週変わりのシュウ
7月21日〜27日
届けやう 誰かに

7月21日(月/祝)ーーーーーー
世間では祝日で、この週末は三連休だったやうだ。
わたしはぢつは明日も仕事が入っておらず、なんと四連休なのだ。
けふはしーシュのリハ。この頃ピックで弾くベースに凝ってゐる、とはこないだも書いたが、今まで指で弾いてゐた曲をピックで弾く面白さ、は侮り難い。弦から弦への移動が多い曲は、断然指の方が弾きやすい。しかしよくある八分音符1個に十六分音符2個・・・いわゆる「でんでけでんでけ・・」といふリズムなどは、指で弾いたんとピックで弾いたんでは、ノリが明らかに変わってくる。
まぁ、指で弾く方の技術も落とさぬやう、双方の練習を厳しく自分に戒めるのだ。
7月22日(火)ーーーーーー
上述のやうに休み。練習と筋トレ以外で特にするべきこともなく、そもそも戸外は危険な暑さ。本も読み切ってしまったので、久しぶりに映画でも観るか、と「28週後」といふのを観る。いわゆるゾンビ・パンデミックもの。
こ れ が
近年まれに観るクソ映画で、こりゃヒドい。よくもまぁこげなつまらん映画を撮ったものよ。登場人物全員アホ。要らんことをする子供。セクシーなシーンゼロ。美女のひとりも登場せず。演出のつもりの手ブレ。終始くら〜い画面。
ただのひとシーンでも観るべきポイントのない、予算と時間の無駄遣い映画であった。
何もするべきことがなかったにしても、私の休日を返せと。
7月23日(水)ーーーーーー
さて怠惰な四連休あとのバイト→レッスン。
けふはシフトの関係で、厨房スタッフ4人中3人が男、といふ極めて珍しい状態。なかなか良い勤労であった。
レッスンは4人。レッスンを終える時間(21時)になってもぜーんぜん涼しみのない世界。灼熱日々。
7月24日(木)ーーーーーー
毎日のチャリ通勤で、腕がパンのやうに焼けてゐる。メラニンが強いのか何なのか、私は本来たいへん「色白」なのだが、夏が来れば陽に当たる部分がキレ〜に焼ける。あんまり皮も剥けず、幸いな事にシミにもほとんどならない。私が実年齢より若く見られるのは、まぁ髪の毛がない、といふことの他に「顔にシミがない」といふのが強いのではないか、とこないだ云はれた。
ただ、還暦男は還暦男。この歳であまり無防備に日焼けしすぎるのもナンだし、といふことで、最近は「アームカヴァー」なるものを装着してチャリに乗るやうにしてゐる。冷感素材、といふやつらしく、キツめに腕にフィットする割には息苦しさもなく、これは良い、と気に入ってゐる。
7月25日(金)ーーーーーー
バイト。
インターハイが始まったやうで、揃いのユニホームを着たアスリート少年少女が大挙して店に押し寄せ、スゴい事になってゐる、といふ。食え食え、たんと食え。
7月26日(土)山の音楽会2025@芸北・正直村ーーーーー
毎年恒例、山の音楽会。通称「やまおん」である。
此処数年、しーシュの夏を語る重要行事のひとつになってゐる好ましい、アットホームな「フェス」だ。
我らはいつものやうに早めに現地入りして、飲んだり食ったりしながら他の出演者を応援。下界は灼熱地獄の広島だが、ここ芸北は冬ともなれば県下有数の豪雪地帯。夏場も当然涼しく、下界との気温差は5℃にも及ぶ。日差しはキツいが風は涼しく、木陰に入ると天国のやうだ。
途中で昼寝したりしながら夕方の出番を待つ。去年は驟雨と落雷により途中1時間の中断を経て、トリの我らの出番にはそらぁ見事な虹がかかり、その幻想的な風景は強く記憶に残ってゐる。今年は雨も降らなんだので虹はなかったのだが、我々の演奏に呼応するやうにひぐらしが鳴き、これがまたエェかんぢ。「蝉をコーラスに付けたな」と後で云はれるほど見事なシンクロだった。
この場所に我らを導いてくれた仲間が、ここ数年で立て続けに虹の橋を渡っており、時の経過を感じさせる。できれば、いつまでもこの好ましいイベントは続いてほしいと願ってゐるが・・・。
7月27日(日)ーーーーーー
正直村の山小屋の二階に雑魚寝したのだが、寒いやら暑いやら他者のイビキやらで、ほとんど眠れずに朝。
おぃしぃ朝飯をいただく。ミュージシャンで泊まったのは我らだけだったやうで、あとはみな地元の協力者やスタッフの皆さん。みんな気の良いおぢさんたちで、この人たちに気に入ってもらえてるうちは、しーシュ頑張ろう、と強く思ふのだ。
皆に見送られて下界へ。
標高が下がるごとに気温が上がってゆく。ちなみに我らが出発した時の正直村の気温は26℃だった。広島市内に着く頃には33℃とかその辺になり、相変わらずの灼熱世界。ひ〜。
しーシュは降りてきたその足でリハ。「夜市」の演目を軽く合わせ、ブラッシュアップ。昼には解散し、私は昼寝。
太陽がいっぱいの週末が終わった。