週変わりのシュウ

(追記含む)真夜中のギター

*異常がなかったので改めて記述

4月15日(木)ーーーーーーーーーー

ぢつはこの日から熱が出はじめた。昨日から引き続く喉の痛みも悪化し、これはマズい、と思ひレッスンをキャンセルし、市販薬を飲んで一日中寝てゐる。がその甲斐も虚しく、夜には38度6分に及ぶ高熱となる。マズい。非常にマズい。

4月16日(金)ーーーーーーーーーー

起き抜けの体温が39度であった。

けふはしーなさんのレコ発ソロを楽しみにしてゐた。が、この身体で会場に出向き、もしこれがコロナであった場合、そは私の罪は計り知れない。しかしまた、この時点で「陽性」と出てしまへば、週末の大阪遠征も立ち消えてしまう、といふ思ひも強く、通院、検査に二の足を踏んだのは事実であった。

とりあへず近所の内科の「発熱外来」と云ふのに行き、事情を説明すると今すぐPCR検査を受けよ、と。熱の高ぶりはもはや市販薬ではどうにもならぬかんぢでもあり、医師の云ふ事を聞き、検査を受け、薬を処方してもらい、帰宅してひたすら寝込む。

結局、会場にゆくことは諦め、夕方から、しーなさんのライヴ配信を見る。彼女ものちにこの時、肋骨を骨折してゐた、と判明し、痛みの中でよくやった、といふ思ひと、結局私の熱はコロナではなかった、といふ事で、無理をしてでもあの場に駆けつければよかった、といふ思ひがせめぎ合い・・・。

こんな狭い家でその効果のほどは疑わしいが、いちをう万が一に備え、食事も夫婦別々とし、私は仕事部屋の床にマットを敷いて寝ることに。

4月17日(土)ーーーーーーーーーー

起き抜け体温38度。

朝一で医師から連絡があり、コロナ反応は「陰性」であった、と。しかし症状が続くやうであらば、日を空けずにもぅ一度検査を受けた方が良い、と薦められる。

熱も、であるが昨夜からは咳が酷くなり、夜中ぢゅうゲンゲン咳いてほぼ眠れず。処方された薬が効いたかんぢは全くなく、食欲もない。ひたすら寝てゐたが体温下がらず。夜には完全に声が出なくなってしまった。

4月18日(日)ーーーーーーーーーー

起き抜け37度8分。

けふはレコーディングが入ってゐたがキャンセルさせてもらい、またひたすら寝込む。回復の兆しなし。横になると咳が出て、咳のしすぎで横隔膜やアバラ、腹筋に慢性的な痛みも生じてゐる。

夜、久しぶりにうどんを喰ひ、おぃしい、と思ふ。

4月19日(月)ーーーーーーーーーー

起き抜け37度4分。

コロナでない以上、仕事を休む訳にもいかんので、バイトに行く。職場の非接触体温計で測ると平熱ギリギリ。くらくらしながらも同僚に助けられながら、なんとか頑張る。同僚には「気管支炎」といふ事で納得してもらふ。

その後レッスンもやる。悪いことにけふに限ってヴォイトレの初レッスンの生徒が入ってをり、「こんな声ですが」と言って、やる。

その夜、咳はピークに達し、ほぼ10分おきに咳いては目が覚める。冷蔵庫を探っていつの物か分からんステロイドの吸入剤があったので、ワラにもすがる思ひで吸入。

4月20日(火)ーーーーーーーーーー

起き抜け38度。

新たに呼吸器科の診察を受けに朝一で。受付で検査済み陰性の旨伝え、診察、検査。胸部レントゲンに不穏な影あり、とのことで、もぅいちどPCR検査を薦められる。

レッスン2コマのち、ぱんぱかトリオのリハだが、声が出ず、またしーなさんの骨折もあり、けふのリハは軽〜〜く、曲の構成や憶ひ出しに費やす。

夜、市が主催するPCR検査からも「陰性」と診断され、この時点でコロナへの疑いはほぼ消滅する。が、コロナでなくてもこの咳は、ちょっと今までに経験したことのないクラスで、けふも10分おきの咳衝動に、ほぼ一睡もできず。

4月21日(水)ーーーーーーーーーー

起き抜け37度。

熱や咳のしんどさよりも寝不足のしんどさが募ってゐるが、バイトには行く。幸い近年珍しい暇な日で、助かった。しかし、働いてゐるうちに、はっきりと熱が下がった感覚はあり、回復には向かってゐる、と実感。

レッスンを3コマのちしーシュのリハに。
ここに来て、また激しく増加するコロナ罹患者数から、大阪を含む大都市にまた緊急事態宣言が発令される予想。明後日には出発する予定でゐた関西ツアーだが、これはもぅ無理だらう、と。店主に直接連絡を入れ、中止の旨伝える。断腸の思ひ、とはまさにこれで、思へば去年も一番最初にツアーの中止に踏み切ったのは、この春の関西、なのであった。

日中、回復の兆しを感じてゐたので、今宵こそ、と思ふも、けふも横になった途端に激しい咳。全く寝れず。うつ伏せに寝て肺を圧迫すると少しは楽なので、おそらく生涯初の「うつぶせ寝」に挑戦。明け方によぅやく1時間ほど継続して寝れた模様。

4月22日(木)ーーーーーーーーーー

寝不足。起き抜け37度。

微熱っちゃ微熱なのだが、身体から倦怠感は抜けてゐる。ので、普通に暮らす。作曲へのモティベーションも戻って来た。

伏せってゐる間にまた胃が縮んだやうで、ラーメン一杯がハラに太ひ。一晩じゅう続く咳は、おそらく腹筋にも強い負荷をかけてゐるだらうし、これは筋トレ&ダイエットの一環、と思おう、といふくらいはポジティヴ思考が持てるくらいにはなった。

昼の間はそんなかんぢだが、けふもこれが夜になると、もぅとにかく咳まくりで、こればかりはどーにもならん。椅子に座ったまま寝ると少しは楽なのだらうか?。

4月23日(金)ーーーーーーーーーー

起き抜け36度7分。
よぅやく平熱に下がった、といふかんぢだが、咳による寝不足は日々蓄積されてゐる。ゆんべもしんどかった。

けふはしーシュレコーディング最終工程、ミックス・ダウンだ。
相変わらずの見事なカズイの技術により、楽曲に次々と色彩が加えられてゆく。どれも素晴らしい出来となった。2曲づつ、とは云へ、しーシュで初めて2人の作品がイーブンに入った作品となる。発表が楽しみだ。

私には夢がある。
しーシュは、ライヴこそ ほぼ2人だけで行い、とても2人とは思えない!と云はれるアンサンブルの密度を旨としてゐるが、アルバムを作る際には盛大に他のパートも入れてゐる。そのヴァージョンを実際に演奏できるメンバー=ホーンセクションやパーカス、コーラス隊まで=を従えて アルバムを再現するライヴを、いつの日かしてみたいのだ。んで、そのメンバーでツアーを回る。
それが2021年段階での、私の最大の夢だと、云っておこう。