週変わりのシュウ
7月1日〜12日
ふれ合う唇にさえ(北海道ツアー含む)
7月1日(月)ーーーーーーーーー
高宮町から帰る。
ゆんべは打ち上げ会場のokada sasaに座布団敷いて雑魚寝。かういふ環境でもわりと眠れるやうになった自分を思ふ。昔は枕が変わっただけで眠れない、といふ典型的なシワ男だったからねぇ〜。
高宮からの帰りにはいつもスーパー銭湯「湯の森」に寄るのだが、けふはもぅ明日からのツアーに備えての雑務をこなすために、さっさと解散。昼前にはウチにゐて、荷造りや楽器の調整。
7月2日(火)出発・北海道ツアーーーーーーーーーー
さぁ!いよいよ北の大地への旅が始まる。
例によって安い航空券を求めたがため、広島空港の始発便、といふ事に合いなる。そりゃ構わんのだが、広島空港といふのは世界有数の「不便な場所にある」空港であり、ここに達するまでの苦労は、成田と並ぶほどの!。電車のダイヤや道路事情がわずかでも揺るげばもぅ使えない、といふ大変ありがたい空港である。
昨日からの雨で電車が止まるんではないか?とかの懸念があった(実際、昨日は止まってゐた)が、まぁなんとか。電車と送迎バスを乗り継いで早朝の広島空港へ。同じ便に乗るらしきゴルフバッグを持った富裕層が玉虫色のにほひをプンプンさせてをり、始発便でも満席の機内。へ〜。
さて、2時間程度のフライトで新千歳空港へ。
けふのところは小樽は銭函へ投宿すれば良いだけなので、まぁのんびりと電車で銭函へ・・、と思ってゐたら、電車が止まる。「はて?」と思ってゐると『点検のため今後運休となります』とのアナウンス。
点検のために運休、とはさすが北の大地、おぉらかだな、と。余裕ぶっこきながら「ほしみ」といふ駅で降りる。幸い銭函まであとひと駅だし、タクシー使っても・・、と思ってゐたが、そのタクシーがおらん。てゆーか原野の只中にポツンとあるやうな無人駅で、フツーかういふところに貼ってある『タクシーのご用命は下記へ』みたいな張り紙もない。
しーなさんがタクシー会社を検索すると「銭函タクシー」といふのがある、と。そこへ連絡を入れてみると『20〜30分お待ちを』とのこと。いろいろダイナミックやな、と思ひながら待ってゐると、銭函タクシーさんが到着。無事、投宿先の「うみなこ食道」に着くことができた。この銭函タクシードライヴァー、Tさんとの邂逅が、このツアーの中での大きな鍵となるとは!!。
7月3日(水)ツアー二日目・オフーーーーーーーーー
昨日はさっそく歓待を受け、そこそこ飲んで店の二階に寝た。
以前はサツキさんが住んでゐた二階が民宿風に改装してあり、今回は滞道中ひとりひと部屋を自由に使わせて頂いた。好きな時に一人で篭って居られる空間があるのはありがたい。
広島で忙しかった日々を引き継いでの北海道行。しーなさんもだが私も疲れてゐたやうで、珍しく11時まで寝入ってゐた。さすが北の大地。年々暑さが増してきたとは云ふものの、我らの滞在中はづっと平均気温23〜24℃あたりで、なんとも過ごしやすい。
食道オーナーのH社長が、これまた滞在中好きに使ってくれ、と軽自動車を一台提供してくださり、感謝しきり。けふはまぁ完全にオフなので、珍しく観光でもしてくるか、と。
※ほぼ書き上げてゐたブログがサーバーエラーで、ここまでを残して全部消えてしまいました。
7月4日(木)Nagashi(営業)ーーーーーーーーー
7月5日(金)札幌3連戦①:フライアーパークーーーーーーーーー
7月8日(月)北海道ツアー:オフーーーーーーーーー
7月9日(火)居酒屋椎修・銭函編:うみねこ食道ーーーーーーー
