週変わりのシュウ

満ち潮だ 良い船出を

11月5日(土)ーーーーーーーーーーーー

ライヴの数がコロナ前に戻って来たかんぢがある。
嬉しいし歓迎すべき事ではあるが、疲れ方がハンパでない気もする。

長らくこの生活様式から遠ざかってゐた、といふのもあるが、まぁその間に3年は流れてをり、云ふまでもなくその3年は20代の3年ではなく、50代後半の3年である。二十歳が23歳になるのは「成長」だが、55歳が58歳になるのは「老化」に他ならない。

てことで、ライヴとバイトの合間のオフにあたるけふは「休む」。ひたすら休む。
旅の先輩 高田エージアニキは、ツアーの合間で家にゐる時は『ひたすら寝る』と云ってゐた。けふは私もさうする。ひたすら「寝る」。

11月6日(日)ーーーーーーーーーーーー

けふは日曜日だが夕方からイレギュラーでレッスン。
日曜日に会う生徒たちは、日ごろとまた違う生活感に溢れてをり、その人の暮らしを垣間見るやうなかんぢ。

けふはその後、カワのじがスタヂヲに来て、ツタンカーメンズのリハをやる予定であったが、カワのじから渋滞に巻き込まれたと連絡が入り、しかも事故渋滞らしく、しばらく動きさうにない、と言ふ事で、リハはナシとす。

こないだは私の体調不良によりリハが流れたし、これは軽率に名前を使った事によるツタンカーメンの呪いなのでえはないか?。

11月7日(月)ーーーーーーーーーーーー

バイト。同僚の女性がハッキリと時給を述べ、「さぁ!今日も¥〇〇、稼ぎましょうか」と云ったのがぢつに清々しく、さうだよな、と深く納得。

冬メニューがスタートし、いつにも増しててんてこ舞いに忙しい日であった。レッスンの始まりも早く、一旦帰宅する時間はナシ。スタヂヲに入り、生徒が来るまでの間はピヤノ弾いたり歌ったりして過ごす。悪くない。

11月8日(火)ーーーーーーーーーーーー

バイト連勤。
昨日ほどには激忙にはならず、落ち着いた勤務。

本来火曜日はレギュラーで楽器店レッスンの日なのだが、今月は色々鑑みた結果、ひと月まるっとレッスンなし、とした。ので、空けばバイトを入れ、合間の時間は雑務に充てる。けふは「チョイ出し」の録画。

スタヂヲに向かう時間がタマタマ皆既月食の時間帯だったやうで、道ゆく人々がみな空を見上げてゐる光景が、なかなかシュールでよかった。「みんな月を見てゐる」だね。

11月9日(水)ーーーーーーーーーーーー

朝11時から、カワのじの豪邸で、こないだ流れた分のツタンカーメンズの振替リハ。
私個人的には、メジャーキィの曲しか作らぬカワのじに、マイナー調の昭和歌謡を歌わせるユニット、としてこのデュオユニットを推奨してゐる、といふかんぢ。

リハを終えた足で車をあちこちに回し、雑務を遂行。

夜はレッスンを3コマ。生徒から「発表会(のやうなモノ)をやってほしい」といふ旨を受け、検討中。私は未だかつてそのやうなものを個人で開催した事がなく、しかしまぁ比較的生徒が多く在籍してゐる今のうちにやっておくべきなのかな、と言ふ気はしてゐる。

夜はぱんぱかトリオのリハ。とウェブ番組の収録。なんやいつの間にか10年めを迎えてゐたらしいこのトリオ。今けっこうイイかんぢなので、周年行事と称してまたツアーに出るのも良いかもネ〜。

11月10日(木)富安秀行:歌声一座@銀山ベースーーーーーーーーーーーー

バイト&ライヴの日。
冬メニュー忙しく、けふもよぅ働いたわぃ。

けふは旅のオジキ、我らが「座長」、幸せ商人、ハゲ富安こと富安秀行氏の、広島公演をしーシュでサポートする、いわゆる「歌声一座」としてのライヴ。ぢつに4年ぶりとかの「一座」としてのライヴなのであった。

ほぼ3年ぶりに会う座長は、おや?心なしかふっくらとされてゐる。指摘すると、確かに太った、と。まァ先述してゐるやうに、我らに降りかかった歳月は『老世紀の3年』であり、その3年はいろんな意味で「重い」のであるよ。そはかつてあれほど回を重ねたレパートリィをも忘れ果てさせるほどに・・。

4年ぶりの3パートハーモニィを、我らも楽しんだ。やはり座長、色香のある歌声は変わらず。徐々に思い出しながら、ではあれど我らも果敢にハモり、会場の銀山ベースには、ぢつにナゴやかな風が吹いた一夜であった。

けふの私はバイトからの直ライヴであり、これが可能ならば、今の生活様式を続けさせれば良い、と思ってゐたが、けふほど現場が忙しい日は、やはりその後ライヴとなるとキツい。まァ慣れれば大丈夫なんだらうが・・・。
飲食業と楽師の二足の草鞋は、思った以上にキツさうである。

11月11日(金)ーーーーーーーーーーーー

昨日はキツい1日ではあったが、車での行動ゆえに酒を飲んでおらず、その意味では無駄な疲れを引き受ける事なく、一夜をやり過ごした、と云ふかんぢ。さすがにいつもよりは寝坊したが、スッキリと目覚め。

けふは旅の準備の1日。
近所のグウに行き、旅の間に着る部屋着、といふか寝巻きを買う。ツイデに新しいTシャーツも買う。私は今までほぼ湯煮苦露一辺倒だったが、グウの方が安い。これからはグウにしやう。

ツイデに本屋に寄り、旅の間の書物を購入。帯同するベースは、ギリギリまで悩んだが、やはりヴァネッサに。

さういやけふは「ベースの日」なんぢゃげな。そのテのイベントが各地で開かれてゐたやうである。イチはやく、来年のイベントに誘われてはゐるのだが、イマイチ腑に落ちんのは、このテのイベントってたれがたれに向けてやってる事なんだらうかね?。まァ誘われたので出やうとは思ってゐるが、イマイチ「対象」が見えないのはたしか。