週変わりのシュウ
6月5日〜11日
気付かずに傷つくこともあるね
6月5日(土)ーーーーーーーーーー
休み。早いうちに晩飯を何にするか決め、それに即した買い物して、あとは練習したり映画見たり。
「パージ」。犯罪を減らすために「犯罪免除日」作りました〜。この日は強盗も人殺しもオッケーよ〜。さぁみんなでKILL !!、といふ心温まるお話。割とオモロかった。女子高生役(かなり無理はあるが)のアデレード・ケインがエロくてカワイイ。
「ザ・ウェイヴ」。山岳崩壊から起こる津波の恐怖を描いたパニックもの。だぃたぃこのテの映画でトラブルの元になる、アタマ悪くてチャラい軽率な少年、がやはり出てゐて「はぁ・・」と思ふ。しかし全編フィンランドロケによる、フィヨルドや街の風景が超絶に美しい。行ってみたい国の一つ。
「コンタクト」。ジョディ・フォスター主演の宇宙もの。何回めかの鑑賞。数々の名セリフや名場面あれど、紅莉栖チャン・ラッ戦似のスピリチュアル系テロリストが出てゐて、やはり海の向こうでもあぁいふ手合いは胡散臭いふぅに描かれるんだな、と笑った。
6月6日(日)ーーーーーーーーーー
昼イチから、チョイ出し椎修の撮影&録音。相変わらず電話はガラケーなデュオだが、どんどんディジタル機器に馴染んで行ってゐるふたり。我らながらかういふのってカッコいいと思ふ。
けふはその後、東京の高満洋子、松戸の坂入ヤスヒロ、鎌倉の中村友、としーシュ、いわゆる「東京珍食会」のメンバーで「オンライン飲み会」を敢行。それぞれ手作りつまみをキャメラに見せ合いながら、ぐだぐだと飲み食い語る。楽しいが、よく云はれるやうに、リアル飲み会より酔っぱらった。
久しぶりに終電で帰宅。
6月7日(月)ーーーーーーーーーー
昨日 撮影した動画を編集。自分がぐだぐだ喋ってゐる内容が、思ひのほかつまらん。「あ” 〜〜」と思ひながら、やる。
この撮影に際して、5弦ベースに「ぺん太」といふ名を授けた。メイン楽器になるかどーかは分からんが、積極的に使っていけたらいいと思ふ。実際、弾き語りの時のレンジの広さが、まさに痒い所に手が届く、かんぢなのは間違いない。
「ベサンギ」と呼ばれる ギターの5、6弦にベース弦が張れる楽器があるさうで、興味はあるのだが、この「ぺん太」を完全に操れるやうになれば、そんなモノは必要ない、と云ふかんぢはしてゐる。
6月8日(火)ーーーーーーーーーー
久しぶりにザヴザこと川村泰幸の家を訪ねる。
去年 世の中が自粛に入る寸前、デュオでライヴを演り、そん時はまだ新婚だったヤツにも、半年前に娘が授かった。それを見に行くのもあって・・。
人見知りのないよく笑う嬢で、こりゃあ 若い父親は骨抜きであらう。この子の未来が幸溢れたものでありますやうに。
しばらく預けてゐた「ベースVI」を引き取り、混乱が収束したらまたデュオを演ろう、と約束して帰った。
6月9日(水)ーーーーーーーーーー
一週間ぶりのバイト。まづまづの忙しさだったが、どぅにか・・・。
いま時短営業にて従業員のシフトを組むマネージャーなどは大変な思ひをしてゐるに違いない。本業を持つ私のやうなモノのシフトが減るのはやむを得ない、と思ふ。が、やはり一週間に1回くらいは入ってないと仕事を忘れるので・・・。
けふはその後もハードで、16時から21時までレッスンが6コマもある。その内訳ギター1人、ヴォーカル2人、弾き語り1人、ベース2人。しかしバイトから休憩もなくレッスンに突入したので、かえって高揚感が持続し、イイかんぢであった。
私にしては よぅ働いた壱日だった。
6月10日(木)ーーーーーーーーーー
ザヴザから引き取ってきたベースVIを弾く。
「ぺん太」と比ぶれば、やはりベースの規格とは違う(ベースVIはあくまでも『ギター』に分類される)ので、弾き方に全然互換性がない。なるほどねぇ、と思ふ。
次にソロを演るのは7月の大阪である。その時に「ぺん太」を持ってこうかどうか・・・、ん〜〜〜〜、悩み中。しーシュで演るぶんには「カラス」で充分なのだが・・・。
6月11日(金)ーーーーーーーーーー
曇天。レッスンもバイトも入らず「休み」となった壱日。
フライング予告だが、7月の薬研堀夜市では、久々に「シャンソニエ・シュウ」を演る予定。まぁ、私がシャンソンを歌う、といふ局面を作るだけの話なのだが、こたび巨匠ジャック・ブレルの「アムステルダム」を歌わんとしてゐて、その訳詞に奮闘す。
と云ふのもこの歌「売女」とか「クサい」とか「小便」とか「ゲップ」とか「屁」とか、さういふワードがばんばん出てくるのだ。さういふ下卑た雰囲気を下卑てない言葉で紡ぐのはなかなか難しい。すでに世に出てゐる「アムステルダム」の訳詞はほとんどつまらんのばかり。ならば私が書くしかないではないか。
まぁこれなら・・・、と思ふものは書けたので、今度のリハでしーなさんに聴かせて添削してもらおう。余談だが、椎名まさ子ほど、シャンソンを深く理解し血肉にしてゐる歌手が、広島のシャンソン界で「異端」とされてゐる現状は、なかなか痛快である。