その酒量はあなたにとって多いか少ないか?

6月22日(日)ーーーーーーー

高宮から帰る。
この帰り道の景色こそが 拙曲『君が守る世界』に盛り込んだ情景。
農業が主軸のこの町にあっては、日曜部は休みではない。日頃と変わらず、朝から畑仕事に従事する人たちを見ながら、我らは我らの「世界」へ帰るのだ。

みんな、元気で。

6月23日(月)ーーーーーーー

昨日の帰り道に、立ち寄るうどん屋や施設で、なんか妙に「寒い」と言ってた私。
案の定、なんか体調が急低下してきた。さういやいつも大幅に体調を崩して、喘息の発作が出たりするのはこの時期だ。けふは喉に強い痛みを感ずる。

色々対処して早めに寝床に入ったが、逆になんか目が冴えて眠れぬまま、結局3時ぐらいまで布団の中でイゴイゴしてゐた。

6月24日(火)ーーーーーーー

喉の痛み、顕著に。
身体が熱いので発熱もありや?と測ってみるが、これは平熱。

なんか加齢とともに、もともとあまり丈夫ぢゃなかった呼吸器がさらに弱くなって来てゐるな・・。
また水泳かなんかやった方がいいのかね?
そもそも私は、胸部レントゲンのたびに云はれる「肺に謎の影」があるらしく、医師が口を揃えるに、こは『結核が治癒した跡』によく似てゐる、とのこと。しかし親に尋ねても私は結核に感染した過去はない。

ただまぁしょっちゅう熱を出すコドモだった、といふし、高校生ん時には気管支喘息の診断も受けてゐるので、将来的にも「肺炎」には気をつけねば、とは思っておる。

6月25日(水)ーーーーーーー

喉の痛み抱えてバイトへ。
けふも忙しくよぅ働いたが、ここでオーダーの復唱や伝達で声を出すせいか、終わった頃にはすっかり喉がツブれてゐた。あ”〜〜、せっかく治ってたのにィ!!。
ん〜〜、思へばコロナ初期に一回ツブれて以降、50代後半にかけてづーっと喉の不調に悩まされてるな。
さういふ時期なんかねぇ・・?。

さういやこないだ私の知らんところで、私のことが「あの人はベース弾きでなく歌うたい」と噂されてゐたと人伝に聞いた。しかし、そやつが私のライヴに来た話は知らんし、そやつの事もよぅ知らん。そしてそやつがどんな意味でそのやうな事を言ったかも知らんが、『所詮あんたはベース弾き』といふ人も知っとるし、どっちやねん(笑)。

その中で、まぁ超のつく大御所の大先輩が『とても多彩な男』と私を紹介してくれた事があり、さすが!と思った。全てにおいて発言には品格が出るのだよワトソンくん。
それにつけても喉がツブれては歌うたいですらない。イカン。

6月26日(木)ーーーーーーー

半年に一度の歯科検診へ。
5月に予約してゐたのだが、ギックリ腰になってしまいキャンセルしたの、の リマッチ。
今回も「虫歯なし」「歯茎上等」とのお墨付きもらう。還暦にして虫歯なし、といふのはまぁ褒めてよかろう。だが、朝イチのはもちろん、出頭前にも念入りに歯磨きをしたのに『磨き残しあり』と診断されてぬぅ〜、と思ふ。

声が出んでは練習にも身が入らん。私はベースでもギターでもピヤノでも、「楽器単体の練習」といふのはあまりせず、つねになんか歌いながら練習する。まぁツブヤキ程度ではあるが、そのツブヤキすら出んので『あ”ー!』といふかんぢ。

ただ昨日から風邪薬を飲みはじめたので、夜はスコンと眠りに落ちてゐる。喉が腫れてゐるのでイビキがデカく、その音に自分で目が覚めたりする。ので、数年前に使ってゐた「いびき防止指輪」を久々に装着。
『なんで指輪でイビキが・・・?』と思ふ向きもあらうし、私もさう思ってゐたが、効くんですよコレが!。

6月27日(金)ーーーーーーー

声が出ない状態でバイトへ。『けふは声が出ません』と筆談で伝える。
さういや以前レッスンをいっぱい抱えてゐた頃にも、やっぱり声をツブして筆談でレッスンした事があったな、と。

