週変わりのシュウ
11月12日〜20日(ツアー記)
闇世の国から二人(ツアー記)
11月12日(土)2022関東ツアー:南柏ケ・サラーーーーーーーー
共演:坂入ヤスヒロ(コラ)中村翔(ギター&歌)
厳密には「3年ぶり」ではないのだが、1週間にわたり関東に滞在してのツアーは、まぁそれくらいぶり、といふことでの関東ツアー。広島での日々の忙しさに追われ、けふは千葉県に乗り打ち、といふ過酷な初日となった。
が、行ってみればさすが我らの愛する音楽の街・柏。素晴らしいお客さんと共演者で、初日から良いライヴ。ただ、長らくウチを見てくれてゐるファンからは『だいぶ疲れて見えた』とのことで、まぁさうでしょーね、と・・(笑)。
共演の坂入ヤスヒロが、もぅ長らく一緒にやってゐる、といふ若手SSWの中村翔が素晴らしかった。これは近々ぜひ一緒になにか音を出してみたいなぁ・・。
11月13日(土)2022関東ツアー:聖蹟桜ヶ丘フルノートーーーーーーーー
共演:Jaitoとちなみん
柏から大幅に都内を迂回する形で聖蹟桜ヶ丘へ。東京の地理を正確に把握してゐる訳ではないので、どないなもんや?と思ふが、移動にえらく時間がかかるので、まぁさうなんだらう。
久しぶりのフルノート。しかしこの日はやらかしてしまった。曲の途中で咳が出てしまい、それが結局最後まで後を引きずってしまい、なんとも情けないライヴをやってしまった。今までにもこれぐらいのトラブルはあったし、その際のリカヴァーはできた来たハズなのに、この日は最後まで立ち直れなかった。
そんな私に、ビジネス・パートナーとして至極真っ当な叱責と意見を投げかけてくれた相方には、本当に感謝しかない。改めて、素晴らしい相棒と共に音楽を演れてゐる事を実感できた一夜であった。
11月14日(土)2022関東ツアー:オフ/作業日ーーーーーーーー
オフ日ではあるのだが、しーシュの「裏方」としての雑務が正直ものすごく貯まってゐて、それに追われる1日となった。私はとにかくけふじゅうにアップせねばならん「チョイ出し椎修」の最後の編集に、ひたすら没頭する。
23時40分ごろによぅやく完成し、「ヒュぅ〜〜」みたいなかんぢでアップできた。やれやれ・・。
11月15日(土)2022関東ツアー:久我山サヨスターーーーーーーー
共演:Take heart
けふは井の頭線久我山駅からほど近いところにある、個人所有のスタヂヲにて、プライヴェートなライヴ。
以前共演した、女性ばかりのゴスペルグループ「Take Heart」との持ち寄りパーティー、みたいなライヴで、とにかくアットホームで親密なライヴとなった。
盛んに黄色い声援が上がり、私のテンションもマックス(笑)。なんせ会場はスタヂヲオーナーのご主人と私以外はすべて女性なのだ!。テンションが上がらぬ訳はなかろうが。先日の失敗を見事に払拭できる良いパフォームとなり、またTake Heartの皆さんのバック演奏もビシとこなし、楽師としての働きも立派に務めた。
打ち上げも当然、会場で。まぁ皆さんカタギの女性なので、終電までにみんな帰るので、そこもあっさりしてゐてよろしい。私はご主人の勧めてくれる東北の美酒をカパカパやり過ぎて・・・・。
11月16日(土)2022関東ツアー:オフーーーーーーーー
けふはオフ。
お江戸の「妹分」高満洋子のお宅にお邪魔して、3人でひたすら料理を作りあって食べ、飲む、といふ1日。
「久しぶりに会ったので美味い店に行く」、のではなく「料理をし合う」といふのが大変我ららしい。私はヨーコのリクエストで『煮食い』を作った。夜更けまで飲みも飲んだり、3人でワイン赤白3本かカラになる。
11月17日(土)2022関東ツアー:門前仲町チャービーーーーーーーーー
さァツアーも後半戦。けふから三日、ワンマンが続く。
まづは今年3月に一度来た、門前仲町のチャービー。その時は友人歌姫のねおみぃと、鍵ハモ仙人夏秋文彦さんとのコラボだったが、けふはワンマン。しーシュのために新規購入してくれた電子ピヤノの初舞台ださう。しーなさんのテンション上がる。
そしてこれがまた、昨日までと全然違う、とても良いライヴとなった。なんせ会場の音が素晴らしく、なんてーのか「全部手に取れる」やうなかんぢだった。歌も演奏もパーフェクト。3月の時も良いライヴができた記憶があるが、けふのはあの日以上の出来だった。
遠く広島の我らをこのやうに迎えていただいたことに、心から感謝を。また訪れねばなるまい。
11月18日(土)2022関東ツアー:湘南台 中華三番ーーーーーーーー
後半戦二日目は湘南台。
名物街中華店「三番」でのワンマン。そろそろバテを意識して昼飯は焼肉を食った。
ライヴのできる町中華、として著名な三番。他の出演者はブルーズ、R&B、フォーク、まぁその辺の人がほとんどで、ウチらだけが妙に違うテイストのバンド。それでもいつも暖かく迎えてくれ、けふもほぼ満員。我らの宣伝を聞いて、ほとんどのお客さんが「飯を食うつもり」でも来てゐたので、店主のひぃちゃんはライヴ中もづっとてんてこ舞いだった(笑)。
けふはカヴァーも交えたリラックスしたラインナップ。MCも長めで、ウチらにしてはユルいライヴだったのではなからうか?。さういふライヴも出来るやうになってきたね、と、こないだの失態を笑える余裕も。
私は高校時代の友人が二人も来てくれており、再会に話も尽きなかった。それぞれ歳取ったが、それなりに良い人生を歩んでゐるやうで、さうなればあの若き日々の色々も、あれなりに意味があって今があり、それは本当に良かったな、と。また会いたいな。
11月19日(土)2022関東ツアー:横浜関内サラスヴァティ弁天ーーーーーー
さぁ今年最後の関東ツアーもいよいよ千秋楽。
関東ツアーのシメと云へばここ、サラスヴァだ。
思へばコロナ禍においても活動を止めなかった同志のやうなお店である。いち早く配信に特化し、救援のコラボや出張配信にも力を入れ、この3年間を力強く進んできたサラスヴァ。この混乱が始まる直前に演ったのもこの店であり、あの春から、我らは長い長い黄昏を強いられてきた。
コロナ禍が薄れつつある今、他にもライヴが乱立してゐて、残念ながら集客はこれまでで一番低かったが、配信を見てくれてゐた人は多く、ライヴも力と心を込めて、良いパフォームをお送りできたと思ふ。いい感じだった。
終演後もその辺の話になり、この3年で色々あったなぁ、としみぢみ語り合う。これから世の中がどうなっていってしまうのか?、たれもが不安に押しつぶされさうになってゐた時、「やれることをやるだけだよ」とぢつに小気味よく云ひ放った店主ミヤさん。思へば我らもずいぶん救われたのだ。
11月20日(土)2022関東ツアー:帰広ーーーーーーーー
帰ろう、広島に。
空港行きのバスから見えた横浜中華街は、「うわぁ・・」と思ふほどの人の渦。完全に活気が戻ってゐる、と感じた。横浜ベイブリッヂから見たダイヤモンド・プリンス号の船影。あれから我らは、春節祭なのに閑散とした中華街や、人のいない大通りを何度も見た。そして3年が経ち、この人混みが戻ってきた。