週変わりのシュウ

ねこのきもち

8月1日(日)ーーーーーーーーーー

今年の夏は、いわゆる「夏霞」がかかっておらず、直暑い。去年までの夏は蒸し蒸しと暑かった気がするが、あれよりさはやか、と云へぬでもないが、まぁ暑いこたぁ暑い。日差しの中に立ってると、肌が「ぢりぢり」と云ってゐる気がす。

水泳少年だった私は、云ふまでもなく夏は「真っ黒」だったな。元は色白な上に、昔の競泳パンツはビキニタイプなので、ちーさい布以外のところはムラなく真っ黒に日焼けし、裸になると「逆海パン」のやうだった。

あの夏は過ぎ去った。

8月2日(月)ーーーーーーーーーー

私は2LDKの我が家の一部・・・だいたぃタタミ一畳ぶんぐらいのスペースを、趣味&仕事場として使ってゐるのだが、最近はそこに寝てもゐる。『ニンゲン、立って半畳寝て一畳』とはよく云ったもので、このスペースで全てが事足りる。

まぁ寝て、起きた時、目の前にえへくたーがあったり、足を伸ばせば楽器に当たったり、もするのだが、その狭さはたいへん落ち着く。将来的にはこんぐらいの部屋に住んで暮らすも良いかな?と云ふ気すらす。

あと最近、6〜7Kgのダンベルを使っての筋トレが気に入ってをり、それは台所でやるのだが、汗がぼたぼた垂れた床をあとで拭くのが面倒。なんかいいテはないかと思案した末、「さうだ風呂場でやれば良いのだ」と思ひつく。これなら汗が落ちやうが小便を垂れ流さうが(垂れ流さんけど)、あとでシャワーとともに流せて一石二鳥!。

8月3日(火ーーーーーーーーーー

喉の不調が続くあまり、声を使うソロを封印する、と宣言したが、何か打開策はないものか、とアレコレ模索してゐる。単に声が出ないのならまだアレだが、今回の不調は「声帯を思ったやうに操れない」といふところが大きいのだ。

自分的に一番良さが出る中域のB〜Fあたりまでの声が一番コントロールしづらくなってゐて、これはホンマに何なのか?と・・・。ワザ任せに張り上げてゐた事のバチでも当たったか?とすら思ふ。ん〜〜〜〜〜〜、もどかしい。

けふはバリトン調弦したギターで、あえて転調せずに(低い音域で)歌ってみた。これならばなんとかコントロールできる。ぬ〜、高音域へのアプローチをやめてみるか・・・?。

8月4日(水)ーーーーーーーーーー

久々のバイト。
シフトが入らぬ間に新メニュウが出ており、いちをう座学はしたが実践はけふが初めて。けふも忙しかったが、まぁなんとか頑張れた。

ところでまた緊急事態宣言が出て、飲食業界はてんてこ舞い。もぅ保証云々でどうにかできる問題ではなくなって来てゐる。こころある有志たちももぅ辟易のあまり店を閉める傾向にあるやうだし、と思へば五輪は相変わらずの唯我独尊を行ってゐる。

五輪といふものの正体が浮き彫りになり、良くも悪くも未来永劫語り継がれる大会となった事だらう。めでたいめでたい。
選手に罪はないので応援を、と云ふ向きも分からんではないが、一部では罪深い選手もゐるやうであるし、やはり私は今回この五輪に関わるなにをも応援する気には全然ならんな・・。

8月5日(木)ーーーーーーーーーー

オフクロが腰の痛み(圧迫骨折)で入院することになり、けふはそのアレコレに付き合う壱日をなった。施設に入ってるオフクロを、介護タクシーに依頼して病院まで連れてきてもらい、私が受け取る、と云ふ形。その連携と受付はまぁうまく行ったのだが、そっから先、診察&検査がま〜〜〜〜〜〜〜ぁ長かった。

レントゲン、CT、MRI、血液検査・・・ほかに何をしてたのか分からんが、朝の10時に受付をして、全てが終わったのは16時!!。自分がどっこも悪くないのに病院に6時間!!。逆に具合が悪くなるで。おまけに付き添い者としていつ呼ばれるか分からんので、飯を食いに行く事も出来ず、ただ時間がすぎ、だ〜〜〜れも居なくなった整形外科のロビーに腹を減らしたまま一人待ち続ける壱日。

大病院は待たされるのが常、とは云へ、けふは参ったわ。

8月6日(金)ーーーーーーーーーー

「あの日」である。

ここ数年は平和公園に出向き、原爆ドームの対岸から黙祷と祈りを捧げるのが恒例なのだが、なにやら今年は平和公園に入れぬ、とか云ふ話も・・・。
まぁそれでも近くまでなら・・と思ひ、例年通り8時15分を目安に行く。したら あっさり入れ(歩行者は対象外だった)、恒例の場所も確保。予定通りの祈祷ができたのは良かった。

しかしま〜毎年思ふが、この場にまっったく関係ないイデオロギィを振りかざす連中の騒々しいデモには辟易&軽蔑する。多くの人が疑問に思ひ、多くの人がそれにウンザリしてゐる筈なのに、いっかにやまない阿呆な行脚。私はあなた方を心の底から軽蔑する。

そりゃぁ「原爆」を「原発」と云ひ間違え、「広島市」と云ふ言葉さえまともに喋れんスガ首相を支持&擁護する気はサラサラないが、政権打倒をこの場で謳うのは、どう贔屓目に見ても間違い。スガとあなた方は同じ穴のムジナだ。田原総一郎並みに『あなたそれ関係ない!』と言ってやりたい。

8月7日(土)ーーーーーーーーーー

しーシュのがっつりリハ。

声の不調をカヴァーすべく、主要曲のキィを下げて演ってみる。どれも全音下げたくらいなら、原曲のイメージをそぐわずに演れる。むしろ落ち着いたかんぢになってこれはこれで悪くない。

出ないなら出ないで、出ないなりに歌い方を模索するしかない訳で、故・美空ひばりだって少女期から老成気に向かう中で、何度も訪れた声変わりや変調を乗り越えてきたハズだ。あのやうな天才歌手ですらさうなのだから、私ごときが模索なしに歌い続けれる、とは片腹痛い。悩みながら、歌うのだ。

その後、チョイ出し〜の音楽部の収録と、秋のツアーにかけて現地友人らとネット会議。朝にはチョイと新曲のアイディアも出たし、音楽的になかなか充実した土曜日となった。