月イチでラウンヂ歌手をしてゐた時に、やはり声がツブれた事があり、あれは焦った。あの時は「ギター・インスト」にして乗り切ったのだった。まぁ思い出してみればこのやうに、過去何度も声をツブしてゐる。よぅは「弱い」んだらうし、その都度復活してるから、まぁそんなもんなんだらう。

一旦帰宅ののち、夜は珍しくカミさんの提案で「肉食」をしに外食。日頃あんまり食べぬ「肉」の料理を色々食す。けふはまったく楽器に触らん日となったが、まぁえぇ。

6月28日(土)ーーーーーーー

しーシュのリハ。
だが声が出んではただのシュウ。けふはしーなさんの歌ナンバーをいくつかブラッシュアップするリハとなる。かうしてみると、日頃のしーシュってホンマに半々ぐらいで歌いあってゐるんだねぇ、と。そもそもの始まりは『シュウがプロデュースする椎名まさ子』といふテイだったのにねぇ。

ところでこの頃、演り慣れた曲で「キィを見失う」といふ事態が頻発してゐる。さすがに本番ではまだないが、リハでそれが多く、これはなんなのだ?と・・。
私はそもそも一回憶えた曲はほぼ忘れない、といふある種の「シッディ」を持っており、それこそが私を梶山シュウたらしめてゐる、と言っても過言ではない。のにこのザマはなんだ?。声が出ぬことに加えて、曲もミスる、となればますます「要らんシュウ」ではないか。

6月29日(日)ーーーーーーー

けふは上八木はアビエルトで不定期に行われてゐる即興セッション「インプロBAR」に参加しにゆく。
完全なるフリー・イムプロヴィゼイション、といふは、私の中では『一度終わった表現方法』ではあるのだが、いまも並々ならぬ興味を持ってゐることは確か。むしろ、いましーシュやソロで演ってゐるやうな事が、完全な即興でできるやうになること、が私の最終進化目標、と云へないでもない。

けふはアビエルトではなく、その近所にある「道場Kirari」といふ場所。いわゆる古民家カフェ風の古民家(笑)。
日曜日の昼、といふ事で参加者は多くはなかったが、2時間ぐらいに渡って思い思いに空間と時間を音で紡いだ、といふかんぢ。けふの私はラヂヲみたいなちーさなアンプとスタインをシールド直結で。えへくた〜は一切使わず。

主催の大槻オサムくんから『そろそろサシでなんか演りませんか?』と提案があり、この夏、付き合いは長いが初めて二人のみ(舞踏とベース)で完全即興、やります。

けふはその後、友人数名が「役者」として出演してゐる映画『KYロック』の封切りに合わせて、広島市八丁座へ。
夜に映画館へ行くのも久しぶりだなぁ。まぁ内容は完全なるインディーズ映画で、役者も半分以上は素人。ロケ地全部に心当たりがあるやうなかんぢだった(笑)。面白いことは面白かったが、なんか「監督の熱意が先走っちゃってる」かんぢはしたな。あと、割と重要な役回りの女の子が、なにを喋ってるのか分からん滑舌の悪さで、なるほど技術とは・・・、とも思った。
映画作りって本当に難しいんだな。

6月30日(月)ーーーーーーー

昨日の夜もさうだったが、体調の悪化著しく、一昨日の夜ぐらいから咳が止まらなくなってゐる。
今回は「喉の痛み」→「声の枯れ」→「咳」。喋るたんびに咳が出るのでナンとも鬱陶しい。夜もゲンゲン咳いてゐるやうだ。昨日からちーさな加湿器を枕元において寝るやうにして、少しは起き抜けが違うかんぢにはなったが・・・。

明後日はリハもあるし、この週末はまた高宮でイベントなので、流石にこれはたまらん、と、けふはバイト帰りにかかりつけの呼吸器科を受診。いつも朝イチで行って3時間ぐらい待つのがフツーだったが、けふは割とすぐ通されて血液検査や検診などスムースに。なんだ、いつも夕方に来ればいいんぢゃん。

しかしま〜、調子の悪い初夏である。今年の4月アタマくらいからづ〜っと調子が悪い。あそこが治ればここ、ここが良くなればあっち、みたいに・・。これが「老い」といふものか?。