週変わりのシュウ
4月10日〜16日
さむけのする散歩
4月10日(土)ソルティベアーズレコ発ライヴーーーー
ソルティベアーズの「正規レコ発」ライヴ。
こないだのライヴは無観客配信ライヴだったが、けふはお客さんを入れて、の、配信もありぃの、の・・。
バンドとしてのYouTubeチャンネルも開設され、流れに棹差してるかんぢのソルティ。お客さんも定員いっぱいで、その中には懐かしい顔ぶれもあり、良いライヴができたな、といふかんぢ。
ただ、けふの自分の演奏に関して云へば、久々に素人のやうなミスを連発してしまい、反省しきり。構成はロストするわ、ベースのピッチは甘いわ、スケールはミスるわ、でわりと良いところなし、とまで云へるやうな・・・。あぁ〜。
バンドに慣れてきて演奏がザツになった、てのもあるが、やはりここんところバイトに精を出しすぎて、ベースの練習がおろそかになってゐるせい、てのもある。イカンなぁ・・こげな事では。
4月11日(日)広田亭 ホームライヴーーーーーーーーー
ごく親しい仲間内でガーデン・パーテーを開き、そこにしーシュで歌う、といふ企画に参加。我らの仲間の中でも特に多趣味で知られる広田氏のお宅に集い、ガーデンとリビングを使ったイベントだ。
お昼の早い時間に集まり、ちょこっと乾杯したらすぐライヴ。ワシはギター、しーなさんはクラビノーバで勿論アンプラグド。歌もナマ声で。12畳くらいの広さで、お客さんが10人くらいなら、このスタイルでもしーシュの音楽を完遂できるのだね、と再認識できた貴重な時間であった。割と30分がっつり7曲ぐらい演り、投げ銭もいただいて嬉しや。
あとは参加者の1人として、ひたすら喰ひ、飲む。庭には立派なピザ窯があり、続々と焼きあがるそれをホフホフと食べ、ワインだのレモンハイだのを、まーぁ飲みも飲んだり9時間!。汗ばむ日中から上着の要る夕暮れ時まで、みんな太陽がいっぱい、な春の1日であった。
ありがとう。
4月12日(月)ーーーーーーーーーー
良き週末の余韻を胸にバイトへ。
したらこれが今世紀最悪、とも云へる激忙中の激忙で、厨房はマネージャーから容赦ない叱責が飛ぶ修羅場と化した。いやはやもぅスゴかった。
まぁけふはバイトだけだったので、「へぇぇ〜」とか云ひながらも夕方には帰宅できたので・・・。
4月13日(火)ーーーーーーーーーー
しーシュ、レコーディング最終盤。
ど〜〜〜〜にも納得いかなんだ(らしい)しーなさんの歌を録る。歌うたいとしてのジレンマなのだが、自分のオリジナル曲を『どんな風に歌うか』て、ぢつはなかなか絞れぬものなのだ。
しーシュにあってはワシはプロデューサーでもあるので、「こうしなさい」と云ふことは出来るのだが、今回は彼女自身が納得するまで、何回でも演ってもらった。
『100人のコアなファンが付いてるバンドがゐるとして、その100人全員を失望させても、新しい1000人のファンを作るのが正しいプロデュースだ』といふ迷言があるのだが、どーせワシらさういふ世界にはおらんのだ。好きなことを好きに演って、好きに録れば良い。
けふはその後「チョイ出し」のトークを撮り、レッスンに行き、さらにまた合流してしーシュのリハを少し。なかなか動きの多き壱日だった。
4月14日(水)ーーーーーーーーーー
けふもバイト。
やや体調がグヅ付く中で、けふもまた最悪の激忙に激忙で、久しぶりに「もぅ辞めよう」とまで思った。マジでこんな事、音楽家がやるべきではない、と思ったほどに忙しかった。どーしやうかね?ホンマに・・・。こんな事が続いたらホンマに心が折れるで・・・。
けふはその後もレッスンが4コマあり、葛根湯とチヲビタとCCレモンとチョコレートを摂取し、踏ん張った。生徒を待ってる間は、部屋が寒いこともあってハナ水が出たり震えが来たりするのだが、けふなどは空き時間なく4人×40分で160分、歌2人とギター1人ベース1人、をレッスンして、それで逆に身体が持ち直した。
クッタクタになって帰宅。長き壱日であった。
4月15日(木)ーーーーーーーーーー
昨日の疲れが色濃く残る木曜日。
せめてレッスンまではのんびりと、と思ふも色々やることが多く。
4月16日(金)ーーーーーーーーーー
相方、椎名まさ子の半年遅れのレコ発ライヴ、をよんどころない事情で配信で見る。
素晴らしいライヴであった。
なんどかこの人のソロライヴを見たが、ベスト!と云っても良い内容だったと思ふ。感動とともに、この人と歩んできた16年を振り返り、よくぞまぁ この実力&人気のある歌手が、実態も定かでない「バンド(デュオだけど)」といふものに、この長き年月を捧げてくれたものだ、と思はずにはおれない。
さらに感動したことは、悪性リンパ腫といふ大病を乗り越えたカシラこと三代目春駒小林一彦を、久しぶりの舞台に担ぎ出してくれたことだった。長年の朋友として、その役目は本来私がせねばならぬ事だったハズである。しーなさんがソロアルバムに春駒の「向日葵」を収録したことでの采配。奥方の智子女史のヴィヲロンもフィーチャーし、カシラ得意の朗読も取り混ぜ、カシラにとっても充分以上の価値のあるカムバック舞台だったのではなからうか?。