誰かのせいにしたいが自分の顔しか思い浮かばない

誰かのせいにしたいが自分の顔しか思い浮かばない

10月18日(土)ーーーーーーー

ゆんべは思いのほか沢山の人が打ち上げに参加してくれ(20人!)、私も二週間ぶりの飲酒にて、結構まぁ「飲み過ぎの翌朝」である。限定的独居老人の朝だったので、朝飯はパスして遠慮なく遅寝を決め込む。

けふは昨日の「壱還」に遠方から駆けつけてくれた友(ファン)を、ささやかな昼食会でもてなす会。広島B級グルメの頂点にして老舗「お肉のますゐ」に、横浜、豊橋、名古屋、京都、大阪、からの友が集まる。みなさんそれぞれに好きなものをオーダーしてもらい、飲める人は飲み、といふユルいランチ会。

そこに、ぱんぱかトリオのカワちゃんが参加。『昨日のライヴに感動したお礼に』と、皆に広島土産を渡してくれるニクい演出。ありがとうねぇ、みんな。二日酔いにさらに昼酒を注入する私であった。

けふのランチ会も実質はしーなさんが仕切ってくれた。
スタヂヲを貸切にさせてくれた上に、この「壱還」に伴う雑事のほとんどを、裏方に徹しサポートしてくれ、仕上げとして酔っ払った私をウチまで送り届けてくれた素晴らしき相棒、しーなさんに、海より深い感謝を!。

10月19日(日)ーーーーーーー

けふは、かうして還暦まで何事もなく(でもないが)音楽を続けてこれたのはこの人のお陰でもある最大功労者、とも云へる人=女房への感謝デーとす。まぁ少し遠出のドライヴをする程度しか出来ぬのだが・・・。

女房が好きな「神楽」をどっかで演ってないかな?と調べたら、安芸高田の「神楽門前湯治村」にある常設会場で昼神楽をやってゐるやうなので、それに連れて行く事にす。車で1時間ちょいの所だからドライヴとしてもちょうど良いな。やや曇りで 暑くも寒くもなく。

CMはよく聞いてゐたが、ぢつは初めて行く「神楽門前湯治村」。温泉施設やちょいとしたお土産横丁、全天候型で神楽が楽しめるドーム会場が併設された、まぁ云へば「テーマパーク」。宿泊施設もあり、「へ〜」といふかんぢ。けふはちょーど「米舞祭り(まいまいまつり)」といふイベントが行われており、地元歌手のステージとかも演ってゐて、屋台も出てえぇかんぢ。

けふの演目は神楽の花形の一つである『八岐大蛇』。
まぁデカい蛇がいっぱい出てきて、華やかで分かりやすい演目は楽しめたが、私的には演者の舞が堪能できる武士もの・・『紅葉狩り』や『曽我兄弟』が好き。一時期はよく観に行ってたなぁ・・。

オモロいのは、この辺の子供たちが、舞台の演目に合わせて会場のあちこちで、自分の「舞」をやって遊んでること。それ観てるだけでさらに楽しめる、といふ・・。神楽といふ郷土芸能が根付いた土地の素晴らしさよ。

一旦帰宅した後はインド料理でディナーとす。まだオープンしたばかりらしい店で、もぅナンとかは頼まず(食い切れない)、タンドリー系のものをちびちび食べるスタイルで・・。デカいチーズ入りナンをお代わりできてゐた頃が懐かしい。

10月20日(月)ーーーーーーー

「壱還」に寄せて全国各地からメッセージを届けてくれた友に、お礼のメールを送り、頂いたお祝いの品の整理もあらかた片付いた。よぅし!、けふから本格的に私の「60代」をスタートさせやう!。こっから10年は『カッコいい70代』になるための準備期間とす。

課題①(なるべく)毎日練習す
課題②(なるべく)毎日歩く
課題③(なるべく)二日おきに筋トレす
課題④(なるべく)本を読む
課題⑤(なるべく)公共の場に出る

まぁ今までやってきた事ばかりだが・・。今後はより「意識的に」さうするやうに。

10月21日(火)ーーーーーーー

久しぶりのレッスン。
これがこの先どこまで「仕事」として成立させれるか、も、この先10年の課題。コドモらに教える仕事をもっと出来てゐたら、それなりの将来性も持てたのかもしれんな、と今更のやうに思ふが・・・。

