週変わりのシュウ

色々やってみたが 結局はうまくいかねぇんだ

8月9日(金)夏ツアー初日:長岡京Wood stock ーーーーー

夏ツアーの初日はぱんぱかトリオで一気に京都へ。
レコ発ツアーを思ひ出すなぁ。あれ以来の車に3人乗り込んで、の旅。
3人乗ってゐれば、もぅ遠足のやうなもので、まぁ例えば(たとえば)中の二人がケンカしてたとしても、もぅ一人がゐるから、どうにかなる。ホレ、クリムゾンのフリップ博士も言ってるではないか『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペア』と・・。

長岡京ウッドストックは、しーシュとしては3回目。
私と同い年のマスターが切り盛りする、なんかえぇかんぢのお店。一見フツーの喫茶店のやうなかんぢなのが、また良い。ここにしーシュとしてカワの字=ぱんぱかトリオを紹介する、といふ意味合いでのけふ。対バンを引き受けてくれたのは、京阪神の強力な友人『ザンネンズ』のふたり。

マニアックなしーシュ、ポップなぱんぱか、不条理なザンネンズ、と、3組それぞれの熱演で、それぞれの良さと売りが出せ、たいへん素晴らしい初日の夜となった。我らは勿論、今後カワの字が京都にフラリと・・といふ時に、此処を使えるやうになれば素晴らしい、と思ふ。

8月10日(土)夏ツアー二日目:名古屋 池下ストレガーーーーーー

盆前の民族大移動で、どうやら高速道路が激混みの様子。
合議の結果、名古屋までを高速道路未使用の「下道」で往くことにす。早めに名古屋入りして大須で遊んで・・と考へてゐたカワの字には残念だったが、結果的にかうしてよかったと思ふ。

それでもだいぶ余裕を持って名古屋市内にタッチダウン。今回はしーなさんもアコルディヲンを持たず、カワの字もウクレレのみ。私も「カラス」壱本のみ、なので、暑い中を歩いて会場のストレガへ移動。けふのホストであるデュオ「ときにきく」さんと合流。

「ときにきく」のベース奏者よっぴんさんは、初対面だがお互いをSNSで見知っており、お互いに興味を惹かれあってゐたフレットレス仲間。ヤイリにオーダーしたといふ6弦のアクースティック・ベースで、歌とギターのふみえさんに寄り添うスタイル。このふみえさんの歌がまた他でちょいと耳にしたことがないタイプ。静謐で素晴らしい音楽。

ウチはいつものやうに。けふはぱんぱかオンリーなので、私もその様相で演る。ぱんぱかではいつもゔぃを子を使うが、けふはカラスなので、これまた自由自在。会場にはしーシュのファンも多く来てくれてゐて、いつもとは違う我らを見てもらえて、それもまたよかった。

良きライヴであった。
カワの字はけふのうちに名古屋を発ち、明日からは長野ださう。我らしーシュは明日も名古屋なので、この地の友人とともに名古屋に留まる。

8月11日(日)夏ツアー三日目:名古屋 池下リトルビレッジーーーーーー

昨日と同じ名古屋は池下。それぞれ店の間も100mくらいしか離れてないリトルビレッジでしーシュのワンマン。

今回の旅でワンマンはけふだけ。
簡易鍵盤であることを逆手に取って、私はギターも弾き、より幅広いしーシュをお届けしやう。最近しーなさんが、かういふシチュエーションに怯まぬやうになったので心強い。アンサンブルが足りぬ部分はコーラスで補強し、むしろ最近のしーシュ曲はかういふ状況下の方が、より楽曲の良さを提示できるやうに思ふ。

まぁ無論、しーなさんが縦横無尽にピヤノが弾ける環境に越したことぁないんだけどね・・。

けふは一昨年他界された、しーシュの名古屋ファン代表でもあったTさんの奥様が娘さんを伴って久しぶりに遊びに来てくださった。私のソロ遠征の頃からの古いお客様の一人であったTさん。マスターの幸至朗さんはもちろん、長らく顔馴染みだった善き人を偲び、Tさんが好きだった「あいするひとへ」がリトルビレッジに染み渡った夜だった。Tさん、届いたかな?。

