週変わりのシュウ

ブーツを脱いで白い部屋へ

1月16日(土)ーーーーーーーーーー

「世界で一番ジミー・ペイジになろうとした男」といふ書を読んでゐる。

ジミー桜井氏といふ現役のギタリストの物語で(多分、ワシと歳も近い)、まぁタイトルが示す通りの・・、てゆーかそれ以上の執念で、具体的に・・・ホンマの本気でジミー・ペイジになろうとして、それを当のジミー・ペイジに認めさせ、今もその為のみに生きてゐる男の一代記である。かと云って そのジミー氏が、無軌道で単純な道楽者であらば「へ」だが、これが一般社会人としても有能なビジネスマンであり、良き家庭人であり、協力を惜しまぬ友人知人先輩後輩が後を絶たない人格者である、といふ布石もすごい。

これは、例えばフェンダーの70年モノだかなんだかをフレットレスにして、髪伸ばしてバンダナ巻いてビヨーンビヨン弾いて「ジャコのフォロワー」とか云ったりしてるレベルではない。残念ながらワシはツェッペリンの良さがあまり分からない人間なのでアレだが、ジミー桜井氏が「求道者」であることは間違いない。

1月17日(日)ーーーーーーーーーー

チョイ出し椎修の「音楽部」の撮り。今回はカヴァーである。

この番組を見てくれてゐる、ウチらのファン(であろう)の方々としては、オリジナルをばんばん演ってほしいか、色んなカヴァーが聴きたいか、ちょいと訊ねてみたい処ではある。

1月18日(月)配信ライヴ:ソローーーーーーーーーー

急遽 お誘い頂き、川野のっち氏らの主催する月一イベント「AKIBI」の特別ライヴに参加することになった。AKIBIにはソロで2回、しーシュやぱんぱかでも何度か出た事があり、毎度よぅ盛り上がるのだが、今回のは完全な無観客での配信オンリー、といふこと。

他3組出演、全4組のトリを飾らせていただいた。あんまり準備が出来なんだのだが、まぁ 気負う事もあるまい、と、このテのイベントへのソロ参加としては初めて、完全ベース・ソロ・弾き語り(ループなし)で一本演る事にした。

結果として上手く行った訳で、もぅこれから先、ソロの事で悩むことは少なくなるだらうな、と・・・。初めてベースのソロライヴを演ってから 約30年。よぅやくこの境地に来れたな、との感慨。良いライヴだった。のっちもほか出演者もたいへん喜んでくれ、プロとして、ベテランとしても、道が示せたのなら嬉しい。

演目:夜明けの海ごっこ/眠りの汽車/トゥアタラ/わるい人生/忘れないで/旅ゆきて/素晴らしき世界

誘ってくれたステさん、ありがとう。

1月19日(火)ーーーーーーーーーー

配信オンリーのライヴは、まぁ打ち上げとかの話にならんことが多いので、終わったらさっさと帰る。昨日もバスがフツーに動いてる時間に帰り、コンビニでツマミ買って家で焼酎飲んでひとり打ち上げした。

けふはレッスンもバイトもなく、まぁ休みとなったので、チョイ出し椎修の動画編集に没頭する。やるごとにコツは掴めて来て、作業は早くなってゆくのだが、かういふのは油絵と同じで、あるポイントを過ぎると「やり過ぎ」になってしまふので、その見極めも要る。

1月20日(水)ーーーーーーーーーー

時短営業によるアオリで、バイトのシフトがさらに減った。今年は頑張ろうと思ってゐた矢先にこれだ。まぁ社保で働いてゐる人を優先せねばならぬのは仕方ない。なんつってもワシは「バイト」に過ぎぬ身である。

この時期の風物詩、確定申告用紙も送られてきて、嗚呼と・・。しかしま〜、こんだけ乱れた経済の中、去年の確定申告なんぞ、みんなどーするんだらうね?。

1月21日(木)ーーーーーーーーーー

ソルティ・ベアーズ=熊本香織ちゃんのレコ発が2月に決まってゐたのだが、これも配信オンリーのライヴ、となった。まぁ、仕方ないね。

このバンドはいちライヴにつき1曲は、ワシもリード唄を歌わねばならん局面もあり、まぁそれのセレクトをどーしやうか、と・・。毎回、わりと場違いな昭和歌謡で攻めてきたのだが、今回はどーしやうかな・・・?。

このバンドは基本的に鍵盤トリオであり、なんか良い「ピヤノ・ロック」のナンバーがあれば良いんだが、そのジャンル、なかなか疎い。イメージだけ ある。

1月22日(金)ーーーーーーーーーー

バイトで新メニューがあり、慣れぬ作業をしてゐて、久しぶりにかなりがっつりした火傷を負ってしまった。やった瞬間に「あ、これは」と思ふほどの・・・。やはり、物事は慣れた頃が一番危ないねぇ・・・。これを書いてる今(夜11時)になってもまだだいぶ痛い。やれやれ・・・。

けふは雨模様でもあったので、ハナからそのつもりでiPadをスタヂヲに持ち込み、生徒が来るまでの間を、色々録音に費やしてみた。まぁ適当にもほどがある録音で、客観的にもひどい音だとは思ふが、それでもリバーヴなんぞを利かして、古いオルガンの音を混ぜたりすると、やはり頬が緩んでしまふかんぢ。

知人の先輩ミュージシャンが次々と鬼籍に入る昨今、ワシの身にも いつなにが起こってもおかしくはない。もぅこの際、形になってない曲を、かうしてまとめておくのも良いのかもしれないね。