週変わりのシュウ

ことほぎ、といふ言葉くらい知っとこう

1月1日(土/元日)ーーーーーーーーーー

よく晴れた元日である。

実家に顔出すつもりでゐたが、直前に姉貴が体調を崩したらしく、一族会食はナシとなった。正直、年末に向けてのバタバタの疲労が色濃く身体に残ってをり、どこにも行かないで済むのは助かる。ゆっくりしやう。

な訳で、年賀状を出しに歩いて3分の所にあるポストに行ったのみが外出。あとはごろごろ。女房が恒例の大量カレーを作ってくれてをり、本当に『食って』は『横になる』といふ壱日を過ごさせていただいた。

1月2日(日)ーーーーーーーーーー

けふは女房の実家に帰省。

けふも良く晴れてをり、田舎道を快調に走り抜けるのが気持ち良い。渋滞に巻き込まれることもなく、約2時間で女房方の実家へ。

我らは今年で結婚27め年。当然皆に等しく27年の時が過ぎてゐる訳で、お義母さん、義妹、義弟、それぞれ27年の歳を経てゐる。皆いつまでも元気でゐてほしいが、いつかはそれも切ない望みになる事だらう。元気でゐてほしい。本当に。

いつものやうに皆で箱根駅伝を見て、いつものやうにご飯をいただき、まァ車で行ってるので酒は飲めないが、のんびりした時間を過ごさせて頂いた。

帰り道、初売りしてゐるスーパーに寄り、酒やら、とくに今買わんでも良い菓子、などを買って帰る。行き帰りでのべ4時間近くかかる訳で、まだ陽があれば散歩にでも出やうと思ってゐたが、帰宅する頃にはもぅ黄昏も進み、そのまま晩飯&晩酌になだれ込むかんぢに・・。これもいつもの正月二日め。

1月3日(月)ーーーーーーーーーー

広島オリエンタル・ホテルのラウンヂ演奏をしてゐた頃、だぃたぃ新年3日目の初ステージが私の役割だった。みんな演りたがらんからネー。その仕事もなくなった今、正月三日めは、ホンマに「空き日」である。

しかし、大晦日からけふに至るまで、ぜ〜んぜん楽器に触りもしてないのは、プロとして流石にマズいか、と思ひ、1時間ほどベースの基礎練をバ。ゆっくりテンポで地味〜な基礎練を繰り返してゐると、指が攣った。やはりチョっとづつでも毎日弾いておかなイカンね。

昼過ぎ、友人の画家 筒井尚美さんが作品を出してゐる合同絵画展に行ってみる。年始の挨拶も兼ねて・・・。決して「美人画家に会いに行く」為のだけ、ではなくて・・・・!!。

尚美さんの作品も良かったが、いわゆる「新世代」にあたるらしい他の若手画家の出してゐるものも、「お」と思はしむるものが多く、面白かった。

尚美さん本人にも会え、今年も頑張りませう、などと話をして、帰りはヲーキングのつもりで歩く。

1時間チョイ。日頃滅多に・・・てゆーか、ほとんど初めて歩く道で、あれこれ楽しい。

1月4日(火)ーーーーーーーーーー

けふから仕事の人も多いやうだが、私はまだ正月休み。昨日のことがあるので、けふもしっかり1時間基礎練をしておく。んで、生徒のための楽曲コピーをふたつ。まぁ、仕事してる、ってわけだ。

昼からは、ぱんぱかトリオのリハと配信番組「旅のしゃべラジ」のロケがあるので、行く。しーシュのそれよりさらにユルくグダグダなぱんぱか番組。けふもぐだぐだと進み、カワの字はなんやら今年は動画編集に力を注ぐつもりださうで、へ〜・・・。

ぱんぱかトリオ自体が、なんやかんやで意外にも もぅづいぶん長く続いてゐるので、そろそろ何か変化を、てなことで、カワの字に新しいスタンスやらを提示し、リハもしっかりやった。またツアーでもしたいな、と・・。

