週変わりのシュウ

ささやかな形で現れる勇気につひて

10月16日(水)

早速お仕事よ。

向原へ出張レッスン。とって返して市内でもレッスン。一人欠席したので早く帰るテもあったが、少し練習す。
ここ数ヶ月で急激に手のスジにこわばりを感じ始めた。これがバイトのせいなのか、筋トレのせいなのか、単に老化なのか、まぁ多分その全部なのだらうが、さういふもんだ、と思ふしかない。

思ひ返さば昔はもっとキツい肉体労働しながらバンドもやってゐた。仕事によってはガレ場に手を突っ込んだりせねばならん事もあった。若さゆえにできたことなのか・・・?。
まぁ云ふてもしょーがない。

10月17日(木)

恐るべきことに誕生日だ。

その日にバイトに入るもまたをかし。いつものやうに社会奉仕す。その後もいつも通りにレッスン。こともなしな54歳の誕生日だ。働けて、音楽ができて、健康な・・・、さういや今年はじめに赤ランプが灯ったコレステロール値は、その後どぅなったのかいな?。

旅先で少し早いお祝いを色々と頂いてゐたが、けふは朝からメールやらがどんどん入る。特に最近やりはじめたふぇーすBookではなかなか大変なことに・・。こ、これが「ネット攻勢」か、と慄きつつ、ありがたく返信す。

かくして私はまた歳を重ねたのであった。

10月18日(金)かじやまつり2019 ヲルガン座:広島

一時期は月一で演る、とほざきながら、いつの間にやら数年に一度、の企画となった「かじやまつり」。
旅先で知り合ったオモロい面子と広島の友人らをブツけ楽しんでもらふ、といふものだが、よくコケることでも知られる企画でもある(笑)。

久しぶりの今回は、京都からザンネンズ森部直枝:なをっち/若狭敏和:わかぽん)を招き、広島からは朋友 三代目春駒と、しーシュで迎える布陣。

ザンネンズといへば「アンデス二人羽織奏法」が有名で、春駒もフトゥヤラを操る男。のでこたびは『息吹き祭』とし、全員がなにがしか「吹きもの楽器」でパフォームす、といふ括りとした。
結果、わかぽんのベース弾きながらのアンデス、春駒のフトゥヤラ、ワシのバス鍵ハモ、と苦しい系の吹奏楽器を全部男が担当する、ややMなライヴとなった。ザンネンズの大ウケは、ワシにも嬉しい。

それぞれ渾身のパフォーマンスで色を添えてくれて感謝。
春駒ことカシラとは、かつて全国を二人で旅しながらも、最近は年に一度演るか演らんか、となったが、40年近い付き合いは伊達ではなく、しーなさんをして『やはり息の合い方がハンパではない』との賛辞もいただく。

けふは「しーシュ」といふ括りではなかったが、影に日向に色を添え的確にサポートしてくれたしーなさんにも感謝。ワシ個人的には、せっかく買ったのだから、もっとバス鍵ハモを練習するべきだ、といふ結論に達す。

良いライヴだった。みんなありがとう。

10月19日(土)

ゆんべ打ち上げで「ハバネロ入り麺のお好み焼き」を食した。

先日「日本激辛祭り」といふイベントが広島であったのだが、ちょーどツアー中で参加できず、呉のヤマナカーニャらが参加した動画などを見て羨んでゐたのの反動か、此処んところナニかと云へば激辛系が喰ひたくなる。

一説によると「辛味」は神経的に「痛み」と判断され、それにより脳がそれを和らげる物質(ややトリップ系)を出すらしひ。それにより「辛味」を「快感」と感じ、人によってはなかなかの中毒性を持つやうになる、のださうな。
体内麻薬の効能たるや、骨折したものを走らせるほどのものであるからして、この説もさもありなん。

10月20日(日)

兄貴たち・・・BARAKA来たる!。

もはや世界的にフェイマスとなったプログレッシヴ・ロックトリオBARAKA。もぅ20年近くも前、広島で偶然 対バンに選ばれたことから交流が始まり、広島を「第二の故郷」とまで呼んでくれる彼ら。
最初に東京に招いてくれ、それをきっかけにワシの歌旅が始まった、と言ってもなんら過言ではない、人生においても大変重要なキーパーソンのイカした兄貴たち。

純粋な観客として彼らを見るのは・・・ん?もしかして初めてかも?。

トリオとしてもぅ揺るぎない世界観を持つ彼ら。度重なる世界ツアーで鍛え上げられたその完成度は自信に満ちてをり、素晴らしい。小賢しい見方をすると、こんな複雑で長い楽曲をどうやって憶えてゐるのか?といふ驚きもあり(笑)、いやはや相変わらずの圧巻のパフォーマンスを堪能した。

会場には新旧の音楽仲間も多く集ってをり、久々に会う顔も。みんなやはり純粋に観客として来てゐて、仕事の垣根を取っ払った縁をまたBARAKAの元に確認できるのも嬉しや。

もちろん打ち上げにも参加し、久々に話し込む。みなそれぞれ悩みも多かれど、生きて行く上での音楽との関わりは共通。我らは皆等しく「求道者」なり。
我らに幸あれ!。またどこかで会わんことを!。