週変わりのシュウ

シュレーティンガーの猫

疲れゆく日々

2月11日(土)ーーーーーーーーーーーーー

祝日ぢゃげな。
土曜日が祝日、とて たれが何の得をするのだらうか?。

昔、土曜日には「半ドン」といふ素敵なシステムがあった。よ〜するに仕事が午前中で終わる、といふもので、こは丸一日休み、といふのと決定的に違うお得感、特別感があった。昼まで頑張れば・・といふ思ひが職場に満ち、実際かういふ日は時間の進みが速く感じられたものだ。

昼で仕事を終えたみなが、それぞれの「午後の愉しみ」に向けて帰ってゆくあの様は、今思ひ出しても素敵であった。「君と半ドン」といふ歌まで作ったのだ。懐かしき昭和。

2月12日(日)ーーーーーーーーーーーーー

しーシュのにちようリハ。なんか久しぶりにしーなさんと会う。

ライヴの予定がしばらくないので、こんなにユルく暮らしてゐるのだが、会えば会ったで、せねばならぬ案件はいっぱいあって、けふも昼飯を挟みながら夕方まで、リハはもちろんツアーの内容詰め、チョイ出しの撮影、などなど色々。リハといふよりは、立派な「しーシュの仕事」をこなした、といふ1日であった。

2月13日(月)ーーーーーーーーーーーーー

バイト。
雨模様のためか、月曜日にしては落ち着いた客入りで、さらにけふのパートナーはたいへん仕事のできる人だったので、とてもやりやすかった。毎日こんなならえぇんだが・・。

ところで朝バイトに出かけた時、雨が上がりさうな気配だったのでチャリにした。すると途中からけっこうしっかりした雨になりやがり、結局バイト終わりまで降ってゐた様子。ので、明日もバイトなのでけふはチャリを職場に置いてバスで帰ろうとした。したらナンボもせぬうちに雨が上がり、夕焼けまで出やがった。

天候に翻弄された日であった。

2月14日(火)ーーーーーーーーーーーーー

バイト連勤。
ライヴがない月間なので、まぁ頑張ってバイトす。
けふは昨日の復讐のやうに激忙の日で、1時間で6万円近い売り上げ。

それは置いといて、けふはヴァレンタイン。生徒の数名が律儀にチョコをくれるのは毎年のことだが、今年はバイト先のホール勤務の女性数名がチョコをくれたのには驚いた。嬉しいものである。私の親父も職場では人気者だったやうで、いつもこの日にはチョコを抱えて帰って来てゐた。また「白日」にはそれにそれぞれお返しをしてをり、さらに人気が高まったのではないか、と。

老紳士として、私も見習わねばね。

2月15日(水)ーーーーーーーーーーーーー

バイトの谷間のやうにヒマな日。
レッスンは夕方から一人のみ。ので、しっかり練習し、筋トレし、買い物し、料理に勤しむ日。

この頃カントリー音楽に接近気味だったが、その派生かなんかしらん、またブルーズなどを聴くやうになってゐる。CD棚を漁れば、若い時分に買い込んだブルーズの名盤はけっこう揃ってゐて、おぉこれがあったか、などと一人呟きつつ・・。

20代初め頃は、どっちかてぇとアコースティックなブルーズが好きだったが、やはりスティーヴィー・レイ・ボーンが出て来たあたりで一気にブルーズロックに行ってしまったなぁ、といふ気はする。あれはかなりの衝撃だった。ちょーどギターからベースに転向した頃で、かういふギタリストやシンガーの後ろで、シブくシムプルに黙々と弾くベーシストに憧れたのだ。

しかし改めてかう聴いてみると、マーク=アーモンドの初期の方向性は、このテの音楽にヨーロッパからアプローチした、見事な成功例だな、と。ぬ〜〜〜〜〜〜。

2月16日(木)ーーーーーーーーーーーーー

このところ しーシュのジャケ写やアー写を依頼してゐる、友人の写真家モコこと江口智子(アイキャッチ画像参照)が参加してゐる写真展を見に行ったが、場所が違ってゐたらしく工事中の建物に拒絶されてしまった。ありゃ。

けふは久しぶりにレッスンが5人、といふ盛況。まぁ壱週間に散らばってゐる生徒を、こちらの都合で2〜3日にまとめれば、週に2日ペースで5〜6人、といふレッスンスケヂュールが組めるのだが・・。今後はそのやうにして、レッスンのない日はバイト入れて、のやうにするべきなのかもしれんナ〜。

2月17日(金)ーーーーーーーーーーーーー

そのバイト。
小金を持った若者が退去して押し寄せ、もぅてんてこまいの厨房。団体客は鬼門だ。

そのやうにして疲れた上、一旦チャリで帰宅し、またチャリでレッスンに出かけたので、帰るごろには精魂尽き果てるほどくたびれ果てておった。ぐぉ〜、といふほどの疲労感。

2月18日(土)ーーーーーーーーーーーーー

雨模様。
今度なりゆき上、デュオでライヴを演ることになったベース弾きの中野チカラさんとリハ。

チカラさんとは過去に何度かデュオや、トリオで一緒してゐて、今回ほんまに久しぶりの共演となる。まぁこのデュオ共演に至るまでの過程にも色々あってのこと、なんだが、折角なので色々やってみるか、と・・。

こないだ藤井政美平田恵子といふ名手二人を相手に演った時のやうに、あくまでも梶山シュウと云ふは「弾き方リスト=シンガー」である、といふことを前提に演ってみることにして、したらもぅ何の迷いも無くなるのが良い。あとは自分の調子不調子だけを気にすれば良いだけとなる。

この思ひに至ったのは、やはりグレン・ヒューズに改めて触れた、といふことも大きく、私の中ではポール・マッカートニー、ジャック・ブルース、と並んで、私を形成するに至った先人、といふ事になるのだらう。全員がイギリス人、てのがまたオモロい。