週変わりのシュウ

カナリアが来たのは四月

3月21日(月/祝)ーーーーーーーーーー

アニソン強化月刊明けて月曜日の祝日。
特に何をするでもなく、のんびりと過ごす。

鬱々した気分は直ったわけでもなく、かと言って深化したかんぢもなく。ただ、相変わらずあまり積極的に練習しやうといふ気にもならず・・。なんだかネ。

3月22日(火)ーーーーーーーーーー

良い音楽動画や音源を見つけると、一時的にでも少し「アガる」。それを機に練習を少し。まづまづかねぇ。かういふ風に付き合っていっておれば、いづれは収まるものだと信じやう。

レッスンに行き、生徒と接してゐるとさほど鬱々した気分にはならん。よぅは「人様の役に立ってゐる」と云ふ実感のNASAから来る鬱屈、に過ぎんのかもしれん。それを思ふと、バイトとは云へ、やはりあまり休まぬ方が良いのかもなぁ・・。

夜は「チョイ出し」の撮影。けふの昼にコピーしてみた「フレーズのおぃしぃ歌わせ方」を試してみる。まづまづ。

3月23日(水)ーーーーーーーーーー

久々のバイト。新メニューあり。『久々なので役に立たんかも』と宣言してから働く。けふはあまり忙しくはなかったので、助かった。その後もレッスンが21時まで続いたが、さほどのココロの疲れは感じず。やはり、単純労働(単純でもないが)の効果は絶大なりや?。

私は市内の行き来のほとんどをチャリで行う。
それで思ふのは、やはりチャリに乗るもののマナーの悪さ。まぁ、道交法で書かれるものを遵守してゐては自転車のメリットなんぞないので、多少の乱雑さは仕方ないにしても、自動車をも追い抜かんとするスポーッ自転車や、安全確認もせず電動補助自転車でスタートダッシュする女性。夜道でスマホ見ながら走る莫迦や、LEDライトを上向きにつけて目眩しをせんとする無自覚人民・・・。

近々、自転車用の道交法が強化されるといふ噂を聞く。私のやうに、なるべくマナー良く走ろうとしてゐるチャリラーからするといい迷惑だが、やはりあれを野放しにはせん方が良い、とも思ふ。

住みにくい世の中になったものだ。

3月24日(木)ーーーーーーーーーー

2年前のこのごろ、コロナが世を席巻し始め、イベントやライヴの中止が相次ぐ中で、楽師の誰もが自分の在り方を問われ、どのやうに活動すべきか、を真剣に考へ、考へ、考へて、さまざまに行動した。やれることをやる、といふ当たり前のことを、本当にやれるのか?が問われた時期ではあった。あの日々、不謹慎な云ひ方ではあるが、ある意味充実してゐた気がする。

日頃挨拶をする暇もないくらい忙しい人達が、することもなく集って愚痴を言って酒を飲んでゐる姿は、哀しいが愛しい光景だった。「こんなことには負けんぞ」といふ気概があった。

しかし、混乱はいびつに形を変え、いまや人々が何を恐れてゐるのかすら曖昧になった。実を結ばぬ努力に、我らは正直、疲れてゐる。

3月25日(金)ーーーーーーーーーー

バイト。けふは忙しかった。天気も良く、卒業気分の若者が街に溢れ、さらには中心街でストリートをなんぢゃらするイベントのやうなものもやってゐるやうで、まるで休日であるかのやうに来客が途絶えない。30分だけ私のワン・オペの時間があったが、その時に8名のオーダーが入った時は『無理!』と叫んだ。まぁ休憩中の同僚がヘルプに来てくれたが・・・。

その後はレッスンが3コマ。奇しくも3人とも、なんやら技術よりも理論的な話になり、「けふは理論講座だったな」と思ひながら、帰った。明日から旅が始まる。

3月26日(土)ーーーーーーーーーー

二年ぶりの中部・東海地方への長期ツアーが始まる。

新調したツアー車(正確にはしーなさんが新しく買った車)で初めての長旅になるが、これがハイブリッド・エコ・カーといふやつで・・・、よく知らんが、ナニか良いらしい。

1300ccといふ事で、私の軽バンとは馬力も違い、また、たいへん走りやすい。私はセダン車には基本乗った事がないので、バックや方向転換がなかなか難しいが、高速運転をするとバラバラになりさうな私の車と違って、チョイとアクセルを踏めば月まで飛んでってしまいさうである。

目指すは松阪。頑張れば1日で着けない事もないのだが、余裕を見て途中。草津で車中泊をバ。シートを倒して寝るのは夜行バスと一緒だが、フルフラット寝台になる私の軽バン「ぐっち」に比べると、やはり相当寝にくく、これにはぐっちに軍配が上がる。