週変わりのシュウ

鰯をめぐる冒険

12月1日(日)

よぅ寝た。ホンマによぅ寝た。
腰の痛みも頸の痛みも感じず、ひたすら深い眠りに没頭した、と云ふかんぢ。こんなのは久しぶり。旅の疲れが解消できたならいいが・・。

けふは休み。DVDで「キング・オブ・エジプト」観る。
CG多用のファンタジィもの。え〜と、これはなんで借りたのだ?。女優が好みだったからかな?。どこで見た女優だったっけ?。まぁオモロかったけどね。

夜、あんだけ寝たんだから、けふはあんまり眠くならんのでは?と思ひ、いつものやうに寝床で読書を始めた途端、30秒でまた昏睡。

12月2日(月)

明らかに「軽度のギックリ腰」なのだが、頑張ってバイトに出た。
その経験者と話して、さらに外科医、整体師の話を総括するに、やはりただ安静にしてゐるより、動ける範囲で動いた方が治りは早い、といふ。
「あ」と思って横になったが最後、そこから起き上がる事ができなくなった、といふのはワシも経験済み。

ので、けふもコルセット装着でよぅ働いた。

12月3日(火)

ぱんぱかトリオのリハ。
こたび この三人で賛美歌を歌う(クリスマス前なので)、といふチャレンジがあり、前回のリハでクリスチャンのワシ&クラシック上がりのしーなさん、でカワちゃんに色々レクチュアしたのだが、意外にワシ自身が歌えてない事に気付き、慌てて精査す。ワシが聖歌隊で歌ってた頃はテノール・パートだったが、今回そこはカワちゃんに任せ、ワシはバスを担当する。でもまぁ、一番低いのとか出んけどね・・・。

それが終わって・・・今回まだなんか別のトピックがあったやうな・・・?、あ!アレだ!。某曲の無茶苦茶なユニゾンだ。なんやカワちゃんが「その気」になってをり、『ここは全員でユニゾンしませんか?ヘビメタみたいに・・』とのことで、今の今まで忘れてゐて、リハ前の2時間でバーっと練習。

実際リハで音出してみると、カワちゃんかなり本気で取り組んできたらしく、ワシはまぁ元々早弾きをせんでもないので、なんとか誤魔化せた(笑)。本番までにキチンと演っておかねばね。

12月4日(水)

こんど生徒のライヴをサポートする事になってゐて、こないだからそのリハが続いてゐる。本人がギターを弾き語る曲ではベース、歌に専念する曲はギター、とサポートするのだが、これに役立つかも・・?との思ひで、ぢつはBass VIを買ったのだ。

・・・が、これがワシの腕が追いつかず・・・・。
なんてーか、ギターと同じ調弦なのに音はベース、といふ事に、思ひのほか戸惑うのである。まぁまだ全然慣れてないから、てのもあるが、ギターでもベースでも対応できるコードワークが、なぜかこのBass VIでは全然対応できぬ。素人のやうなミスを多発した結果、このライヴではBass VIは使わぬ、と決議されました。

さう決めてベースとギターを持ち替え持ち替え演ると、ワシって上手い?と思へるほど流暢にサポートできる。
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・。やはり、持つべくは「ギターとベースのダブル・ネック」なのか・・?
進呈希望。

12月5日(木)

ギターとベースのダブルネック、と云へば(まだ続く妄想)リチャード・シンクレアである。

もともとギターもベースも妙に上手く、また上手いんだか下手なんだかわからん絶妙な歌で、しかもまっっったくリキまない音楽を、今だに演り続けてゐる姿勢そのものが、ポール・マッカートニーとは対極のスゴ味を感じさせる英国人だ。

実際に本人に会った事のある人に云はせると、ホンマにジェントルマン、といふか浮世離れした紳士で、常に歌ってる、常になんか弾いてる、みたいなかんぢの人なのださう。日本に来た途端、楽器屋巡りを始め、片っ端から買って行った、といふエピソードもある。ふぅむ・・・。

にしても、もぅ70を越えてゐるだらうに、ダブルネックなんぞぶら下げて、まだ「立って」演奏できる、ってスゴいと思ふ。

12月6日(金)広島逓信病院ロビーコンサート

我が友人にして逓信病院整形外科長 進藤明先生の導きで、逓信病院ロビーコンサートを演らせて頂くやうになって6年目。幸せなことに今年もその機会をいただいた。まぁ、入院患者さんたちにお送りする、チョイと早いクリスマス・コンサートだ。

去年はたまたま知り合いのミュージシャンが入院してゐた為、ナゴみにナゴんだライヴとなったが、今年はさういふトピックはナシ。患者さん以外のお客さんもちらほら見え、きっかし1時間、良い時間を作れたのではないか、と思ふ。入院患者向けの本番も良かったのだが、まだ外来の患者さんが薬を待っておられる夕暮れ時にリハを進めてゐたもので、このリハにけっこう拍手がいただけたのが楽しい。

皆さんの壱日も早い快癒を願ってやまない。MCでも云ったが『来年またここでお会いする事など ないやうに』、良きクリスマスと年末をお迎えください。

けふはその後、進藤先生に食事に招待して頂いた。先生の愛車の超豪華なオープンカーに乗って、クリスマス色に彩られた街を流すのは、なかなか滅多にできない経験で、テンション上がるぅ!。

12月7日(土)

なんやゆんべ寝る前から左上腕部が突然痛み始め、寝りゃ治るだらう、と高を括ってゐたら、寝起きにはどんな姿勢を取っても痛いほど悪化してゐた。腕の重みが痛い。なんや?これ。
少々の痛みでもベースが弾ければ気にせずにゐるのだが、試しに弾いてみると 少々ではない激痛が上腕部に走る。明日からツアーぢゃに、これはヤバい。

もぅ失礼を承知で、さっき別れたばかりで、けふは休診日の先生に電話を入れ、これこれかうで・・と説明。したら『ぢゃぁ、まぁおいで」と、登院してくださった。

腱が切れたんぢゃないか?と懸念してゐたが、それはNASAさう。触診して「だいぶ腫れてるねぇ」と先生。根治はまた改めて、と云ふことでとりあへずツアーに出れるやうにしてもらへたら、との事で、患部に何本か深々と注射をヅケていただいた。

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やれやれ。昨日も打ち上げでこの手の話をしたが、経年劣化が身体にもたらす様々な不具合には、ホンマにうんざりする。

現実は受け止めるしかないが・・・、なんだかねェ〜・・・。

『いぬやしき』みたいに、今のワシの心と記憶を持ったままなら、ロボットの身体に作り変えてもらってもいいやうな気がしてくるねぇ。