週変わりのシュウ

流れのニブい日々

10月19日(火)ーーーーーーーーーー

旅帰りで早速バイトである。けふはまたスタッフ会議なるものがあった。コロナ感染者の数も減り、社会が復興に動き始めてゐる。

一旦帰宅。シャワーを浴び、車でレッスンへ。なんやとても寒い。一気に冬だ。秋はえぇね、とか云ってたが、そのえぇ季節もホンの一週間ぐらいしかなかったな。風邪ひかんやうにせねば。

車の中でエノケン=榎本健一を聴いてゐる。喜劇俳優にして歌手。今で云ふとマルチ・タレントて事になるのだらうが、つくづく 世のをかしみ、といふ奴は推移して行くのだな、との思ひ。マンボやサンバや、あぁいふ「ラテン系」の音楽がニポンに入って来た頃のアレンジだらうが、まぁゴーヂャスである。いいなぁ・・。

10月20日(水)ーーーーーーーーーー

寒いが、夏のやうにコロコロ天候が変わる。この季節にはあまり見かけない積乱雲が出てたりす。なんだかねェ〜・・。不安定な天候につき、行動の予定が立てにくい。チャリは諦めて電車で通勤をバ。

ちょいと運動不足なのもあるので、途中から歩く。寒さが募るが歩いてると温まる。しかし、これからの季節、我がスタヂヲは底冷えする(コンクリ造りなので)ことになるので、今年も対処が必要だ。オーナーは当てにならんので、ちーさいセラミックヒーターかなんかを個人で増設しやうかな・・。

レッスンたっぷりにて終業が21時過ぎ。コロナ騒動でバスの便数が減ってをり、乗れるバスが全然ないのに焦る。私の家はいわゆる「郊外」なのだが、その近辺から出勤し帰る人は少なくない、といふのに、この仕打ちはひどい。結局この日は、便数少ないゆえにギューヅメとなったバスで帰る羽目となった。

10月21日(木)ーーーーーーーーーー

けふはレッスンの後、久しぶりに夜の街に飲みに出た。

Y駅周辺の飲屋街。かんぢの良い居酒屋が軒を連ねる通りだが、ここしばらくはシャッター街と化してゐた。久しぶりに明かりが灯ってゐるのは嬉しい。

しかし、ここんところナニ食ってもすぐ満腹になり、あんまり食えんのが寂しい。まぁ身体のためにはイイんだけど、店の全メニューを平らげる勢いで食いまくってゐた若き時代が懐かしい。私はまごう事なき「初老」なのだ。

10月22日(金)ーーーーーーーーーー

バイト。けふも朝は雨がパラつき、しかしバスに乗ってバイト先に着く頃にはピーカンに晴れ渡る、といふ訳の分からん天候。も〜〜〜・・。

けふはバイトの後、一旦帰る事もできたが、めんどくさいのでもぅそのまま夜になだれ込むことにす。ゆっくりとそばを食し、東急ハンズを冷やかし、丸善書店で立ち読み。スタヂヲに入り、ベースとギターを練習。さうかうしてゐるうちに生徒さんが来て、レッスン。レッスン後は生徒の車に乗せて帰ってもらった。したらやはり雨が降り出し、結果として、けふチャリで出なかったのは得策であった、と・・。

10月23日(土)ーーーーーーーーーー

こないだデカい書店のハニー・トラップに引っかかって二冊買ってしまった際、ともすればもぅ一冊買ってしまいさうだったブツ、を海女存で買い直したのが届いた。サラ・ピンスカー著「新しい時代への歌」。珍しく洋モノである。

音楽小説だと思って読んでみると、おや?ちょっとした近未来SFではないか・・。よく見ると「2020年ネビュラ賞(アメリカのSF小説に対する文学賞)受賞作品」とある。SFである事が大上段に掲げられてゐたら、多分手に取ることはなかっただらう。ラッキーであった。けっこうブ厚い書なのだが、訳が良いせいか読みやすい。まぁぢっくりと読みませうかね。

ここんところ、家での練習は5弦のスタインバーガー「ぺん太」、スタヂヲではアクースティック「モニカ」を弾いてゐる。この双方の良さ、てのが最近のツボで、どうにか両立できねぇものか、を悩んでゐる。まぁ、さういふ野望がワーウィックのジョナス・エルボーグみたいな極端なシグネチャーを生み出すんだらうが、そのお値段、日本円で130万。ヒェ〜〜!!。

10月24日(日)ーーーーーーーーーー

しーシュの昼リハ。チョイ出しの撮り。
ライヴのない日々の日曜日のこれ、は悪くない。

ここに来てしーなさんから二つ新曲が出て寿ぐ。彼女が作る曲は、同じストレンジなものでも、私の考へつかないやうな構成やコードが使われてゐて、けっこうハードルが高いのだ。これは挑戦しがいがある。
しーシュ、今年5ツめの新曲にて、これで総オリジナル数は82曲になった。100曲までは頑張らうね、としーなさんと誓う。

起伏のない一週間だったやうだ。世は全てこともなし、てところだらうかね。