週変わりのシュウ

君は去り時間だけが残る

4月24日(土)ーーーーーーーーーー

云ふても詮無い事だが、本来大阪にゐるはずの日であった。

それにしても、我々は今後何回『ライヴを中止』とか『イベントが延期』といふ告知をせねばならんのだらう。ほとほと疲れ果ててきた気がする。
この期に及んでまだオリムピックを敢行しやうとする日本政府。

何もできない自分の無力。

4月25日(日)ーーーーーーーーーー

楽器に触る気もあまりならぬが、これは仕事なので技を磨いておかねばならない。

正直、いま確かなことは、かうやって日々繰り返すプラクティスだけ、といふ気もする。自分にはそれがあるだけまだマシなのだらうか?。

4月26日(月)ーーーーーーーーーー

昼間しーシュのリハ。

この春からまたヴァネッサ(アトランシア・ステルス・フレットレス)を使わんとリハに持ち出してゐるが、正直攻めあぐねてゐる。かつてあれほど我が手足のやうに扱い、全国〜世界をともに旅してきた事が夢であったかのやうに、扱いづらい。
相方にも「いまそれ気に入ってるの?」とまで云はれるほど、その不具合が音にも現れてしまってゐる。

夜はソルティ・ベアーズのリハ。

黄金週間最終日のライヴに向けて、ラインナップを決め、演る。結成2年が経ち、初期の衝動が落ち着き、これからこのバンドも正念場、である。

4月27日(火)ーーーーーーーーーー

休み。

気になってゐた映画「ノマドランド」を見に行く。平日の昼なのに映画館はけっこう人でいっぱい。ほぼ満席であった。映画はま〜ぁここで書くのもどうか、と思はれるほど、退屈な代物であった。アカデミー賞を受賞した作品、とのことだが、ホンマかいな?。

驚くべくは、アメリカといふ国では、企業が潰れると街そのものが消滅するケースが珍しくない、といふこと。そはかつて金鉱を探しに来た開拓民の時代から、仕事に必要で街が作られ、仕事がなくなれば街も用済みとなる連鎖を繰り返してきたこの国の歴史なのだ。。ディトロイトの現在など、ほぼそのやうな状態らしいし、日本でも地方都市のどこでそれが起こってもおかしくはないのだ。

まぁそれはいいが、映画館で寝てしまったのはホンマに久しぶりだ。それほど退屈な映画であった。金がもったいない。

4月28日(水)ーーーーーーーーーー

雨。朝方まで相当激しく降っており、けふの夜にもまた降るといふ。けふは色々動かねばならん予定が多く、チャリはリスクが高い。ので、仕方なく朝から車を出す事に。

市内中心部の¥1500上限パーキングに放り込んで、あとは歩きで行動。まづはバイトに。雨模様の水曜日なので、とタカを括ってゐたら激忙な日であった。また歩きで移動しレッスンに。このレッスンもけふは数が多く、17時から21時まで。

レッスン後、明日のぱんぱかフェスティバルのために、会場に機材を搬入しておく、けふの最大ミッションはこれで、晴れてゐたらまづ家までチャリで帰り、そっから車を出して行くつもりだった。けふの忙しさでは、¥1500かかっても車で出ておいて正解。おまけに天気予報通り、機材搬入する頃にはまた激しい雨が。

4月29日(木)ぱんぱかトリオ@ヴァンダンジューーーーーーー

ぱんぱかトリオで毎年行ってゐる黄金週間企画「ぱんぱかフェスティバル」2021。去年は無観客配信で執り行ったが、今年は人数限定で。カワのじは私どころではないほど、長期間ライヴをやってないさうで、久々のライヴに会場はすぐソールドアウトとなった。

私個人的には、久しぶりの「縦べぇ」の復活。久々だったが、まぁえぇかんぢのライヴを手伝えた。ぱんぱかトリオのライヴにしては初めて、「本当にウケてゐる」と感じた気もした。カワのじにはなんやら不満もあったやうだが。

この頃ちょいと精神的に不安定なやうで、なにか気になる(気に入らん)事があると、強い厭世観に囚われてしまい、全く動きが効かなくなる。

よろしくないねぇ。

 

4月30日(金)ーーーーーーーーーー

嗚呼、4月も終わる。
いつまでも肌寒い。この、夜には上着の要るやうなぐぢぐぢした寒さと、日が照ってゐるかと思へば雨が降る、やうな不安定な気候が、全てのクソの元のやうに思へる日々である。気分がクサクサして仕方がない。

この頃、酒を飲むと記憶が抜け落ちる自体が続いており、本気でヤバいな、と・・。かうなれば酒を飲むのをやめるか、さもなければ、もぅ酒の席で私と「約束」なんぞしない事だ、と人生を切り捨てるしかなく、まぁ酒を辞めるのは難しからうので、今後は、酒を飲んでゐる私を信用しないやうに、友には勧めたい。

そもそも酒の席で、何かを生み出したことなど一度もない人生なのだ。あんまり酔わない私を「酒に強い」と思ふ人も多いやうだが、強くもなんともなく、その昔、酔うと盛んにしてゐた「セクハラ行為」が、「記憶の喪失」へと変化を遂げた、といふそれだけのことなのだ。