週変わりのシュウ
7月24日〜31日
浮世の煮凝りを考察す
7月24日(日)ーーーーーーーーーー
しーシュのリハと、ぱんぱかトリオしゃべラヂの収録。
ぱんぱかトリオって今年で10周年ぢゃげな。結成したのっていつだっけ?、あのライヴっていつだっけ?、とか喋ってると話が長くなってしまった。カワの字、編集頼んますね。
しーシュのリハは、遠征向け、といふより、8月末に行うレコーディングに向けて。何を録るかはまだヒミツ💙。って、あんまり話題にもなってないか・・・。
7月25日(月)ーーーーーーーーーー
バイトへ。
けふのシフトが終われば、しばらく楽師生活に戻れるので、けふもまた灼熱地獄の中で社会に従事す。けふはしかしフライヤーの中で倒れてゐたテボを知らずに素手で掴んでしまい、ごっつりと火傷を負ってしまった。あぁ〜。
バイト後、レッスンまでの間にデカい書店に寄り、旅の間に読む新書を一冊。今回は久々に18きっぷの旅なので。
レッスンでは若い生徒が、なんと原田真二の「キャンディ」を歌いたい、といふので、それを。なんでも斉藤和義がカヴァーしてゐるらしくて「へ〜」の世界。ビートルズの影響をモロに感じながら、ぢつに良質な日本語ポップスである。シムプルでゐてトリッキーでストレート。この妙味、J-Popには出せまい。
7月26日(火)ーーーーーーーーーー
旅に必要な色々を準備。
細かい移動が多い旅になりさうなので、いつものスーツケースでなく、バックパックで行くことにす。4日間行程に必要なものを考察し、パッキングして行くが、電車の中がどれだけ寒いか(冷房で)がキモとなる。さう、夏の18きっぷ旅は、意外にも冷気との戦いとなるのだ。できれば長ズボンをいっちょ帯同しておくが良いのだが、その分荷物が嵩張るしな〜、とか・・。
いやしかしぢつに久しぶりな18きっぷ旅となる。最後にこれで旅したのっていつだっけ?。独りでやるこれは孤独と退屈と尿意との戦いだが、まぁ2人以上なら、なんてぇ事ない電車旅行だ。
7月27日(水)ーーーーーーーーーー
朝からしっかり晴れたので、上述の旅荷物=バックパックにパッキングする衣類やらを、日光干しにす。これやっとくとやってないとでだいぶ違うのだ。そはスーツケースでも一緒ね。荷をほどいた時にお日様のにほひが・・、とまでは云はんが、まぁ近いかんぢで。
あ、さうさう。ツイデと言ってはナンだが、今回私はもぅネットから離れる決意の元に、モバイルの類を帯同せぬ旅とした。月末までは消息不明となる。
夜は7月のシメとしてレッスンがたくさん。なんやらまたコロナが騒がしい事になってきており、ホンマに煩わしいなこれ。政府はもぅ策を練ることすら放棄してるみたいだし・・。
7月28日(木)ーーーーーーーーーー
さぁ、旅だ。
しーなさんがスーパーコンピュータで導き出した行程を元に、広島〜京都間 約6時間を、ぢつにスムースに乗り継ぐことができた。ので、今回私は18きっぷの友、とも云ふべき「時刻表」を帯同してない。まぁ今時みんなスマホかなんかで調べるんだらう。時代は変わる。
6時間チョイで京都に着。今回の主役 ギタリストのコーちゃんこと中村浩一宅に赴き、30日のライヴのスペシァル・セッション・バンドのリハに。予習しておいた音源と譜面をもとにガガっとセッション。そこはしーシュの面目躍如たる働きで、コーラスもアンサンブルもばっちし。本番が楽しみだ。
7月29日(金)ーーーーーーーーーー
本来 けふがセッション・バンドのリハ、と聞いてゐたのだが、予定が前倒しになり『あぁ二日もリハするんだな、さすがコーちゃん。キアイ入ってるな』と思ったのだが、ぢつはコーちゃんけふが誕生日で、『この日は友や仕事仲間にバーベQを振る舞いたい!といふことらしい。
