週変わりのシュウ
12月16日〜22日
あなたはまだそこにゐた
12月16日(月)ーーーーーー
夕方から、音響スタッフまで交えたカメレオン・コンサートのリハ。
この人数で大掛かりな舞台を作り上げるのはやはり独特の高揚感があり、いいねぇ、と思ふ。まぁ今回ベースにチカラさんがゐるので、私のニッチは『色々やる』であり、だいぶ楽はさせてもらってゐる(正直、居ても居なくてもいい)、といふ気はするが・・。
カメレオン・コンサートに参加する度に思ふのは、一回一回がたった一度のステージ、てのが勿体無いな、といふこと。本来このテのものは、何度か同じ事を繰り返し演って熟成されてゆくもの=舞台芸術なので、ホンマはこれでツアーとか同箱 連日公演とかできれば云ふ事はないんよネー。
まぁこれだけのモノをそのやうにするには本格的な「業者」の介在は不可欠になってしまうが・・・。
それぐらいオモロい、ってことよ。
12月17日(火)ーーーーーー
イレギュラーで火曜日バイト。
まーぁ、みなさんよぅも外食なさいますよね、といふかんぢ。
付き合い残業せねばならんほどの忙しさであった。
火曜日レッスンは、けふが今年最後。
日程で云へばちょーど来週のクリスマス・イヴがレッスン日だったので、教室が入ってる巨大モールのイヴがどげなもんか見てみたい気はしたが、イヴには私は博多なので、ちょいと早めの仕事納めだ。
12月18日(水)はくしま病院クリスマス・コンサートーーーーー
しーシュ年末の恒例仕事の一つ、広島はくしま病院(旧・逓信病院)のクリスマス・ロビーコンサート。
今年の春で外来診療を終了し、リハビリ専門の入院施設となったはくしま病院だが、引き続きこの仕事をいただけるのはありがたい。ただ、外来がない=入院患者さまのみ=完全なご老体相手、といふ事で、選曲にはかなり考慮が必要。オリジナルは2曲に収め、あとは往年のヒット曲らやクリスマス・ソングのみで構成。総務スタッフはもちろん、院長先生自らサンタに扮してくれたり、少しでも患者さんのココロなごません、とする誠意に応える。
ただ、ここまでご老体ばかりの相手、となると、今後は40分ステージといふ演目も考えねばならんかな・・?。長時間座ってるのがキツい人もゐるのでねぇ・・。
喜んでいただけたなら幸いだ。この仕事、機材の搬入やらセッティングやらも自前作業なので、年老いて来た身にはなかなか大変なのだが、誘っていただける限りは、まぁ頑張ろう。
12月19日(木)ーーーーーー
昨日、しーシュの打ち上げに某居酒屋を使ったのだが、供される食事がなかなか酷かった。『熱々』と書かれてゐるメニュウが冷え切ってゐたり、焼き鳥に火が通ってなかったりがあり、さすがに店長を呼び出しクレームを入れたのだが、ものすごい忙しさうならいざ知らず、むしろ大変ヒマさうだったのに、あれはない。
同時に、自分も飲食従事者として、襟を正さねばならん、とは思った。
さういや以前も、他の店だが昼に来ていいかんぢだったので夜づかいをしたのに、仕事がえらいことザツだった事がある。昼夜通して開けてる店が色々大変なのはわかるが、そこはプロとしての意地を見せてほしい。
12月20日(金)ーーーーーー
北九州の殺人事件の展開を見て気が重くなる。
かう云ってはナンだが、ホンマにここんところ『おかしい』人が増えた気がする。さういふ人の存在とこの事件を、同列に語るべきではない、とは思ふし、すべてに直結する訳ではないが、共通する「思慮が浅く、衝動的で、しかも弱者を対象にする」といふ無自覚の悪意が、非常に目につく形で浮き彫りになってゐる。
そしてそれをスマホで撮り、「自分たちは違う」といふ立場にゐる烏合の衆も明らかにおかしい。
それにしても被害に遭った若い命が哀れでならない。自分と全然関係ない人の死に、涙が流れたのは初めてだ。
歓楽街に屯して自暴自棄になってるやうな無軌道な子らでなく、ちゃんと学校や塾に通い、将来への夢も希望もあっただらう命が、ただ思慮の浅さで奪われてしまったならば、これは戦後 数十年かけてこの国が作って来た社会の敗北にほかならない。
徹底的な調査と審議、裁判の末にこの犯人が正しく裁かれることを祈る。
12月21日(土)カメレオン・コンサート2024ーーーーー
2年ぶり、新体制のカメレオン・コンサート、たった1回の本番の日、である。
これまでづっと三原市で演って来て、あそこは主催・姫石ミミとしーなさんが関わる機関があり、これがどういうコンサートなのか、も浸透してゐた。・・が、今回は場所を変え、しかも五日市といふある意味だいぶイレギュラーな場所での開催となり、集客の心配も含め ミミの心情察するに余りある、かんぢ。
さらに云へば先述のやうに、正直 居ても居なくても成立する編成にわざわざ私を加えてくれた事には、しっかりとスキルでもって応えるべし。
んで本番は、まぁ前回の三原でのこれに比ぶるとザツな感はあるにはあったが、初めてのお客さんにも充分アッピールできた内容ではなかったか?と思ふ。フロントの二人、姫石ミミと田辺佑三子の文字通り七変化の歌唱とパフォーム。時折挟まれる亀田敬子の圧巻のオペラ歌唱。竹内ふみの、宮本香緒理、椎名まさ子、中野力、といふ生楽器の圧倒的猛者たち。軽妙なアドリヴ司会でショウを引っ張る中村房絵、ダンサー率いて自らも華麗に踊る安達育未。全ての力が結集したショウであった。
チカラさんとのツインベースは、まぁ問題なく。考てみれば私はこの人とツインベース編成って何回演ってンだらうか?といふほどの・・・(笑)。けふは今までにないほどえへくた〜を色々駆使して唯一の電化楽器のニッチを全うした。
私が歌う楽曲には、麗しきJKダンサーたちが可憐に舞ってくれたが、弾く方に気ぃ取られて 微笑みかけてもやれなんだのが悔やまれる。それこそチカラさんが居るんだから、ベースなんざ弾かんでも良かったのに!。
ミミ お疲れ様でした。良きイベントに参加できて嬉しい。
何回でも書くが、また演りたいね。一回づつでは勿体NASAすぎる。たれかスポンサーとプロデューサーを!。
12月22日(日)ーーーーーー
近年、日に日に起きる(目が覚める)時間が早くなり、老人化著しい朝が多いのだが、けふは久しぶりに7時過ぎまで寝てゐた。まぁ、そんなもんだらう。早く目が覚めればそれなりに時間使えばよろしい。寝れる時には寝やう。
昼からはしーシュのリハ。
今年の活動も、残すところあと3ツ。大晦日は久しぶりの年越し配信ライヴを計画してゐるが、「現場」としては今週の博多遠征2デイズがラストとなる。けふはそのリハをば。
このために入手したパーラーギターを使ってのアクースティックな演目と、あとはフツーの・・・。
しーシュが曲数少なく『これがしーシュです』と差し出せるレパートリィには、やはり「亀の庭」は外せんな、といふのを再認識。男女歌唱、変拍子、キメ、不可解な歌詞・・・。まぁさうだねェ、しーシュと云へばこれよね。
戻りかけてゐた喉の調子が、昨日の本番を経てまた悪くなってるのがナンとも・・・。明日も多分バイトで声出すだらうし、ア〜、調子が良い時の声、てのが続くために努力せにゃいかんのかねぇ〜?。