週変わりのシュウ
11月9日〜15日
我泣き濡れて蛙とたはむる
11月9日(土)
けふから ライヴのない日が続き、きっかり壱週間後に次の旅が始まる。
マメにレッスンを入れて・・・と思ってゐたが、生徒の方が都合が合わず、あんまり入らん。まぁせいぜいバイトに精を出そう。
それを思ふと、居酒屋椎修が月イチであり、オリエンタルホテルが月ニであり、ラヂヲ番組を持ってゐたツイこないだまでのあの数年は、ホンマにしっかり「売れて」ゐたな、と思ふ。活動の成果が正当に評価されてゐた、といふかんぢ。
まぁ、いまは評価されてない、とは思はぬけど、さういふ流れがタマタマ重なってゐた時期だった、といふ事よね。人生は山あり谷あり。波が高い日もありゃ凪の日もある。よぅはまた波が来たときに、それを捉えられるやう備えておく事だ。
11月10日(日)
最近、なにを「してない」かと云ふと『なにもせずにゴロゴロする』といふ事をとンとしてないな、と・・・。
けふはなんの予定も入っておらぬので、さういふ日にしてみやうか、と思ってゐたのだが、終わってみると結局は、譜面書いたりアレンジしたり、広報したり、と色々な雑務をしてしまってゐた。
もっと立派な道楽者にならねばイカン。
昼には 女房とともに、かなり久しぶりにオフクロを訪ねて行く。バイトを始めてしまったので、前ほど頻繁に顔を見せに行けんくなってしまったが、だいぶ調子良ささうで、まぁ安心。
11月11日(月)
バイト先で火傷が絶えぬので、何か良い薬はないか、と探す。
抗生物質軟膏である「テラコート」が良く効くのだが、けふ薬局を探索してゐると、昔懐かし『紫雲膏』があった。
おぉ、シモヤケが酷かった少年時代、お世話になったなぁと思ひ、見ると『火傷の特効薬』のやうな事が書いてある。これは絶対に「呼ばれた」のだと思ひ、購入。
毒々しい真っ赤な軟膏は昔のままだ。納豆のやうなくっさいにほひも相変わらず。けふもちぃさな火傷を負ってゐたので、早速塗布す。厚めに塗り、絆創膏で抑えると「出血」してゐるやうに見えるもをかし。
塗ると みるみる痛みが引いて行き、「効いてゐる」感がすごい。おぉ、これは良い。昔は瓶入りの物しか無かったやうに思ふが、今回買ったのはチューブ入りのやつ。これなら携帯できて便利。
まぁ火傷せぬやうに仕事せねばならんのだが、ね・・。
11月12日(火)
サイトを預けてゐるサーバーの?期限がなんぢゃらで?ドメインが?アカウントの?、なんやよぅ分からん不備・・・てゆーかワシが使用料を払い込んでなかった?かなんかで、サイト(諸兄が今読んでゐるここ)が?、閉鎖されると云ふメールが来た。
ははぁ、こは新手の詐欺だな、と思って無視しかけたが、アレでも、と思ひサーバー管理人の久保田涼子に連絡してみると、詐欺でもなんでもなく、ワシが使用料を払わねばならん事らしひ。ははぁ・・。
しかしまぁ、ワシなど、知人の中では一番早いくらいの時期に自身のホームページを立ち上げたクチなのだが、よもやこんなにも早く、それが「時代遅れ」のものになるたぁ、ねぇ・・。
しーシュのホームページも、その辺のなんぢゃらのどぅたらで、今サイト主がアクセスができん状態になってをり、なんでこぅも次々と互換性のない進化を遂げて行くのか理解に苦しむ。
11月13日(水)
昨日の朝もリハしたのだが、けふは夜リハするしーシュ。
ツアーに向けての準備が整ってないので、まぁ仕方ない。こたび初めて大阪は関目で2デイズを演る事になってゐて、しかも『二日間壱曲もダブらせない!』宣言をしてしまったので、その構成とかも・・。
曲が足らん訳ではなく、「演りたい曲」と「演った方がいい曲」、そしてお客さんが「聴きたがってゐる(であらう)曲」との兼ね合いが難しい。リハを重ねてゐるうちにアレもコレもと欲が出て、結局いつものやうなラインナップになってしまふのだ。
ヌ〜〜〜〜〜・・・。
けふから女房が旅に出てをり、リハ終えて帰ると独身の部屋。
けっこう遅い時間となってゐたが、コンビニで買ってきたツマミ系で一人晩酌。
11月14日(木)
独り身の朝。
けふはバイトもなく、レッスンも遅い時間から。だが、イムフルエンザの予防接種に行ったり、頼まれごとで車を出したりす。けっこう忙しい。
珍しくレッスンもけっこう詰まってをり、全部終わったら22時だった。まぁ独り身なので急ぎ帰る必要はないのだが、なんか夕方ぐらいからえらいこと冷え込んで来て、「冬到来!」の気配。外でちょいと一杯、てかんぢでもなく(金もないし)、昨日と同じく自宅で一人晩酌とす。かういふの『宅飲みグルメ』と云ふさうな。
同い年やちょい上、くらいの世代で独身の友人を数名知ってゐるが、彼らはいつもこのやうな夜を過ごしてゐるのだらうか?と思ひ到り、彼らの夜がそれなりに幸せであらんことを祈り、その数人の友に乾杯を捧げた(村上春樹風)。