きみの横顔しか知らない

7月28日(月)ーーーーーー

バイト。
インターハイ(全国高等学校総合体育大会)広島大会の影響だらうが、ここ数日アスリートらしき高校生(若者)の来店数が凄まじいらしく、壱時間に10万円の売り上げが出た、とか・・・。けふもビビりながら出勤したのだが、まーぁスゴかったね。水を飲む暇もない超激忙。たった3時間半の勤務だったが、ヘトヘトにくたびれたわい。

まぁ、運動をするティーンエイジャーは、そらぁ喰うよな。喰ってナンボでしょ。チャラいヤカラが半分以上残したトレイが返ってくるよりはづっといい。食え食え、たんと食え。

7月29日(火)ーーーーーー

冷たい視線とぶっきらぼうな喋りで、私も気に入ってゐた人気ユーチューバァの女の子が、不倫騒動をおこしてしまってゐるらしい。これまでの人気の意趣返しのやうに早速あちこちで酷い叩かれようで、まったくネット民といふはロクなもんぢゃないな、との印象。

まぁその不倫相手、てのがあんまり良い印象のない、若いくせにビール腹のチャラ男の成功者、といふのもまたファンには腹立たしいのだらうねぇ。私ですら『なんでまたこんなのと・・?』と思ふ。

闇が深い、と思ふのは、結局市井の民は「推し」の成功ですら、心から好意的には捉えておらず、隙あらばこのやうに蹴落とし攻撃する機会を待ってゐるのだ、といふことかな。

ちょっと前まで大学生だった、といふ女の子が数年で人気ユーチューバァとして名を馳せ、芸能人でもなんでもないのに写真集まで出してしまえた訳で、その成功に精神的成長が追いついてなかった、といふことを誰が責められやうか?。聖書にある『この中で今まで罪を犯したことがないものだけが石を投げなさい』といふやつだな。まさに。

7月30日(水)ーーーーーー

しーシュ「夜市」前最後のリハ。

今回、技術的な難易度の高さを求められる局面の楽曲が多く、珍しくマメな練習を続けてゐて、テニス肘の痛みがぶり返してゐる。まぁしょうがないやね。しーなさんも結節の痛みがピークに達してゐるやうで、ミイラのやうにテーピングしてゐる(笑)。壱曲やり終わるごとにふたりで「痛たたた・・」とか言ってる。すすむ満身創痍デュオ。

私のこのテニス肘は、発症からそろそろ壱年になる。
原因が「楽器」と「調理」にある以上、今の暮らしをやめない限り治るハズはなく、順調に継続中。だが、発症時に感じた「コップも持てぬほどの」痛み、はもぅ意識せんやうにはなった。痛みが引いた訳ではなく、ただ「慣れた」のだ。ニンゲン、痛みには慣れるもんだな、と改めて思う。
しかし、これが元でいつか本当に楽器が弾けなくなる日が来るのかねぇ・・。

この先、人生に絶望することがあるとしたら、それかな?。

7月31日(木)薬研堀夜市 第50回 20th anniversary ーーーーー

さて宣伝に宣伝を重ねてきた夜市の50回目。
しーシュ20周年記念ライヴです。

ま〜〜〜ぁ、よくぞ20年も続けてきたもんだと思ふが、あっと云ふ間だったやうにも思ふ。
それまで独りにこだわって演ってゐた活動に限界を感じ、しーなさんを誘い、こっち側の世界に慣れてない彼女を引っ張り回し、貧乏ツアーに付き合わせ、ダメ出しをし・・。逆に、時には尻を叩かれ、ショウ・ビジネスのシビアさも教えてもらい、年に100本以上の現場と、10カ県以上の旅を共にし、そして「あの」コロナを超え、20年。

そのぶん、歳もとった。歳とったぶん、肉体は衰えた。
オリジナルは96曲に増えた。カヴァーも入れると、レパートリーは150曲以上はある。

ものスゴく人気があるか?と云はれれば微妙(笑)。
全然ダメか?と云はれれば、実力派としてそこそこ認知はされてゐる。
お客さんが全然来ない時もあらば、満場になる時もある。
なんの派閥にも属さず浮いてはゐるが、楽師の友人は少なくはない。

比較的仲の良いデュオと云へるが、もちろん時にはケンカもする。
お互いに、それぞれの悩みも抱える。

まぁ20年続けてきた、といふのは、さういふのをひっくるめた20年を共に過ごした、といふことだ。
素晴らしき相方、椎名まさ子に感謝。

来場いただいた方からも、配信を見てくれた方からも、再三『おめでとうございます』と言ってもらえたが、可愛くないことを云へば、単にとりあへず 20年続けてきました、といふ事だけが事実だ。
こっから先もまだまだ続きまっせ!と力強く宣言して、しーなとシュウから宇宙より大きな感謝と愛を。

ありがとうごいざいました!。