週変わりのシュウ

その男をつまみ出せ

7月17日(土)薬研堀夜市第26回ーーーーーーーーーー

しーシュ隔月定例会。飲食店に対する営業時間短縮要請もどうやら落ち着き、通常通りのライヴ時間で開催できさうなかんぢ。安心するんは早いが、まぁよかった。配信にも早くから参加の声も多く、あとは会場での人数限定が解除されれば云ふことなし、てところかな。

で、夜市。
私がシャンソンを歌う、とかトピックはあったが、やはり喉の調子が戻っておらず細かいコントロールができぬままであった。これ、治るものなのかね?。もぅ3ヶ月以上になるが・・・。こは単に「喉の不調」ではなく、根本的な「劣化」かもしれん、といふ怖れ。やれんなぁ、長年唄って来てよぅやく自分の声が出来てきた、てところなのにねぇ・・・。

それ以外はいつものしーシュ。「揺るぎない」と云へば揺るぎないライヴでの個性を確率はできてゐるやうには思ふ。出来の良し悪しはさておき、17年の積み重ねが『息の合い方が尋常でない』と云はしめるアンサンブルに結集してゐるなら、嬉しい。

差し入れやコンビニのツマミをつつきながら、その日の配信を見直すのもここん処の定例だが、けふは睡眠不足で後半は寝てしまった。

7月18日(日)ーーーーーーーーーー

ライヴ明けの日曜日。
けふは打楽器叩き語りの旅人ヤマザキヤマトが広島に来ると云ふのを見にゆく。去年は一緒に演ったのだが、今年は純粋に客として。

彼はこのご時世のツアーにおいて、抗体検査キットを多量に持ち歩き、逐一その検査結果をSNSにアップしながら旅を続けてゐるのださう。なるほど賢いし、公明正大なやり方だな、と思ふ。彼のライヴは基本コール&レスポンスなので、なるほどねぇ・・と。

けふも素晴らしいライヴを見せてくれたが、かういふ音楽が、いわゆる「聴き手のスピリチュアリズム」から乖離する といふ方法はないのかな?とは思った。楽器の特性上仕方ないのかもしれんが、演ってる本人より、聴き手が過剰にそれを求めてゐる気がするのは、まぁ本人の勝手なんだが、チョイとなんだかネ、と思ってしまふのだ。クロい人間としては・・・。

7月19日(月)ーーーーーーーーーー

バイト。1週間ぶり。音楽家らしい日々が戻って来て嬉しいが、バイトに入る率が低くなり、仕事内容を忘れさうで怖いのだ。さういや去年の夏もそんなことを思ったな、と・・・。

さうさう、けふは祝日だと思ってゐたら違ったらしい。五輪に合わせて祝日が変わったんぢゃげな。へ。

7月20日(火)ーーーーーーーーーー

買い物にゆくと「甘酒」が売ってあった。

一部で『飲む点滴』と呼ばれ、たいそう身体に良く、特に夏場のバテやすい身体にはうってつけ、と聞く。天然酵母、ねぇ・・・。昔はこれは酒粕を溶いて砂糖入れて作るもんだとばかり思ってゐたが・・・。

昼にそれをする訳にはいかんが、夜に飲む甘酒には焼酎を入れてアルコール度を上げるとよろしい。市販のマッコリ(韓国どぶろく)の度数が足らんで、キンミヤ焼酎を足して飲んでゐたのを思ひ出す。

7月21日(水)ーーーーーーーーーー

腰痛に苛まれるオフクロの介護のため、朝早くから車を出して西へ東へ。椎間板ヘルニヤもやってるし、セメント注入手術もしてゐるのだが、また酷い痛みが現れてゐるらしい。車に乗せるんも一苦労で、こっちが足腰鍛えてないと、逆に腰をイワせてしまいさうだ。MRI撮影やらなんやらに付き合い、昼過ぎミッション終了。

そのままレッスンが6コマ。すでにくたびれてはゐたが、けふは久しぶりに『モンゴル&サトシのいきなりステージ@JIVE』が開催されてゐるので、レッスン後ベース担いで行く。

そもそもはソルティ・ベアーズ結成のきっかけになったこのイベント。けふは中年男性の飛び入りが多く、いちをう私もゲストなのだが、ホストのやうに久々に1時までセッションを楽しんだ。いや〜タマにはやらんといかんね。

7月22日(木)ーーーーーーーーーー

なんや世間はけふから祝日なんだって。なんか週末が前倒しになった、てかんぢ。私は仕事をフツーに入れてゐるので、世間のペースに巻き込まれんやうにせねば・・。

日中は雑務や練習をこなし、夕方からレッスンへ。祝日だからといって人が多いか、といへばさうでもない。むしろ早いうちからひと気がなくなり、祝日といふより年末みたいなかんぢすらする。

レッスンの後、車を飛ばし、明日行われる「TIP Fes」のリハに。朋友姫石ミミが主催するスタヂヲティップの15周年行事。株式会社スタックスの駐車場に巨大なステージを組んで、の久々の大型イベント。

出番が多いわけではないが、登場ミュージシャンは久々に会う友人ばかり。明日はそれも楽しんでほしい、とのことで、よぅそろ。

7月23日(金)Tip festival 2021ーーーーーーーーーー

そのティップ・フェスの本番。なんと専用送迎バスが出るさうな。ヴィップな気分。歌姫のひとり田辺ゆみこと共に乗り合わせるが、酒豪の彼女はもぅ「飲む気満々」で、ミミから「飲み過ぎんやう見張っといて」とのお達しも(笑)。いや私も飲みますよ。

素晴らしく夏晴れの会場は暑いが、日陰を選んで席を確保し、ティップの子供らの熱演やらを眺めながら、よく冷えたハイボールを飲みながら、まぁいちをうソロの演目もあるので酔わんやうにしながら・・・。夕方までにコドモらの演技は終わり、夕暮れより後は「大人の世界」。ソロにしーシュにセッションに、と久々に音楽家らしい壱日を満喫した。よぅ飲んだ。

ミミお疲れ様。最後の辺は声を出すのもしんどさうなほど疲れてゐたが、良きイベントだった。そしてその相方として、ほぼ最初から最後までステージの上にゐたしーなさんも、お勤めご苦労様です。

ベーシスト仲間の道上いづみチャンと彼女の家族も来てをり、帰りはその一家の車で送ってもらった。