週変わりのシュウ
8月26日〜31日
いざ、あなたの迷宮の中へ
8月26日(月) ーーーーーーーー
昨日の段階では、なにかヤバい病をまた孕ってしまったか?と思ったが、一夜明けるとわりとシャッキリ。やや頭痛が残ってはゐるが、熱は下がり倦怠感も霧散。まぁ、よかったな。
けふは終日『音楽の日』。
レッスンやイベントに必要な音源をコピーし、練習し、CDやネット音源を聴き込む。
こないだ自身のYouTubeチャンネルにアップした「All ya longtemps que metainais」の動画が、わずかの間に200hit を超えてゐてへ〜、と思ふ。暑い日に窓を開けたまま、倉庫楽団の外部マイクそのままでギターのタラし弾きを録音し、それにあとでヲルガンともぅ壱本のギターを被せただけなんだが、セミの鳴き声とかも入ってるから、まぁタイムリーではあるのかね?。しらんけど。
かういふ風に、適当にタラし弾きしたものを、なんとなく歌に仕上げて・・、みたいな事をこまめにアップする、といふ作業をやってみやう。これからも。
8月27日(火) ーーーーーーーー
さういや「ゴヂラvsコング」の第二弾が、鳴物入りで封切られたわりに、ナンの話題にもならずいつの間にか終わってゐた。上がってゐる色々なトレイラーをみるごとに「こりゃアカン」と思ってゐたが、当たってしまったか・・?。
そもそもゴヂラとコングが並んで走ったりする絵なんぞ誰も見たくないだらうし、今回、なんやコングのコドモのやうなキャラが出てきて心配したのだが、それもまた・・。
何度も何度でも云ふが、メインキャラクターにコドモが出てくる時点で、その物語は「終わり」なのだ。ジュラシックパーク・シリーズの、あの悲惨な末路を見よ。
モンスターバース、終わったな・・。
8月28日(水) ーーーーーーーー
巨大台風接近の知らせ。大型な上にえらいノロノロ進むやつらしく、そは人類の予測を嘲笑うかのやうに・・・。
私は常々、「台風」とか「炎」とかって、ある種の「生き物」なのではないか、と思ってゐる。我らが見知ってゐる『生命のあり方』と違うだけで、彼らはちゃんと「生まれ」「喰って」「成長」し、そして然るべきのちに「死(消滅)」ぬ。
そは生き物そのものではないか。
8月29日(木) ーーーーーーーー
しーシュ20th アニバーサリィ・アルバム最終ミックスダウン。
台風近づく中でも、堅牢なスタヂヲは安心。すてんぐ閣下の歌にあったな・・「Rock stedy」だったっけ?。
今回ぜんぶで12曲あるので、ミックスダウンにもそれなりに時間を要する。かうして並べて聴いてみると、これまでの「しーシュらしさ」はあんまり感じんのだが、なんてぇのか『つくづく良い曲ばかり』といふ気はする。
全体的に大人しすぎるか?と思ってゐたが、それは杞憂であった。
良いアルバムになる。
づっと付き合ってくれたカズイに感謝。そのカズイはぢつは「ある事」を演ってくれてをり、これを今回のアルバムにおける「ボーナス・トラック」とする、といふ策略を練ることに・・。わかんねぇだらうなぁ・・へへへ。
8月30日(金) ーーーーーーーー
いよいよ台風最接近!の広島。
各公共交通機関は早々と運休。近隣の商店もすべて休業・・。が、けふに至るまで我がバイト先からは休業の連絡がなく、『この中で営業を貫くとはさすが!』とある意味感嘆を持ちつつ、危険を冒して出勤してみると、「本日店休」といふ無情の張り紙が・・・。
8月31日(土) ーーーーーーーー
台風は結局広島にはさほど爪痕を残さずに通過した模様。
だが迷走は続けており、この後も進路上にある街々は油断できまい。友に被害なきことを。
夜、上八木のアビエルトに、日本に数台しかない、といふコントラバス・サックスを操る山内桂氏が来る、といふのを見にゆく。ステージ中央にその異形の楽器がある。・・が、私が見知り、想像してゐた楽器とは違う。
まぁ、管楽器と云ふは、管が長くなれば音が低くなる、といふ、たいへんシムプルな構造で、需要によってあれこれ作られ、葬られて来た歴史はいとまがない。私が知ってるコントラバス・サックスはテューバに匹敵する巨大なボデーだった。けふ山内氏が操ってゐたのは、それよりはやや小ぶり。まぁそれでも「バス」の分類に偽りなしの重低音だった。
ただ、共演の鈴木芳幸くんのバリトン・サックスも、充分な低音を奏でてゐたので、やはりこれも演者の技術やコンセプトこそが楽器を奏でるのだ、といふシムプルな定義。楽器は楽器が勝手に鳴る訳ではない。
会場には、このテの音楽を演る会場では必ず顔を合わせる面子が揃ってゐて、それには笑う。ここに、私の知ってるジャズを演る人たちが来てゐた事がない、といふのはチョイと寂しい気もする。逆に、ここに揃う面子が、例えばカミンやジャイヴに居た事がない、といふのも・・・。
そしてもっと云へば、この面子がしーシュのライヴに来てくれたことも、一度もない、と。