週変わりのシュウ

それはあまりにも美しすぎて

6月6日(月)ーーーーーーーーーー

バイト。

去年の6月6日は日曜日で、しーシュが主催して東京の友人ら3〜4人で「オンライン飲み会」をやったやうだ。先行きがまったく見えない中で、息災を確認しあいながらダラダラと飲み、なかなか楽しかった記憶がある。世間がさういふ気風だった。

そのさらに前年、2020年の6月ごろには、有名無名に関わらず、世界中のミュージシャンが一斉に「配信」といふものに着手した感があった。私が思ふに、あの時 楽師たちは初めて、利益や救済のためでなく 自らの魂=アイデンティティのためだけに、世界と繋がろうとしたのだ。感動的な気風だった。

あれから2年。

6月7日(火)ーーーーーーーーーー

なんやらクラウドが上手くいかないやうで、こないだ撮った動画のしーシュ間での共有ができない。アップデイトを最新のものにしてもダメ。ダメだからと言ってほっとく訳にもいかんので、編集を始める。なんだかねェ、便利なやうでゐて全然便利ぢゃないよね、かういふの・・。

レッスンの後、しーシュのリハ。喉の調子がまた悪い方へ戻ってしまってゐる。これもいい加減ウンザリ。何が悪いのかわからん。もぅ全部の曲のキィを下げるか、最初の頃のしーシュのやうに、全部しーなさんに歌ってもらうか、しかないのかね?。

6月8日(水)ーーーーーーーーーー

バイト。けふはバイトのみ。

久しぶりに映画鑑賞。『サウンド・オブ・メタル』。騒音性の難聴を進行させてしまうドラマーの物語。タイトルからは想像できぬ、深刻で真摯な人間ドラマだった。

カウンセリングの発達した欧米社会には、例えば『もぅ演奏できなくなった楽師』のためのカウンセリング、とかもあるらしい。そこでは『もぅ演奏できない自分』を如何にして本人が認め、受け入れ、順応して行くか、を延々ディスカッションするんださうな。キツいなぁ〜〜・・、キツい。

私も「声を失うシンガー」としてのカウンセリングを受けるべきなのか・・・。

6月9日(木)ーーーーーーーーーー

用事が、19:40から一人だけレッスン、といふ極端な日。

しっかりベースの練習し、声が出んなりに歌の練習もし、ギターの生徒のために楽曲をアレンジす。

6月10日(金)ーーーーーーーーーー

バイト。クルー会議のやうなものがあり、この現場で働く、といふ事をどぅ捉えるか、といふ、割と今までにないタイプの会議だった。いまのエリアマネージャーがこの7月で移動になる、といふ話。なかなか寂しい。厳しい人だが、割と好きな御仁だった。

一旦帰宅して筋トレしたりしてると、空模様が怪しくなったり、なんやえらいこと疲労を感じ出したりしたので、レッスンへは車で行くことにす。割と深刻なほどヘトヘトだったが、生徒とあれこれ喋りながらレッスンしてると、やや元気が出てくる。まぁニンゲンとはさういふ生き物なのだらう。

焼酎のロックを晩酌でごぼごぼ飲むのが喉に良くないのか?と思ひ、こないだから日本酒のヒヤを飲んでゐるのだが、あまり大差なく。

明日からライヴが続く。高宮から九州へ。壱週間で5本。どうなるか?。