒美京平氏の訃報。
先日、タワー・オブ・パワーでのプレイで名を馳せた名ベーシスト、ロッコ・プレスティアの訃報で世は喧しかったが、申し訳なくも個人的には、筒美氏の逝去の方がショックである。

「木綿のハンカチーフ」「さらば恋人」「ブルーライト・ヨコハマ」「また会う日まで」・・・・。ワシが音楽に興味を持った時より現在まで、耳馴染んだ多くの曲を手がけ、しかもそのそれぞれに あまり類似性がない、といふ事でも、その素晴らしい職人技の終焉は惜しみ切れぬ悲報だと思ふ。日本の音楽界は、また一つ大きな宝を失ったのだ。明後日のソロ・ライヴで筒美氏の曲を歌うことにしやう。

10月16日(金)ーーーーーーーーー

バイトへ。けふは拍子抜けするくらいヒマな日であった。こんな日もあるんか、と思ふほどに・・。バイトとしては楽で良いが、店的にはこれでは立ち行かぬであらう。なにごとも「ほどほど」でなくては・・・。

そしてけふはレッスンもなし。バイトが終わればそれで終了。
明日のライヴに備えて、なにもせず帰る=こは学生時代の師匠の格言で『明日大きな本番、といふ日にはいつもと同じやうに過ごせ。絶対に日頃しないことをするな。』といふもの。わりとろくでなしの師匠だったが、この教えだけは今も守ってゐる。

明日、大きな本番=久しぶりのソロを演る。と同時にまたひとつ歳を取り55歳になる。そのことの感慨が思ひのほか大きい。今年は特にコロナ騒動のせいで色々なことがあり過ぎた。明日を迎えるにあたり、静かに感動してゐる。