週変わりのシュウ

過去も変わり続けるんだよ

4月1日(土)安芸の陣@山陽小野田市リカーショップWakayamaーーーーーーーーーーー

山口県は山陽小野田市の「失恋ソングの帝王」さくぞうの誘いで、なんと6年ぶりの再訪。
ライヴのできる酒屋さん、といふ事で著名なwakayama。前回2017年5月に来た時は『梅酒de live』といふイベントのゲスト、としてだった。

今回我らが参加した「陣」といシリーズ、春夏秋冬年4回開催されてゐるさうだが、けふは我らを迎えて特別な『安芸の陣』として。お酒好きにはもちろん、地元音楽の発信源にもなってゐるさうで、リピーターも多く、けふも早くから満員。

さくぞうのOAにもサポートで出演し、その後しーシュ単体で2ステージ。まぁ「しーシュらしい」ラインナップでダダッと最後まで駆け抜けた、といふかんぢの。喉の調子が良く、ガンガンに張り上げたった。

打ち上げは当然「酒池肉林」なのだが、私は明日の朝会場入りせねばならんイベントが控えてをり、今日中に広島に帰らねばならず、狂おしいところであったが、しーなさんが「私が運転して帰ってあげるから」と言ってくれたので、それに甘えた。

打ち上げのシメまで参加し、しーなさんの運転する車の助手席で爆睡したまま、午前2時頃帰宅。

4月2日(日)ソルティ・べアース花まつり@満景寺ーーーーーーーーーーーーーー

去年から日程を抑えられてゐたイベント。桜の名所として知られる広島・満景寺でのスプリングコンサート。
歌のかをりちゃんの縁で出演が恒例化してゐて、いちをうソルティのライヴ、といふ事だが、バンドで、といふよりは熊本香織、モンゴル松尾、石井聡至、私、といふ4人のライヴ、といふテイらしく・・。

思ったよりづっとユルい仕切りで、自分らでPAを操作し、司会進行もしながら、のライヴは、それでもまぁ楽しかった。構成上、私が歌う局面もいっぱいあって、なるほどこれは歌えるベース弾きでなければ勤めにくいな、とは思ふ。御堂にいっぱいのお客さんに、まぁ楽しんでもらえたのではなからうか?。

昼のライヴだったので、終わって撤収しても夕方前。私は基本、休日であっても「昼酒」はしない主義なのだが、けふは仕事を壱本終えた、といふことで、ちびビールをひと缶だけ飲んでプチ打ち上げとす。

4月3日(月)しーシュ関東ツアー初日@久我山SAYOスターーーーーーーーーーーーーー

西に東に地元に、と忙しいが、けふから関東ツアー。
花粉症で体調すぐれぬ身体だが、飛行機で東京までひとっ飛びだ。売れっ子のやうだ。

けふはライヴ、といふより、プライヴェートな「ライヴ付きお食事会」みたいな。
前回ゴスペルグループTake heartとご一緒したSAYOスタで、もぅ酒飲みながら飯食いながら、の。

女性のみのゴスペルチームであるTake heart。メンバーの中には私好みの女性がゐて、その人が来てくれたらいーな、と思ってゐたが、お子さんの新学期の云々やらで欠席。残念。まぁまたあんなかんぢで演りませう、と話が盛り上がりながら・・・。

4月4日(火)関東ツアー二日目@渋谷アクロス(ラヂヲ出演)ーーーーーーーーーーーーーー

二日酔い。
昼近くまで寝て回復を待ち、けふはラヂヲ出演のため、渋谷まで。

来る度に思ふが、渋谷ってなんともま〜うるさい街だ。そこかしこで爆音のナニかが吠え狂ってをり、それが整合性も協調性もなく、競い合ってゐるもんだから、もぅ街中爆音のノイズだ。これ、広島の花祭典と同じだな。

その中で、ラヂヲ局は流石に静か。去年12月に広島でお迎えした 竹内藍ちゃん&和佐田達彦さんに迎えられ、約1時間のラヂヲ番組に。お二人ともしーシュの楽曲の謎を異口同音に語り、その辺のお話など・・。「伝えたい事」があって音楽を作るわけではなく、純粋な音楽への好奇心で曲を作るのだ、といふ部分に、深く納得してくれたお二人が印象的だった。

藍ちゃん、和佐田さん、ありがとうございました。

さて、けふはその後 世田谷に移動。明日、本番を迎える「風味絶佳」の、超一夜漬けリハ&打ち合わせのために、高満洋子宅へ!。

4月5日(水)関東ツアー3日目:風味絶佳 vol 7@学芸大前アピア40ーーーーーーーーーーーー

高満洋子を中心とし、上原ユカリ裕、河合徹三、中村哲、にしーシュ、といふ布陣でひとつのショウを構築する風味絶佳シリーズ。このメンバーになってからの過去2回はユカリさんの欠場、直前での無観客配信への転換、とトラブルが続いたが、なんと今回も!、管楽器およびディレクション担当の哲さんが急病で欠場といふ運びに・・。

