週変わりのシュウ
11月1日〜6日
忘れ去られたベンチの上に
11月1日(月)ーーーーーーーーーー
藤沢へと帰ってゆく渡シューヘイを見送りがてら昼飯をバ。本格的なお好み焼きに連れてったのだが、朝ホテルの朝食をがっつり食ったらしく、大食漢シューヘイも流石にあまり入らん様子(笑)。
まーしかしこの3日間シューヘイと行動を共にし、よぅ食ってよぅ飲んだ。大人の男同士の接待なんぞ、出来ることはまぁ飯ぐらいで、私が旅先でやたらと飯をご馳走になる、てのもさういふ好意あってのもの、と思ふ。シューヘイお疲れさん。気をつけて帰りな。
私はその後しーシュのリハに。昼からビールを飲んだのでややケダルイが、まぁ水曜日が本番なので、頑張る。けふはそれ以外の予定はなし。夕方には帰り、女房の帰りを待って晩飯&晩酌。
11月2日(火)ーーーーーーーーーー
ご贔屓酒場MACの常連で、友人でもあった舞台監督 和田行弘氏の逝去を受け、葬儀に出席す。ここ数年直接会う機会はなかったのだが、SNSなどの投稿では元気な風であったのに・・・。
MACが年に何度かライヴを開催するときには、和田さんに音響担当としてお世話になった。「シュウはアンプ要らんだろ?(音は任せろ)』といふ信頼関係はありがたかった。ヒッピー系の野外イベントで偶然一緒になった時は、延々と終わらない「それ系」の音楽を聴きながら、しらぢらと夜が明けてゆくのを並んで見た記憶がある。
春駒のカシラをはじめ、やはりMAC関連の友達が多数参列してゐて、ちょっと懐かしい再会のやうなかんぢになった。死者が呼び寄せる旧縁。切ないけど、さういふもんだ。和田さん、どうか 安らかに。
11月3日(水/祝)MOGLA FES 岡山ーーーーーーーーーー
週の半ばに1日だけ遠征、といふのはたいへん珍しく、特にコロナが始まって以降はホンマに久しぶりなんぢゃないか、と思ふが、岡山までプチ遠征。愛すべきライヴハウスMOGLA主催「MOG FES」への参加だ。
早めの新幹線で岡山に着いた頃、ちょーどMOGLAのマスターサンちゃんこと福武三二さんの「岡山通天閣」が駅前広場でイベントに出演中で、それを見る。一昨年だったかにこのイベントにしーシュで出演させてもらったな・・。
通天閣では元弟子の朝井ゆぅじがベースを弾いてゐて、これも久々の再会。また色々と一緒に演りたいねぇ、などと話しつつ、我々は一旦退却。
夕方改めてMOGLAに入り、本番まで。けふはMOG FESの初日、といふ事で、参加者も関東から大阪、我ら広島から愛媛に至るまで、とさすがMOGLAの人脈の広さを思はしめる。
そもそもこのフェス、コロナ初期のStay home期に、MOGLAゆかりの演者がサンちゃんの曲をカヴァーしてアルバムを作る、といふ企画をライヴにまとめたもの。それぞれの演者がそれぞれの解釈とアレンジで演ったサンちゃんのオリジナル、といふ事なのだが、我らはとてもステージでは再現できんやうなものに仕上げてしまい、自分らで四苦八苦。「こんなところで勘弁してもらおう」といふところで、ステージでは初演。
しかしまー、他の出演者もけっこうそんなかんぢだって、ウチらはまだ真面目に演ってた方だった(笑)。云ふまでもなく、かういふフェスには向いてないしーシュだが、けふの出演者の中ではそれなりにニッチな存在となり、まぁ悪くないパフォームであった。
今、我らが根城にする全国の箱の中では、松阪のMAXAと並んで「ちゃんとステージがある」ライヴハウスのMOGLA。まだ苦況は続くだらうけど、この愛すべき場所とサンちゃん一家に、世よ限りなく栄光がありますやうに。
11月4日(木)ーーーーーーーーーー
岡山から帰る。
昼チョイ過ぎに広島に着き、一旦帰宅して荷物を整理した後、チャリでレッスンに。
仕事とは云へ、ま〜かういふ行程がなかなか大きな疲れを引きずるやうになった。
11月5日(金)ーーーーーーーーーー
疲れは抜けてないかんぢなのだが、バイトだ。
しかしまーけふは仕事と云へばこれだけで、しかもあんまり忙しくもなかったので、やや助かった。「昼はダイナーで働き、夜はレッスンとライヴ」といふ初老ベース弾き語りスト、も悪くない後半生、と思ふのだが、問題は体力だな・・。
帰り、あっちこっち寄り道して帰んべ、と思ってゐたのだが、店を出るとなにやら黒雲が・・・。こないだ岡山でまっ晴れの途中土砂降りに遭遇したりしたんで、それを懸念してすんなり帰る。そしたら、まぁ結局降りもせずに、ちぇっ。
11月6日(土)ーーーーーーーーーー
「実験室KR-13(原題:Killing room)」といふ映画があり、前に一度見て、もぅ一回見たいのだがネトフリにもアマプラにもないので、仕方なく格安のDVDを買った。
ぢつに救いのない暗〜〜く重いストーリィ。米国で実際にあった、とされてゐる洗脳実験の事象を元に作られてゐる、とか・・・。淡々と進む物語の中で、ヒロインを演じるクロエ・セヴェニーの艶っぽい存在感が光る。全身が映るシーンは全体でも10秒に満たず、ほぼ顔のアップのみの出演なのだが、ビシと着こなすスーツ姿からにぢみ出るセクシーさは揺るぎない。いいねぇ。
この映画の怖いとこは『戦争に向いてゐる人物 の選定』といふ観点だなぁ・・。そは決して愛国心でも熱血でも闘争心でも功名心でもなく・・・。