週変わりのシュウ

ロホ、しっぽを下げなさい

5月22日(土)ーーーーーーーーーー

ぢくぢくと寒い。

5弦ベースでのソロ・パフォームの練習がなかなか面白い。私は、ギターを弾くとき、鍵盤を弾くとき、ベースを弾くとき、で違う脳を使ってゐると思ふが、Hi-Cを張った5弦ベースを弾くときは、どの「脳」を使ってゐるのかねぇ?。

5月23日(日)ーーーーーーーーーー

曇り。蒸し蒸し。チョイ出し椎修の録り。

シーズン2(連載2年目)を迎え、これをもっと良きものにせんと、今回からインターフェースと録音ソフトを使った「簡易レコーディング」で挑むことに。

私がちょっと前くらいから「倉庫楽団」といふソフトで曲のアイディアを練ったりしてゐたので、それを拡張するかんぢもありて良し。けふはその1回目だったが、思ひのほか中々のものが録れて嬉しいのであった。

5月24日(月)ーーーーーーーーーー

雨。寒い。

音楽(楽器)をやるのに必要な集中力と持続力、を生徒と語る。
天才肌に多いのがバっと思ひ付いたときに素晴らしい曲を書き、精力的に活動するが、それが1年かそこらで失速し、休眠状態に入る、といふタイプ。その休眠状態には、かつて歌を歌ってゐた事すら信じられぬほど音楽から遠ざかる人がゐる。

私は、まぁ自分を指して云ふ訳でもないのだが、さういふ「天才型」を支える「職人型」こそが、音楽を回してゐるのだと思ふ。日々地道にプラクティスを怠らず、常に探究心を持ち、音に寄り添い続ける「職人型音楽家」。

まぁ、逆に云へば「天才的閃きに乏しいゆえ」の職人型、であるといふ、ね・・。
生徒には『地道に演るのが結局は近道』とだけ説いておく。

5月25日(火)ーーーーーーーーーー

曇り。

本来、ヲルガン座で行われる「音帳」といふ興味深いイベントに参加するハズの日であったが、緊急事態宣言発令による飲食興行店への締め付けのため、イベント自体がキャンセルとなり、空き日となった。

ので、しーシュのリハを綿密に。私は喉がまだ復調せず、しーなさんのアバラ、指関節の痛みもまだまだ完治せず。「満身創痍’s」のリハは、しかし熱く明日を見据えるのであった。

5月26日(水)ーーーーーーーーーー

久しぶりのバイト。

本来ほぼ24時間営業の我が職場だが、時短要請によるシフトの削減で、希望の従事に入れぬ人が多いやうだ。けふもそこそこ回転した店だったが、やはりエアポケットのやうに「することがない時間」が訪れたりす。

けふはその後のレッスンが6コマ入ってをり、内訳はベースが4人、唄が1人、ギターが1人、うち1人は新入会、といふもので、これがなかなか疲れた。こんな日は帰りに「檸檬堂酎ハイ」ぐらい買って帰ってもバチは当たらんだらう。

5月27日(木)ーーーーーーーーーー

緊急事態宣言下ではあるが、旅を始める。

駅も駅ビルも新幹線もガラガラだが、ここで働いてゐる人もゐる訳で、云はば『滅多に人の通わぬ深山の寺を日々綺麗に掃き清める寺男』の心意気。
世はさういふ人たちの働きで回ってゐるのだ。政治家なんぞが動かしてゐる訳では、断じてない。

5月28日(金)横浜 関内サラスヴァティーーーーーーーーーー

世界一「感染症対策の徹底されたライヴハウス」関内はサラスヴァティ。

前回来た時よりさらにその「バイオハザード」度が上がってをり(笑)、無菌室の中で演ってるみたいで、これもまた楽しい。配信メインではあったがお客さんも少数なれど精鋭ぞろい、といふかんぢで、良きライヴとなった。

皆さんありがとう。

 

 

5月29日(土)湘南台 中華三番ーーーーーーーーーー

本来、湘南台の町全部がライヴハウスになる日、といふSHOW なんだいde ショーといふイベントに参加する日であったが、当然このイベントも中止。しかし、それではあまりに切ない、といふ事で実現したのが、規模を縮小しての配信イベント。

名物中華料理店「三番」を舞台に、唄旅人、スタンダップコメディアン、バンドマン、たちが入れ替わり立ち替わりパフォームする、ごった煮イベントとして敢行された。盛り上げ系の中でのしーシュ、といふことで、まぁニッチはいつも通りビミョ〜なもんだが、参加できて嬉しい。

みんなありがとう。頑張ろうね。

5月30日(日)ーーーーーーーーーー

しーなさんは先に広島へ帰り、私は町田の街に友を訪ねる。

 

息災を喜び合い、またの再会と交流を強く願った。

 

 

 

 

 

5月31日(月)ーーーーーーーーーー

広島へ帰る。

帰りの新幹線はそこそこに人もをり、この旅の間に延長された緊急事態宣言の影響や如何に?といふかんぢ。旅の間に色々な意見を耳にしたが、この無策な政策をこれ以上看過し甘受するほど、国民はバカではないのでは?、といふ気概は強く感じた。

帰宅後すぐに「抗原検査」を行い、「陰性」と出て、ひとまづは安堵。