残ったメンバーで、なんとかショウを維持すべく奮闘す。かうなるとしーシュの強さが出るかんぢで、「フロントに立ち慣れてゐるサイドマン」といふか、そんなニッチがぢつに役立った日であった。立ち位置構成上、私は常にステージのセンターにゐて、長い音楽歴の中でもこれは初めてではなからうか?。サー・ポール・マッカートニィになった気がした(笑)。悪目立ちしてしまったかもしれんが・・・。

自在にリードが取れるフロントマンの欠場、といふトラブルがあったにしては、滞りなくライヴを進めることができ、あぁよかった、と。ただ、過去数回に比べても、けふはお客さんが少なかったなぁ、と。残念だなぁ、これを生で見てもらえんなんてよ。

4月6日(木)関東ツアー4日目:オフーーーーーーーーーーーーーー

滞在が長いわりにライヴ本数は少ない今回のツアーだが、完全なオフはこの日だけ。

花粉なのかなんなのか(まぁ花粉のせいだらうが)、まーぁ鼻も喉もヒドいイガらっぽさで、くしゃみの合間に呼吸してる、みたいなかんぢ。チョいと買い物に行った以外は家(ヨーコ宅)に篭って、早い時間から料理を作って酒飲んで寝る、みたいな・・・。

みんなつかれてゐる、といふかんぢ。

4月7日(金)関東ツアー5日目:ぱんぱかトリオ@寒川cafe Fleurーーーーーーーーーーーーーー

けふから神奈川へ。
久しぶりの寒川はカフェ・フルール。前回はしーシュでだったが、けふはぱんぱかトリオとしーシュの二枚看板。

ライヴ機材やら色々手配してくれた地元の渡シューヘイと共に会場入りし、なぜか社長出勤してくるカワの字を待つ。音響機材、ライヴ運営、その他いろいろな雑務を、シューヘイの友人コネクションが総員で手伝ってくれてをり、日頃この大きな身体の男がいかに細やかな気遣いで友と接してゐるか、を思はしむる。

良いライヴにせねば。

そんな気概があってかどーか、けふはしーシュ単体も、ぱんぱかもたいへん素晴らしいパフォーマンスで、それぞれの良さを十二分に引き出したライヴとなった。なかでも「ツタンカーメン図」のたった壱曲のパフォームはおおウケで、『こんなにウケるか?』と思ふほどの大好評だった。

前回ここでのしーシュを気に入り、しかしそのすぐ後に亡くなられたお店のスタッフUさんの命日が近かったさうで、けふの良きライヴが彼女にも伝わった、と思ひたい。シューヘイ、ありがとう。

けふからはシューヘイんちに滞在。ぱんぱかの3人で泊まると「合宿」感が強く、日頃あんまり酒を飲まぬカワの字もワインでほろ酔いでえぇかんぢ。

4月8日(土)関東ツアー6日目:横浜ジャグ・フェスティバルーーーーーーーーーーーーーー

横浜駅近辺の数軒の店がタッグを組み、全国各地からジャグ・スタイルのバンドを集めたフェス、その名も横浜ジャグ・フェス。それに参加。
・・・とは云へ自分らが出演するわけではなく、出演する友人(いっぱいゐる)を訪ねてって激励したり応援したり飯食ったり、といふ・・。

数カ所にわたって「ハシゴ」するプランを立て、随所で会う友人たちと旧交を温めては、また動く、といふ1日だった。

この日1日「ジャグ」といふものを多く見て、これは音楽カテゴリィやジャンルではなく「スタイル」のことなのだ、と思ふ。
よぅはヘヴィメタル系、とかビヂュアル系、とかと同じで、『このやうなスタイルで演る音楽の形』をジャグと呼ぶのだ、と気づいた。そは私が「ウクレレでロックをやる」とか「シンセでジャズをやる」とか「Tシャツにジーンズで古典をやる」とか、といふのを無条件で好む、といふのとは真逆の発想。

このフェスに『しーシュも出れば?』といふ声もあるにはあるが、この「ジャグ」といふ「スタイル」でしーシュが・・・・?、といふ気もす。これに出てゐる友人の後ろで、なんか賑やかし、みたいな事なら、ちょっとやってみたい気がするが・・・。

4月9日(日)関東ツアー千秋楽:サラスヴァな夜@関内サラスヴァティ弁天ーーーーーーーーー

さて、久々の長き関東もけふでラスト。
関東ツアーの最終日といへばここ、関内はサラスヴァ。

ここも久しぶりにアクリル板が取れ、清々しい店内。早くから感染症対策を打ち出し、一時期はバイオハザードのやうだった店内も、よぅやく広々とお客さんの顔が見れるやうになった。

