週変わりのシュウ

想像力の代償は恐怖だよ

5月1日(土)ーーーーーーーーーー

ついキャスの配信で知久寿焼&佐藤研二デュオ、といふスゴいのがあると知り、見る。あの平成の名物「イカ天」を、ある意味象徴する二つのバンド「たま」と「マルコシアス・バンプ」の共演!?。

佐藤研二さんとは面識もあり、「あの」番組「あの」時代以降も、なんとなく両バンドに交流、といふか交友は続いてゐる、と聞いてはゐた。知久さんのソロのライヴも何度か見た。んで、この二人がやらかすのはなにか?に興味が湧くのは当然。

してフタを開けてみると、まぁ想像以上に面白いコラボを見せてくれた。やはり二人ともタダモノではない(笑)。佐藤さんの、どんな物にも切り込んでゆくぶりぶりベースは当然だが、知久さんの音楽的キャパがそれ以上にすごい。ツェッペリン・ナンバーをハモニカ一本で演り切る咀嚼力。そしてその知久さんの奇妙な楽曲に、いつものベースを絡ませる佐藤さんの力量。

音響がどうの、とか、楽器編成がどうの、とかではなく、ただふたりの手練れによる世界観の拡大に、ただタメイキが出た。イヤハヤあっぱれ。
自粛気味のイベントにて、全部で1時間ちょっと、といふ尺のショウだったが、十分に元の取れる配信であった。

かういふの見ると、またベース一本で色んな人とコラボするライヴなんぞ演って回りたくなるなぁ・・・。

5月2日(日)ーーーーーーーーーー

チョいととあるレコーディングの話を頂き、ヴァネッサを抱えて出向く。

フレットレスに依頼で「それらしいフレーズを」との要望に、なるべく応えるべく奮闘。まぁ楽曲自体がさほど難しいものでもなかったので、ぐにゃぐにゃ弾きつつも疾走感を出せたのならば・・。これがどこでどのやうに使われるのかは分からぬが、まぁいつか回り回って耳に入れば、そはまた愉快かもしれない。

夕方、カワのじがこないだのギャラを持って近所まで来てくれた。彼はこの連休中に演る予定の、狭い店でのライヴを躊躇してゐるやうで、「シュウさんならどうしますか?」との問い。無責任に聞こえるが『やるならやる、やらぬならやらぬ』と答える。本来ごくごく当たり前の事に「無責任」といふ冠が付いてしまふ事自体が情けないわけで・・・。

これは一体、誰に対する何の責任なのか?。

5月3日(月/祝)ーーーーーーーーーー

某団体の同窓会的なイベントのゲストに、しーシュで呼ばれて出向く。

まぁ仲間と一緒に楽しんだ、といったかんぢの・・。風邪が収束したばかりで、まだそれ以降歌の練習もしてないので、声が出ぇへん。普段なら楽に出る声も絞りださねばならんので、ひとり玉のやうな汗をかきながら歌ってゐたやうだ。

「時短要請」とか云ふて、夜何時以降酒を出さねば良し、といふのもよぅ分からん話で、「夜」に責任はないだらうに、と思ふ。むしろ、それにより早々に行き場を失った酔客が、そこら辺で外酒をやり、ゴミを置きっぱで帰って行く事の方が、社会的に問題深い気がするのだがね。

5月4日(火/祝)ーーーーーーーーーー

しーシュの次回作のジャケを撮影。

ここんところづっと「自撮り」の写真を使ってゐたが、今回は外注。スナップ写真ではなく、アート系の写真を撮るキャメラマン(ウーマン)に撮影を依頼した。まぁ私の生徒なんだが・・・。

こちらの思惑も汲み、楽曲も理解した上で色んなアイディアや機材も出してくれ、いいかんぢに進む。

女性ならではの提案もあったりして、今までの撮影とは一味違うかんぢで、我らも楽しく取り組んだ。

彼女曰く「しーシュはたいへん絵になり、撮りやすい」んださうだ。なかなかのものが出来さうである。

 

 

5月5日(水/祝)ソルティ・ベアーズ レコ発第二弾ーーーーーーーーーー

黄金週間最終日は、前回のレコ発ライヴが好評につきもぅ一回、といふ事で、ソルティベアーズレコ発ライヴ第二弾(笑)。前のライヴから一ヶ月も空いておらず、こんな短期間で展開できるのは(個人的には)嬉しい。

けふは黄金週間中に届いた新しいえへくた〜を使ってみるライヴとす。どのベースを使うかギリギリまで迷ってゐたのだが、結局「カラス」を。サウンド的には、今これが私の「主流」となりつつあるなぁ・・。

あんまり間を空けずにやるライヴにて集客は?との思ひもあったが、開けてみれば限定人数は満席。かをりちゃんの人気のおかげだねぇ・・。でも、終演後 訊いたところでは、20年以上前の私のライヴを見た、と云ふ人や、前々から気になってゐた、と云はれる方も多くゐて、さういふ意味では、まぁお客さんの興味も多岐に渡ってゐて良かったのかな、と・・・。

肝心の演奏も、前回のミス多発<梶山シュウ実はヘタクソ疑惑>も払拭できた、と云へるかんぢの出来で、新規投入したえへくた〜も良いかんぢに操れ、まぁそこそこ良い仕事は出来たやうに思ふ。

ぢつはまだ気管支起因の咳は完全に治っておらず、声枯れもまだ尾を引いてゐるのだが、けふのコーラスワークはどうにかなった。だが、これが自身メインの歌でワンライヴ、となるとキツかっただらうなぁ・・。ぬ〜、早いとこ治癒してくれぬものか。

5月6日(木)ーーーーーーーーーー

黄金週間終わる。早速通常営業。バイトはなしでレッスンのみ。

昨日のライヴで使って、改めて思ったのは、しばらく「カラス」をメイン楽器として演って行ってみやう、と云ふこと。このところ活躍の場がなかった「ヴァネッサ」をまたメインに・・とか考へてゐたが、やはり今の私には「カラス」がしっくり来るやうだ。

憶ひ出してみれば 私はいつから色んな楽器を使うやうになったのかねぇ?。今にして思へば、二十歳の時に手にしたムーンのJJ、いま「ドゥナ」と呼んでゐるジャズベ系のものがひとつあれば事足りてゐたハズなのだ。

しかしなんとなく・・・、だが、今よりまだもぅ少し歳をとった時、この「ドゥナ」をまた抱えてパフォームしてゐるのではないか?と云ふ気がしないでもない。すでに元のところが残ってないくらい改造してしまってゐるが、だからこそ他のどこにも行けさうもない楽器だから・・・。

5月7日(金)ーーーーーーーーーー

久々のバイト。

同僚によると、黄金週間中 結構マジでヒマだったらしく、けふも全然忙しくはなかった。この時期は去年もさうだったやうな・・・。

去年の5月と云へばコロナ禍の「第一波」の頃だ。突発性難聴になり、通院しながら配信活動を始めた頃である。あれから一年経って、庶民の適応、対策は洗練されてきた反面、まだなにもこれと言った解決策も出せてないのが日本政府。庶民に自粛を要請する傍らで、此の期に及んでなをもオリムピックを強行せんとする欺瞞の集団。

色んなものの「正体」が暴露されつつある現状である。