ので、しーシュけふのミッションはナシ。コーちゃんの買い物を手伝った以外は、ホンマにのんびりと夏の京都を楽しんだりした。平日にてあんまり人も多くない。
夕方には、明日のライヴに参加する遠方の仲間たちも順次 訪れ、バーベQも始まり、まさにコーちゃん華甲の宴!といふかんぢで、よぅ飲み、よぅ食べ、よぅ喋った。私はおもに 姫路のヴィヲロン弾き 黒田かなでと喋り倒してをり、ハタから見たら「めんどくささうな」酒飲み2人、だったやうだ。
その後、私は「夜の京都を彷徨ってくる」と言って出ていってしばらく帰ってこなんだらしいが、憶えてない。
7月30日(土)中村浩一 華甲の宴 京都モダンタイムズーーーーーーーーーー
さて、コーちゃんの宴、の本番。
会場は、年末必ずお世話になってゐるモダンタイムズ。
出演者もお客さんも、コーちゃんを慕う仲間たちが一堂に会した、といふかんぢの会場。我らはしーシュでのヒト枠と、例のセッションバンド。私は個人的に横浜のこう ふくさんのバックでベース弾く。このこうさん、当初『一曲だけ手伝って』と云ふことだったが、軽くリハをやってるうちに『ぢゃあもぅ壱曲』『ツイデにもぅ壱曲』と、結局全曲手伝う事になった(笑)。まぁさういふの大好きなので、全く問題なし。それも含めて楽しみ。
演奏内容で云へば、まぁ当然ながら常時タッグを組んでゐるしーシュのタイト感は疑うべくもなく、上述の黒田かなで、コーちゃんの嫁さんであるところの、クロマティック・ハープあらいなおこ、ボタンアコルディヲンの名手井川ユミコのトリオによるコトヒメゴトと並び、この日ダントツの存在感だったのではないか?と思ふ。
大トリで出たコーちゃんスペシァル・セッション・バンドも、けっこうリハの成果が存分に出た素晴らしいものとなった。この日壱日で終わるんは勿体無いくらいの出来だったのではないか?。
いや〜〜〜、コーちゃん還暦おめでとう。あなたを取り巻くすべての人びとと物事に、限りない愛と友好を。ここに、この仲間にわれらを加えてくれて、本当にありがとう。これからも元気で、楽しく、日々がありますやうに。
打ち上げは、まぁコーちゃんちに帰って、なんだが、昨日のバーベQに輪をかけて人が押し寄せすぎて部屋に入れず、しーシュは2階に待機してゐたが、それ以降 人が減ることはなく、逆に少しづつ2階に避難してくる人もあり(笑)、結局づっと2階で飲んでゐた。もぅ、そのまま雑魚寝。
7月31日(日)しーシュの夏 大阪関目我らの家ーーーーーーーーーー
結局、階下は朝方までカオスだったやうで、けふ大阪でライヴの我らは、まぁ2階にゐてよかったな、と・・。
名残惜しく、コーちゃんと けふもまだ京都に滞在する仲間たちに別れを告げ、我らは大阪へ。おケイハンで壱本、おなじみ関目 我らの家。
ここに来てコロナがまたうるさくなり、お客さんのキャンセルが相次ぎ、当初の予定の半分のお客さん、と聞くが、そんな事はもはや瑣末なこと。しーシュの旅に曇りはないよ、と胸を張り、けふも良きライヴを届けん。
確かにこれまで、二日間連続や1日2公演がすぐにソールドアウトになってゐた関目の実績からすれば、初めての「10人以下」といふ客席は新鮮ではあった。が、けふはそこを踏まえ、いつもよりさらにアットホゥムにステージを進め、新曲も旧曲もたっぷりお届けし、アンコールも2回。充実した良きライヴとなった。ご来場の皆さん、ありがとう。
日曜日といふことで、始まりが17時から、と早く、ライヴが終わってもまだ陽が残ってゐる、といふ。ほぼ全員が居残り、てんでに語り合いながら陽が暮れて行く、といふ、まーぁなんとも平和で穏やかな・・・。みんな、負けまいぞ。勝てずとも、負けまいぞ。