お客さんはいつもの人たちで、それならば、とラインナップ総入れ替え、みたいな気概で新曲中心の構成に。珍しくカヴァーを壱曲もやらずに、滅多にやらぬ曲、他ではあんまりやらぬ曲をいっぱいお届けした。久しぶりに朋友寺島しんごが遊びに来てくれてをり、しーシュの新しい次元を確認してくれたやうだった。

そしてサラスヴァ名物「ライヴ・アフター・ライヴ」も・・。お客さんと飲みながら食べながら、リクエストがあったり演りたかったりする曲を、思ひつくまま歌う、といふ。これは大体いつも私の独壇場となり、けふも演歌やらなんやらいっぱい歌った。

4月10日(月)ーーーーーーーーーーーーーーー

さァ、帰ろう。

シューヘイが空港までの足を買って出てくれたので、助かった。ありがとうシューヘイ。
飛行機の中では何度も首が「ガクっ」となるほど寝こけてしまってゐた。知らず疲れは溜まってゐたやうだ。

んで、今回の旅はやはり花粉にヤラれた旅でもあったな、と・・。

4月11日(火)ーーーーーーーーーーーーーーー

だぃたぃこの時期のツアー。広島に帰る頃に桜が満開で、旅帰りの足で花見に参加す、みたいな事が多かったが、此処数年はツアー中に満開→帰る頃には散り終わってゐる、といふかんぢ。桜の季節が早くなった。

そして凄まじい黄砂の予想。
こはもぅ「異常気象」ではなく、「気候変動」なのだな、と。ジンルイはついに、次の大規模な気候変動の時代を迎えるのだ、と思ってゐた方がいい。

4月12日(水)ーーーーーーーーーーーーーーー

二週間ぶりとなるバイトへ。
仕事をだいぶ覚え、多少のブランクはあっても大丈夫だらう、といふ気にはなれてゐる。が仕事がキツいことには違いないので、けふもキツかった。

けふはその後時間を開けずレッスンが始まり、これが6コマ続いて21時に終わる、といふ激シフト。私にしてはよぅ働いた1日であった。

4月13日(木)よるのよはく2023@ふらんす座ーーーーーーーーーーーーーー

なんとなく、継続して演っていこうかな、と考えてゐるソロの2本目。
1回目は全編ベースの弾き語り、しかもループの使用も最低限、といふのを演ったが、けふはベースは使わず、ギターを中心に、ピヤノやその他いろんな機械を駆使しての弾き語りをせん、と・・。

もぅづいぶん長く放ったらかしてゐた電子パーカッションなんぞも引っ張り出してみた。おぉ、鳴るぞ。

人前でピヤノの弾き語りなんぞ、何年ぶりか・・・?。まぁ笑っちゃうやうなミスもあったが、おぉむね上手いこと演れた気はする。電子パーカッションの使い方もまぁまぁ狙った通りのことは演れ、これにベースも持ち込めば、まぁ思い描いてゐるライヴのカタチは作れるな、とも・・。

ただ、花粉アレルギーの症状が治まらんのには参る。フツー、ライヴが始まればアドレナリンによってか症状は治まるものなんだが、けふは全然ダメだった。鼻水は垂れてくるわ、咳き込んでしまうわ、で、まぁお客さんが友達オンリーで全然緊張もなにもせなんだ、てのがあるかもしれんが・・・。

終演後もづっと鼻がむずむずして、くしゃみが止まらん。そは家に帰ってからも、風呂に入っても治まる気配なし。ぬぅ〜、なんとかならんか?これ・・・。

4月14日(金)ーーーーーーーーーーーーーーー

ライヴ翌日バイトはしんどい。
しかもけふはロングシフト。さらになんでか知らんが けふは団体さまの目白押しで、昼間の数時間はまさに「嵐のやうな」ランチタイムであった。体調が少々悪い時も、これをやれば大抵元に戻る。

けふはその後、レッスンまで長い待ち時間が発生。晴れてゐれば一旦帰宅するのだが、けふはスタヂヲに篭って 来週ある清水明日香とのセッション曲をチェックしたり。春になり、このスタヂヲに長時間滞在するのも楽になってきた(冬場は寒い)。「お篭りグッズ」でも用意して、1日作曲や練習に没頭したり、とか、世俗から切り離されるのも良いかもしれない・・。

雨の中、ぱんぱかトリオのリハへ。
この5月、恒例行事の居酒屋ヴァンダンジュでの自主イベントを控えてゐるが、演奏中の酒をやめた今、あそこで演るライヴのニッチがなかなか難しくなるな、と・・。なんせ「ヴァンダンジュでのライヴ=飲み」みたいな所があったからなぁ・・。