週変わりのシュウ

確かにそこにゐるあなたを

2月1日(火)ーーーーーーーーーー

如月となった。

2022年の2月は、なんとライヴのない月となる。30代半ば、「ライヴで活くる」と自らに誓いを立てて以降、ライヴが全くないひと月、なんてものが来るなんざ思ひもよらなんだ。だが、あるのだ。コロナといふ異分子のせいで。

暮らしは変わった。この奔流の中で愚痴る事なく留まる事なく、活動は継続できてゐる。が、本来私が求めて身を投じた世界ではない事も、また確かなのだ。そろそろこの「コロナ」といふモノの本質も見えて来たやうな気がする。そは流行性ウィルスなどではなく・・・。

夜はぱんぱかのリハ。2週間前のリハの内容を、あらかた忘れてゐる、といふね・・・。いけませんね。

2月2日(水)ーーーーーーーーーー

バイト。期せずして強化週間となってゐる。
けふも忙しく回転した。たれがなにを自粛してゐるのか?といふかんぢの忙しさであった。やれやれ。

レッスンはふたコマだけで、近年稀に19時前に仕事が終わる。フツーなら生徒と一緒に飲みに行っても良いかんぢ(昔はホンマによくやってゐた)なのだが、マンボウにて店は開いておらず、それも叶わじ。

2月3日(木)ーーーーーーーーーー

たった1回の本番で壊れてしまったフランジャーの、交換品が届いた。1回ライヴで使用して、の事だったので『交換は効かぬ』と云はれるかも、と思ってゐたのだが、とりあへず良かった。

それで思ひ出したのだが、私が使ってゐる某アンプ。私が最初に買った頃は、まだ日本に代理店がなく、カナダだったかどっかに直接メールを出して取り寄せたのであった。したらこれがすぐ壊れて、また面倒なやり取りで交換してもらひ、しかしそれもまたすぐ壊れ、また送り返し、とやってるうちに日本に代理店ができ、タマタマそこの人と知り合いになり、聴いた話によると、最初の頃はけっこうな「不良品」がだいぶあった、といふ・・・。

今や日本でも割と知られるメーカーとなり、私もその後づっと使い続けてなんの支障もないが、闇の時代も私は知ってゐるぞ、と・・。げに、機材なんてそんなモンだから、不良品なんて珍しくもないのだな、と・・。

2月4日(金)ーーーーーーーーーー

またバイト。
これがま〜、云ふのもナンだ、くらいの超弩級の忙しさで、思はず『けふって祝日かなんかだっけ?』と思ふほどの。従業員同士の挨拶もできんくらいヘトヘトになって終了、といふ・・。

けふはまぁ、その後のレッスンがなく、直帰できるスケヂュールではあったのだが、帰りのチャリを漕ぐのがキツいほどの激しい疲労を背負いながらの帰宅。元気であらば、それこそ書店に寄ったり、帰宅後に筋トレしたり、とかもやらんでもなかっただらうが、けふはもぅ楽器を抱えるのもシンドいほど疲れてゐた。
レッスンなくてよかったよホンマに。

2月5日(土)ーーーーーーーーーー

珍しく土曜日の昼にひとコマだけレッスン。

まぁいつものやうに楽しくレッスンし、すぐ終わったのだが、折角スタヂヲに入ったのだし、で、久しぶりに「ベースの弾き語り」の練習なんぞ。どこでも演るアテがないんで、このところ全然練習してなかったな、などと思ひつつ。

とても寒い日だが日差しはあるので、歩いて帰る事にす。帰り道にフと見やると『古本市』なんぞが催されてをり、これがまたハニートラップの如く吸い寄せられ、まぁ手持ちがなかったのでアレだったが、気づけば「クトゥルー怪異録」なるブツがカゴに・・!!。