8月12日(月)夏ツアー四日目:松阪マクサーーーーーー

恒例、松阪はMAXAの「夏祭り」に今年も参加。
けふはMAXAオーナー中山ツヨシ&高田エージ兄貴によるデュオ「男友達」主催、といふことで『男祭り』なんださうな。しーなさんもゐるのに!?(笑)。

去年に引き続き、しーシュ単体の出演の他に、横浜のサムズアップ店主サフさんをヴォーカルに迎えた「近所のジュリー」でも出演。これはまぁエキシビジョンっちゃエキシビジョンなんだが、今年はドラムスに本当にジュリー(沢田研二)バンドのドラムス、グレース姐御を迎えての豪華版。ギター不在をものともしないパワフルなドラムで会場を圧倒してゐた。

しーシュもこの地でだいぶ認知された感はあり、こんなイベント不向きな我らでも、ステージに上がると拍手が起こるまでにはなれた。ありがたいなぁホンマに・・。

記録的な猛暑と、あとやはり直前に発令された「南海トラフ巨大地震注意」といふもののせいか、「祭り」自体が昨年ほどの盛況ではなかった、のがやや残念。幸い、我らが滞在中はなにごともなく過ぎたが、海抜も低く海から近いこの辺り、実際に「それ」が起きた時の被害は想像するにあまりあるだらう。どうか、この地の仲間たちがその後も平穏に過ごせることを願ってやまない。

8月13日(火)夏ツアー五日目:帰広ーーーーーー

松阪に来るやうになって15年ぐらいだらうか?。
MAXAがいつも用意してくれる駅前の「松阪シティホテル」。
建物は古いが朝飯が美味しく、ミュージシャンに限りチェックアウトも14時、といふ、ぢつに素晴らしいホテルだったのだが、残念ながらこの夏いっぱいで閉館だとか。

色んなものが移り行く。
我らもそのことわりの外にゐる訳ではない。
いつかは私も、しーシュも、MAXAも、人々の縁も変わってゆく。
できることならば、すべてが「良い方」に変わってゆくことを祈るのみだ。

8月14日(水)ーーーーーーー

広島での日常。

駐車場にほっぽり投げてゐる車が灼熱地獄になってゐることを鑑み(屋根がないのだ)、せめてガラスを遮光やら偏光やらにせんとホームセンターであれこれ買ってきた。どれぐらい効果があるかわからんが・・・。

いつぞや、やはりこの時期に先代の車が突然クラッシュしたのを思い出す。エヤコン噴射口から突然熱風が出始め、水温計がみるみる上がり、それっきりになった、といふ・・。あんな事にならねば良いが・・・。次の車検まであと一年半・・。せめてそれまでは大事に乗ってやりたい。

8月15日(木)ーーーーーーー

盆に入ったやうで、家の周辺が静かである。
正月とかもさうだが、かういふのは好きだな。

ひっそりした町を散歩でもしてみたいが、なんせ凄まじいまでに暑いので・・。日頃から暑いのは嫌いでもないし、バイト先も灼熱なので、暑いのには慣れてゐるつもりだが、油断すると生命の危機にもなりかねんでな・・。

8月16日(金)ーーーーーーー

その灼熱のバイト。
今年は特にそのやうにした訳でもないのに、いつもに増して日に焼けてゐる。その原因はこのバイトへの行き帰りのチャリだらう。店長に『バックパッカーが来たかと思った』と云はれるほど、放浪者然とした身なりで出勤してゐる。

家の近所は盆休みらしい静謐に満ちてゐるが、市内中心部は逆に、ヒマを持て余した盆人の坩堝で、どこもかしこも人だらけ。店にもひっきりなしの来店があり、まーぁけふもよく働いた。

此処一年ぐらいで、よぅやく仕事のヘマが減った、と思へるやうになった。仕事に慣れた、といふ事でまぁ「ベテラン」になってきたのだらう。さうなって来ると次に求められるは「効率」で、まぁ要は早い仕事をせよ、と。どうなのかねぇ?。ここにゐる限りは常に2種類以上の仕事を同時にこなしながら働いてるけど、他に役に立ってるのかな?。

日常生活においてはむしろ前よりボケミスが増えた気もするけど、それは歳のせいかね?。まぁ元々ボケがちな人生ですけどね・・。