その後は「ぱんぱか新年会」と称し、近所の中華四川料理屋へ。激辛の火鍋をつつきながら、あんまり酒が強くないカワの字に『白酒(ぱいぢゅ/アルコール度数57度)』を薦める悪の老人。

それでもまぁこれからの展望やら、宇宙の大きさの話やら、やーやー話し合って楽しい新年会。

1月5日(水)ーーーーーーーーーー

白酒のダメージはさほど残ってない目覚めだったが、激辛火鍋の後遺症が「下の口」を容赦なく攻撃する朝。久々の激辛料理だった事もあってか、いゃ〜〜けふはキツかったな・・・。もぅこのテの料理あんまり食べん方が良いのかねぇ?。

日中、年末から正月にかけてあちこちから頂いた様々な食材、を使って調理に勤しむ。やや古い豚フィレ肉はスパイスをまぶしたひとくちカツにし、巨大なタコは半分をぶつ切りにしてマリネに。牡蠣もオイル漬けにした方が良いが、これはまた明日にでも・・・。超多量の白菜はまぁ夜に鍋にでもするとして・・・。

村上春樹『羊をめぐる冒険』の後半、だれもいない冬の高原の山小屋で、ひたすら料理を作り続ける主人公の描写があったが、アレだな・・。

1月6日(木)ーーーーーーーーーー

しーシュ「チョイ出し」撮り初め。

こないだ旅先で『あれ、スタッフ何人でやってるんですか?』と訊かれ、全部2人だけでやってる、といふ事実にたいそう驚かれた。さうです。「チョイ出し」はすべてを2人でやってるんですよ〜。

トーク部分はさておき、演奏部分は我らのキモの部分なので、納得いくまで割と何回か撮り直す。撮り直す、とは云っても1回1回はライヴ・テイクなので、まぁ綿密なリハをしてゐるやうなかんぢではある。良き。

夜はレッスン初め。他のインストラクター陣も仕事始めなのか、鍵盤、ドラムスもレッスンが入ってをり、久しぶりに教室が賑やかであった。しかし夜には「マンボウ」の再公布されることが決まったやうで、「あ〜」な世界。

1月7日(金)ーーーーーーーーーー

2022年初バイト。

今年もよろしくお世話になります〜、とか言ってこの挨拶も3回目かぁ、と思ふ。三ヶ月続けれたらば上出来、ぐらいに思ってゐたがねぇ・・・。けふも無事に社会従事。

バイト後、久々にデカい書店に行って立ち読みす(買ったけど)。私は寝る前に必ず読書するのだが、元々はと云へば『眠くなる』ために読むのであった。が、条件反射といふのかナンなのか、この頃は「本を読むと眠くなる」といふ体質になってしまい、これが本屋で立ち読みをしてゐる間にも眠くなってしまふ、といふ次元にまで達してしまった。
本末転倒、とはこの事である。

その後、スタヂヲにて動画の編集作業。その後レッスンを二人。寒い夜である。

1月8日(土)ーーーーーーーーーー

ぢつはこの年末くらいからケツ(痔疾ではなく臀部の『丘』に)におデキが発生し、まぁそれ自体は珍しくはないのだが、これが夜中 目が覚めてしまふくらい痛むやうになった。もちろん起きて動いてゐる時は云はずもがな。来週には九州への遠征もあるし、もぅ恥ずかしがってゐるバーイではない。治しておくなら今のうちやな、と思って懇意の皮膚科へ。

なんやものすごく混んでゐて、2時間ぐらい待ったのだが、先生『はぁ、これは痛いでしょう、すぐ切りましょう』と・・・。「粉瘤」と呼ばれるものらしく「穴を開け」たあとに「切って」「絞り出し」、「えぐった」あとに止血して、完全に真っ平らな普通の皮膚にするんだって。

この手術が痛いのなんの・・・。
なんかもぅ半分「石化」したやうな内容物も出てきたらしく、見えなんだが出血も相当あったみたいだな。帰り道はヒョコヒョコ歩かねばならぬほど痛かった。
まぁこれで治るならば・・・。

2022年最初の「ペイン」は、かく訪れけり・・・。