週変わりのシュウ

街のどこかに寂しがり屋が

9月5日(土)ーーーーーーーーー

颱風接近中。天気が荒々しく変わりよる。

本来ならばこの土日、我らは鳥取にゐて、昨年同様「えばこfes」に参加してゐたはずだった。長らく誘われ続け、毎年都合が合わず、去年よぅやく初めての参加が叶い、いざ今年も!と思ってゐたのに・・・。げにコロナ憎っくき、である。

が、こんな事ではヘコたれぬぞ、とばかり関係者主催者出演者が叡智と技術を絞り合い、「配信フェス」として公開と相成った。それをしーシュで見る。
それぞれがそれぞれの場所で演った演奏をつないで、のリモート・フェス。それぞれの環境や技術でそれぞれの映像クゥオリティは違えども、集いたかった気持ちは同じで、それぞれの熱演でつなぐ2時間の配信は楽しく、やはり少しだけ切なかった。

ラスト一曲を、それこそリモートのセッションに仕上げてくれた手腕の見事さには惜しみない拍手を。これはこれで見事な配信で、だからこそ余計に、リアルで集いたかった、といふ気持ちも強く、来年こそ!!、と誓うのであった。
来年こそ!!。

こちらでアーカイブスで見れます

みなさん、お疲れ様でした。

9月6日(日)ーーーーーーーーー

巨大颱風「10号」最接近。
リハを入れてゐたが、どーしたものか、と。
かういふ時はタイム・スケヂュールを「前倒す」のは行事の基本。2018年、しーシュの犬山でのライヴを颱風接近に合わせ午前中に繰り上げ、お客さん全員の帰宅を確認したのちの打ち上げの清々しさと云ったら・・・!!。

けふもさうする。午前中にはリハを始め、きっちり2時間 音出しをしたらピシっと終了。帰宅してナンボもせぬうちに強い雨が降り出したのだから、賢明な策であった、と云へやう。今夜から明日の昼頃にかけて、が一番の注意どころらしく、きっちり備えて夜を過ごす。備えあらば憂いなし。この度だいぶ色々買い揃えた非常時グッヅの数々が、すべて無駄で終わるやうに祈りながら・・・。

9月7日(月)ーーーーーーーーー

台風一過・・・なのか?。
ゆんべはさすがに強い風が吹き、時折バラバラと雨の音も聞こえてゐたが、懸念されてゐたほどの熾烈なものでもないやうだ。けふの昼にかけてがピークと報じられてはゐるが・・・。
けふはバイトが入ってゐて、いつものやうにチャリで行けんことはなささうだが、ほとんど全ての公共交通機関が運休してゐる中で、ど〜したものか、と・・。しかしバイト先からは特に「休み」とかの知らせもなく、まぁさうならば行かねばなるまい。ところどころ立ち漕ぎすらできぬやうな強風の中、バイトに行くと、なにがど〜したことかメタクソに忙しく、なにが颱風か?!と思ふ。

この頃、バイトが入る日に限ってレッスンも多く入り、結局朝から晩まで働いて、まぁそれは良いことなのだが、帰宅する頃にはくたびれるだけくたびれてゐる、と云ったかんぢで・・・。

9月8日(火)ーーーーーーーーー

すっきりと晴れ。
颱風は結局、懸念されてゐたほどの事にはならなんだ様子。直前に来た「9号」のために海水温が下がって云々・・・のやうなことを聞いたが・・・。

レッスンふたりの後、しーシュのリハ。しょっちゅうリハってゐるやうだがまぁその通りで、よぅするにライヴもツアーもないので、練習するしかなからう、と・・。
本来ならこれの比でないほど何日も行動を共にし、何日も一緒に音を出してゐるのだ。その代わり、といふにはこのリハでもまだ足りぬ、とは思ふのよ。

9月9日(水)ーーーーーーーーー

こないだのぐぢゃぐぢゃの忙しさを思ひ出すにつけ、バイトに行くのに「ぐぇ”〜〜」といふ気になるが、けふもバイト。今週来週はバイト強化週間で、割とコンスタントにシフトが入ってゐる。

一緒に働いてゐる人たちは、割と近い世代が多く、云ふなれば結構年齢層の高い職場ではある。仕事はキツいが人間性の良い人(優しい、といふ訳ではない)ばかりで、まぁまだしばらくは続けてみても良いかな、といふ気はしてゐるのだが・・・。
夜はレッスン。ギターひとり、ベースが二人。

9月10日(木)ーーーーーーーーー

レッスンとバイトが重なる日が増えたが、けふはその両方が入らず、思ひがけぬ「休み」となった。ちょいと日々疲れてゐるので、ホンマに休む日、として、建設的なことはなにひとつせずに過ごした。
風が涼しく過ごしやすい日ではあったが、結局一歩も外へ出ず、ほぼ仕事部屋で過ごした。練習し、音楽を聴き、本を読み、映画を見た。

篠田節子の「竜と流木」といふのを読んでゐたのだが、この人の作品にしては珍しく勇み足といふか急ぎ足といふかそんな印象を与える物語で、なんやダイヂェストの解説文を読んでるやうな・・・。
映画は園子温監督の「紀子の食卓」といふヤツ。これも園子温作品にしては珍しく冗長といふか中ダレが酷いといふか、まぁあんまりオモロなかった。150分越えの長尺だったが、この半分くらいでもえぇのではないか?と思った。

9月11日(金)ーーーーーーーーー

雨が降りさうで降らん日。
バイトへ。けふも忙しく働き、社会に貢献した。
ゆんべラヂヲで『2050年までになくなる仕事』といふやうな事を賢しらに語るコーナーを耳にしたが、個人的にはさういふ事を云ふヤツの仕事が2050年までになくなる事を祈ってゐる。

まぁ確かに役場の仕事なんぞ自販機で充分ではないか、と何度も思ったことがあるし、免許センターに巣食うあの多数の係員なんぞ、あの半分以下で回せれるハズで、あぁ云ふ仕事がなくなる事には異存はない。
・・んが、昨今のネチャネチャナヨナヨしたJ-Popの歌い手やバンドの数々も、「換えがきく」と云へばその通りで、あれこそ2050年までになくなって欲しいもの、の代表ではある。