週変わりのシュウ
4月27日〜30日
あの頃、未来は遠くで光り輝いてゐた

4月27日(日)希元奈央サポート@尾道さくらホテルーーーーー
歌謡シンガーソングライター、希元奈央さんのサポートをしーシュが務める、といふ尾道行。
車に機材一式積んで結構早朝に家を出たのは、この日の尾道市は『みなと祭』といふデカい祭りの真っ只中で、それが始まってしまったら市内への乗り入れはほぼ不可能、と踏んでのこと。
指定の入り時間より1時間以上早めに会場に近づいてみたら、予想通りすでにものすごい混雑の様相。幸い 気の良い警備員のおっちゃんの協力で、会場のさくらホテルへの接近もスムースに遂行できた。ありがとう、おっちゃん!。
奈央さんは歌謡曲を主軸に置いた歌手活動の中で、色々な試みを実現したいらしく、しかし、しーシュのやうなコアなユニットとの共演は初めてださうで、そこはまぁウチを選んだンなら、あとは『もぅあの二人だけは懲り懲り』と云はれるか、または『また一緒に演ってみたい』と思はれるか、どっちかしかない、といふプレイを心がける。
手加減なしの演奏で、時には支え、時には煽り、奈央さんを盛り上げはしたが、けふの私はどーしたことか完全な「失態」プレイの連続で、譜面仕事から遠ざかってゐた事実を痛感してしまった。まぁお客さんや奈央さんには気付かれぬ程度のミスではあったが、自分的には完全に「失策」とも云へる演奏状態で、反省しきり。こんなことではアカン。タマにはしっかり譜面を読んで弾く、といふ事にも慣れておかねば・・・!!。
てなわけで、ややホロ苦い現場ではあった。
広島に帰ってきてからは、ここ数日思ってゐる自分のニッチとけふの反省で、しーなさんに愚痴を聞いてもらう、といふ打ち上げとなってしまった。
4月28日(月)ジェームス佐藤を偲ぶ会@JIVEーーーーー
レッスンを3コマ。
そののち、JIVEで行われてゐる『ジェームス佐藤を偲ぶ会』に行く。
云ふまでもなく、我が朋友でもあり、春秋楽団の2トップの一人だった、佐藤弘之さんだ。私としては長年の朋友、といふだけでなく、2月に久しぶりに一緒に演るはずだったライヴをキャンセルしたまま逝ってしまった悔しさもある。
けふの会を聞いた時には一も二もなく参加を表明したが、ただ会場に行って佐藤さんのことをあれこれ語る会、と思ってゐたのに、みんながガンガンにセッションして歌ってゐるのを見て面食らう(笑)。
あちこちから『ベース持って来んかったの?』と云はれたが、そんな事ぁ聞いてないよ、と・・。しかし一部の人からは『やっとシュウくんが来てくれた』といふ事を伝えられ、けふは全くそのつもりはなかったのだが、ここで佐藤さんの歌を歌う事にした。
生前 佐藤さんを慕い、佐藤さんのギターを遺品として譲り受ける役目を引き受けてくれた染色画家の出岡由行が、その遺品のギターを持って来てくれており、それを借りて歌った。このギターを弾く佐藤さんと私のライヴがDVD作品になったのはもぅ何年前のことだったらうか・・・。そしてこの場で私は改めて『佐藤さんのオリジナルを私が歌い継ぐ』と宣言した。
出岡はもぅ立てなくなるぐらい号泣してくれて(苦笑)、他にも静かに佐藤さんを偲ぶ人たちと、久しぶりの場が持てた事は嬉しかった。そして、けふこの場でかういふ形でパフォームした事は、ここ数日 考えてゐる私自身の人生の指針、を大きく確信させる大きな出来事だった、と・・。
あらためて 佐藤さん、ありがとう。
お疲れさまでした。
可能な限り、あなたの歌を歌い続けていきます。
4月29日(火/祝)ぱんぱかフェスティバル2025@ヴァンダンジューーーーー
昨日、「偲ぶ会」が終わったあと、久しぶりに会った連中と珍しく遅くまで飲み惚け、ややアタマの重い朝。
けふはけふとて恒例行事「ぱんフェス」だ。ありがたくもすでにソールドアウトらしく、盛会は保証済み。本来さういふ店ではない欧風居酒屋ヴァンダンジュへの音響機材の搬入やセッティングも慣れたもんで、アッと云ふ間にライヴ準備完了。リハもえぇかんぢである。
そしてライヴ時には、文字通りみちみちのヴァンダンジュ。ここんところバンド感が増したぱんぱかトリオのパフォームも調子良く、よぅ盛り上がる。時間はかかったが、このトリオがしっかりとしたユニットになった、といふ事と、それをお客さんもしっかり認識してきた、といふ感の強いライヴだった。
こないだも書いたが、このユニットにおいては「いちベース弾き」であれば良く、ここんところ悩んでゐる『自分のニッチ』を気にすることもない。今さういふユニットは奇しくもここだけなので、このトリオでももっと活動できたらいいな、と思ふ。またツアーしたいねぇ。
4月30日(水)ーーーーーー
昨日の「ぱんフェス」に、神奈川から出向いて来てくれてゐた朋友・渡シューヘイを接待す、といふ日。
しーなさんは仕事のため付き合えず、カワの字と私で。連れてってやる予定だった名物洋食屋が定休日だったので、宿泊してゐるホテルに近いところのビュフェに招待す。食べ放題のランチバイキング。巨漢のシューヘイはもちろん、若いカワの字もよぅ食うが、私はもはやバイキングと云へども一巡が精一杯。かつては『喰い介』と呼ばれた大食漢の私であったが、還暦を迎える今となっては・・イヤハヤ情けない。
後から考えるに、もっと「広島らしい店(お好み焼きとか?)」に連れてってやっても良かったかな?とも思ったが、まぁまたいづれ・・・。シューヘイが『来て良かった』と思ってくれたんなら良いが・・・。
結構早く終わったので一旦帰宅して、またレッスンへ。
このレッスンがここんところ全く先が見えない状態でキツい。はや1年、新規の生徒が増えておらず、現行の生徒さんも月2回のレッスンが主軸となり、正直スタヂヲ契約料金を払ってカツカツ、といふ状況。このままでは「廃業」の字も見え隠れするのも時間の問題、となりつつある。
なんとかせねば・・。