7月10日(水)帰広への旅ーーーーーーーーー
あらかた書き上げてゐたツアーレポートが、サーバーのダウンらしきトラブルで全部消え、その後追記をする気力を失ってゐたが、まぁ「まとめ」といふ形で・・。
各会場、いいかんぢのライヴだったと思ふ。
初日、しーなさんが耳をヤラれ、本気でヤバいと思ったが、それを考慮した上での二日目以降の選曲が功を奏し、結果的に札幌三連戦とラストのうみねこ食道、すべてラインナップ総入れ替え、ぐらいの幅広さでパフォームした。
連日足を運んでくれたファンからも『別のバンドに思えた』ほどのバリエーションとなり、まぁそれが本来良い姿かどーかは分からんのだが、少なくとも私的には理想的なツアー・ラインナップだった、と思ふ。しーなさんの耳も後日落ち着きを見せ、快癒(とまでいかんが)に向かってゐるといふ。
例年になく、さまざまな人にお世話になった北海道ツアーだった。
会場を紹介し、対バンも勤めてくれた高橋麻衣子ちゃんをはじめ、機材と音響を提供し、対バンもし、さらには最終日にお客としても足を運んでくださった小賀聡さん。3年ぶりに会えた中嶋サンペイさんのバンドも相変わらずのカッコ良さだったし、フライアーパークで対バンしたEri Anzai Band なんぞ、久しぶりに対バンのファンになってしまうほどの楽しさだった。
滞在中は自由に使え、と車を貸してくれたうみねこ食道オーナーH社長。ギターを貸してくれた民宿「ちぃさな旅の博物館」のマスターWさん。そしてなにより、滞在中づっと二階のふた部屋を我らに提供してくれてゐたうみねこ食道ママ 佐藤さつきさん。そして初日、ほしみ駅へ来てもらったタクシードライヴァーのTさんは、偶然にもさつきママとも友達で、我らは滞在中づっとあれこれ世話して頂く事になった上、帰りは銭函から新千歳空港まで送ってくれた。
広島を遠く離れた北の大地でこんな活動ができたのも、ひとえにこの善き人たちとのご縁あってこそ、だと心から思ふ。この好意に報いることのできる楽師でなければならない、と、あらためて肝に銘ずる。さすがに年に2回以上訪ねて行ける土地ではないが(希望はある)、これからも良きお付き合いをさせていただければ、と切に願ってゐる。
ありがとう。
本当に、ありがとうございました。
7月11日(木)ーーーーーーーーー
ゆんべはヒコーキが大変だった。
新千歳空港を出る時から『悪天候が危ぶまれ』とアナウンスが出て、出発が40分近く遅れ、さらに広島空港へのアプローチが困難を極めたらしく、まぁそれでも1時間遅れでタッチダウンした広島はゲリラ豪雨に見舞われてをり、JRはほぼ全線がストップ。タクシー乗り場には100m以上の行列ができており、駅構内にはゴロゴロと帰宅難民が寝てゐる。
ここはインドか?。
私は幸い、ウチへの路線が90分遅れで出ており、しかしこれが本日最終、といふのにギリで乗り込め、ことなきを得た。あの、駅で寝てゐた人らって、その後どーなったんだらう?。
7月12日(金)ーーーーーーーーー
旅帰りバイトへ。
いない間に夏の新メニューが出ており、なかなかテンパったが、まぁなんとか・・。申請したシフトがほとんど採用されず、一瞬「クビ?」とも思ったが、あとで店長から連絡があり、『あまりシフト入れれなくて申し訳ない』とのこと。まぁ2週間も休んでそれを承認してもらえるだけで良しとせねばバチがあたる。クビにならぬだけありがたい話だ。
ただまぁ、それでなくとも忘れっぽいのに、こんなに休みが続いちゃァ仕事を忘れてしまうがな・・・。