夜はこれも久しぶりのぱんぱかトリオのリハ。
けふは半分以上が「ツタンカーメン図」のリハとなり、しーなさん、づっと待機(笑)。後半はトリオの新曲を3人でアレンジする時間に・・。今までのカワの字にないオサレな曲で、あれこれ新しいコードのヴォイシングやスケールをしーシュのレクチュアから実にしてゆくカワの字。

この辺が凡百のウクレレ弾き語りストとカワの字が違う所で、素晴らしいと思ふ。

10月22日(水)ーーーーーーー

11月のスケヂュールでダブル・ブッキングをやってしまってゐる事が発覚!。
しかも、先方からの連絡で気付く、といふ最悪の展開。いや、当日まで気付かない、といふ事態で、それからすれば1ヶ月前に発覚しただけまだマシとも云へるが、そんなことは慰めにもならず、自分の管理能力のNASAにほとほと嫌気が差す。

ぢつは私、昔から結構やってしまいがちなのだ。ダブル・ブッキングを・・。
何をどう勘違いするのか、数字が絡むと途端に記憶が曖昧になってしまう、といふのを、ホンマにどうにかしたいと思ふ。ので、ある時期から時間は必ず24進法で考える(午前、午後と分けずに壱日を24時間で区切る)事にした。だが、今もって数字の勘違いは後を絶たず、これはもはやある種の「障害」としか思えない。

まぁ、そんな事を云ってても仕方ないので、なんとか自分らで解決できる道を探る。せっかくあれだけ良き還暦ライヴができたのに、まっっったくダメダメなままなのは、参る。

10月23日(木)ーーーーーーー

ダメダメな自分にもやれることはやらねば、といふ事で、二週間ぶりのバイト。
過去の記録を見ると、秋口から年末にかけては繁忙期。けふも相当な激忙で、リハビリにしては過酷な現場だった。

しかし、今年還暦を迎える、いわゆる「カタギ」の友人たちから聞けば、彼らはこの歳になると『退職』の文字も見え始め、実際タメ歳でもぅ『定年退職→再雇用』のレールに乗ってゐるものもゐるらしい。再雇用ゆえの勤務時間短縮&賃金ダウンで、掛け持ちのバイトをせねばならぬ、といふ話で、それから思へば、私が今から8年前に「なんとなく」の気持ちでバイトを始めて今に至ってゐる事は、僥倖だった、と云へるかもしれない。

まぁキツいけどねぇ。

10月24日(金)ーーーーーーー

行きがかり上のアレで、この私が「電気ギター」を教える羽目となってしまった。
アクースティック・ギターに関しては、専門のギタリストからもお墨付きをもらえる私だが、こと電気ギターに関してはまるっきり素人と言っても良い。

こは電気ベーシストがウッドベースを教える、と云ふのとも わけが違う。ギターは、電気と生では、調弦以外は全く別の楽器だと思ってゐる。ので、何度も「私で良いのか?」と念を押したのだが、「良い」といふ事なので、教鞭を取らせていただく事になった。だがまぁ「これ以上は無理」といふところまで行ったら、友人のギター・インストラクターにお預けしやうと思ってゐる。

10月25日(土)ーーーーーーー

戦禍続くガザで、子供達に音楽を教えてゐる楽師、アフマド・アブ=アムシャのドキュメンタリィ映画『ガザからの声=ミュージシャン・アフマドの物語』の日本公開がこの月末から、と聞き 楽しみにしてゐたのだが、どーやら広島での上映はNASAさうでショックを受けてゐる。平和都市を謳うなら、広島でこそ上映してほしい、と思ふのだがねぇ・・・。横川シネマかサロン・シネマあたりで、どぅですかねぇ・・・?。

上述のダブル・ブッキングの件が、なんとか解決できさうなかんぢになった。
あまり近くない二会場を数分で移動せねばならん事になるが、私自信は自業自得。ただ、しーなさんをそれに付き合わせるのが忍びない。申し訳ない。