週変わりのシュウ
7月10日〜16日
謎を知るものはもはや絶えて
7月10日(土)初夏旅:大阪関目我らの家ーーーーーーー
行程が三日以上の旅に出るのは、ぢつに久しぶりであります。
東京ではなにやら蠢きつつある流れがこちらに来ぬうちに・・といふ感がありありだが、まぁそんなもんだ。乗れるなら悪い流れでも乗るよ、てかんぢで、2020年9月ぶりの関目へ。
けふはしーシュ名物「ソロ対決」・・・まぁ「バラ売り」の日で、コロナが無ければこの形態でツアーを、と云ふ話まであったのに・・・、タイミングを逸しまくりでよぅやくけふ。練習はづっとこなして来てゐたので、特に準備をせずともだぃたぃの事はできた、といふかんぢ。演ってゐるうちに調子が出て来て、どんどん演っちゃうのが良くないネ。
前半を私、後半をしーなさん、アンコールでデュオ、といふ形で約2時間。2デイズ共にソールドアウト、といふ誠にありがたいあいかわらずの関目の皆さんに、再会できた喜びよ!。ありがとう。
けふは私のソロアルバムを持って来る機会のないまま、出来たばかりのしーシュの新作を持って来たので、ますます売れない我が「ありばだ」。
7月11日(日)初夏旅:大阪関目我らの家ーーーーーーー
けふは「しーシュ」としての関目。
日中はこっちの友達と一緒に飯食ったり、買い物行ったり・・。てのが関目の常となりつつあるな。店のソファでちょいと昼寝もしたりした。
日曜日といふことで、早い時間からライヴ開始。昨日と半分ぐらいカブったお客さんと再会の挨拶をしたりしながら、3ステージに分けてたっぷり演奏。ぶっちゃけ云ふと昨日のソロ同士の方が出来が良かったりしたのだが、まぁキアイで演りきった。
いつもホンマに温かく迎えてくれるこの街の人たち。初めて来た頃とはお客さんの顔ぶれもだいぶ変わりはしたが、良き縁ができるだけ長く続く事を、切に、切に願ってやまない。コロナでのこの店の危機を知り、この吝嗇な私が朝イチで銀行に駆け込み寄付を惜しまなかった(笑)、と云へば、私がこのえにしをどれほど尊く思ってゐるか分かっていただけると思ふ。
7月12日(月)初夏旅:京都へーーーーーーー
オフは京都の友人宅へ。
奇しくも京都は祇園祭(宵々山)ださうで、『え?祭りってあるの?』と訊くと、『公然とした祗園祭はナシだけど、伝統を引き継ぐ、といふ意味で山鉾は出る』との事で、街の辻々に巨大な鉾が鎮座し、人々が忙しく働いてゐる。とても良い。
日頃は見れないアングルの山鉾などぢっくり見る事ができたり、逆にトクした気分。
7月13日(火)初夏旅:京都 ルータールーターーーーーーー
1年と半ブリの京都ルータールーター。
松阪で我々を見た、といふブッキングマネージャーのNくんを頼って、の今回だったのだが、今週に入って京都府が「営業時間短縮要請」を発令し、急遽だいぶ時間を早めてのイベント開催となってしまった。
そもそもルーターは、在京の友人に「ルーターに出る」と云ふと、『若者の店にしーシュ?』と云はれるかんぢのお店(笑)。出演者も若く、けふなど『授業が終わらんのでリハに間に合わん』といふコもゐたな。
圧倒的に中年の二人組が、さういふ中に混じって演る訳だが、まぁカンロクは見せないとね・・・。みんなしっかり時間を守ってのパフォーマンス、の末にしーシュで、もちろん我らもキッチリと時間内に・・・。
時短要請に応じ、検温や消毒、換気などもきっちり真面目にこなし、粛々と営業を進めるこう言った店を、どぅにか守らねばならない。我らにできる事は少ないが、共に進もう。
7月14日(水)初夏旅:大阪梅田TRADーーーーーーー
初夏旅の千秋楽は大阪に戻って、ぢつにぢつに楽しみにしてゐたヤツらとの再演!。さぅ。奈良のデ・オッシとのランデヴー。
彼らが定期的に行ってゐる「フィエスタ・で・縁日」といふ企画のゲストにしーシュ。しーシュとデ・オッシは長いツアーを共に回ったりした仲で、ファンをして奇跡のコラボ、と云はしめる相性を誇る。双方が長いこと待ち望んでゐた再会なのだ。
会場のTRADは、スタンディングなら200以上は入りさうなデカい箱。こんなデカいステージに立つのはしーシュ久しぶり。音の迫力を生かした演目で構成し、最終日、気持ちよく歌い、弾きまくった。デ・オッシのお客さんも楽しんで受け入れてくれた様子。
後続に、そのパフォームを見るのも久々なデ・オッシ。長らく会わぬ間に彼らも進化を遂げており、相変わらず独特な世界観と楽曲に恐れ入る。かういふヤツらに「尊敬する先輩」と言ってもらへる事を、キモに命じねばなりますまい。
最後にコラボ「しーシュ・デ・オッシ」と名乗っての、ホンマに楽しい共演。数年ぶりとは思えない合致度と完成度に自画自賛。これはまた旅をせねばなりますまい。ホンマにさう思える、あっといふ間の時間だった。
奈良に帰る彼らとは、残念ながら打ち上げ!といふ訳にいかず、ちょっとした「乾杯」でけふを労い合いつつ、次回への思ひを熱く語り合った梅田の夜であった。
また、必ず!。
7月15日(木)初夏旅:帰広ーーーーーーー
この旅の間、大阪も京都も「フイに大雨」といふ事態に見舞われた。この日も朝からドガドガ雷が鳴っており、帰広後に見たニュウスで知ったが、結構ひどかったみたいやね。
まだまだ予断を許さぬ混乱の中で強行した、といふかんぢの初夏旅だった。が、やってよかった、やるべきであった、との感は強い。この事態の「何ごとをも」我々は理解してゐないならば、その流れを自分なりにツイて動くしかないのだ。ヤっさんが自身のブログで書いてゐたやうに『全てが終わってみて初めて、我々は「コロナとはなんだったか」を知ることになるだらう』。
動き続けるのだ。諦めずに。焦らずに。
7月16日(金)ーーーーーーーーーーーー
広島も梅雨明け宣言があったらしく、しかしなんやまだハッキリせぬ天気で、ぢめぢめと暑い。寝苦しい。ぬ〜〜〜。なんか「暮らしにくい国」になって来たのかニポン?。
けふはレッスンがいっぱい。その前にしーシュの雑務もあれこれ。結構やらねばならぬ案件は溜まってゐて、家を出る直前まで対応に追われてしまった。けふ奇しくも街にはIOCの莫っ派が来やがってゐたらしく、渋滞がひどかったやうだ。スポーッを推奨するならまづお前がチャリで動け。・・か走って回れ 莫迦たれが。そしたら一瞥くらいはくれてやる。
遅くまでレッスンをし、わりとヘロヘロに疲れたのだが、ぢつは昼に久々の念入りな筋トレをやったせいで、夜になっても太ももがプルプルしやがるんは参った。