週変わりのシュウ

君と僕とどっちが莫迦か考えてみやう

9月7日(水)ヤマザキヤマト/梶山シュウ@FUKUMAーーーーーーーーーー

わりと急遽決まった、旅の打楽器叩き語りスト ヤマザキヤマトとのFUKUMA。

このFUKUMA、ヤマトくんと演る時にしか来てないが、だいぶ早い流れでもぅ3回目の出演となる。この日はPAが旧縁の代田和久(ドラマーでもあり、過去にロケンロールバンドなどで数回共演)であったので、音について悩まんで良いのは助かった。

ヤマトくんとのカップリングはいつもソロで受けてゐて、今のところ毎回違う事を演ってゐる。1回目はフツーにベースの弾き語りとして、2回目はなんや即興めいた長尺なソロ。んで、今回どうしやうかな、と思ひ悩んだが、結局何も決めずにステージに上がり、前2回と全然違うやり方で、自分の即興に導かれるやうに曲に結びつけ、チョいチョいMCも挟み、終わった後は自分でも何を演ったか憶えてない、といふかんぢのソロとなった。
また新しい演り方を得た、といふかんぢ。

つくづく自分はノープランが功を奏する人種なのだな、と・・・。

後続ヤマトくんのステージも、私のライヴに感化されたかのやうな・・・。ヤマトくんと云へばお馴染みのコール&レスポンスはなく、割とクっと自我に入り混むやうなソロを見せてくれたのは印象的だった。

コラボの2曲は和気藹々と。
3回目にして、なんかよぅやく肩肘張らずに同じ舞台に立てた、といふ印象。コロナ禍においても積極的に旅を続ける孤高のアーティスト、ヤマザキヤマト。また会える日を楽しみにしてゐる・・・と云ひつつ、もぅ次の広島公演も決まってるんだけどね(笑)

9月8日(水)出発!ーーーーーーーーーー

良きライヴの翌日、ツアーに出発。久しぶりの車旅。

事故渋滞なぞありもしたが、基本的には順調に進み、思ったよりだいぶ早い時間に京都に着。けふは移動のみなので、友人宅に身を寄せ、過ぎしこの方を語りながら・・・・。

9月9日(水)京都伏見レ・ミューズカフェーーーーーーーーーー

京都パーソンの1人、オイワカモリのオイワさんこと岩井雅実さんのお導きで、伏見はレミューズカフェ。

伏見には「あの」寺田屋旅館があり、観光地としてマニアを呼び寄せてゐるといふ。私は特に幕末物に興味があるわけでもないんだが、まぁいちをう見に行ってみる。惨劇のあった場所、といふより、古き良き古民家旅館、と言った風情で、行ってみた価値はあった。旅行中の友人にばったり会ったりもした(!)。

さてライヴ。
けふの会場は、まぁいわゆるバァであり、流れのお客さんも入る、といふ事で、オイワさんからは「ラウンジ演奏のスタイルで」と提案があり、それならバ長年ホテル営業で鍛えたしーシュの腕の見せ所。久しぶりに「あの辺」のスタンダード曲をいっぱい引っ張り出し、また完全な営業でもないので、自由に解釈を加えながら伸び伸びと演奏し、歌った。

バァ営業とは云へ、お客さんはちゃんと音楽を聞く気でゐて、しっかり反応がもらえるのも嬉しや。お客さんの中には、けふのステージでウチがジャズのユニットだと勘違いされた方もゐた様子。まぁ、それくらいは「らしく」演れてゐた、といふことで。

オイワさんとのセッションも、思ひのほか良いかんぢで演れ、お店からは「また是非ウチで演ってください」との声も頂いた。グランドピヤノが常設してある店はありがたく、ウチとしても是非また、といふ事で・・。

9月10日(水)奈良 大和高田 JAMーーーーーーーーーー

お久しぶり〜〜〜〜の奈良は大和高田JAM。

人気店の上に週末しかライヴ営業しないここは、なかなか「ホイ」といふ訳にいかず、アレヤコレヤで3年半ぶりの来訪となった。マスターのみつよしとは各地で結構会ってるので久しぶりの気はあんまりしないのだが・・・。

3年半ぶりに会うお客さんや、初めてのお客さんもゐて、またそもそもよぅ盛り上がるお店なので、しーシュと云へども煽られるかんぢ(笑)。私は昨日の伏見での痛飲(伏見は酒どころ)と長距離の運転で、わりとヘバってゐたのだが、お客さんと一緒にわーわー盛り上がってゐたら、久々に声が涸れてしまった。

いやー、良いライヴだった。やはりここは盛り上がるね。

みつよし自身はどっちかてぇとルーツ音楽的な物を好み、お客さんもその傾向はあるのだが、『世の中にはいろんな音楽がある、といふのをしーシュで知ってもらいたい』と云ってくれ、しっかり盛り上げてくれるのは、何より嬉しい。最近なにやらベース弾きとして再生し始めた噂のみっちゃん。近い将来、ツインベースでなんかできる日を楽しみにしてゐる。

「あんだけ自慢げに弾く人の隣で、なに弾いたらえぇねん?」と云ふが・・・・(笑)

9月11日(水)京都 長岡京 Wood stockーーーーーーーーーー

さて近畿プチツアー千秋楽は、再び京都に戻って。

とは云へ長岡京は初めての地。長岡八幡宮は勉学の神として知られ、観光地ではあるが、。パっと見 京都っぽくない、といふか、なんかユルい街並みで気に入る。駅前の商店街なんぞとても良い。

けふ我らを迎えてくれたのはオイワカモリの、オイワさんを除いた2人・・・、フリュートと歌の森部直枝とベースの若狭敏克、かつては「もりべとわかさ」と名乗ってゐたが、今はザンネンズとして名を馳せてゐるデュオ。
これに地元のイケメンSSW伊藤直輝さんが加わった3マンでのライヴ。

ザンネンズの標榜する「残念ソング」の数々は、広島にもファンが多く、今回もさらに磨きがかかってゐるかんぢ。正直、初めて見た時は「面白いんだが、2回目以降どうなのかな?」と思ったのだが、そは杞憂。骨子は同じながら毎回違ったアプローチで攻めてくるし、時事ネタの仕込みも完璧。いやー今回も参りました。

伊藤さんは正統派のギター弾き語り。聞けば生まれも育ちも長岡京で、ほぼここから出たことがない、とか。旅の楽師暮らしのことを物凄く興味深さうにしてくれてゐたのが印象的。女性ファンの多いのも頷けるワイルドなのに甘い風貌と、共演者やお客さんに対する気遣いも一流で、是非また機会があらばご一緒に。

ウチもウチららしい、良いパフォームができたのではないか、と。どっちか てぇと荒い演奏だったとは思ふが・・。

近畿三ヶ所、プチツアー終了。久しぶりに三日連続のライヴをやってみて、なかなかしんどいな、と(苦笑)。早くこのサイクルに慣れ戻る日が来てくれぬことには、どんどん鈍ってゆくぞ身体が・・。

9月12日(水)帰広ーーーーーーーーーー

帰ろう。

ふたりとも割とバテてゐて、途中なんども休憩しながら、それでも予定よりはだいぶ早い時間に、広島に帰ってきた。まだまだ頑張らねばね。