週変わりのシュウ
12月18日〜25日
夜に向かって雪が
12月18日(日)ーさおり&シュウ@FUKUMAーーーーーーーーーーー
歌とギターを頑張る主婦SAORIをギターとベースでサポートするライヴ、の3年越し2回目のライヴ。
コロナ前に演って、好評なので毎年恒例にしやう、と言ってたやつがよぅやく再開された訳だ。
このSAORIは もぅ長く通って来てゐる私の生徒。初めの頃はコードを2〜3コ教えてストロークを教えて、ホンの10分で『疲れた』と言ってたもんだが(笑)、だいぶマトモに弾けるやうになった。今回もシブめのジャズやスタンダードを用意して臨む。内容をよく知らずにいったんだが、全部で5組ぐらいの対バン形式のライヴだった。
主役のSAORIは、技術的な面はさておき、なんせステージ経験が圧倒的に少ないので、けふもいきなり曲を始めたり(笑)MCも全然まともな事が喋れなんだりするが、私はあえて一歩引き、終始サポートに徹する面白さを味わった。全7曲中ベース4、ギター3をサポートした。2022年最後の地元ステージがこれ、といふのも少々サエない気もするが、まぁ楽しかったから良しとしやう。
他の出演者も、素人ながらなかなか聴かせどころのある人たちで、面白かった。来年はこのテのものに、積極的に出てみやうかな・・?とか考へてゐる。その為には「さうでない場所」でしっかり稼いでないといかんナー、とか
12月19日(月)ーーーーーーーーーーーー
さて地元のライヴが全部終わり、年の瀬の京都を除けば、残るはレッスンとバイトだけ。
けふはバイトのみだったが、まーぁ忙しい忙しい。毎年年末は忙しいもんだが、ここまでだったっけ?といふかんぢ。水を飲む暇もないくらいだった。友達の楽師らが来てくれてたらしく、ホールのスタッフからその旨聞いたが、とてもぢゃないが挨拶に行ける時間はなく、すまんなーと思ひながら激しく勤務。
運動不足なので けふは歩いて帰ろうか、とか思ってゐたのだが、そんな余力はカケラも残らなんだ。バス停まで歩くんが精一杯。ぐぬー疲れる。
12月20日(火)ーーーーーーーーーーーー
急に寒さが増してきたねー。
11月にメンテに出した「カラス」と、もぅいっちょ新しいウェポンを、引き取りに行く暇がないまま年末を迎えさうで、けふの昼の一瞬ぐらいなら・・・、といふかんぢで、大急ぎで「串小屋」までを往復す。串小屋のある黒瀬町と私の家は、車でちょーど1時間ぐらい。往復で約2時間。まぁ、あんまり渋滞もなく、夕方までには行き来できたので安堵。
新しいウェポンとは、本物の「ヘフナー」ヴァイオリンベース。サー・ポール・マッカトニィ氏の使ってるアレ、の廉価版を、こたび幸運なことに譲っていただく機会を得たので・・・。まぁすでにグレコのを使ってるのでヴァイオリンベースの2本め、といふ事になるのだが、廉価版とは云へ本家ヘフナー。弾いてみるとやはり色々違う。
思ひのほか、といふか、かなり良いなこれ・・。
12月21日(水)ーーーーーーーーーーーー
またバイト。
けふは雨模様の1日で、そのせいだらう、こないだのが何だったんだ?と思ふくらいヒマな日であった。忙しすぎるのもナンだが、あんまりヒマすぎても疲れる。掃除ばっかりしてたかんぢ。
けふはそのままレッスンへ。空き時間に、昨日引き取ってきたヘフナーを弾いて遊ぶ。今は純正の弦(専用弦)が張られてゐて、黒ナイロン弦に張り替えるつもりでゐたが、弾けば弾くほど悪くないので、しばらく純正弦のまま弾いてみやうかな?。少なくとも、一回ぐらいはライヴで使ってみんとネー。
あと、づいぶん長い間 日の目を見てない、私のベーシストとしての初号機「ドゥナ」のネックをすげ替えて、フツーのジャズベにしやうかな、とも画策中。これは来年、かな?。
12月22日(木)ーーーーーーーーーーーー
年に数回だが、このサイトの問い合わせコーナーに、レッスンの申し込みがある。
それでづっと通うやうになる生徒もゐるが、中には首を傾げてしまうやうな問い合わせもある。以前も『プロにしてください』といふ問い合わせがあり、これは参った。プロになるのはあなたで、私がしてあげれるものではないよ、のやうな事を返した。
私はライヴやツアーを優先してレッスンしてゐる講師で、それはコーナーにも明記してあるし、その為に回数によって細かく分けられる月謝体制にしてゐる。にも関わらず「規定数のレッスンはやってもらわないと」のやうな事を言って来る人もゐて、申し訳ないがさういふ人には他の教室をお勧めしてゐる。
まぁ、さういふのが私の商売下手なところなのだらう。
12月23日(金)ーーーーーーーーーーーー
またまたバイト。
けふは朝から雪が降っており、公共交通機関のダイヤも乱れまくってゐるので、さほどの来客はあるまい・・とか思ってゐたが、そは甘い考へで、むしろいつもより長いピークが続いた1日だった。みんなあったかい定食が食べたいのだネー。
バイト中も雪は降り止まず、むしろ激しさを増してゐた様子。けふは「チョイ出し」の撮影を予定してゐたが、どうするよ?としーなさんから。まぁバスが動いてりゃ行くよ、とバイト先から直行し、急いで撮影を済ませた。幸いJRは律儀に動いてゐたので、その後の帰宅もスムースに。
駅から家までの間に雪ダルマになって帰宅すると、車の上に自然に雪ダルマができるぐらい積もってゐた。夜もシンシンと冷え込み、洋間の窓際に直接マット敷いて寝てゐる私は凍えさうだ。ので、スチール製のスキットルボトルにお湯を入れ、タヲルで巻いて簡易湯たんぽに。
おぉ、これは良い。てゆーか、湯たんぽを準備すれば良いのだ、と気づく。
12月24日(土)ーーーーーーーーーーーー
去年のクリスマスは朋友 姫石ミミん所で「ぼっちクリスマス・コンサート」みたいなんを演って好評だった。今年はタイムリーなイベント仕事がホンマにないなぁ。こーして年寄り楽師は居場所を探して放浪するやうになるんだらうな。
我が家では「クリスマス」は「食鳥の日」である。
ので、今年も鳥を焼く。朝からその為に向かう1日、と言っても良い。調理人として仕事をするやうになった今、鳥を上手く焼けずして何がプロか?といふかんぢで、今年も腕を振るった。
クリスマスもこれで57回め。
どれだけのクリスマスを憶えてゐるだらうか?。思ひ出深い年もあらば、まったく記憶にない年もある。ひとしくクリスマスはあった。「心張り裂ける孤独」といふ言葉をキャッチしたのもクリスマスだ。
メリークリスマス。音楽よ、我と共にあれかし。